BTOパソコンのfaith、パソコン工房へ吸収され実質終了

2015年12月29日

BTOパソコンのフェイスが終息。

正確にはユニットコムとしてパソコン工房への一本化とでも言いましょうか、サイトやブランドは残っているもののパソコン工房へと引き継がれており、既に息の根が止まっているので報告。

ひっそりとフェードアウトした模様。

BTOパソコンのフェイスがパソコン工房へ吸収

2015年12月27日のFaithトップページがこちら。

フェイスのトップページ

フェイスは2013年2月、ゲームPC特化宣言をしており、その後は翌年の夏頃まで本気でやっていたように見えたものの、フッと新作発表が途絶えておりました。過去の記事でそのような事を書いた記憶が有る。

現在もメニューの左端はゲームPC、次のLEVELインフィニティは最強PCと称した高性能パソコンのブランド名。相変わらずやらかしているように見えるものの、実は中身が半年ほど前、2015年夏頃からパソコン工房と同じ、または下位互換。

例としてフェイスのインフィニティページ。

フェイスの最強PC

左上の約53万円PCは、いかにもフェイスらしいヤケクソなモデルに見えるものの、パソコン工房にも全く同じ物がございます。

パソコン工房にも最強PC

上段の約50万円の方。打ち消し線が入っている税別価格がフェイスの最強モデルと同じ、パソコン工房では更に1ランク上となる、Windows 7 Pro~仕様の機種も有り。

唯一といえる違う箇所は、フェイスにはゲームの推奨PCが有る点。

ゲームの推奨PC

下2つは同じ構成で、上はメタルギア、下はバトルフィールド推奨という違い。但し、推奨が付いていない型番違いがパソコン工房にも存在。

以前はツクモ並にパーツの販売に力を入れていた点も失せており、パソコン工房と大差無し。もはやフェイスの存在感は空気。

 

フェイスの特徴や運営方針の歴史を振り返る

大して詳しいわけでは無く、私の主観や印象なので話半分くらいで。

10年くらい前のFaithはサイコム級の自作代行

当時は私がメーカーのPC修理現場に居た頃、フェイスの立ち位置としては量産系では無く自作代行のような価格とカスタマイズ。

  • いかにもな量産系・・・マウス、ドスパラ
  • 選択多めな量産系・・・パソコン工房
  • 自作代行系BTO・・・サイコム、フェイス

確かこのような感じで、サイコムとの違いは、「メモリ無し」とか出来ない程度で、グラボの選択が10以上有るとか、メーカーをMSIかASUSか選べたり、価格が当時のサイコム並かそれ以上に安かった。

まだパソコン工房の会社(当時、アロシステム)に取り込まれて間も無く、サイコム以外にこのような良いメーカーが有るのかと感じておりました。

5年ほど前までは量産系になりつつもパーツ充実 

それからしばらくし、私がブログを始めた頃になると、カスタマイズページはレイアウトが違うだけでパソコン工房に近くなっており、パーツ選択の種類は相変わらず多めでは有ったものの、マザーボードのメーカーが不明になるなど量産系へ。おそらく仕入を一緒にしてコストダウンしたのでしょう。いや、知らないけれど。

パソコン工房との大きな違いは、パーツ単品の取扱いはどちらでも有るものの、フェイスの場合はツクモと張り合う程の安さとマニアックな品揃えで、セールを頻繁に行っておりました。

当サイトでも5~7年前の記事でフェイスのパーツ安いとネタにしている程。

2年くらい前から切羽詰まり、追いつめられている感

円安傾向が強まり、安さという利点が出せなくなったのか、ゲームPCで本気出すと言い始めた頃には、パーツが安い=フェイスの印象がほぼ消滅。

ちなみに同年、7月でフェイスの実店舗が閉店しBUY MOREへ統合。

ゲームPC需要は大きくは無いものの、供給側も小さいので上手く宣伝出来るなら、ゲームPC専門くらいの勢いで復活する可能性有りと見ていたけれど・・・

2015年夏、息をしていない事に気付く(私が)

おはじきを食ってしまったのか、自分の墓を作ってしまったのか、フェイスが息をしていない事に気付く。意味不明失礼。

本当に終わってしまったのか半年くらい様子見しよう、実はマニアックなスタッフが不足しており、休憩しているだけかも知れない、と思ったけれど、復活の気配が無いどころかパソコン工房化が止まらず、もはや品揃えがクローン。

フェイスのセール。

フェイスのセール

パソコン工房。

パソコン工房のセール

同じ人が作っておりましょう。

なぜTWOTOPなどのようにリダイレクト(パソコン工房へ飛ばす)しないかは、フェイスのページにそれなりのアクセスが有るとか、何か理由が有りそう。

おまけ:ユニットコムへ問い合わせてみた

「それを先に言え」とか「オマケじゃないだろう」と怒られそうだけれども、最初に書くとここまでの尺稼ぎが出来ないので後出し。

メールにてユニットコムへ、「BTOパソコン.jpだけど、もしかしてフェイス終わった?」のような感じでは無く、クソ真面目な文章で問い合わせてみたところ、「うん」との事。いや、本当はクソ真面目に返って来た。

今後はパソコン工房のゲームPC内へと統合予定らしく、フェイスのページがいつまで生きながらえるかは不明。ページは残るだろうけれども、システムは切り、リダイレクトになるかもという意味。

1月までにPCメーカーのアンケートを実施し、左のリンクを入れ替える際に削除する予定で。さらばフェイス。

 

PC業界縮小はBTO PCメーカーに吉か凶か?(まとめ)

当サイトがスタートした7年前以降、メーカー各社のPC事業は現在まで縮小、または絶滅の一途をたどっております。

時系列で並べつつ、大手メーカーを太字、BTOはそのまんまで表記、新Windowsが出た時期も入れてみましょうか。

  • ツクモ・・・2008年に破産し規模縮小
  • ONKYO・・・2009年にSOTECが消滅し吸収、現在は虫の息
  • <2009年10月、Windows 7 発売>
  • NEC・・・2011年7月より半分少々をレノボ任せへ
  • クレバリー・・・2012年5月に破産し消滅
  • <2012年10月、Windows 8 発売>
  • TWOTOP・・・2013年9月、パソコン工房へ吸収
  • GoodWill・・・2013年10月、パソコン工房へ吸収
  • フロンティア・・・2013年7月にKOUZIRO解散、規模縮小
  • SONY・・・2014年7月より別会社へ渡し、規模縮小
  • <2015年7月、Windows 10 リリース>
  • Faith・・・2015年夏頃、パソコン工房へ吸収
  • 富士通・・・2016年2月よりPC事業を子会社化し縮小予定
  • 東芝・・・2016年4月より※同上

こうして見ると上手いメーカーがNECな印象有り、最速で見切りを付けレノボへ丸投げ体制へ。

翌年破産したクレバリーも、破産後のWindowsはガタガタなので、早めに潰れた点では他社へより一層迷惑を掛けなかったと考えると幸せになれそう。

Windows 8による第一波でユニットコム(パソコン工房)系が一掃され、フロンティア(KOUZIRO)も力尽き、ソニーがあきらめた。

10による第二波では、フェイスまでパソコン工房へ取り込まれてしまい、来年の春には国内大手の残り2社と言えた富士通と東芝までPC事業を縮小予定。

この後、来年夏でWindows 10アップグレードが有料となり、10月には7入りPCが販売終了予定。無償アップが終わればパソコンが売れるよう変化するかと言えば大して関係無く、10で良い人は既にしており手持ちのPCは延命済。残る7や8系の人は10を避けたわけで、売り場が10 PCのみになれば買い替えたく無い、故障は困る状態へ。

問題はDSP版7の扱い。

7のDSP版がどうなるかのMSからの正式な発表はまだ無く、来年10月以降も売り続けるならばサイコム系の自作代行BTOが大勝利やも知れず。

量産系もDSPが有るなら助かるだろうけれども、それ以上に富士通や東芝という国内大手の縮小の方が影響し、パソコンを買うなら通販のBTOという方法が有ると気付き、そちらを選択する人が多くなるかも知れない。

DELLやHPにやる気は見られない為、マウス、PC工房、ドスパラは来年から踏ん張りどころでしょうな。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

私の友人宅には、恐らく10年以上前に購入しただろうFaithのミドルタワーPCがあり、やかましいですが快調に動いていますね。マザーボード交換、メモリ交換、HDD交換、電源交換、ビデオカード交換、光学ドライブ交換、ケースファン交換、CPUクーラー交換と、元のパーツはPCケースとCPUとケーブルくらいしか有りませんが。

未だLGA775のマザーボードは入手可能なため、あと5年くらいは頑張れるのやも。

>LEVELインフィニティ
ブランドが出来たのは2015年の6月末だそうですから、まだ登場して半年ですね。

GAME Watch:ユニットコム、新ゲーミングPCブランド「レベル インフィニティ」を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20150625_708839.html

>いかにもな量産系・・・マウス、ドスパラ
10年前の当時だと、ドスパラは「パーツ屋」だと思っていました。秋葉原の実店舗でもパーツばかり扱っていましたし。実際は今でも7割くらいパーツ屋だと思っていますが。

>5年ほど前までは量産系になりつつもパーツ充実
>フェイスの場合はツクモと張り合う程の安さとマニアックな品揃え
InternetArchiveで当時の商品ページをいくつか見回りましたけれど、確かに同じくらいの安さですね。

フェイス:2010年12月5日の「Core i7 870」……25,800円
https://web.archive.org/web/20101205110551/http://www.faith-go.co.jp/parts/detail/?id=110848
ツクモ:2010年12月7日の「Core i7 870」……24,980円
https://web.archive.org/web/20101207120632/http://shop.tsukumo.co.jp/goods/0735858210461/200510020000000/

フェイス:2010年12月6日のCFD製メモリ「W3U1333Q-2G」……4,770円
https://web.archive.org/web/20101206055548/http://www.faith-go.co.jp/parts/detail/?id=106605
ツクモ:2010年12月3日のCFD製メモリ「W3U1333Q-2G」……4,480円
https://web.archive.org/web/20101203133352/http://shop.tsukumo.co.jp/goods/4988755626439/201010014000000/

>今後はパソコン工房のゲームPC内へと統合予定
フェイスの知名度が下がりきる前に、パソコン工房と統合した方が良かった気が。現在の知名度やブランド力では「あのフェイスがパソコン工房と合体!」と言われてもインパクトは少ない。だからどうした、という程度。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
格安SIMなb-mobileを勝手に評価
格安SIMなLinksMateを勝手に評価

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。