ファーウェイが2in1でPC市場参入「MateBook」発売へ

2016年7月 7日

華為技術(ファーウェイ)がPC市場へ。

ファーウェイは中国の大企業、日本国内ではSIMフリーのスマホに興味が有る人なら高確率で御存知なはず。そのファーウェイが何を思ったかパソコンもやり始めるらしく近々2in1 PCを発売予定。

どのような物か適当に見て参りましょう。

ファーウェイが2in1でPC市場参入「MateBook」発売へ

発表の記事はこちら。

じわじわ来る、このセンスや感覚は中国風なのだろうか。

HUAWEI-MateBook

見ての通りWindows 10仕様のタブレット、どう見てもSurfaceのパクり。

なぜスマホ屋のファーウェイがPC市場へ飛び込んで来たのかの理由が私には理解不能。

ユーザーが求める要素は、「スタイリッシュなデザイン」、「卓越したモビリティ」、「隙間時間の有効活用」の3つであるとして、それらを兼ね備えた製品としてMateBookを開発したとアピールした。

格好の良い携帯端末で隙間時間を有効活用したい、それはすなわちスマホの事を指しておりパソコンでは無かろうと。

PC業界は革新性に乏しく、大手メーカーの売り上げは落ちている。(HUAWEIの)モバイル通信分野での成功をモバイルPCの分野でも提供できないかと考えた

PCメーカーの売上が落ちているのは、新たなWindowsが使い難くなっていたり、マイクロソフトがタダで最新版をばら撒いているからでしょう。

自動車へ置き換えると、Windows 7までは静かなオートマ車、8系でマニュアルになってしまい、10ではマニュアルに加えて超うるさいカーナビが付いてしまったので皆さん7から乗り換えたがらない。

頻繁に目にする革新という言葉もPC業界には当てはまらず、正面にモニタが有り手元にキーボードとマウスが有るのは20年以上前から。30年くらい前はマウスが無かったくらいで基本キーボードとモニタが完成形。

話を戻し、本体がSurfaceのパクりならば公式サイトはAppleのパクり。

matebook公式

source:HUAWEI MateBook

Appleで適当な製品ページを見た後に上のリンク先に行くと笑ってしまうレベルを通り越し、さすが中国企業と清々しささえ感じるほどの自力で何も考えて無さそうな辺りが凄い。

Surfaceの形をパクりApple公式デザインをパクり、仮にMateBookというネーミングもMacBookのパクりとするなら、この盗っ人猛々しい状態で革新とか、どの口がそれを言う。

 

意外と良いかも知れないMateBookの性能と価格

と、まあ一応ファーウェイをいじってみたところで製品情報。

matebook-spec-list

source:ファーウェイ、12.5型2in1を国内発売 - PC Watch

一般と法人向けの違いはWindows 10がHomeかProか。M5モデルの差額1万円は良いとしても、M3モデルの1.7万円差は法人側が高過ぎる印象。

しかし一般向けM3モデルはEC(通販)専用となっており、薄利多売とするならば個人向けM3が7千円安いと見るべきなのか。そう考えると、店頭や法人用は大幅値引き前提の価格設定のような気もする。

左端の最安モデルを更に詳しく仕様一覧。

  • OS:Windows 10 Home
  • CPU:Core m3-6Y30(0.9-2.2GHz、2コア/HT、4MB、TDP7W)
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:SSD 128GB(M.2)
  • モニタ:12型IPS液晶(解像度:2160x1440)※5点マルチタッチ
  • 無線:IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 with BLE
  • 有線:USB3.0 Type Cx1
  • バッテリ:約10時間
  • 重量:640g ※本体のみ
  • その他:カメラ、加速度、照度、ジャイロ、指紋、ホールセンサー

CPUのCore m3-6Y30は、以前日本HPが貸してくれたElite 1012 G1と同じなので私はベンチスコアや体感での動作を知っており、性能はデスクトップPCのCore i3と同じくらいなので超省電力Core i3が搭載されていると思えば良いくらい高めな性能。

ちなみにこのCPUが281ドルと馬鹿高い為、ファーウェイの約7万円という価格設定は中々無茶をしていると思う。

メモリ4GBは普通。ストレージのM.2 SSDは1枚の基板をマザーボードに挿す方式なので薄型な本体向き。

モニタの12型はタブレットとしてデカい気がするだろうけれども、個人的には7型より10型の方が使い易いと感じたくらいなので、私に限れば12型でも良さそう。小型な割に高い解像度はWindows 10なら何とかなるでしょう。

無線は全部載せ、有線はTypeCのUSB3.0が1本のみとなっており、充電にも使うらしい有線ガン無視のモバイル仕様。

バッテリは本体の大きさの割に容量がデカいらしく、約10時間は放置では無く実際に使用した場合なので実用的と見てよろしいかと。重量640gは12型ならば軽い方。センサー類はスマホやタブレットのあるある機能。

既に国内でも販売予約を受け付けており、NTT-Xストアの例。

matebook-ntt

source:https://nttxstore.jp/_II_HU15465828

個人向けm3モデルで税別にすると69,800円なので、価格の下にある定価86,184円(税別79,800円)は何かの間違いだと思う。もしかして法人向けのm3モデル?と思い仕様を見るも、Windows10 64-bitとしか書かれておらず不明。

今ならキーボードが付くらしいので1.5万円相当とするなら、本体価格は税込6万円という見方も。

MateBookがどのくらい安いかは、これ見ると分かり易い。

surface-pro4-128-4

source:Microsoft Surface Pro 4 を購入 - Microsoft Store 日本

半値とまでは行かないまでも、税込にすると8%が凶悪化するのでSurface Pro 4の高額さが目立つ。

WindowsがProとHome、オフィスの有無、12.6型と12型、解像度がファーウェイの方がやや低めなど色々と微妙に劣るものの、価格差を考えるとSurface~の高額さとMateBookの安さが際立ちましょう。

CPUは全く同じ、SSDとメモリ容量は同じ、MateBookもカバーになるキーボードも有ればワコムのペンが付くなど、明らかにファーウェイはSurface Pro 4にかぶせて来たと見るが妥当かと。

 

迷走感極まるMS、Apple、ファーウェイPC(まとめ)

Appleのウォッチはここでは関係無いのでスルーするとして、問題はマイクロソフトのSurfaceシリーズによる自爆テロ。

  • Surface無印と2(Windows RT)・・・約3年でフェードアウト
  • Surface 3(PC版Windows)・・・インテルAtom終了で巻き添え予定

Windowsタブレットや2in1という形が売れているとは思えず、需要があるとも思えないところへ今度のMSは年内にAIO(オールインワン)Surfaceを出すという噂。

米Microsoftが、米AppleのiMacのようなオールインワン(AIO)タイプのPCを「Surface」ブランドで発売すると、台湾のニュースメディアDIGITIMESが6月30日(現地時間)、複数の情報筋の話として報じた。現在サプライチェーンと協力して開発中で、早ければ第3四半期中に発売するという。

source:Microsoft、年内にオールインワンタイプのSurface端末発売か - ITmedia

ただでさえWindows 10タダばら撒きやWindowsそのもののクソ化によりPCメーカーが困っているところへ、自ら追い打ちをかけるという意味の解らなさ。

国内大手のみだけれども、JEITA統計2015年度の出荷比率。

国内PC出荷割合(2015年、JEITA統計)

source:JEITA / 統計データ

出荷比率として小さめな一体型へぶつけて来る事になるわけで、MSの競合により今以上に一体型が売れなくなるなら製造が厳しくなり、国内大手が一体型作らなくなるかも知れない。その後に一体型Surface終了とかやるならまさに自爆。

何をすれば良いか分からないので、とりあえずAppleのiMacのパクりで一体型を出してみよう感が凄まじく、自陣営や周囲が見えていないのでしょう。

話を2in1、タブレットなSurfaceへ戻すと、Surfaceが売れていそうなMSの与太話に焦ったかiPad Proとかいうパクりトースター冷蔵庫をAppleはやらかしてしまい、ダブルノックアウトしそうなところへファーウェイが参戦。

2in1が売れているならNECなどがガンガン出すだろうし、タブレットがビジネスに最適とか法人向けという話が本当ならば、レッツノートの画面は今頃盛大に外れまくっているはず。

2in1で喜んでいるのはガジェットマニアやApple信者、普通のノートやデスクトップPC利用者は、「こいつら何やってんだ?」と冷めた目で見ていると思う。

ファーウェイの2in1、コスパ良好でパクりにしては良く考えているとは思うけれど、少なくとも日本国内では売れないと思う。半値ならばそれまでASUSやAcer製品を買っていたマニアが手を出してくれるかも知れない程度でしょう。

画面外れたりタッチ操作出来なくとも良いので、13.6インチのノート型で5万円切るCore m3、SSD搭載PCならファーウェイPCの第一歩として成功出来たかも知れない。

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リンク用ソース

コメント(3)

>MateBook
ローマ字読み風だと「待てブック」とも読めますね。ノートとタブレットをmateする、という意味でしょうか。

>じわじわ来る、このセンスや感覚は中国風なのだろうか。
画像のデスクトップ画面、やけにアメコミ風ですね。どうでも良いでしょうが、女性の右足、ありえない角度に曲がっていますね。中国の方は足首が体の後ろ方向へも曲がるのでしょうか。

ついでに言うと男性の左手も妙ですがね。このアングルで、しかも指の第二関節まで見えている状態で、手の甲も手首も見えませんから、恐らく手首を逆方向へ120度近くは曲げていないと出来ない体勢です。

>モニタ:12型IPS液晶(解像度:2160x1440)
アスペクト比 3:2 は 16:9 より縦長(3:2=13.5:9)ですから、個人的には好きな比率ですね。スクエアの4:3に近いですから、事務用途では特に良さ気。

>仕様を見るも、Windows10 64-bitとしか書かれておらず不明
ページ真ん中の辺りにある「スペック」には「Windows 10 home 64-bit」と書かれていますから、Proでは無いはず。

>Surface無印と2(Windows RT)
RTは本当に残念でした。キーボード付きで3万円なら、簡易用途のWindowsとして、安いAndroidを選ばず購入する気もあったのですが。

>公式サイトはAppleのパクり
>笑ってしまうレベルを通り越し、さすが中国企業と清々しささえ感じるほど
確かに吹いたwww アップルにそっくりすぎるwww ブランド名を隠されたらAppleのサイトだと思ってしまうレベルwww

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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