Windows 10の無償アップグレードは1年延長するか?

2016年2月23日

MM総研が2015年国内パソコン出荷概要を発表。

毎月見ているJEITA統計は国内PC出荷とはいえどもDELLやHPの入っていない数値なので、本当の意味での国内PC出荷とは言えず。しかしMM総研はDELLやHP含む分母のデカいマジな集計結果。

微妙に度肝を抜かれたのでこれで1記事。

国内のパソコン出荷台数が約2/3まで減少(MM総研調べ)

元ネタ。グラフを見るとビビる事が可能かと。

2015年国内パソコン出荷概要 - 株式会社 MM総研
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120160218500

pc-shipment-2015-mmri

最下段はMM総研の予想なので一旦スルーするとして、2014年までは1500万台前後有った出荷台数が1000万台切りそうなほど縮小。

MM総研はJEITAのような和式な期間では無く、ワールドワイドに1~12月なので2015年1月からの1年間。

2015年度は特に何か大変動が起こった時期では無く、東芝や富士通の縮小予定は2016年春以降。NECとレノボ合体やソニーがVAIOを見捨てた時期は2014年なので昨年は関係無い。

  • 大手メディア「タブレットに喰われt」
  • ヒツジ先輩「いい加減にしろ」

スマホに食われたのかも知れない(棒読)

嘘乙はこのくらいにしておき、JEITA統計で1千万台切ったとか昨日の夕食が何だったかレベルにどうでも良いけれど、JEITAでもBCNでも無いMM総研の数値でこれは凄まじい、主としてWindowsパソコン凋落ぶり。

出荷単価は8.6万円で5年ぶりに8万円台に上昇

一時期は7万円を切る勢いの平均単価が8万円台、しかも8.6万円台は時代に逆行しております。売れないので機種が少ない、イコール競合が少ない、イコールそういう製品は求められていない

このような単純な流れ、私のような素人でも見ているだけで判る事にアンタら気付いているか?>大手PCメーカー

今でもWindows 7、タッチスクリーンやその他無駄な機能の無いパソコンも有るけれど、どうして良いのか分からない大手PCメーカーあるあるとして、とりあえずタッチ操作出来るように、ペンも付けたら良いのだろう、高解像度が正義なのか、などマイクロソフトに流され過ぎ。

新モデルの機種が少ない中でも特に流されモデルなタッチ操作PCが出るので単価が上がる。まともなマルチタッチスクリーンを搭載すると液晶の表面にガラス状の素材が必要となり、原価が上昇、質量は上昇、価格も上昇、今時そんなノート売れるわけが無い。

今やノートはデスクトップより安くて当然。※Let'sとMacは別

出荷台数は前年比31.9%減、出荷金額は26.6%減

31.9%減少の表現は3割少々かと感じるけれど、33.3%に近いと見るならば2/3近くまで落ちたという意味となり、グラフを見ると一目瞭然。

過去の年度の出荷台数が上下激しいグラフならば、「まあそういう事もあるだろう」で終わるところ、過去5年間1500万台規模を維持していたものが突然の1000万台は異常。

個人系は前年比23.8%減、法人系は37%減

分数おおよそで換算すると、個人向けは3/4に減少、法人は2/3以下まで落ち込んでしまった、しかも2015年の一年間で。

個人より法人の低下が大きい原因はMM総研が指摘し言い切っている通りと感じるけれど、影響力では3>>>1>(ウォール・マリア)>2かと。意味不明失礼。超えられない壁という事で。

  1. 円安によるパソコン本体値上げの影響が想定以上に購買意欲を減少させた
  2. 店頭での光回線とのセット販売による値引きが大幅に減少し、携帯キャリアを通じた携帯電話回線と固定回線のセット割にシフトしてしまった
  3. マイクロソフトのOS無償提供の範囲が現行の主力OSであるWindows7機まで対象となった

後方へ外されているこちらは関係無いはず。

Windows XP入れ替え特需が個人市場より大きかったため反動も大きかった。

XP終了祭り終了は2014年4月頃。特需終了後の年と、その後の1年間で比較しているのだから、いくら何でも2/3まで減少はおかしい。

メーカーシェアはNECが維持、アップルが伸びた?

pc-share-2015-mmri

NECレノボ以外は全体的に圧縮されており、アップルが2%くらい増加。

別のデータ(ソースは忘却)で出荷台数を見るとアップルは平常運転。特に2015年が好調だったわけでは無く前年とそう変わらない為、単にWindows PCの出荷台数が減り、相対的にAppleの面積がデカくなっているだけ。

法人は緩やかに回復?個人はどうなる?

引用。

最も需要が落ち込んだ2015年1-3月期は50%減であったが、直近の2015年10-12月期は17%減まで回復している。今後も緩やかに回復していくと見られる。

見方が甘い。

2015年1-3月の5割減はXP祭り終了間際の大フィーバーとの前年比なので割れまくりで当然で有り、10-12月の17%減を回復とは詭弁過ぎる。

前年比の罠が分かり易くなるよう仮想の数値で置き換え。

  • 2014年1-3月:1,000 VS 2015年1-3月:500・・・50%減
  • 2014年10-12月:602 VS 2015年10-12月:500・・・17%減

1,000は祭り、602は反動、2015年は500で一定しているならば回復なぞしていない。前年比は2つの要素を相対で比較するもので有り、いずれかを基準にして言い切ってはいけない。

MM総研的2016年の展望

引用。

2016年のパソコン市場は8.2%減の933万台と減少を見込む

算数での無難な予想。

しかしMM総研はパソコン、特にWindowsの内部事情に詳しく無いのだと思う。私の予想では933万台どころでは無く落ち込む。

 

Win10無償アップ1年延長?7が早期終了?(まとめ)

皮算用でもエスパーでもございません。

今回のMM総研予想は甘いと思いつつ、ふと気付いた搭載CPUによるサポート期間の違いと、マイクロソフトはインテルでは無い点。

参考にどうぞ。

Windows 7を例にすると、サポート期間が以下のようになる。

  • Haswell以前・・・2020年1月まで
  • Skylake・・・2017年7月まで
  • Kabylake以降・・・無し

source:MSが新CPUで10以外サポートしない話がマジだった件 - BTOパソコン.jp

マイクロソフトが突然勝手に「SkylakeはWindows 7/8.1サポート来年7月まで」としたのは良いとしましょう。良くは無いけれど。それ以降のCPUはパソコン限らずスマホも何でもARMも全部10以外はサポートしない。

Skylakeは来年7月までに10へアップグレードすれば良い、以降のCPUは10なら良いのか、と思っていたけれどお待ち有れ。今年7月にマジで10無償アップグレードが終わった時の事を考えてみましょう。

インテルCPUのロードマップを見ると分かり易い。

ascii-intel-loadmap-2016

source:ASCII.jp:Kabylakeは2016年8月末に投入 (1/2)ロードマップ

Kabylakeは10しかサポートしないのであきらめるとしても、Skylakeの7/8.1サポートは終了は1年後なので、現在の10無償アップ終了がマジで今年ならば8月以降も最新版かつ主力で販売中のSkylakeで7/8.1が出せない

出して売るのはPCメーカーの勝手だけれども、サポートが1年未満のWindowsを入れて売るわけにも行かず、8月以降は10へアップグレードするなら有償になってしまいましょう。

購入して1年足らずでWindowsのサポートが終わる7/8.1は、無償アップが2015年7月終了ならば実質同時に同月までに7/8.1仕様のパソコンは出せなくなる。出しても良いけれど短命過ぎる半ば詐欺。

というわけで、これに気付いているPCメーカーならば6月頃まで、私がメーカーの販売担当ならば5月くらいには「無償アップは後2ヶ月だけ」として売るか、7仕様をあきらめ2015年4~5月頃から早々に7仕様をやめると思う。

しかし7仕様は10月まで販売可能、今や虎の子状態の稼ぎ頭なのでPCメーカーが今年7月までにマイクロソフトへ「どうすんだよ」と文句を言い、聞き入れるならば、今年10月に7仕様が終了し、来年7月まで無償アップを延長し、7仕様のSkylake搭載PCの無償アップを最短9ヶ月残すが良心的。

過去のマイクロソフトならばPCメーカーはライセンス料を自動で入金してくれる金のベルトコンベアなので慎重になるとし、無償アップ1年延期も有り得たと思うものの、最近のマイクロソフトの10強制はハンパ無く、今後はPCメーカーでは無くWindowsを経由しユーザから広告収入や月額料金を取ろうとしている、ならばPCメーカーは軽視される可能性。

よって無償アップ延長せず、MS「10で売れや(白目)」になりそう。

マイクロソフトの主力OSはPC用Windows。タブレットやスマホでの普及は手遅れ、iOSやAndroidにはもう勝てないところまで来ている為、OSで端末を独占に近い状態で維持出来るのはパソコンだけ。

しかしPCメーカーを足蹴にし、ユーザを人柱としたWindows 10戦略。

このようなクズ思考でPCメーカーがマイクロソフト様万歳になるわけは無い過去の威光へ。ユーザとしてもマイクロソフト儲けさせる為にパソコンやWindowsを使っているわけでは無い。

7の実質終了が今年7月(またはそれより前)になろうとも、10無償が来年7月頃まで延長しようとも、PC出荷台数はMM総研の予想より下回るはず。

台数はマイクロソフトがどのくらいクソ企業なのか計算出来ないので見当も付かないけれど、おおよそで900万台割ると憶測。

マイクロソフトはNECの黒歴史を再現するのか?

マイクロソフトはアップルのように自社製品へと移行したいのかも知れないけれど、そうなると大手メーカーはPC事業をやめ、BTOや組立代行は廃業。そして自作ユーザは別のOSを探す事になり、シェアを落として自滅するかも知れない。

私は自作PCユーザなので自作しない人へパソコンの価値観をお伝えしましょう。はっきり言ってここまでやるならWindowsでは無くとも結構。おそらくLinuxへ移行すると思う。それは自作ユーザ以外にBTOや組立屋も同様。

過去に私はMS-DOSを使っておりました。そこから環境がWindows 95となりDOS用のソフトウェアは全て水泡。更にはNEC(PC-9821)もサイコムのDOS/Vパソコンへ買い換える事で周辺機器はほぼ全て流用出来ず。CバスのボードやSCSIのHDDとか全部。

それでも自分で自由に仕様変更可能な、パーツを流用すれば安く使える自作PCを取ったわけで、Windowsが自作やBTO用として通用しなくなるならば、Linuxとは言い切らないけれど少なくともWindowsが不便になるなら使わなくなるはず。

Google「後は任せろ」

クロームドロイドに期待。※PC用Chrome OS+Android合体のLinux

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>個人向けは3/4に減少、法人は2/3以下まで落ち込んでしまった、
>しかも2015年の一年間で。

法人がwindows離れるなら、私も他に移行

appleがPCとして使え、型落ち値引きし、シェア増大、
フリーソフト続出ならそちらでもよいw

>クロームドロイドに期待

家庭用ならありなのか
会社でも使えるのかその辺が気になるな。

>OSで端末を独占に近い状態で維持出来るのはパソコンだけ。

MSが独占できなくなった時点で総スカンされると予想。
雑誌でたたかれ、PCメーカーに相手にされなくなり、
個人もwinって昔はよかったな的な昔話へw

win7もxpみたく勝手に非正規にアップデートみたくなるやもw

>Win10無償アップ1年延長?7が早期終了?

Win10無償アップにvistaもいれたらまだいい気がする。
vistaだとハードが対応しないのが多いのかなw

>そういう製品は求められていない。
一時期その手の製品ニーズを狙おう、という商売が流行りましたね。いわゆるロングテール。だからといって、王道を捨てても良い訳では無いと思いますが。

ロングテールとは - はてなキーワード
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%F3%A5%B0%A5%C6%A1%BC%A5%EB

>2.店頭での光回線とのセット販売による値引きが大幅に減少
確か回線契約込のPCを買い、PCを受け取ってから回線契約を取り消す事例が多発して禁止になったのでしたっけ。酷い時は偽名や偽の住所まで使ったとか。
回線セットで5万円くらい値引いていた時期もありましたから、特に新社会人や新入生など、資金不足の方々が新生活に向けてPCを購入する際には痛手ですね。あくまで店頭での話ですから、Webサイトから購入する際はあまり関係ありませんけれど。

J-CASTニュース:家電量販店から「100円パソコン」なぜ消えた 値引き特典「中止」の裏事情
http://www.j-cast.com/2013/03/05168282.html?p=all


私もWindows10への無償アップグレードは延長しないと思います。もし延長したなら、もともと高くないMSの信用度が、ゼロに限りなく近づく訳で。個人的な理想としては

「MSが公式にWindows 7 や 8.1 風のテーマを提供する事で、無償アップグレードしたユーザが違和感なくWindows10を使用できる」

ようになる事ですね。

>そういう製品は求められていない
ASCII.jp:2016年は2 in 1 PCが豊作、注目の海外メーカー製品はどれ?
http://ascii.jp/elem/000/001/122/1122629/
未だにこんな記事を出してますなw

>単にWindows PCの出荷台数が減り、相対的にAppleの面積がデカくなっているだけ
やっぱりMSが原因ですねw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

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部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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