高性能ではないパソコンのパーツ選びの考え方と順序

2016年12月15日

言い換えると私のPCパーツ選びの考え方。

友人繋がりの人が自作PCをやらかしてみたいとの事で、一般的では無く私がどのように考えて完成させたのかを知りたいという変態的な相談をされたのでここで紹介してみようかと。

誰得な気がするけれどこれで1本。

その前に一般的と思い込んで書いた考え方はこちら。

私のメインPCは約2年前、2015年の1月に組み立てたZ97仕様。

この時の考え方で参ります。

 

高性能ではないパソコンのパーツ選びの考え方と順序

1.CPUはややオーバースペック気味に選択

ゲーマーならばグラボ選びから入るものと思うけれど、そうでは無いなら普通はCPUからでしょう。

個人的に遠足のおやつのごとく10年以上前から、「CPUは2.5万円まで」と決めております。10年前とは収入が違うのだからもっと行けるのだけれども、最近のCPUはこれ以上を求めても高性能過ぎて違いが判らない。

下限は予算では無く性能で決めており、メインPCでCeleron以下はあり得ず、せめてPentium以上。しかしPentiumならば今は数千円で買える上、ゲームしないならCore i3でもオーバースペックだろうけれども一度買えば長く使う物。

5年後にどうなっているか、5年前はどうだったか、先代のCPUは何年モノでどの程度の性能だったかなどを考えて少し盛りめに。

Core i5までは必要無い。しかしi5が2万少々、i3が高くなっていたので1.5万円を切るくらい。数千円差ならば純粋な4コアの方が良いだろう、もしかすると将来的にエンコードやゲームが趣味になるかもという絶対にやらないフラグを立てつつ。

Xeon E3-1226 v3(3.3-3.7GHz、4コア、8MB、87W)

i5では無くXeonにした理由はネタであり、Xeon搭載言いたかっただけちゃわない上に当時のCore i5の同等品と価格が1~2千円しか変わらなかった為。

2.マザーボードは5年後まで予想した機能を

マザー選びはこちらで詳しく書いております。

ポイントは5年後まで故障しない、使い続ける前提なので、M.2スロットは今後必要になるだろうし、SATA Express対応のストレージが出るかも知れない。結果としてはM.2に軍配が上がりそうですな。

ストレージは最低でも4本搭載し、時々他人のパソコン修理する際にその他人様のストレージも一時的に増設するので5本。当時はDVDドライブもあったので6本は必要。

チップセットをZにした理由は、Xeonでもクロック上下させて遊べるかも知れないし、もし可能ならば1記事書けそうという考え方。

細かなところだけれども、ASRockの最近のマザーボードは変態要素が抜けており、実用的なリセットや電源ボタンを基板上へ搭載しており、ASUSなどよりコスパが良い、割安な辺りも選んだ理由。

予算は本来は1万円少々、結果は2万円少々。マザーごときに金をかけるつもりは無かったけれど、どうしてもM.2、しかもPCIe x4倍速の装備が欲しかった。

ちなみに2年経過しそうな現在もM.2には何も挿さっておりません。まだ手が出る価格では無い為。

3.メモリは容量のみ見て必要量プラス少々

昔ながらのPCユーザならばメモリ特盛りは夢の一つ。

512MBを頑張って1GBまで盛り、まだ上を目指したい、もっと快適になるはずと夢見ていたので1つ前のX58時代は最大24GB(4GBx6枚)搭載していた時期もございました。

しかし、12GBとの違いが判らず、現在は8GBまで落としたけれどやはり違いが判らない。Chromeブラウザのメモリ消費量がヤバいと聞いているのでこれ以下には落とさないけれど、これ以上は必要無さそう。

また、以前はRAMディスクという高速キャッシュを設定していたものの、現在はSSDという、体感でRAMディスクとの違いが判らないほどストレージ速くなったので2桁GBのメモリは必要無いと判断。

クロック(処理速度)は全然気にしておりません。DDR3でPC3の1万超える前、DDR2の6千付近からメモリクロックの差は個人的に体感で判らない為。

4.ビデオカードはゲームでは無くモニタ枚数

次に一応考えたパーツがグラボ。

以前はマザーに映像出力が無かったので必然的にグラボ搭載、モニタ2枚から3枚になったので買い替え。

現在はメモリ8GBもあるのでVRAM容量など必要無く、マザーが3画面出力に対応しているのでグラボ付けても故障率と消費電力上がるだけで意味無し。

自作PC=無駄に高性能なグラボ=俺TUEE=ベンチスコアドヤァ、が一般的とも思うので趣味や遊びとしてはゲームせず高性能グラボ載せはアリだとは思う。

あと、ファンが小さく掃除が面倒な点が個人的に嫌。

5.SSDやHDDなどのストレージは消耗品

新作PC一式として気分一新、SSDやHDDをついでに換装する手もアリとは思うけれど、新品にしようと壊れる時は壊れるので気にせず中古状態で先代PCより流用。

起動ドライブだけはWindowsを新規インストールからなのだからHDDや古いSSDを搭載しているなら交換はアリだとは思う。

私は確かこのタイミングでSSDをインテルからcrucialへ買い替え。なぜならSATA2から3になった、インテル砂コン遅くなるので速くなるかと期待。結果は体感で差が判らず割と後悔した。

6.光学ドライブとカードリーダーの排除

これらの内蔵は今や考えもの。

無駄に電気食う以外にホコリが溜まる場所を増やすだけとも考えられ、私は盛大にタバコをやるのでDVDのレンズが汚れたりカードリーダーの接点がヤニだらけになってしまう。

それらを考えると外付にした方がよろしいと思い、現在は付けておりません。5インチベイになぜかファンと引き出しを搭載している事も原因だけれども。

7.PCケースは10年後も使えている事を願う

自作が趣味なら故障時にケースも買い替えてしまった方が楽しいものでしょう。こういう自作ユーザは珍しくないだろうと思う流れ。

  1. PC故障しケースも一式新品で買う
  2. 故障したPCと新品の完動品2台になる
  3. 勿体無いので故障したPCのパーツを修理交換
  4. 用途不明なPCが1台産まれ、押入れで長い眠りに入る

私は趣味では無く、安く済ませる為に仕方無く自作PCにしているので使える物は使う方針。

ケースは単なる箱と考え、エアフローさえしっかりしているなら故障は滅多にしないはず。と言いつつ、電源スイッチがおそらく断線しており利かないのだけれども。※キーボード叩くかWOLで電源オンしております。

新しい規格の端子を増やしたいならPCIや5インチへ増設すれば良く、1万円以上もするケースを5年毎に買い替えとか馬鹿らしいという考え方。

8.電源ユニットも容量のみ見て必要量+少々

電源はメモリと同様、ほぼ容量しか見ておりません。

計算も大雑把で、CPUのTDP(+グラボのTDP)+200ワットくらい。更にグラボも10万円級は一生買わないはずなので1系統の方が楽。メーカーは個人的に慶安が嫌いなので避けており、KEIAN以外なら何でもOK。

昔は電源重要とか言っていたけれど、80PLUSが導入された頃から電源全体の品質がどれも良くなっている気がしており、故障する時はする、これも消耗品なので高額な物を買う意味は無いと思っております。

9.CPUクーラーは気が向いた時に換装したい

今回は初っ端からサイドフローの別売り品を購入し搭載したけれど、初代のCore iシリーズが登場した辺りからインテル純正でも静音かつ性能上がっているようで、Core i7で無茶しなければ純正でも良いと思う。

なぜいきなりサイドフローにしたかは、サイドフロー型のクーラーを使った事が無いので載せてみたかったという興味本位。

次は興味本位でCore i3相当搭載で簡易水冷にするかも知れない。この辺りはまだ私も自作PCユーザですな。

10.自作ならばWindowsはDSP版のなぜかPro

「何かに使うかも知れない」という、やはり絶対に使わないフラグを立てつつWindowsは毎回Pro~エディションを選択。

XPの頃はリモートデスクトップがあり、実際に遠隔操作用として役立っていたものの、今はTeam Viewerがあり、外からの接続が遥かに楽なのでPro~の意味無し。

Windows 10はアップデート問題があるのでProの方が良いとは思うし、いずれ私が10へ移行する際はProを選ぶはず。


以上。どこが参考になるか不明ながら、もしなれば幸い。

 

BTOパソコンの選び方も私の自作とそう変わらない(おまけ)

BTOの場合もゲームするならグラボ->CPU->メモリ・・・のように選んで行き、盛大に予算オーバーするならどこか性能や容量を絞るか金を貯める。

私の自作PCへの考え方は一般的な自作PCよりBTOパソコン選びと近く、大きな違いはマザーボードにこだわっているところくらい。

電源はどうでも良いし、メモリは安ければクロック無視。いずれもメーカーにはこだわらず、静音化にも興味無いので水冷とかしておりません。

ところで、2chまとめにて「2chやるだけならセロリンで充分※Celeronの事」というレスを時々見掛けるけれど、それは違うはず。

200ccのコップに200ccの水は入るけれど、少しでもオーバーするとこぼれてしまい入り切らない。

パソコンの性能と容量も同じで、ギリギリの性能と容量にしてしまうとオーバーした時にストレスや無駄金が発生してしまう。

Celeronで良いと思ったならせめてPentium、Core i3で良いならクロック高めのi5、GTX 1060にしようと思うなら1070、という感じで、ほんのりオーバースペックさせておいた方が安心。

関係無いけれど、スマホやタブレットの出荷台数が落ちている、前年割れ起こしているというニュースを時々見る、あれと同じでパソコンも一度買えば故障するまで買い替える理由が特に無いほど性能や容量上がったので以前ほどPC売れなくなっている原因の一つと思った。

それ以外の原因としては、とりあえずマイクロソフトのせい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>自作PCをやらかしてみたい
自作PCを作りたいから自作PCを作る方、けっこう少ない印象があるのですがね。私としては「市販では欲しい性能を満たしたPCが無いから、仕方なく自作へ走る」のが正しい形な気が。

自作ビギナーなら「5万円くらいのBTOパソコンを買う」→「ビデオカードを単体購入して組み込んでみる」→「メモリを増設してみる」→「CPUクーラーを静音モデルに交換してみる」くらいを経た後、使用しているPCに愛着があるなら「マザボ交換」や「電源交換」を、無いなら「一から自作」を試すのが良いと思いますがね。

>CPUは2.5万円まで
ヒツジ先輩「ただしAMDは除く」

Core i7は最低でも3万円は超えますから、自然と4コア4スレッドが最上になりますね。ギリギリ予算オーバーで、以前ヒツジ先輩がデュアルCPU仕様でネタにした、Xeonの6コアら。

価格.com - インテル Xeon E5-2603 v3 BOX
http://kakaku.com/item/K0000691896/

価格.com - インテル Xeon E5-2603 v4 BOX
http://kakaku.com/item/K0000869925/

>マザーボード
前提条件として「サイズはmicroATXではなくフルサイズのATX」があるのでは。私はケーブルを繋いだりスロットにボードを取り付けたりする際の、作業スペースが大きくなる事を利点として、フルサイズのATXマザーボードを選びます。不器用なので。

>Chromeブラウザのメモリ消費量がヤバいと聞いている
32bit版のWindows10を使用した際は、FirefoxやChromeを30分ほど使用していると、OSから「メモリが足りないからブラウザを再起動しろ」と警告が出ます。64bitOSで32bit版のブラウザを使用してもそのような警告は出ないため、私も8GBより落とすのはお勧めしません。

>インテル砂コン遅くなるので
そういえば最近は速度を測っていなかったな、と思い、インテル 520シリーズ120GBの速度をCDMで計測。

バージョン3の方
Sequential Read : 466.794 MB/s
Sequential Write : 153.121 MB/s
Random Read 512KB : 407.721 MB/s
Random Write 512KB : 151.843 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 22.249 MB/s [ 5431.9 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 61.808 MB/s [ 15089.8 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 128.510 MB/s [ 31374.6 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 142.111 MB/s [ 34695.2 IOPS]

バージョン5の方
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 524.811 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 161.273 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 126.161 MB/s [ 30801.0 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 127.120 MB/s [ 31035.2 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 446.034 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 157.938 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 21.994 MB/s [ 5369.6 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 64.215 MB/s [ 15677.5 IOPS]

バージョン3の方を、2013年にヒツジ先輩へ送った計測データと比較(2013年4月9日の記事を参考)。小数点以下切り捨て。

2013年→2016年
Sequential Read:403MB/s→466MB/s
Sequential Write:172MB/s→153MB/s
Random Read 512KB:356MB/s→407MBs
Random Write 512KB:171MB/s→151MB/s
Random Read 4KB:22MB/s→22MB/s
Random Write 4KB:45MB/s→61MB/s
Random Read 4KB(QD32):21MB/s→128MB/s
Random Write 4KB(QD32):51MB/s→142MB/s

OSがWindows7から10に変わっている上、少し前にOSを再インストールした後だったためか、速度低下は見受けられず。とりあえずサンドフォースだからといって、何をしても経年劣化による速度低下は避けられない訳では無い模様。
※ただし元から速くないため嬉しい訳ではない

>カードリーダー
最近はSDカードを読み込めるUSBデバイスが、100円ショップでも売られていて驚き。さすがに保護カバーなんぞなく端子が剥き出しですけれど、実用上の問題は無し。

>WindowsはDSP版のなぜかPro
そういえば私もProを選ぶ事が多いですね。結局Windows 7のXPモードは、使ったことはありこそすれ、助かった、役に立ったと思った機会は無かったです。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。