エプダイの売り方がデタラメ過ぎて全私がどん引き

2017年12月27日

エプソンダイレクト(以下エプダイ)より新製品。

第8世代Core iシリーズ搭載、オリジナルケースによるデスクトップPC。価格は17万4千円の税別なので国内BTOならば余裕でゲーム用の価格帯、容量や性能に余裕があるはずと思いきや以前にもましてひどかった。

適当に見て参りましょう。

第8世代Core iシリーズ搭載Endeavor Pro5900

元ネタの公式プレスリリースより。

プレスリリース  | エプソンダイレクトショップ
https://shop.epson.jp/info/press/2017/1219/

endeavor-pro5900

エンデバーシリーズの新製品は型番が5800から5900へ。

価格は見ての通り174,000円の税別で送料も別。カスタマイズは他の国内量産系BTOメーカーと同じくらいの品揃えと割高な差額なので、標準構成での購入が最も割安になる量産系の平常運転。

17.4万円で製品名にProが付くほどなので相当凄いのか?主な仕様。

  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:Core i5-8400(2.8-4.0GHz、6コア、9MB、TDP65W)
  • マザー:インテル Z370 チップセット
  • グラボ:インテル UHD グラフィックス 630 ※CPUに内蔵
  • メモリ:4GBx1( PC4-2666、DDR4 SDRAM)
  • HDD:500GB(SATA3、7200rpm)
  • 光学:DVD-ROMドライブ
  • 有線:1000BASE-T対応、USB3.0x6/2.0x3
  • ケース:Endeavor Pro5900 ※キャリングハンドル付
  • 電源:650W

エプダイが何か間違えているのか、私が操作ミスったのかと思える標準構成。CPU外すと5万円くらいにならないか。そしてCPUを取付けると7.5万円くらいにならないか。

Pro風味な箇所はCPUとマザーボードくらいで、他は全てカスタマイズ前提のような最低構成とでも言いましょうか、とてもProを名乗る仕様とはいえない。

ケースが高価なのかも知れませんな。

ga03_big

前が開いて内蔵ストレージ4本を手軽に交換可能。だけれども、10TB超えのHDDが出ている現代的には価値が薄れて来ている気がしないでも無し。

他のメーカーならばどの程度になるのか、まずはパソコン工房。

i5-8400-koubou

いや、マジで。

というかこちらの方が少々性能も容量も上なので違いのみ書き出す。

  • メモリ:8GBx1( PC4-2666、DDR4 SDRAM)<エプダイの2倍
  • HDD:1TB(SATA3)<エプダイの2倍
  • 光学:DVDスーパーマルチ<書込可能
  • グラボ:GeForce GT 1030(VRAM:2GB)<グラボ搭載

メモリとHDD容量は2倍、しかもGT 1030搭載なので3Dゲームも画質など落とせば動くと価格コムのレビューで見た。

失礼、グラボ無しもあった。

i5-8400-koubou2

エプダイとの違いを改めて。

  • メモリ:8GBx1( PC4-2400、DDR4 SDRAM)<容量2倍、クロック低い
  • HDD:1TB(SATA3)<エプダイの2倍
  • 光学:DVDスーパーマルチ<書込可能

グラボ無しでメモリのクロックが1段階下がった程度で約7.5万。

マウスも似た感じ。

i5-8400-mouse

パソコン工房と価格は同じ、違いはDVDドライブ非搭載。

電源容量がエプダイ650Wに対し、PC工房450W、マウス350Wの違いがあるにはあるものの、容量というものは足りていれば良いので比較対象にはならない。

何だこれ?と思ったドスパラもついでに。

i5-8400-dospara

価格が入りきらなかったので画面上部もスクリーンショット。

i5-8400-dospara2

パソコン工房のグラボ無しの方とほぼ同じ、メモリのクロックがエプダイと同じで価格は8万円オーバー、という事はパソコン工房より約8千円高額。

ここ数年、何となくドスパラ高いなと感じていた理由が判った。

まずバックされる2,680ポイントが売価に含まれているとしましょう。但しドスパラのポイントはカード決済すると対象外になるのでゼロ。なので私はもらったことない。

カード決済しなくともまだ5千円くらい差がある点は、画像左下のプレミアサービス加入(PS会員)が前提なのだろうと。

3段階ある最安のシルバーは月300円。但しポイントが2倍、カードでも1倍になる以外は旨味が無い。500円のゴールドはほぼ無意味なのでスルーし、プラチナになると2,000円の送料が無料になるので月額の900円になりお得。

という事は単に得するだけと思えるものの、PS会員になるにはカードまたは口座振替による自動決済または引き落としになるので手続きが面倒。そう、解約の手続きも面倒。解約忘れる人狙いと言えそう。

それでもPS会員になり1ヶ月でやめてしまえば約6千円得な気がするものの、倍増ポイントは翌月の付与なので900円x2ヶ月=1,800円となり結局は5千円くらい得なだけ。

半年ほど解約し忘れていてくれたなら、後はドスパラへの自動お布施が始まるわけですな。ドコモ並に面倒そうなのでドスパラ好きな人はご注意あれ。

話を戻すと、エプダイのEndeavour Pro5900は他の国内BTOメーカより10万円くらい高いと言える。

なぜこのような売り方がまかり通りそうなのかは次で。

 

売り方が国内の老舗と思えないほどデタラメ

レノボかよと思った、2017年12月下旬現在のクーポン商法。

40k-off

いきなり134,000円まで値下がりとか客をバカにしすぎでしょう。

これでもまだマウスなどより6万円くらい高いのでケースが6万円なのだろうか。そうでは無く、4万円も得したと勘違いしてしまう人へ更に勘違いさせようとしているとしか見えない説明がゲスい。

プレスリリースの一部をあえて画像で。

5900-cpu

更に一部をテキストで。

CPUは定格3.7GHz(ターボブースト動作時は4.7GHz)で動作するインテル Core i7-8700K プロセッサーをはじめとした、第8世代 インテル Core i5/i7 プロセッサーをご用意しています。

はじめとしているのはCore i5-8400だろうと。

この書き方ではパソコン詳しくない人へ、Core i7-8700Kが標準だろうとかクロック3.7-4.7のCore i5と錯誤を誘発していると言われても仕方ない言い回し。

話を巻き戻すと、いつまで4万円値引きかはこちら。

code-40k-201801091700

2018年1月9日の夕刻まで、は良いけれど、その後どうするのか気になるので予想3種類。

  1. 4万円値引き終了するだけ
  2. 終了直後に4万円引きセールが再開
  3. 4万円値引きを終了しつつ通常価格を4万円以内で値引く

1をやると相場より10万円も高額なデスクトップPCになってしまい、もし買って2chで晒そうものなら情弱として爆笑されるでしょう。

2が濃厚と予想しており、終了直後に新春セールとか言って同じ値引き額で画像やタイトルを差し替えつつ2月くらいまで引っ張る。

3は慎重にやらねば二重価格表示に該当する可能性。

 

エプダイPCはどこで需要があるのか謎すぎる

大昔のエプソンは、国内PC市場を独占と言えるほど占めていたNECのPC98シリーズのほぼ互換として国内唯一のメーカー。当時は家電量販店の店頭でエプソンPC-486を見かけたもので価格がNEC60万ならエプソン30万円切れたり。

しかし今は店頭でエプソンPCを見た記憶は無く、法人か?と思えば公的機関はNECと富士通ばかりが目につき、医療関係はDELLかHPかLenovoが多い印象。エプソン見た事が無い。

何年か前まではニッケーがパソコン満足度ランキングと称してサポート部門で1位とか言っていたものの、現在のランキングはサポート部門は無し。

日経コンピュータ顧客満足度調査 2017-2018:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/091500382/

他の部門でもエプダイの文字はどこにも無し。※ニッケー会員登録したりログインしてまでは見ておりません。

考えられるとするなら、個人のおっさんで昔からエプソンPC以外使った事が無いレベルだとか、民間企業へPC納入する代理店がエプダイ取り扱っているくらいしか思い浮かばず。

あった。民間企業が主力のようですな。

エプソンのパソコン導入事例のご紹介  | エプソンダイレクトショップ
https://shop.epson.jp/pc/casestudy/

ということは今回のデタラメな価格設定、もしくはプレミア過ぎるエプソンPCのEndeavourケースは当て馬であり、代理店経由で大幅値引きとか称して見積もり乱舞しているのだろうと妄想。

ならば市販品10万円くらいのパソコンを17万円くらいで4年リースしていたとして、保守料が激安ただし7万円にも保守料が含まれている、という見せ方なのかも知れない。

個人は捨てており法人のみで食っている感が凄いので、代理店経由でリースとかしない一般PCユーザ向けとは言えない印象は何年も前から。

7万も17万も変わらないと判断する金持ちな人はどうぞご自由に。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

エプソンは昔からケースの機能性とデザインに惹かれます。中身はどうでも良いです。ケースだけが魅力。

>Core i5-8400
これが載っている時点で、通常はどう頑張っても12万円くらいなはず。しかもグラボ無しとはさすがエプソン。更に言うとこの価格でSSD無しもさすが。それでいて電源容量が650Wとは、何に備えているのか不思議なレベル。

個人的にこのモデル、BTOで「外付け電源スイッチ」を付けられるのが面白いです。コード長0.6mで1,500円、2.0mで2,500円。このモデルを買う方はぜひとも追加して欲しい。

>とてもProを名乗る仕様とはいえない
たぶんProductsの略なのでしょう。意味としては「エンデバーの製品」になりますし。誰もProfessionalとか書いてませんし。ミスリードミスリード。

>しかもGT 1030搭載なので
Pro5900もBTOで搭載は可能。プラス15,000円ですけれど。

>クーポン商法
どこぞのスーツ販売店も、クーポンで半額とか2着目は1,000円とか、舐めた価格設定をよく展開しますね。あの手の店では買う気が起きません。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。