HP法人向け2in1「HP Elite 1012 G1」実機レビュー(1/3)

2016年5月31日

久々の現物PC評価。

日本HPより「使ってみない?」系のお便りを頂戴し「どれを?」と聞けば法人向けなら好きに指名OKとの事。普通のノートやデスクトップPC借りても面白く無い為、自信有りそうな2in1を借りてみた。

いつも通り連載1回目は開封の儀編。

HP法人向け2in1「HP Elite 1012 G1」実機レビュー

HP公式にてスクリーンショット。

x2-1012-g1公式より

究極の3in1とかいきなり意味が解らないので何の事か読み進めると、タブレット兼ノート兼しかもデスクトップも兼ねているとの事。本当かよと思い更に読めば拡張性と生産性がデスクトップ並らしい。

デスクトップPCといえば個人的には性能の高さを重視しており、その性能とは処理速度の速さ、すなわち主にCPUとSSDの速度の比重がデカいと感じるところ。

性能編は毎回2日目なので一旦保留しておきましょう。ちなみにSSD搭載でM.2仕様ではあるもののSATA接続。CPUはCore Mというモバイル用の最新CPUながらクロック低い。

今回は開梱編、現物の箱はこちら。

箱は2個口

どこまで消せば良いか不明なので片っ端からモザイク済。BNBで始まるシールは貸出機の管理用と思われ気にせず。

1個で来るかと思えば2個口。なぜ別になっているか、理由は元からElite 1012 G1はタブレットで有りマイクロソフトのSrufaceのような感じ。キーボードはオプションで基本タブレット。

画像下の箱はタブレット本体、上の小さめな方はキーボード。特に何も言わなかったけれどキーボード付けてくれてセーフ。もしタブレットのみ送られたなら開梱編は成り立たなかった。

箱のレビューはこのくらいにして、以下が本体その他一式。

Elite 1012 G1一式

画像の上半分くらいはElite 1012 G1本体、ACアダプタ、ペン、マニュアル類のセット。下半分がキーボードと付属品。

右の紙類セットを展開。

マニュアル類

やたらとデカい紙やページ数の多いマニュアルは多言語対応なので文字数が多く見えるだけで、内容はシンプルな解説。DVDメディアはリカバリ用、左下の小物はペンを本体へ取り付ける際に使う物。

本体を裏返し、スタンドを広げてみた。

タブレット背面フラップ半開 

幅は約30cmで奥行き20cmくらい。仕様を見ると液晶モニタの縦横比は3:2になっており、一般的なノートやデスクトップ用のモニタより縦がやや長め。

仕様一覧によると、サイズは12インチ、WUXGA+は1920x1280ドットなので縦200ドット広い感じ。どこかで見たアスペクト比と解像度と思えばマイクロソフトのSurface 3と同じ。

キーボードを接続しスタンド半開で横倒し。

横から見たキーボード付きElite 1012 G1

第一段階の角度はおおよそで55度、キーボード側からの角度は125度。スタンドをここまで広げる際の手応えは少し固い程度の無断階調整となっており、好きな角度で固定可能。

右上に見えている端子は上から、イヤホン、USB3.0フルサイズ、Micro SDカードスロット、電源兼USB3.1タイプCのThunderbolt 3対応を完備。マイクロSDカードは細いピンを挿しトレイを引き出し内蔵するタイプ。

上で第一段階と書いた理由は最大150度まで開く。公式の画像より。 

公式より150度までのフラップ全開

約125度で一度カクっと止まる手応えが有り、そこから少し力を強め開いて行くと150度までの全開になる設計。

私が持っているような安いノートは130度辺りまでしか開かない物が多く、何が困るかはデスクにトップして使うなら良いけれど、和室などで床の上へ直接置いて使うには角度が高すぎて見づらい難点が有るけれどこれは大丈夫。

スタンドを立てなければ完全に水平、180度まで倒れるので約100~150度まで無断階+180度で使用可能。

本体側面の端子は左から、電源ボタン、音量調整、SIMカードスロット(だけれども私が借りたElite 1012 G1はSIMスロ無し版)、ワイヤーロック用の穴。更に右下の角にはペンなどを掛けるストラップホルダーが付いております。

SIMカードの対応キャリアはdocomo版がHP lt 4226、auが4225らしいけれど、機種名にfor docomoとか書かれております。LTE対応なら速度も計測出来るのでSIMカード有りの機種を希望すれば良かったけれどアフターフェスティバル。

こちらの側面の裏側には指紋認証センサーが搭載。

指紋認証

「なぜここ?」と思えば、良く考えるとタブレット前面は変、キーボードは外して使う事も有るのでキーボード側には搭載出来ず背面になったのでしょう。慣れると見ずにここを触りログインとかドヤるには最適かも知れませんな。

キーボードを装着しクラムシェル(普通のノートPC)のように閉じ、そして裏返したところ。

キーボード付き背面

キーボードの裏は繊維状の薄いクッションのような素材で出来ており、爪は無いけれどピタリとタブレットへ張り付き勝手に開いたりはしない。

何故かはキーボードの手前(パームレスト)側とタブレットのモニタ上部の両端がマグネットでくっつく為。簡単に開きピタリと張り付くものの特に力を要するわけでも無く、勝手にパカパカ開く事も無い絶妙な強さの磁石。

タブレットとキーボードも磁石でくっつく。

コネクト部

タブレット本体下部、hpロゴの真下に8個の接続用金属が見えており、ここがキーボードの真ん中と合わさり合体。

こちらもマグネットでくっつく仕様で強さはクラムシェル開くよりかなり強め。何度かくっつける&離すを試してみたけれど不思議とズレない。位置がピタリと合う場所まで来るとガチャっと結合する不思議な感覚。

おそらく端子が合わない部分はSとSやNとNになっており、丁度良い位置のみSとN極になるよう設計されているのでしょう。

マグネットの強さは初音ミクとルカくらい、では全く判らない(私も判らない)ので真面目に言うと(意味不明失礼)、キーボードを取り付けた状態でタブレット本体を持ち上げキーボード吊るしても全然落ちる気配無し。力を強めて引っ張るとようやく外れる強度。

変わり種はACアダプタ。

ACアダプタ

一般的なノートPCの場合は、ノート本体側端子--ACアダプタのケース--電源ケーブル--プラグ、になっているところ、ACケースとプラグの一体型。小型で軽いのでモバイルに最適。

ペンは職人仕様でワコムの多機能なやつ。

ワコムのペン

下の付属品は左から、替芯、リング?、ストラップ。

輪っかを何に使うのか分からずマニュアルを見ると引き抜き工具。

替芯外し

ペンのボタンは3つで、頂上に1つと側面に2つ。電池式となっており、電池はボタンでは無く単4のアルカリが1本入っておりました。ペンの使い勝手については後日。

さて、私は借り物でも毎回簡単な分解をするけれど、

  • HP「分解禁止な」
  • 私「構わないけれどレビューが詳しくならない」
  • HP「では完全に元通りに戻せるならOK」

のようなやり取りが有り本体を見て自分のアホさに気付いた。Elite 1012 G1はノート型にもなるというだけで基本的にタブレット。タブレットは普通分解出来るようには作られておらず、元に戻せる分解なぞ私に出来るわけが無し。

というわけで気になる中身をHP公式の動画より静止画で切り出し。

内部

液晶パネルを外すと下半分はバッテリ。

上半分は黒いだけで何が何やら判らないけれど、左の横長な長方形はメモリだと思う。交換や増設は不可でオンボード。CPUクーラーのファンらしき物体がどこにも見当たらず、排気口も無ければ音もしないのでファンレスなのでしょう。

誰かバラしていないか検索するもヒットせず、現物拝見回はこれにて終了。

 

やはり自社製造の高級機は安物とは質感が違う(まとめ)

まだ使っていないので見た目や質感、手触りとか重さで一旦評価すると、私が所有しているような1~3万円程度のノートPCやタブレットの安物がプラスチックとするならElite 1012 G1はアルミニウムのような印象。

画像を見ただけでは判らない、いかにも頑丈と分かる安心感や高級感がございます。価格は最後の総評でまたやるけれど、さすが10万円を軽くオーバーするだけは有ると思う。

高級感といえば過去に借りた上に貰ってしまった富士通の2in1も同様、中国や台湾のベアボーンを仕入れてパーツ突っ込んで売るとは違う、自社製造だからこその特徴がHP製品にもございます。以前借りたHPのノートでも似た事を書いた気がする。

Elite 1012 G1の重量は実測で以下の通り。カッコ内は累計、※は形態。

  • タブレット本体・・・821g(821g)※タブレット
  • キーボード・・・379g(1,200g)※ノートPC
  • ACアダプタ・・・210g(1,410g)※モバイルノート
  • ペン(本体のみ)・・・18g(1,428g)※モバイル2in1完全体

超軽量とは言えないもののノートPCとしては普通の重量。なぜ重いかは、本体部分は12型とタブレットとしてはデカく、堅牢性は米軍調達基準(MIL-STD 810G)試験適合という耐久性の高さへのこだわりが有る為。

モバイルならばレッツノートのように堅牢性へのこだわりは当然。12型の重くデカいは難点でも有るけれど、7~10型より表示が広く快適、そしてノートとして使うには少しでも大きい方が視認性や作業効率が高まるという利点。

以上、見た目や触れた感じではかなり良い気がするけれど、OSがWindowsなタブレットやパソコンならば中身、性能の高さも重要。

というわけで、2連載目の明日はWindows(10)端末としての使い勝手の他、モバイル端末としてどれほどの性能かベンチマークなどを試して参ります。

お約束、HP Elite 1012 G1のページはこちら。

Elite x2 1012 G1 製品詳細・スペック - 日本HP
http://h50146.www5.hp.com/directplus/notebooks/elite_x2_1012/icon

法人向けとして前面に出しているようだけれども、個人向けもございます。安い端末では無い為、疑問が有るなら前もって日本HPへ必ず聞く、そして3回で終わるので当連載が終わるまでお待ちしてどうぞ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>そして3回で終わるので
本当に?w
HSPMの発動は無し?w

>見た目や触れた感じではかなり良い気がするけれど、
弊社にも何台かのHPがありますが、ノートPCの質感は悪くないですね。
http://h50146.www5.hp.com/product/business/pc/notebook/450g1/

デスクトップPCは見た目う~んかなw
http://h20564.www2.hp.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c03984627
ノブを引くとケースがパカっと開くのは地味に便利です。
会社のPCなぞ滅多に開けませんけどw

弊社では「どーもNECは信用ならん」らしく、PC購入の際は富士通様とHPの2択だそうですw
http://bto-pc.jp/btopc-com/repair/lenovo-superfish-bigwave.html

>HP Elite 1012 G1
公式サイトにある「MIL-STD 810G テスト済」は嬉しい所。防水、防塵、耐衝撃はもちろんのこと、防湿、耐日射、耐塩水などもカバーしているため、砂丘でも海岸沿いでもある程度は安心して使えます。

ケータイ用語の基礎知識 第391回:MIL規格 とは
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/42161.html

>究極の3in1
12インチのディスプレイでデスクトップもカバーとは笑わせよる。

>下半分がキーボードと付属品。
法人向けなのに、テンキー無しキーボードとは肩透かし。Fnキーとの併用とし、キー数を減らすような誤魔化しをしなかった点は良いですけれど、そのせいでキー配列が非常に窮屈ですね。

>DVDメディアはリカバリ用
仕様を見る限りでは、ストレージから書き戻すタイプのイメージバックアップ&リカバリだそうですね。付属のDVDはドライバが入っているだけなんだとか(PDFを参照)。

HP Elite x2 1012 G1 製品詳細 → もっとスペックを詳しく見る (PDF)
http://h50146.www5.hp.com/lib/jp/ja/products/portables/specs/1012g1_bto.pdf

>キーボードの裏は繊維状の薄いクッションのような素材で出来ており
滑り止め効果は高そうですね。軽くてもタイピング中にキーボードが動くことは無さそうで良さ気。打ちづらいキーサイズ&配列である事に変わりは無いですが。

>いかにも頑丈と分かる安心感や高級感がございます
さすがミル規格をパスしているだけはありますね。自社での耐久試験も念入りに行なっていますし。耐薬品は少し怪しげですけれど、現場用として持ち込んでも良さそうな頑強さはありますね。

>マグネットの強さは初音ミクとルカくらい
ボカロファンの私は吹いたw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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