HDD高速化用インテルOptaneメモリのベンチマーク

2017年5月 4日

HDDを高速化するパーツが発売。

IntelとMicronが共同で開発した3D Xpointの技術を、という話は後回しにするとして、どのような製品と価格帯なのか、そして早速ベンチマーク結果が出回っているので適当に見て参りましょう。

発売のニュースから。

HDDを高速化するIntel Optaneの16GB版が発売

4月28日頃に解禁。

Intelの「Optane メモリー」が販売スタート - AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1057445.html

intel-optane-2017-04

インテル入ってる割に6千円とはナメた価格設定。

容量16GBでSSD120GBに近い値付けだと思えば決して安くは無いけれど、本当にHDDが速くなるなら、どのくらい高速化するのか次第。

但し、使用できる環境の条件が割と厳しい。

optaneの必要動作環境

source:ASCII.jp:インテルOptane Memory速攻レビュー (1/3)

最新のインテルCPUとチップセット、もちろんWindowsは10しかも64bit限定のようで。ハードルが高い点は、BIOSがOptaneメモリに対応していなければならないところで、現行のマザーボードが対応間に合っているのか疑問。

どのくらいHDDが速くなるかは次、割と驚いた。

 

マジでHDDが速くなるOptaneメモリのベンチマーク

上でもリンクしたけれどもう一度。

ASCII.jp:インテルOptane Memory速攻レビュー (1/3)
http://ascii.jp/elem/000/001/476/1476224/

仕様の重要と思われる箇所を引用。

ストレージ:ウェスタンデジタル「WD Red WD20EFRX」(SATA、2TB HDD)、Intel「SSDSC2CT240A4K5」(SATA、240GB SSD)

CPUはCore i7-7700K、グラボGTX 1080 Tiという豪華仕様。これらは大して関係無いと思うのでスルーし、実際のベンチマーク結果がこちら。

ascii-hdd-optane-cdm

左がHDD通常時、右がOptaneによるブースト時。

本当かよレベルに高速化されており、OptaneメモリがM.2のNVMe、PCI-Express x2接続なのでSATA3のSSDどころでは無い余裕の600MB/s超え。

ランダムは1前後から93~192という飛躍的な数値を叩き出しており、おそらく体感ならばSSDと変わらないのでは無いか、または少し速いかも知れないほどの速度。

しかし気になる点はシーケンシャルのライト(連続書込)があまり速度向上していないところで、書込しまくるバックアップ用とかなら意味は薄いかも知れない。

ReadとWriteの差はATTOの方が判り易い。

ascii-hdd-optane-atto

緑のリードが速くなりすぎ、赤いWriteが低速化しているのかと見間違うほどの読込速度スーパー向上。

正直、「速度が上がるとはいえ役割がキャッシュならば、せいぜいSSHDより少し速い程度だろう」と予想しニヤニヤしていたので焼酎吹いた。

もう1つ、海外のサイトも参考に。こちらは日本国内ではまだ出ていない32GBのOptaneメモリでの検証。

  • Hard Drive:Western Digital Black 1TB (7,200 RPM)
  • Optane Memory:32GB module

source:Intel Optane Memory Review - GameSpot

いくつかあるグラフの中から2つ拝借。

gamespot-pcmark-hdd-score

大幅なスコアアップ。

なものの、読み書きの差が判らないのでCDMのシーケンシャル比較。

gamespot-cdm-seq

HDDのみは157MB/sくらいなので普通。

Optaneメモリ32GBが装填済になるとリードは1千を余裕で突破しており、ライトも300近く行っているので、SSDのように容量増加に比例し速度も上がるモノなのか。単に容量が多ければ一時保存可能な容量がデカくなるので速いのか。

 

個人向け3D XPoint仕様はまだ始まったばかり

3D Xpointの技術が発表された時期は2015年。その翌年には詳細らしき、しかしやや曖昧な情報が出ており位置付けはここらしい。2016年8月の記事。

3D-X~の位置付け

source:なぜ3D XpointベースのSSDは期待通りの性能が出ないのか - PC Watch

SSDより速くDRAM(メインメモリなど)よりは下。

本命かも知れない製品はこちら。

p4800x

source:ASCII.jp:インテル、データセンター向けSSD Optane SSD DC P4800X発表

リンクタイトルの通りデータセンター向け、開発者用なので400GBでさえ10万円突破しそうな価格設定になりそうなので、いくら何でも個人で購入するには厳しい桁違い。

今回のM.2スロットに挿すOptaneの16GBが6千円くらいならば、160GBは単純に6万円くらいの計算となり、いくら何でもマニアック過ぎましょう。

問題は環境が限られすぎている点。

  • Windows 10 64bit
  • CPUはKaby Lake以降
  • インテル200シリーズ以降でUEFIがOptane対応

という事は、Windows 10にしたくない多くの7ユーザには今のところ無関係。故障や買い替えで次のPCでどうするかになるわけですな。

どこまで値下がりするか、7終了の約2年半後に期待しましょうか。

リンク用ソース

コメント(2)

>Optane メモリー
Optane、とは聞き覚えのない単語。造語でしょうか。オクタン価のオクタンなら「Octane」ですから、読み方は「オプタン」か「オプテイン」辺りと予想。

>インテル入ってる割に6千円とはナメた価格設定
6,000円だと1TB~2TBくらいのHDDが該当しますね。容量が増えなくて良いなら、HDDを2台でRAID0を組むより、Optaneで高速化させた方が恩恵は大きいという訳ですか。

>実際のベンチマーク結果がこちら
何となくRAMディスクと似た雰囲気を感じましたが、Optaneの仕組みも同様に「SSDをキャッシュに割り当てる」ものだそうで。そりゃ速くなるに決まってるだろと。

CPU性能でAMDに追いつかれつつあるインテル様の、差別化の一手かと。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。