ゲーム用高性能PCの推奨パソコン以外からの選び方

2013年3月 8日

マウスコンピューターよりシムシティ推奨PCが発売。

それは良いとして、今回は敢えてゲーム推奨パソコンでは無く、それを参考に通常のBTOパソコンからゲーム用PCを選ぶ方法。2013年3月現在なので、未来から来た人はパーツや性能を置き換えつつどうぞ。

シムシティは例としてなので結構無関係。

マウスより「シムシティ」推奨パソコン発売

ニュースリリースをGame Watchより。

マウス、「シムシティ」推奨PCを3月7日より発売 - GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130304_590218.html

mouse-computer-simcity-pc.jpg

相変わらずのでかくて黒いミドルタワー。

ゲーム用となればグラフィックボード(以下、グラボ)が高性能になり、電源容量も大きくなりケースも大きくなるもの。

ケース内の容量は大きい方が比較的ホコリが溜まり難く、温度も上がり難い為、見た目のごつさはゲームPCの宿命と考えましょう。

話を戻しシムシティ推奨PCの仕様を引用。

【NEXTGEAR-MICRO im520SA10-SIMC】

  • Core i5-3470 / GeForce GTX 660
  • 4GBメインメモリ / 500GB HDD / DVDスーパーマルチドライブ
  • 500W電源
  • Windows 8 64ビット
  • 価格:79,800円

【NEXTGEAR i620GA8-SIMC】

  • Core i7-3770K / GeForce GTX 670
  • 16GBメインメモリ / 2TB HDD / DVDスーパーマルチドライブ
  • 700W電源 【80PLUS GOLD】
  • Windows 8 64ビット
  • 価格:129,990円 

下位機種は、CPUがCore i5、グラボにGTX660、約8万円。

上位機種は、CPUがCore i7、グラボがGTX670、約13万円。

約5万円の差が出ているけれど、上位機種はCPUとグラボ以外にメモリやHDD容量なども向上。しかしゲーム用として考えると無駄と言えるやも知れず。

メインメモリを4GB以上使わないならそれ以上は無駄。HDDも500GB以上必要ではないなら無駄。しかし何年間の予定で、どのように使うかによりましょう。ゲームや個人差が有るとしてこの辺りは何とも言えない。

シムシティの提供メーカー(EA社)からの必須や推奨環境は後で出るけれど、マウスはなぜかWindows8を標準としてプレスリリース。8はEAの必須や推奨には現在載っておらず、一応8でも動くという意味として解釈しましょうか。

またはマイクロソフトが圧力を掛けている、とは考えすぎでしょうな。

 

ベンチマークなどによる検証ページを探す

マウスがニュスリリースで提案しているシムシティ推奨PCの標準構成は分かったけれど、ゲームメーカー側の推奨や必須環境も見ておきましょう。

PC用ゲームなら必ずと言って良いほどどこかに掲載されているはず。  

必須環境

  • CPU:AMD Athlon 64 X2 Dual-Core 4000+以上、またはCore 2 Duo Processor 2.0GHz以上
  • OS:Windows XP/Vista/7
  • メモリ:4GB RAM
  • HHD:10GBの空き容量
  • グラフィックカード:ATI Radeon HD 2x00 以上r*nVidia 7800 以上*Intel Series 4 搭載チップセット以上*
  • ブロードバンドインターネット:256 kbps以上(ダウンロード), 64 kbps 以上(アップロード)
  • *256MB以上のオンボードRAMおよびShader 3.0以降のサポート

推奨環境

  • CPU:Intel Core i5以上の性能
  • OS:Windows 7
  • メモリ:4GB RAM
  • グラフィックカード:NVIDIA GTX 275以上またはATI 5850以上

source:シムシティ|EA Japan

必須環境は今から5年くらい前の高性能PC。

今なら5万円を余裕で切れてしまう程度の構成より下か同じくらいと思われ、今からこの性能で揃えろという意味では無し。

手持ちのPCが必須環境を満たしているなら、設定を最低レベルまで落とせば何とかゲームが出来なくもないと考えましょう。私はPC版シムシティをやった事は無いけれど、あのグラフィックでオンボードグラフィックのVRAM 256MBでも可とか、無理が有るはず。

推奨環境は現代に合わせてあるようで、Core i5、メインメモリ4GB、グラボはGTX275以上となっておりますが、今時GTX 275とか売っていないほど古いので、やはり手持ちがこれ以上ならと考えるべきかと。

マウスコンピューターのシムシティ推奨PCは当然ながら条件をクリア。しかし最高画質を求めるなら別の話となり、PC本体丸ごとで10万円前後もするのだから推奨環境でさえ必須環境または最低レベルと考えた方が無難。

オンラインゲームの場合は、アップデートで求められるグラフィック性能が経年で上がる事も有り、長く最高に近い環境にするならグラボ性能はケチってはいけない所。

PCメーカーの提案、ゲームメーカーの推奨を見た後は、2chや個人ブログで情報を仕入れても良いけれど、検索してヒットするなら大手PC関連サイトの検証を参考にしましょう。

シムシティはアスキーがやっていたのでこちらをどうぞ。

新しい『シムシティ』を速攻ベンチ やっぱりハイエンドGPUがほしくなる!
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/125/125752/

設定による画質の違いが掲載されていたので、最高と最低の比較画像。

ascii-simcity-resolution.jpg

左が最高、右が最低。

左は遠近感や描画がリアルで、右は紙で組み立てたように単純な表現。個人的には動作が軽い事も考え右が好きだけれども、普通は左でしょう。

シムシティにベンチマークプログラムは無く、アスキーでは動画の録画ソフトを利用しFPS(フレームレート、1秒間のコマ数)を計測し比較。上手い。

グラボ各種とCPU内蔵グラフィックの表が合ったので一部拝借。

ascii-simcity-fps.jpg

縮小しているグラフはでかい方に合わせているCPU内蔵のインテルHDグラフィックス4000で、グラボ有りと比較すると明らかに使い物になっておりません。

GTX 670が無いけれど、GTX660は平均44FPS。670は50強くらいと想像しましょうか。違うかも知れないけれどGTX 680を超えるとは思えず、660よりは良いはず。

CPUとグラボだけで比較すると、マウスの標準構成は5万円の差。アスキーの計測を参考にすると、その程度で5万円差は金がもったいない。

かと言ってGTX 660では不満が出るやもしれず、また、別のゲームをするかも知れないなら、将来的に性能が不足し後悔するかも知れないので、GTX680を目指してみましょうか。

 

CPUとビデオカードを軸とし構成を考える

マウスのシムシティ推奨PCは、推奨という名前だけで特典など何も無し。

そのまんまカスタマイズでGTX 660を680へ上げると割高になりそうなので、通常のデスクトップPCへ。

ゲームPCの場合は、いきなり高性能なでかいケースのコーナーへ行きましょう。予算を削るとか、スリムケースを選ぼうとか考えない方が何かと安全。

mdv-agz7130x.jpg

参考までにGTX 660搭載の普通のデスクトップPCより。

シムシティモデルは私が今これを書いている現在まだ発売されておらず、カスタマイズページヘ行けないけれど、おそらくこうなると推測。

mousecomputer-gtx660-customize.jpg

標準GTX 660をGTX 680へ変更するとプラス約2.4万円。標準構成が約10万円なので総額は12.4万円へ。

マウスのシムシティ推奨PC上位機種より6千円くらい安く、原因はメモリやHDD容量などが低めな為。HDD 500GB、メモリ8GB(期間限定16GB)で良いならこちらでしょう。

しかし量産系BTOメーカーはカスタマイズすると割高になるもの。標準構成でGTX 680搭載モデルを探すとこちら。

mdv-agz7120x4.jpg

更に約1.6万円高くなり標準構成は14万円へ。

HDD容量2倍(今4倍)、DVDがブルーレイになった程度。CPUに「K」が付いておりますがオーバークロックしないとし、動作クロック100Mhz程度の差はほぼ無関係。

これで1.6万円値上がりは納得行かないので、別のメーカーも参照。

md7500-ci7-ig.jpg

パソコン工房のCore i7-3770、GTX 680搭載は11.5万円。

マウスより微妙に容量が少なめになっておりますが、個人的には比較的安く無駄が無いと思うので、私ならこちらを優先するでしょう。

一つのメーカーだけで見ると適正な価格が分かり難く、デスクトップPCの中身はどこのメーカーも似たような物なので、本当に購入する際は更に他のメーカーも見てみましょう。

 

ゲーム用PCを推奨以外から選ぶ(まとめ)

BTO PCメーカーが提案する推奨PCとは、それなりに高画質でぬるぬる動き、価格がバカ高くならないよう無難に構成されていることが多め。

また、今回のシムシティには何も付いていないけれど、例としてドスパラならモンスターハンターはオリジナルアイテムなど特典が付く事もございます。

特典が無い、または要らない。そしてPCメーカーやゲームメーカー推奨では無く、本当の意味で自分推奨PCとするならカスタマイズや機種変更がお勧め。

BTOパソコンは無改造前提なのでCPU性能をケチらず、グラボは3年くらい戦える状態にしておけば、3年後にPC本体丸ごと買い換えるとして延長保証を追加。

4万や6万円の構成なら使い捨てるつもりでも良と思うけれど、12万円前後となればグラボだけで2~3万円、今回目指した構成例ならGTX 680は4~5万円。

メーカーの修理交換用パーツ、保守在庫は値が下がりにくく、当時の価格になるメーカーが多い為、標準の1年保証期間が切れた2~3年目に充てる数千円の保険をお勧めしております。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。