2019暦年度PC出荷台数とメーカー別前年比(by.IDC)

2020年3月11日

IDCが良い仕事をしております。

てっきり予想屋と思っていたけれど、実績値も出せるのかと驚いた。通常、暦年の国内PC出荷台数はMM総研待ちとなり、春が過ぎて忘れた頃に公開になるところ、IDCの数値も信頼できそうなのでこれで1本。

途中から私の予想も交えて参ります。

2019暦年度PC出荷台数とメーカー別前年比(by.IDC)

元ネタはこちら。

2019年第4四半期と2019年通年の国内トラディショナルPC市場実績値 
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ46106020

idc-2019-pc-share.gif

MM総研が出す図とだいたい同じ。そのMM総研2017-2018年度。

国内PC出荷台数2018年度

source:2018年度 国内パソコン出荷概要 | 株式会社MM総研

大きな違いは、IDCはNECと富士通がまとめられ、Dynabook株式会社がシャープと表記されている以外にパナが「その他」へ、そしてDELLと日本HPの順序がMM総研2018年度とは逆に。

入れ替わりはMM総研でもそうなると思われ、2017-2018年度の日本HPの面積が増えている勢いが2019年は更にデカくなるとして。

実際に日本HPの勢いが半端ございません。

idc-2019-pc-r2.gif

DELLはなぜか個人向けの数値が出ていなかったので空白。

こうなるとMM総研がグラフを出す頃には、下手すると日本HPがDELLを抜くどころか富士通も超えるやも。法人のみというわけでもなく、個人でも180%近い出荷台数をこなしております。

レノボ・グループが弱めな理由を引用。

富士通ではインテルCPUの調達に問題があったことによって年内に出荷できなかった数量がかなり大きかったと推測

日本HPのMM総研2位、あり得ない話では全然なくなった。 

国内全体のPC出荷台数と前年比。

idc-2019-pc-r1.gif

法人6割増、個人2割くらい、全体では+45%もの上昇率。

1735万台という数値は、パソコンがまだ売れまくっていた頃の2011-2012年に匹敵する台数であり、ここまで伸びたならば全体の65%くらいしか集計していないJEITAでも1千万台超えが来るやも知れず。

法人と個人の比率は73:27、個人の方が見た目売れているように見えても内部では全然法人の方が上。確かDELLの法人比率は8割か9割だとPC Watchで見た記憶がございます。 

 

2020年度の国内PC出荷台数予想というか推測(by.私)

さて、ここからは予想屋ヒツジ先輩、というわけでもなく、一応計算して推測としております。まずは全体から。 

idc-2019-pc-y1.gif

どういう計算かは簡単、2019年度に上がった分が元に戻るだろうとして逆算しただけで、2018年度を来年比するとこうなるはずというもの。

本年度2020年は全体で1200万台を割れ、前年比で7割を切れるくらいまでまずは落ちると予想、しつつこれで終わるわけがないとも。

メーカー別でも。

idc-2019-pc-y2.gif

同じく逆算なので日本HPがやや大げさに落ち込み、個人と法人を合わせた前年比は56%まで落ちそう。というこのグラフらは最低でもの意味であり、これで済むとは思えない。

ハードウェアとしては2020年以降まで利用できるはずのパソコンが2019年内までに一気に買い換えられてしまったのだから、その反動は2018年度を1とすると1は割れるでしょう。 

 

JEITA基準で600万台割れの時代が来るかも知れない

JEITA統計の年間出荷台数推移。

jeita-2019-y0.gif

右端は私が勝手に予想した数値なのでアテにせずイメージとして。

JEITAはMM総研などの65%くらいしかデータ取れていないと以前判明したので当てはめると、IDCの2019年度が1735万台なのでJEITAは1127.7万台になってしまう。

しかしさすがに残り2ヶ月でそれはムリだろうと思える一覧がこちら。

jeita-2019-j1.gif

この2ヶ月で3095千台(309.5万台)は無茶すぎ。

2-3月のみで見ると、上から3段目の最多な2013年でさえ2ヶ月で2879千台、これを超えるとは思えず。

2月はWindowsシェアが大きめに動いた月なので、ここでの駆け込み需要があったとしても、3月と2月は各100万弱が妥当ではなかろうかと。

グラフに話を戻すと、今回のサポート終了祭りは2018年10月頃から動き始めた、とはいえJEITA基準で2019年が1千万台くらいとするならば、そこから700万台程度までの落ち込みで済むのか。2020年は1-3月で稼げたとしても、2021年以降はもっと下がり600万台切れそうな気がする。

ゲーミング需要は今後も伸び続けるのか、VRはいつまで元年なのか、GIGAスクール構想で小中学校でノートが売れるとしても単価が5万円くらいになると思われ、台数は稼げても金を稼ぎにくい。

BTOメーカーはドスパラにやる気が見られず、MCJはマウスとパソコン工房とブランド2つ持つ意味はあるのか、ヤマダ電機がフロンティアかツクモをあきらめる可能性。

そう考えて行くと、結局は外資系(DELL、HP、Lenovo)が残るのかも知れませんな。「かも知れない」「気がする」が多すぎる記事になり失礼な気がするかも知れない。

今月のオススメBTOパソコン

コメント(1)

>トラディショナルPC
直訳なら「伝統的なパソコン」ですけれど、何を指すのですかね。従来のPC、ということで「一体型やセパレート型など一般的なデスクトップ」と「画面が外れないノートパソコン」でしょうか。Chromebookは含むのか不明。自作PCは間違いなく含まないはず。

>MCJはマウスとパソコン工房とブランド2つ持つ意味はあるのか
何となく「ゲーミング・クリエイターなど高級価格帯&デザインを重視したマウス」と「無骨だがコストパフォーマンスを重視したパソコン工房」な2極化を目指しているように思えます。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
格安SIMなb-mobileを勝手に評価
格安SIMなLinksMateを勝手に評価

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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。