約5万円の大画面ノートをHP製品とVAIOで比較(初心者用)

2012年2月 4日

日本HPより、2012年春モデルで大画面ノート新発売。

ノートにしては大型な17.3インチ液晶モニタ、約5万円はコストパフォーマンス良好。性能が思い切り低いのかと思いきや実用的な構成になっており、割安にBTOメーカーのノートを買うならやはりHPかと納得できる程。

似た構成のVAIOも発見したので比較も入れて参ります。

お約束の前置き、当記事は提灯(金で書く宣伝)では無く、私個人が勝手に評価するシリーズ。どこが初心者用かは難解な専門用語を可能な限り使わない事として。

今回は流れを作り3段階。

  1. 日本HPの新製品ノートの詳細を何となく知る
  2. VAIOの似たような構成と価格を比較してみる
  3. 機能や設計などの特徴を含めるとどうなるか

見出しを付け、上記の通り分けて参ります。

 

日本HP「HP Pavilion dv7-6c00」標準構成49,980円

VAIOならソニーのパソコンと判る人が多いと思うけれど、HPとかパビリオンとか型番とか書いても普通の人は知らないと思うのでタイトルには入れておりません。

HPはヒューレット・パッカード、Pavilionシリーズでdv型番の新製品「dv7-6c00」。ここからはdv7と省略。

リリース記事をPC Watchより。

【PC Watch】 日本HP、49,980円からのRadeon搭載17.3型ノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120202_509367.html

dv7-6c00.jpg

VAIOのような柔らかいイメージとは逆なデザイン。HPのノートは全体的に固く冷たく重厚な感が有りますな。

PC Watchの記事には15.6型で標準構成42千円のノートも有るけれど、レノボのショップ在庫ノートの方が安く高性能なのでスルー。

dv7の主な仕様を一覧。解らない箇所は無視して問題無し。

  • OS:Windows7 Home Premium 64bit
  • CPU:インテル Pentium B970(2.30GHz、2コア、2MB)
  • マザー:インテル HM65 Express チップセット搭載
  • メモリ:2GBx1(PC3-10600 SODIMM、空きスロットx1)
  • ストレージ:HDD 320GB(7200rpm)
  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
  • グラフィック:Radeon HD 7470M-1GB
  • 無線:IEEE802.11b/g/n + Bluetooth
  • モニタ:17.3型ワイド(解像度:1600x900

普通の性能低めなノートPC。

これが安いと言える理由は最下段のモニタサイズで、15.6インチと比較すると対角線の差はたかが1.7インチ(約4.3cm)。

幅と高さを比較すると

  • 15.6型・・約 345 x 194 mm
  • 17.6型・・約 383 x 215 mm

幅は+4cmくらい、高さは+2cmくらい大きめ。更に解像度がフルHDでは無く1600x900に抑えているので、どうしてもノートが良いならシニア層に優しい設計ですな。

性能や容量の低さで気になるかも知れない所、CPUはPentium。デュアルコアでクロック周波数2.30GHzは高性能とは言えないけれど、これで遅いと不満が出るくらいなら、初めから8万円以上のノートを推奨。

メモリも2GBは今や少なめと思われるけれど実用には足りており、HDD320GBも大容量化の流れで載っている、普通に利用すると数年は使い切れないサイズ。

ビデオカード(グラフィック)にRadeonが載っており意図が判らないものの、おそらくベアボーン(ノート本体部分)の量産による影響。別型番の機種でも使えるように作られたと思われます。種類を減らし大量生産した方が、製造コストが安くなる為。

性能が何となく解ったかも知れないので次へ。この部分はマニア向けなので、分からなくても問題ございません。

今時の5万円ノートとしては普通、しかしでかい画面が特徴。

 

VAIO(VPCEJ2AJ)と価格を比較するとdv7が負ける

価格コムの17.3型ノート検索で安い順にすると、VAIOでも似たような仕様が有り。VAIOと言えば高額なイメージが有るけれど、安物も販売しております。

リンク切れが嫌なので、行くなら手数ながらURLコピペにて。

VPCEJ2AJ-49800.jpg

source:http://store.sony.jp/Special/Computer/Vaio/Ej/index.html

現在の価格は49,800円から。VAIOも一部仕様をカスタマイズ出来る為、BTOメーカーと同じく最小構成というやつですな。

下の赤い枠に突っ込んでおくと、普通に考えると「2011年秋冬モデル」と「2012年春~」では後者の方が良さそうに見えるけれど、性能や機能は大差無い事が多め。

その割に価格が万単位で違う事も有る為、新しい物好きやソニーオタクで無ければ型落ちを個人的に推奨しております。

49800円のVAIO(以下、VAIO)の主な仕様を一覧。

  • OS:Windows7 Home Premium 64bit
  • CPU:インテル Core i3 2330M2.20GHz、2コア/HT対応3MB
  • マザー:インテル HM65 Express チップセット搭載
  • メモリ:4GBx1(PC3-10600 SODIMM、空きスロットx1)
  • ストレージ:HDD 320GB5400rpm
  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
  • グラフィック:インテルHDグラフィックス3000(CPUに内蔵)
  • 無線:IEEE802.11b/g/nBluetooth無し
  • モニタ:17.3型ワイド(解像度:1600x900

dv7と比較し、赤は性能が高く、青は低い箇所。

CPUが1ランク上のCore iシリーズになっており、デュアルコアでハイパースレッディング~対応なので最大4本で処理が可能。キャッシュ容量も1.5倍。しかしこの程度の差は体感で判らないでしょう。

メモリは余裕の4GB。用途次第では有りますが、具体的には同時に実行するプログラムや常駐プログラムにより変わる所。私個人の用途の例では、2GB以上は載せても差が判らないくらい。

HDDの回転数で5400と7200の差は計測しなければ判らないレベル。回転数が高い方が比較的高価で人気も有るけれど、私に言わせると回転数が低い方が発熱や消耗を抑えると思い込む事で精神的に楽。

Bluetoothは後付出来るのでどうでもよろしいかと。ソニーにしてはBluetooth無しは珍しい気がするけれど、安いから色々と取っ払っているのでしょう。

さて、問題の価格を比較。

私が普段から推奨しているカスタマイズが長期保証。強引なものの3年保証を前提にすると、ソニーストアは標準で3年保証。購入ボタンの上付近。

sony-vaio-2011-2012-4.jpg

更に送料無料。

HPノートは基本的に通販、保証は普通に1年。カスタマイズは出来るけれど、いつも通りに高めな設定。

dv7-6c00-warranty-3year.jpg

3年保証でプラス9450円、送料がプラス3150円、計12,600円追加。

総額が62,580円になっている為、VAIOの画像に有る右端の春モデルが買えてしまう価格まで上昇しております。

但し、VAIOのどこが性能アップしたかと言えば、CPUが Core i3 2370M (2.40GHz) になった程度。新製品の割高感を上手く表現しておりますな。

dv7は3年保証無しにしても送料込で約53千円。

価格を比較すると明らかにVAIOが良い、と思うけれど、ここで終わってはなりません。主な仕様、総額の比較、そして詳細へ。

 

HPノートには有名メーカーには難しい特長有り

HPに限らずBTOメーカーが売るノートの特長は自由度が高め。

勝手に改造してCPUやストレージ(HDDやSSD)を交換して良いという意味では無く、メモリ交換前提のような設計がHPの他にDELLも同様。粋な事をされております。最近はVAIOでもメモリ程度なら簡単に増設や交換が出来るけれど置いておき。

ざーっと見ると分かり難い、HPとdv7の特長を3つ挙げると

  • USB3.0端子が2本有る
  • 実はストレージが2本搭載可能
  • ソニーと比較し修理代が安い(と思う※予想)

VAIOはソニー製品としては安物な為か、USB2.0x4本で3.0は無し。HPはUSB2.0x2なものの3.0も2本。理論値で約10倍の転送速度差と言われているけれど、そこまで差は開かず。しかしノートでは(バックアップする気が有るなら)個人的にUSB3.0は必須と考えておりdv7有利。

更にdv7は、さり気なくストレージは2本搭載可能。ノートの割に2.5インチのHDDやSSDが2台同時に使える事になり、やろうと思えば1TBx2本やSSDで起動しHDDをデータ用ドライブとしても動作可能。やはりバックアップも関係する、高速な内蔵(SATA接続)は有利。

最後はおまけで、VAIOは何か故障するとすぐに5万円以上。日本HPの修理代は知らないけれど、海外を元にしているならDELLと同じくらいと想像しソニーの半値くらいと思われます。知らないけれど。

 

日本HPとVAIOな大画面ノートを比較まとめ

直前でソニーストアの3年保証を挙げておりますが、今思いついた個人で違うと思われる考え方や価値観。

  • 安物なので1年過ぎ故障したら買い換える
  • 3年は使う予定なのでVAIOの方が良いと思う
  • 5年以上使う気なので、3年経過後を考えると微妙

経年で故障率が必ず上がるとは言わないけれど、やはり消耗部品を載せている以上は故障率上昇と考えるものでしょう。

たかが5万円と思うなら故障した際に見積もり、予算次第で買い替えの検討も有りかと。その頃には更に安く良いノートが出ているやも知れず。

利用3年を目安にするならVAIO有利。但しdv7と比較しバックアップに適しているとは言えない為、遅いUSB2.0やネットワークでどうにかするしか無し。

3年を超えて使い続ける予定なら、長くなるほど1年とプラス2年の保証は意味が薄くなる、という考え方も有りかと。

以上、これらの比較や詳細を調べる作業が楽しいと思うなら自力で検討すると面白いかも知れないけれど、私のように興味の無い人間には面倒なだけなので、近くに居るパソコン変態に相談してみましょう。

但し最終判断は必ず自分でする事。後悔のもとになる為。


余談。今これを書いている時期は2012年2月上旬。PCメーカー各社から春モデルが発売され、1シーズン前(2011秋冬)の機種が処分される時期なので偶然VAIOがやたら安かったと思われます。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。