エプダイのカスタマイズ価格の高さが良く判るキャンペーン

2012年11月14日

エプダイの誤った販促再び。

エプソンダイレクトの良さは、サポートが良いらしく納期や修理返却の速いらしい事。PC本体は安いとは言えないというか高いけれど、そこに価値を感じるなら有りなメーカー。カスタマイズもやたら高いので適当に見て参りましょう。

どこがキャンペーンなのか意味不明な宣伝に全私が震撼。

エプソンダイレクトのカスタマイズはパーツ毎に価格を設定

先に一般的な量産系BTO PCメーカー、マウスコンピューターを例にカスタマイズ画面を見てみましょう。

mousecomputer-customize-default.gif

いずれも「標準」という言い方となっており0円で、標準以外のパーツ選択は標準パーツとの差額。

これは標準構成でPC本体一式いくらという価格表示になっている為。量産系BTOメーカーのカスタマイズは高めに設定されているので、見た目が安く見えるという上手い書き方。

エプソンダイレクトもPC本体一式いくらという表示なものの、カスタマイズは他社とは違い、パーツ毎に全て価格を表示。

カスタマイズのステップ1より。

epson-customize-base-unit.jpg

OS(Windows)はマウスのように差額表記となっておりますが、ここだけ。サイコムもOSのみ差額表記なのでマイクロソフトがそうしろと言っているのでしょう。ちなみに予想や推測ではございません。

OSの下、ベースユニットがエプダイ独特の見せ方で、上の画像では72,450円。これは、PCケース(と電源ユニット)とマザーボードの合計価格。

過去にエプダイのPCケースは約5万円?という記事も有るので、興味が有るならリンク先もどうぞ。

ステップ2でパーツ選択。

epson-customize-parts-cpu.jpg

 

マウスでは「標準」(0円)になっていた所がエプダイでは価格を表示。標準(デフォルト)でチェックが入っている物以外は差額では無く単体の価格を表しております。

上のCPUカスタマイズをマウスのようにすると

  • i3-3220・・「標準」
  • i5-3470・・¥7,350
  • i5-3570K・・¥12,550
  • (以下省略)

このように安く見える上、悪い言い方をすると市販の単品販売などと価格を比較しづらく、誤魔化せるわけですな。

この点、エプダイは分り易いけれど下手だと思う。カスタマイズのシステムが変更出来ない問題と推測。

 

エプダイのカスタマイズ価格の高さが良く判るキャンペーン

アスキーのエプダイ専用宣伝コーナーより。

ASCII.jp:エプソンダイレクト、Windows 8搭載PCの値引き開始!
http://ascii.jp/elem/000/000/740/740734/

ascii-peson-cm.gif

source:http://shop.epson.jp/campaign/

全部で価格比較をするのは面倒なので、各項目の一番上だけ。最安は2012年11月中旬時点でのおおよそ。

  • CPU:i5-3570K・・通常:28,350円>現在:25,200円(価格コム最安:17千円)
  • メモリ:4GBx2枚・・通常16,800円>現在:11,550円(価格コム最安:3千円)
  • オフィス:2010 Home~・・通常:31,500円>現在:26,250円(マウス:25千円)

オフィスは値下げしても他社より高額。パーツは低価格な物でも市販のパーツ単品販売より8千円くらい高額。

CPUとオフィスは他社も同じ物を載せており、メモリもチップは違えどエプダイが高級品を使っているとは思えず似たような安物のはず。

最もひどい物はメモリ32GB。メモリ8GBは、価格コム最安なら2枚で5千円くらいなので4枚なら1万円程度のところ、エプソンダイレクトは今なら約8万円。ぼったくり過ぎにも程が有る。

エプダイの販促や広報はフロンティアレベル

アスキーの宣伝記事タイトルを見ると、Windows8 PCなら(自称)安くなるキャンペーンかと思いきやぐだぐだ。

今回のキャンペーンはWindows 8のみでなく、Windows 7にも適用しているので、

なぜ「Windows8発売記念、値引き開始」にしなかったのか。

自社のカスタマイズのぼったくり度を知らない上、Windows8がどれほど売れていないOSなのか知らない人が企画したような。

フロンティアに似た感が有りますな。中の人がPC素人。これではマーケティングやセールスまで素人仕事。

私が何故このような売り方を叩くかは、PC初心者がこのような嘘に騙され買ってしまい後悔されぬように。

エプダイのデスクトップ(例はPro5300)は標準構成の時点で他社より5万円くらい高く、カスタマイズすると1パーツ1万円以上盛られる為、大金を積んででもエプダイの良さが判る人でなければお勧め出来ない。

 

カスタマイズするなら自作代行系、しないなら量産系(まとめ)

今回はエプダイの宣伝のやり方があまりにも下手なので突っ込んでおりますが、エプダイに限らず量産系メーカーのBTOパソコンはカスタマイズが高額。

なぜそうなるかは量産の為に標準構成用のパーツを大量に買い安く仕入れる為。逆に言うと、カスタマイズしない標準構成がやたら安くなるのはその為。エプダイ除く。

また、標準構成に近いなら生産工場もやり易く、標準構成でベアボーン(半完成品)化しているなら、カスタマイズされた箇所をパーツ交換するやも知れず。

具体的にはメモリ4GBx1が標準構成のところ、ユーザが8GBx2へ変更し発注した際、4GBx1を抜き8GBx2を挿し、そこで在庫を変更するという作業の手間も関係するでしょう。

量産系では無い、例としてサイコムなどの私が自作代行系と指しているメーカーは、本当に受注後に一から組み立てていると思われ、カスタマイズしても量産系ほど高くならないというか、ほぼパーツ単品価格と同じでしょう。

違いは、量産系の標準構成が大人買いにより利益を出している事に対し、自作代行系は各パーツ販売と仕入の差額で利益を出す為。

具体的には、量産系で市販5万円くらいする高性能グラボへカスタマイズすると、5万円クラスのグラボは在庫が少なく保守(修理用)パーツの在庫も抑えたいところ。カスタマイズに価格を盛っておかねば赤字になる可能性。

自作代行系で同じようにカスタマイズすると、利益率20%とした場合、1万円のグラボなら2千円、5万円なら1万円なので高性能な物の方が利益額が高くなり大歓迎。だから盛る理由は無く、むしろ売れるよう安くカスタマイズ対応が賢い。

また、自作代行系は保守パーツという考え方が無く、現物が入手困難になれば、同じパーツは無いとして別型番の新製品で修理交換。

というわけで、エプダイは超高額カスタマイズを高額カスタマイズとし、値引きしたという表現で販促する手法が間違っており、自己満足により結果として消費者を騙してはいけない。

エプダイの良さは価格に無し。他の所を売れば良いと思うけれど、これでは良さが無いのか、自社の事を解っていないのかと思われても仕方無し。

正確には「安い」とはどこにも書かれていないので嘘とは言えないけれど、広告として表現が誇大(おおげさ)だから買う側が勘違いし易く、個人的に気に入らないという話でございました。

リンク用ソース

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

期間限定の特集など


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

カテゴリと更新通知

広告

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。