ノートPCの無線LANの選び方(IEEE802.11a/b/g/n?)

2010年1月 4日

最近のノートには標準で無線LAN搭載が多く有ります。

私も数ヶ月前までデスクトップのPCIボードで無線LANを挿して使っていましたが、遅さや切断に耐え兼ねて有線へ変更しています。所持しているノートも同様、IEEE802.11a/b/gという3種類の規格が使えますが「g」で接続しています。しかし、今なら迷わず「n」を選びましょう。

IEEE、802.11n規格を正式承認 : 標準化動向 - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/std/161929.html

なぜ「n」が良いのか何気なく説明します。
ケーブルが有って良ければ、有線が最良な事には変わり有りません。


IEEE802.11の参考値

a ・・・ 速度:54Mbps (周波数:5.15~5.35GHz)
b ・・・ 速度:11/22Mbps (周波数:2.4~2.5GHz)
g ・・・ 速度:54Mbps (周波数:2.4~2.5GHz)
n ・・・ 速度:300Mbps (周波数:2.4~2.5GHz/5.15~5.35GHz、同時使用可)

※速度は規格値、最大を表します


IEEE802.11「a」「g」の54Mbpsは最大でありベストエフォート


ベストエフォートとは、品質保証しないという意味で、ADSLの回線速度の説明で良く見かけます。

無線LANの規格では、これまでの最大は54Mbpsと有りますが、これはあくまで最大であり、実際に私の環境では、親機から5mの場所にメインPCとノート1台が有り、いずれも「g」で5Mbpsが良いところ。障害物は間に厚さ2cm程度の石膏ボード。親機の真横10cmでも8Mbps前後です。

余談ですが、無理矢理「MB」(メガバイト)に直すなら、最大速度は54Mbps(メガビッツパーセカンド、普通にビーピーエスと言う)なので約6MBとなります。

8bit(ビット)は1byte(バイト)なので、54M/1024/1024/8となり、だいたい8で除算するとMBに変換できます。光回線で100Mbpsなら、約12MB。ps(Per Second)は1秒間の意味です。

数値は目安、最大なのでこれ以上は出ないという意味であって、確実に54Mbps出るというものでは無いということです。有線で100/1000Base-Tとあっても、ケーブルの質や時には長さにより若干落ちます。


IEEE802.11「b」「g」の周波数が2GHz帯は良く切れる


私が有線に変えた理由として、電子レンジです。

何かをダウンロード途中にパソコンを離れ、夜食でも温めようとしようものなら、断続的に電波が「弱い」になり、再接続して頂けます。これが何度も有ったため、我慢ならず有線に切り替えましたが、2GHz帯は電子レンジ以外に携帯電話もあるようで影響が有ります。

いくら54Mbpsとは言っても、切れては意味が無い。


IEEE802.11「a」の親機は高額(だった)


今では安くなりましたが、「b」や「g」の数倍の価格でした。

子機が対応していても、5Mhz帯を使うという事は特殊な用途になり、上の一覧には書いていませんが屋内なら免許が要らないという規制があります。外で使うわけがないと思われるかも知れませんが、企業では事務所に親機、工場に子機では要免許となり敷居が高い。

家電製品に影響されにくいという意味では魅力的ですが、高額(だった)ので個人ならば有線で良いという結論。普及しないから下がりません。b/g対応ルータが1万円前後の頃に3~4万円は当然というセレブ価格。

今、適当に検索すると実売1万円を切っていましたが「a」は「n」がカバー。


IEEE802.11「n」が良い理由は上記の通り+最大速度


何と言っても300Mbpsという桁違いの速さ、そして切れない5Mhz帯。
親機(アクセスポイント)も安くなっており、価格コムなどで調べると1万円強。

現在販売されているノートPCなら、古めのカタログや仕様書などで「内蔵無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n※ドラフト」という表記があるかと思いますが、ドラフト(草案)は「n」に対して書かれており、それが最初に書いたリンクのように、ようやく正式に規格が決まったということです。2009年9月12日の事。

ドラフトとは言っても、正式な仕様と互換しており「n」の価値は大きく、地デジを受信してみたり、NAS(ネットワーク接続の外部記憶装置)の普及にともない、これからの主流になっていくと予測できます。逆に言えば、a/b/gは要らないのかと言えばそうでもありません。


家庭用ゲーム機などの通信は「Wi-Fi」


WiFi(ワイファイ)の定義は広いかと思いますが、これはIEEE802.11a/bの事でIEEE~と書かずにWiFiという名前、ロゴにして解りやすくしたもの。米国の何とか機構が付けたもので、任天堂のDSやソニーのPSPもWiFi規格に準拠しています。

無線LANでは有名所となったBuffaloの例。

バッファローの無線LAN(b/g/n)nはドラフト

WZR-HP-G300NH | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/products/catalog/network/wzr-hp-g300nh/

NECは高いので、私は昔からBuffaloにしていますが、説明が解りやすく接続も簡単というあたりが広まった理由でしょうか。初心者にもお勧めですが、ネットワークは外部回線のプロバイダにも関連するので、本格的な初心者は業者やネットワークに詳しい人へ依頼しましょう。

昔ながらのマニアはアンチ「メル湖」(Buffaloの昔の名前メルコを蔑んだ俗称)も有るかと思いますが、安いから悪いというイメージは捨てた方が良いです。ここまで価格が下がってしまえば中身は同じ。BTOパソコンと同様。


BTOパソコンの選び方「安いノートは無線LANの規格を良く見る」


無線にする予定が無い、ゲーム機も無くNASも要らない、地デジは屋根のアンテナから受信するなら結構ですが、無線LANの親機を「n」にするなら、ノートPCの内蔵無線は「n」対応を選びましょう。

ドラフトと書いてあっても同じようなものと考えて良いかと思います。実際には、仕様がインテルやMSIなどの製造メーカーへ渡り、その通りに作ってドラフトの文字は消えますが、それまで待っても意味がありません。

安めのノートは、IEEE802.11b/g(のみ)が多くあるため、USBなどで外付にしたくなければ初めから「n」付がお得です。常に300Mbps出るわけも無く、実際には2桁程度かも知れませんが、将来性を考えると「n」にこだわるのは良い選択と言えましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

TSUKUMO

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。