ゲーム用CPUのおすすめな選び方をコスパ含め比較

2018年6月26日

ゲーミングPCのCPU選び。

2chではゲーム用ならCore i7ではなくi5を選ぶが情強と言われる風潮があり、BTOパソコンもバランスを取り高性能なビデオカード(以下、グラボ)は一律Core i7が標準構成になっているもの。

Core i3ではダメなのか?と思ったので調べた。

起承転結。

  1. 比較用のCore i7,i5,i3の性能と価格
  2. ベンチマーク結果は当然ながらi7圧勝
  3. ゲームに限るとCPU性能はどう出る?
  4. 自作なら後付でも良くBTOは妥協せず

 

比較用のCore i7,i5,i3の性能と価格

この3種類で行きましょう。

CPUの比較表(Core i7 8700K BOX、Core i5 8600K BOX、Core i3 8350K BOX)

source:価格.com -CPU比較表(i7 8700K、i5 8600K、i3 8350K)

いずれも現状最新、Coffee LakeのCore iシリーズ、3種類すべて各クラスの中で最も高性能なCPUとしております。※i7-8086Kは例外として。

おおよその最安価格と性能は以下。

  • Core i7・・・4.0万(3.7-4.7GHz、6コア/12スレ、12MB)
  • Core i5・・・2.7万(3.6-4.3GHz、6コア、9MB)
  • Core i3・・・2.0万(4.0GHz、4コア、8MB)
4GHzの4コアCPUが2万円とかいい時代になりましたな。

通常はゲーミングPCならばCore i7、情強を気取りたいならi5、普通i3はありえないだろうけれども、私ならCPUに2.7万とか出せないので、ゲームするとしてもCore i3+GTX何らかにする可能性は高い。

しかし本当にそんなことをしても良いのだろうか。

 

ベンチマーク結果は当然ながらi7圧勝

通常のベンチマークならば当然Core i7が圧倒的に性能面では有利。

Gesamtrating Anwendungen (Windows)

source:Intel Coffee Lake im Test - ComputerBase

 i7を1とした場合、i5はその9割、i3は7割でしかございません。

もう一つ、7-zipも。 

7-zip

こちらは顕著ですな。マルチスレッドしないのかターボ・ブーストの最大値が高い方が有利なのか、Core i3はi7の半分、i5は3/4の性能に。

もう1つ、気になったのはこれ。

UserBenchmark

source:UserBenchmark: Intel Core i3-8350K vs i7-8700K

上の赤枠、ゲーミングの数値がCore i7とi3でそう変わらない。

しかも下の赤枠、シングルコアなら140対131、i3の最大である4コアは535対496で差があまりなく、フルでマルチコア12個にした時だけi7がぶっちぎりで優勝。

果たしてゲームの処理用としてCPUがどこまで力を発揮できるのか。

 

ゲームに限るとCPU性能はどう出る?

良い比較動画が5つあったので、それらを見て数値を書き出して参ります。前半3つが静止画のスライド、後半2つはゲームのプレイ動画。

1つめは3種類全部入りでの比較。

単位はfpsなので高い方が良く、60を切ると致命的、コマ落ちする可能性があるとして60以上ならOKを基準としましょう。

グラフを全部まとめたものがこちら。

i3 8350k vs i5 8600k vs i7 8700k

赤系がi7、紫がi5、緑はi3で、色の薄い方のMinはミニマムであり最小フレームレートで濃い方はアベレージなので平均値

大きめに差が出たゲームは下2つ、PUBGとトゥームレイダーで他はだいたい同じくらいとなっており、上3つを見るとコストパフォーマンス的にはCore i3が最良、下2つのゲームはi7と他の差が大きいと解釈するなら2chのCore i5情強説は成り立たない。

しかし全ての数値で60fpsはクリアしており、グラボがGTX 1080 Tiでモニタの周波数が60HzならばCPU何でもOK状態。ちなみにメモリ16GB、解像度はフルHDでの検証。

次はCore i5とi7での比較が可能。真ん中にCore i7-8700が入っているけれど、今回関係ないとしてスルー 。

こちらはグラボがGTX 1080、メモリは8GB。

グラフ化されているものをまとめたものがこちら。カッコして1440と書いているものは1440p、書いていないものは1080p。

i5 8600k vs i7 8700k

最小で60切れていない、70fpsなので普通のモニタならば問題なし。最も低いAC ORIGINZのCore i5のMinが70。

どう見るかは人それぞれだろうけれども、個人的には大差ないと思う、その理由はCore i5とi7の大きな違いはハイパースレッディングの有無、6スレッドで足りており12スレッドはオーバースペック。

3種類のゲームしか書き出さなかったけれど、あまりにも多いので途中で挫折しており、他のゲームも検証されているので続きは動画でどうぞ。解像度の違いでどうなるか表したかった。

グラフ化ラストはCore i3対i7。 

グラボはGTX 1080、解像度フルHD、その他詳細は不明。

グラフ化。

i3 8350k vs i7 8700k

トゥームレイダーとファークライがファーーッですな。上2つも大きく違うとは言い切れず、60Hzなら全部クリア、144HzモニタではCPUが何であれ、そこまで出ないゲームが多い。

残り2つはリアルタイムな比較なので再生できるなら適当にどうぞ。

いずれもGTX 1080搭載で解像度はフルHD。Core i7-7700Kはスルー。

私の感想は以下。

  • スレッド数が多いほどCPU使用率に余裕がある
  • CPU性能が高い方がGPUの使用率上がる
  • CPU性能が低いCPUの温度が上がる

fspだけでは「へー」で終わるところ、動画でのリアルタイムな比較は今まで知らなかったことに気付かされた。

グラボがGTX 1080なのにCPUがCore i3の数値、CPU使用率が100%行きまくるところが頑張っている感がありかわいかった。

(個人的な)結論

  1. GTX 1080に6コアCPUはオーバースペック
  2. GTX 1080クラスならCPUは何でも60fpsは超える
  3. グラボが高性能ならば性能低めなCPUはボトルネックに
  4. ゲームによりメインメモリを割と多めに食っている印象がある

1.Core i7とi5でfpsの差は多少あるものの、動画で見るとi5はCPU使用率100%になっていないだけでCore i7が上位互換になるわけで、その差に+2万円強の予算をぶち込めるかは財布の中身次第。

2.結局はグラボの性能が高ければCPUはCore i3でも何とかなる、というか全然行けているので、GTX 1080級のグラボを搭載するならCPUはもしかするとCoffee LakeならPentium(2コア4スレッド)でも良いのかも。

3.高性能なグラボの性能を引き出すならばCPUの性能も高くなければならず、高性能CPUなら100%近く使えるが、アンバランスにグラボの性能だけ高くするとGPUが6~7割くらいしか使えずもったいない。

4.動画のRAMの数値はやや意外。最初はグラボに搭載のメモリと思っていたけれどそれならVRAMと表示するだろうからメインメモリ。検証中に他のソフト起動しているとは思えず、ゲームによりRAM盛る必要アリか?

 

自作なら後付でも良くBTOは妥協せず

以上より、完成品で無改造前提なBTOパソコンを買うならば、高性能グラボには高性能なCPUを搭載すべきであり、逆にそうでもない割安グラボならばCPU性能の盛りすぎはオーバースペック。

このような感じになるのでしょうな。

  • ◯・・・GTX 1080 + Core i7-8700K
  • ◎・・・GTX 1080 + Core i5-8600K
  • △・・・GTX 1080 + Core i3-8350K

多分。

逆に自分でいじる場合。自作PCで現在Core i3やPentiumの3GHzを軽く超えるようなCPUを搭載していたり、同じくBTOでも自力でグラボを増設できるなら。

必要ならとりあえずで高性能なグラボを増設し、今後足を引っ張るようならグラボ以外の部分を一式新調し、グラボだけ5年くらい使い続けるとコスパ良さそう。

私を例にすると、グラボ非搭載、Haswell(第4)世代のCPUが3.3-3.7GHzの4コア4スレ、今回のCore i3-8350Kより少し下くらいなので、GTX 1060以上を搭載すればCore i7とそう変わらずゲームが動作するはず。 

  • ゲーム用CPUはCore i7ではなくi5で良いとは言い切れない
  • CPU性能が低めでもグラボさえ良ければfps高く出る
  • RAM容量はケチらない方が良さそう

メモリは新たな発見、ゲーム用なら4GBはやめておきましょう。せめて8GB、将来性を考え今から5年戦うならば16GBまで盛るべきかも知れない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

>ゲーム用CPU
とりあえず内部構造を無視して単純に数値だけ見るなら

動作クロック>コア数>スレッド数>3次キャッシュ

この順で重要かな、と思います。方程式は「動作クロック+コア数/2+スレッド数/4+キャッシュ/8(※動作クロックは全コア動作最大時を適用。小数点以下第二位を切り捨て)」くらいで。

>この3種類で行きましょう。
上記に当てはめると

i7 8700K:4.3+3.0+3.0+1.5=11.8
i5 8600K:4.1+3.0+1.5+1.1=9.7
i3 8350K:4.0+2.0+1.0+1.0=8.0

点数にするとこんな感じ。8700Kが100%とすれば、8600Kは82%、8350Kは68%くらい。そんなに的外れでは無いはず。

>フルでマルチコア12個にした時だけi7がぶっちぎりで優勝。
それはマルチコアに対応したゲームだとi7が有利という話。ゲーム向けなら「どんなゲームにどんなCPUが向いているのか」がけっこう重要。4コアまでしか対応していないゲームで6コア8コアが効果的とは言えませんし。やりたいゲームのジャンルがボードゲームとかストラテジー系なら、ゲーム向けのCPUを選ぶ必要は無し。3DCGをふんだんに使ったハイグラフィックのFPS系なら、なるべく高性能のCPUを選ぶべき。ただしそれでも、ゲームによってはCPUよりGPUの依存度が高く、場合によってはCPU:GPU=2:8くらいのゲームもありますから、そういう場合もCPUはGPU性能を発揮できる程度に高いモデルを選ぶだけで良し。

>グラフ化ラストはCore i3対i7。
これ推奨GPUが以下ですよ。

HITMAN 2016:GeForce GTX 770(GTX 1050 Ti くらい)
WARHAMMER:GeForce GTX 760(GTX 1050 くらい)
TOMBRAIDER:GeForce GTX 970(GTX 1060 くらい)
FOR CRY PRIMAL:GeForce GTX 780(GTX 1060 くらい)

グラボがGTX 1080なら、CPUがCore i3でも問題ないでしょう。もしかしたらPentiumGで大丈夫やも。

>グラボが高性能ならば性能低めなCPUはボトルネックに
GTX 1080を選ぶユーザが予算をケチってCPUにCore i3を選ぶとは思えず。むしろ高性能グラボに低性能CPUを組み合わせるユーザは金持ちと見た。

>◎・・・GTX 1080 + Core i5-8600K
最近のCore i5は6コアですから、HT無しでも問題なさそうですね。

インテル、「世界のPCトレンド」の筆頭に「eスポーツ」を選出 - GAME Watch
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1129535.html
日本ではi7-8086Kが人気みたいですよw

NVIDIAが「いかなる機密情報もNVIDIAの利益のために使います」と誓わせる秘密保持契約を要求、拒否したメディアが文書を公開 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180626-nvidia-nda/
謎の半導体メーカーに関する記事はすべて提灯記事だと思ったほうがいいのかもしれませんw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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