DELLとHPとLenovoの春のセールが何かとおかしい

2018年3月 8日

毎年3月は和式の年度末。

この時期に決算セールが多い理由を簡単にいうと在庫を現金化したいためで、パソコンに限らず在庫商売しているなら似た感じ。それの便乗であろう外資系BTOの決算セールが変なので突っ込みを。

適当に見て参りましょう。

DELLは学生教員向け新生活応援セール?

毎年どこかのメーカーが必ずやりますな。メルマガのスクリーンショット。

新生活応援セール

学生や教員ならば学校名を言えば17%値引きしてくれるそうな。という事は、違うなら2割近く高く掴まされてしまうとも思える。

どこがフレームレス(縁がない)なのか?などは見なかった事にして、3種類のカテゴリで売りたいらしい。

話題らしい

3段目はモニタ単品なのでスルーし、上2つがパソコン本体。

ノートは全12機種あり左から4つがこちら。

セールのノート12機種中の4つ

表示の赤文字な価格から15%引くのではなく値引き後の価格が赤。学割17%に対し誰でも15%のようなので学割は実質2%ですな。

なぜ赤文字価格から15%引きと勘違いしたかは、構成見てもどこで金が掛かっているのか全然解らなかったためで、左端ならば16万から15%値引きしても充分クソ高い。

CPUはCore i5-8250U、インテル公式参考価格は287ドルならば3万円くらい。メモリ1万、Windows 10のOEMを高めに1万、SSD 256が1.5万、MSオフィスバンドル版1.5万円。

高めに見積りここまで8万円なので、ノート本体部分が8万円以上になる計算となってしまう。安さが特徴なはずのDELL、何を考えているのか意味不明なボッタクリ価格設定。

その何を考えているかを邪推すると、この時期の進学や社会人の新生活スタート組は家電量販店でパソコンを見るかも知れない。ならばNECなどのボッタクリ価格に合わせて10%以上値引き風にしておけば通販でも売れるかも、とかか。

一体型も中々えらいことに。

一体型6機種中4つ

全6機種中の左から4つ、ABCDとしましょうか。

左の2つABはフルHDでRadeon RX 560、右2つCDは4K解像度でRadeon RX 580、かつSSD 128GBも搭載したデュアルストレージ構成。

ACはオフィス無し、BDは有りなので1.3万円くらいの差となっており、その他ハードウェアの仕様はAB・CD同じであり実質2機種。

オフィスなしのAとCで比較するためにAから見ると、CPUはRyzen 1400で価格コム最安1.5万、Windows1万、メモリ1万、HDD0.5万、グラボ在庫切れ除く最安は1.6万、ここまで5.6万円なので差額の7万円くらいがモニタとかPC本体部分。

CはSSD 128GB追加で1万とし、グラボのRX 580は最安4.7万円だったので560との差額は3.1万。他の構成は解像度以外同じであり小計9.7万円となりPC本体部分が7万円くらい。なぜなのか。

デタラメですな。4K解像度とフルHDが同価になってしまう。

マザーとか電源とか無線LANなど一式3万円とし、モニタ4万円とした場合、フルHDと4Kどちらを4万円で買うか?のような、ABまたはCDどちらか価格設定間違っているのではと疑える意味不明さ。

 

HPとLenovoの決算セールも何かとおかしい

まさかと思い行ってみると両社決算セール。

日本HP

HP決算?セール

今すぐ購入はしないけれど押してみたところ、初っ端から意味が解らない。

基準用に、1番目に出て来るノート。

hp-250g6

通常5.5万円くらいが4.6万円、9千円くらいの値引。

通常価格の5.5万は適正と思われ、先日パソコン工房で発注した同じCPUの15.6インチがメモリ8GB、SSD 240GBで6.7万円だったので、日本HP価格ならば通常価格が7万円くらいになる計算。

次のこれがおかしい。笑えない。

hp-450g3

256 G6との違いはノート本体部分が別モノ、大きさや解像度は同じ、その他メモリやHDDなどの仕様も同じ。

違いはCPUがCeleronへ性能が下がった、にも関わらずセール価格は同じ。1円でもこちらの方が安いならまだ解るが全く同じ。

しかも通常価格がCore i3搭載ノートよりバカ高くなっており、なぜこの構成が10万円近くにもなるのか、45,800円が妥当では?と感じる設定。

通常ページを見て来ると、Celeronの方は東京生産でCore i3にはそう書かれていなかったので人件費が1台5万円くらい盛られているのだろうか。

Lenovo

レノボ決算?セール

安定のレノボ、通常価格は無視してOKな平常運転。

lenovo-x280

左のX280、15万円のやつの詳細を見たところ、とても10万円以上する仕様には見えなかった。

こういう事をする人間が居ると思っていないのだろうか。CPU合わせた。

同じCPUで比較

赤枠が大きな違い。画像拡大するとデカ過ぎるので右に対する左を書き出す。

  1. モバイルサイズかつ軽量で解像度は低い
  2. SSD 128GB搭載
  3. 修理時は引取
  4. バッテリのセル数3倍
  5. Bluetooth 4.1対応
  6. 光学ドライブなし

1は用途によるので比較はできないとしてその他の差額を出して行くと、SSDはNVMeとは書かれていないのでSATAなら3千円、修理は送料高めに3千円とし、バッテリ差1万円、Bluetooth 4.1のUSB版がAmazonで3千円、DVDの有無も用途次第なので0としましょうか。

計1万9千円、約2万円を15万から引けども右のノートの2倍くらいの価格差。レノボのThinkPadはideapadの2倍くらいの価値があるのか、消費者には意味が解らないセール価格。

日本HPは今が決算時期ではない謎

謎というか嘘と言えそうな意味不明さは、決算セールなのに決算時期ではございません。日本HPの決算は10月なので5ヶ月前に終わっている。

nihonnHP

source:ベンチャー企業やスタートアップ企業の決算を調べるブログ

レノボは3月末のようなので確かに決算セール。関係無いけれどDELLは1月。

会計年度: 2月~翌年1月

source:デル株式会社 会社概要 | Dell 日本

日本HPは、「レノボが決算なので対抗してセールしている」という意味なのだろうか。または日本の多くの企業が3月決算なのでセールをしているという意味なのか。

 

BTOはメーカーの決め打ちをおすすめしない

パソコンを選ぶ際、「昔からDELLだから」とか「ドスパラ気に入っているから」のような理由でそのメーカー1つの中で機種選びする方法、を否定はしないけれど、私はしないし他人にもおすすめしない。

メーカーによるパソコン本体の違いは見た目、操作感、端子の数や配置程度のもので、メーカー決め打ちする人は多くが見た目で決めているのでは無かろうか。

私が重視する3点は以下。

  • 価格・・・同じ構成ならば安いメーカーを優先
  • 標準構成・・・リカバリディスクなど別売り多ければ高くなる
  • 長期保証と修理代・・・購入時安くとも修理代高いなら話は変わる

結局は全て金関連、コスパ重視。

下から行くと、修理代が高い順にするとこう。

  • 国内大手(NECや富士通など)
  • 外資系(DELL、HP、Lenovo)
  • 国内BTO(マウス、ドスパラ、パソコン工房など)

なぜ高くなるかは上ほどノートや一体型の割合が高まる以外、似たパーツや作業工程でも修理代まで考えている人は少なそうな属性が買うメーカーだからだと思う。

大昔のまだパソコン10万円切らなかった頃にマザー交換5万はアリだろうけれども、今時の安くなったパソコンで高額な修理代は割に合わない。国内BTOでもノートはマザーや液晶パネル修理は高め、メモリやストレージは安い。

標準構成は日本HPやDELLのようにリカバリディスク別売りや、小さな事まで言えばキーボードとマウスが付属しないメーカーもある。

付属のオマケなキーボードやマウスを使うかは別としても、付属していなければ少しでも良いモノを求め無線にしたりで数千円高くついてしまう=コスパに関わる。

そして本体価格が最も重要。

仮に「DELL以外見ない」としたなら新生活応援セールが目につき、言われるがままに多分安いのだろうと買ってしまえば割高。他のメーカーで似た仕様はいくらなのか?と半ば疑う感じで価格を比較するべきかと。

とは言え、全メーカー見ているとモデルチェンジしてしまいそうなほどPCメーカー多いので、私は絞って見ております。

今は以下の通り、ノートの低価格は総額10万円以下を基準として。

  • デスクトップ・・・パソコン工房、マウス、ドスパラ、サイコム
  • 低価格ノート・・・パソコン工房、マウス、DELL、価格コム
  • 高性能ノート・・・マウス、日本HP、パソコン工房、DELL

似た感じならば左が優先な理由もコスパ。

パソコン工房は在庫管理下手なのか世代遅れのCPU搭載PCをさり気なく処分している事が多く、マウスは逆に上手いのか新世代モノへの移行が早い。低価格ノートで世代にこだわる意味は薄く、逆に高性能は新しい方が良し。

どのジャンルも左3つのメーカーで仕様と価格を見たなら、CPUやベアボーンの原価不明なノートでも高いか安いかは判る感じ。

新生活や決算のような自称セールは鵜呑みせず、メーカーにもこだわらず、必要な時が買い時なので冷静な選択を。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>春のセールが何かとおかしい
メイストームかな。

政府広報オンライン - 台風並みの暴風となる「春の嵐」「メイストーム」 気象情報や警報・注意報に注意して安全対策を
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201304/2.html

>どこがフレームレス(縁がない)なのか?
かのEIZOも縁が1mmでフレームレスと称しているからセーフ。

EIZO株式会社 - FlexScan フレームレス
http://www.eizo.co.jp/products/lcd/flexscan_frameless.html

>左の2つABはフルHDでRadeon RX 560
RX 560はだいたいGTX 1050と同じくらいの性能ですから、重量級のゲームは設定を軽く、中量級のゲームは設定をやや軽く、軽量なゲームはそこそこ高設定で遊べますね。値段を度外視すれば、オールマイティに使えるPCで良さそう。

>デタラメですな。4K解像度とフルHDが同価になってしまう。
地味な変更点としては、RX 560搭載機は電源が160WのACアダプタ、RX 580搭載機の方は330WのACアダプタ、という点ですかね。価格差は大雑把に1.5万円くらいでしょうか。

パソコンSHOPアーク - MSI純正 ゲーミングノート用ACアダプター 150W
https://www.ark-pc.co.jp/i/34999902/
12,312円

パソコンSHOPアーク - MSI純正 ゲーミングノート用ACアダプター 330W
https://www.ark-pc.co.jp/i/34999912/
32,639円

そう考えると、もしかして4Kの方が割安やも、と思えてくる不思議。

>256 G6との違いはノート本体部分が別モノ、大きさや解像度は同じ、
ほか、詳細をPDFで確認すると

1.250 G6はWin10-64bitのみ、450 G3はダウングレードで32bitか64bitのWin7も選べる
2.250 G6はメモリの増設不可、450 G3は2スロット中1スロット空きあり増設可
3.250 G6のスピーカはノーマル、450 G3はノイズキャンセル機能付きのDTS Studio Sound(ハードでは無くソフト)とやらを搭載
4.250 G6は指紋認証センサー無し、450 G3はパームレスト部に搭載
5.250 G6は約9.5~10時間のバッテリ、450 G3は約7.3時間

辺りが多少は大きな違いですかね。あくまでPDFを参考にした比較ですから、店頭販売だとどうなるか知りませんけれど。

>安定のレノボ、通常価格は無視してOKな平常運転。
いつもの安定の二重価格。むしろここまで来たら「LenovoのPCを定価で買えたら半額キャッシュバック」というキャンペーンでもして欲しい限り。

>SSDはNVMeとは書かれていないのでSATAなら3千円
表記は「128GB ソリッドステートドライブ SATA M.2 2280」ですから、間違いなくSATAかと。

>日本HPは今が決算時期ではない
HP「(日本の一般企業では)年度末(だからHPも)大決算セール」

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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