高性能な割に低価格なGeForce GTX 1080は買いか?

2016年5月11日

NVIDIAがGeForce GTX 1080と1070を発表。

900番台の次なので1000番台となり先陣は上記の2種類。かなりの高性能と聞いていた為、リファレンスで1080は1千ドル、1070は700ドルくらいと予想していたところ、大幅に下回っており驚いた。

何がどう凄いのか適当に見て参りましょう。

GeForce GTX 1080発表、発売日は5月27日

GIGAZINEのタイトルが分かり易い。

前ハイエンドTITAN Xの2倍の性能&3倍の電力効率で3割も安いという化物グラボ「GeForce GTX 1080」をNVIDIAが発表 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160509-geforce-gtx-1080/

比較されているTitan Xがどのくらい凄いか、PassMarkのスコアを参考にグラボのハイエンド上位いくつか。

PassMarkのスコア

source:PassMark Software - Video Card (GPU) Benchmarks - High End Video Cards

上から2番目にTitan Xが位置しており優勝している980 Tiより1割ほど点数は低いものの現在のグラボ界のナンバー2、という事はここにGTX 1080が位置する可能性。

注目すべきグラボは上から5番目のGTX 780 Tiについて。2013年9月にNVIDIA信者TakaQさんから寄稿頂いた記事「NVIDIA GeForce 600と700番台「Kepler」の凄さを解説」にある通り、700番台(Kepler)以降のNVIDIAは中の人が変わったのでは無いかと思えるほど凄まじい進化をしております。

以降とは900番台のMaxwellもそう。何をしたのか謎の消費電力大幅ダウンによりTDP100W台だとか補助電源無しとか平気でやらかし始め、何が起こっているのか判らない状態へ突入。

その900番台であるGTX 980のSLI(2枚挿し)より1080の方が上だと言うのだからこれまた意味不明。消費電力上がったかと言えばそうでも無く、TDPは180Wで補助電源は8pinが1本で行けてしまうとかコスモ(宇宙)過ぎましょう。

そして価格設定も変。簡単な性能とのバランスはこちらが分かり易い。

173: 風吹けば名無し
TFLOPS比較 

  • 1080  9.0 $599 
  • 1070  6.5 $379 
  • TitanX  6.1 $1310 
  • 980Ti  5.6 $620 
  • 980   4.6 $470 
  • 970   3.5 $390

181: 風吹けば名無し
>>173
上位2つが明らかにおかC

source:連休中GTX980ti買ったやつw : PCパーツまとめ

980 Tiは他の部分がエクストリームなので一概に下とは思えないけれど、1080は980より130ドル高価な程度、1070でさえ980より上な割に970より安いOEM価格になっているという。

性能はこんな感じだとか。

new-king

まさに王・・・ざわx2。

TFLOPS(処理性能)が高い以外にVRAMが8GBでしかもGDDR5Xとか言うチートまで入っており、そりゃ王にもなるだろうと。

GDDRとは主にグラボへ搭載されるメモリ、5は世代や規格、Xが何かはASCIIの解説が詳し過ぎて少し分かり難いので太字部分だけでもどうぞ。

GDDR5Xの特徴は内部構造の改良により、同じクロック周波数であってもデータレートと呼ばれるピンあたりの帯域が向上することだ。具体的にはGDDR5で1.25GHzの場合は5Gbpsとなるが、GDDR5Xであれば同じ1.25GHzの場合は10Gbpsとなるのだ。

source:ASCII.jp:GeForce GTX 1080の“GDDR5X”や“Founders Edition”って何?

Founders Editionが初耳の人多数と思うので該当部分の解説も引用。

Founders Editionとはなにかというと、従来はNVIDIAのリファレンスボードと呼ばれていた、NVIDIAがファンなどのサーマルソリューションも含めて設計しているボードのことを意味している。

Foundersは初代とか元祖、今まで通りNVIDIA純正なリファレンス(参考)的な感じという解釈でよろしいかと。

御祝儀価格はASK税込で1ドル150円相当と予想

GIGAZINEでは単純に1ドルを現在のレート約107円とし計算されているけれど、市販のグラボはASK税が加算され御祝儀価格になるものなので1ドル150円くらいが妥当、となると、

  • GTX 1080・・・599ドル(約9万円)
  • GTX 1070・・・449ドル(約7万円)

くらいのスタートでしょう。知らないけれど。

仮に上記の価格になったとし、どのくらいまで落ちるか、適正とか落ち着いたと言えそうな価格も皮算用してみましょうか。

現在販売中のGTX 980を基準とし、日本は価格コムの最安を参考にすると、おおよそ6~7万円、海外は米国Amazonを参考にすると600~700ドルくらい。という事は1ドルASK税込100円くらいまで落ちると見て良さそう。

但し、GTX 980の発売は2014年9月頃なので1年半以上も前。ASK税を含まない素の為替レートでも価格は変動するのでいつ頃そこまで安くなるかは不明。

ちなみにASK税の詳しい解説はこちら。

アスク税とは何か - 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/999/G999902/20151114005/

無駄に詳しいので何故アスク税が存在するのか流れを3行で書くと、

  1. ASKがグラボを大人買いする
  2. 代理店としての手数料+アスク税を盛る
  3. 新製品発売などでショップの在庫が厳しくなるとASKが補填

「それならしょうがない、ASKやるじゃん」とは思わないでしょう。結局はASK税は私ら消費者が支払うわけで、ASKの補填分はNVIDIAやAMDがASKへ補填してくれるのだろうから単なるボッタクリ。

これを回避する為に2ch界隈では米Amazon直送便が基本という人も居るけれど、9万円級のパーツを600ドルで直輸入したは良いとしても、初期不良とか出るやも知れず博打過ぎると思う。

 

GeForce GTX 1080は買いか?(まとめ)

私は貴殿ではござらないので買いかどうかは判らないけれど、以下の条件にあてはまるほど買い寄りになるはず。

  • プライベートな時間の大半を要高画質なPCゲームで過ごす
  • ビデオカードを買う以外に金の使いどころが特に無い
  • GTX 770以下のグラボを使用中で買い替えたい
  • PCパーツ1個10万円とかでもドン引かない
  • 俺にとってリアルはFF(via:Yourpedia

FF11やる程度でグラボは要らないと思うので最後は冗談として、仮に10万円を切れるならば、GTX 980程度の価格で抑えてくれるならば乗り換えするゲーマーは結構多いと思うレベルなのがGTX 1080級。

そう遠くない時期に1080 Tiが出ると見て待つという考え方も有りでしょうな。

BTOパソコンの場合はいつが良いかは夏休み前にセールと称しドスパラやパソコン工房が盛大に売り始めるはず。

7月頃まで待てば2ヶ月経過しているので発売直後より多少は安くなっているやも知れず、ドスパラはParit~の代理店なのでアスク税が盛られず、マウスとパソコン工房はMCJ全体の規模を活かし大人買いで安く仕入れるやも知れず。

私ならどうするか、グラボに8万とか平気なゲーマーだとしたならGTX 980の在庫処分値崩れ待ち、GTX 1080のベンチスコアが出て980 Tiを上回り巻き添えになるなら大歓迎。

980系が価格を維持したまんま消えて行く様子を見ていたならば、その頃には1070と1080も適正と言える価格まで値下がりしているはず、かも知れない。

今これを書いていて違和感が有った原因は私が元ゲーマーだからでしょう。欲しいなら買う、ただそれだけ。なのでGTX 1080に飛びつくか1080 Tiを待つと思った。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>TDPは180Wで補助電源は8pinが1本で行けてしまう
最上位なくせに、必要な電源容量は500Wですからね。

NVIDIA:GeForce GTX 1080 Spec
http://www.geforce.com/hardware/10series/geforce-gtx-1080#specs

>GDDR5Xであれば同じ1.25GHzの場合は10Gbpsとなる
ただしメモリのバス幅は256bitで帯域幅は320GB/sですから、GTX 980 TiやTITAN Xの384bit&336.5GB/sよりスペックダウンしてはいます。特定の状況下では得手不得手が出そうですね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。