エプダイより高額なX79構成「Endeavor Pro7500」発売

2011年12月27日

良く言い換えると高級とでも言いましょうか。

エプソンダイレクトよりLGA2011、X79チップセットの高性能パソコンEndeavor Pro 7500が発売予定。エプダイは高価過ぎて一般的なBTOパソコンとは違うと勝手に解釈しておりますが、売れるから出すわけで誰がこのような物を買うのかも考えて参ります。

最低構成でも20万円を超える凄まじい価格設定。

高性能デスクトップ、EndeavorシリーズではPro7000の後継と思われ、7000の発売から約3年。今回はCPUが6コアになり、カスタマイズでSSDのRAID構成が可能になるなどの特徴有り。

カスタマイズをやり過ぎると50万円近くなり、何を言っているのか私が判らなくなる為、いつも通り最低価格な標準構成で参ります。

 

Endeavor Pro7500の基本構成を自作の場合と価格比較

エプソンダイレクトのカスタマイズは独自の仕様になっており、他のBTOメーカーと違う所はパーツのカスタマイズが差額になっていない事。

一般的なカスタマイズ、本体の標準構成を20万円とした仮想

  • 本体価格20万円
  • カスタマイズは標準構成パーツからの差額

エプダイの場合は

  • 本体価格12万円
  • 各標準搭載パーツの総額が8万円

分かり難いので実際の画面より。

endeavor-pro-7500-cstm1.jpg

上から。

OSのみ標準(0円)からの差額になっており、その下にベースユニットとして約11万円の設定。このベースユニットにケースやマザーボードが含まれております。

カスタマイズ画面は

endeavor-pro-7500-cstm2.jpg

一例で、CPUはベースユニットには含まれておらず、それぞれに価格設定。CPUを購入してベースユニットに載せるという感覚。

チップセットは選択も価格表記も無く、ベースユニットに込。ビデオ(グラフィックボード)も選択する形が違うだけでCPUと同じようにそれぞれ価格表記有り。

というわけで、エプダイは市販パーツとの価格比較がやり易くなっております。

標準構成をエプダイのシステムに合わせて書き出し。ベースユニットに入る物を先に小計としてみましょう。

  • OS:Windows7 Home Premium 32bit版
  • マザー:X79 Express チップセット
  • ケース:エプダイオリジナル(幅x奥x高=209x490x498mm)
  • 電源:1000W ※詳細不明
  • 小計:ベースユニット・・113,505円

主にケースなど4種類でベースユニット。勝手にインストールされる体験版やPCリサイクルシールなどは価格と無関係、見づらくなるので除外。

パーツ単品も一覧。

  • CPU:Core i7 3930K(3.2GHz)・・68,250円
  • グラボ:AMD Radeon HD 6450 512MB・・7,350円
  • メモリ:4.0GB(2.0GB×2) PC3-12800・・8,400円
  • HDD:500GB SATA 600MB/s 7200rpm・・10,500円
  • 光学:DVD-ROMドライブ SATA 対応・・4,200円
  • キーボード:109 USB接続・・1,575円
  • マウス:ホイール付きUSBオプティカル・・840円
  • 小計:上記選択パーツ・・101,115円

合計214,620円という事で合っております。

いつも通り、自作PC(市販パーツ単品)の価格と比較してみましょう。例外無く価格コムの最安より。OSはDSP版で換算、キーボードとマウスはいつもは各千円とするものの今回はエプダイに合わせましょう。

全て約、千円単位。2011年末現在。

  • OS:Windows7 Home Premium 32bit版・・12千円
  • マザー:X79 Express チップセット・・20千円
  • ケース:ミドルタワーやや高めな物・・10千円
  • 電源:1000W ※詳細不明・・15千円
  • 小計:擬似ベースユニット・・57千円(差額:△56,505円)

補足すると、OSのDSP版は価格コムに掲載が無い為、クレバリーやツクモなどの最も安い抱き合わせ。X79はASCIIのレビューによるとエプダイはFoxconnらしいので、ECSやASRockクラスと解釈。ケースは電源無しなら1万円有ればそこそこ良い物に。電源は1000Wの80Plus Silverとしております。

ではパーツも一覧。

  • CPU:Core i7 3930K(3.2GHz)・・49千円
  • グラボ:AMD Radeon HD 6450 512MB・・4千円
  • メモリ:4.0GB(2.0GB×2) PC3-12800・・3千円
  • HDD:500GB SATA 600MB/s 7200rpm・・9千円
  • 光学:DVD-ROMドライブ SATA 対応・・2千円
  • キーボード:109 USB接続・・1,575円
  • マウス:ホイール付きUSBオプティカル・・840円
  • 小計:上記市販パーツ・・69,415円(差額:△31,700円)

価格比較の合計を2行にすると。

  • Endeavor Pro 7500・・合計214,620円
  • 価格コム最安単品・・合計 約126,415円(差額:△88,205円)

光学ドライブ、キーボードマウス、ケースを若干エプダイ有利に値付した為、それを考慮すると約9万円がエプダイ代という事で、NECなどと変わらないくらい高い。

普通(量産系)のBTOメーカーは自作するより安くなるもので、以前やったマウスやドスパラなどの比較。

Core i7 3930K搭載BTOパソコンで特徴と価格を比較
https://btopc.jp/select/core-i7-3930k-bto.html

グラボ性能やメモリ容量など違うので、エプダイの最小構成に合わせるといずれも12万円を切れましょう。

 

なぜエプダイ、Endeavor Pro7500が選ばれるのか

エプダイ代が乗っており高額過ぎると書いたものの、それでもエプソンダイレクトを選ぶユーザは存在しており、当サイトでもコメントでエプダイにしたという方も過去に居られた程。

その理由を適当に5つ。かなり強引なので半分はネタとして。画像のソース用リンクは変なコードを返すのでテキストにて。

1.ケースのデザインと構造が良い

個人的にはデザインが良いと感じており、一般的なBTOパソコンは黒ばかり。エプダイは銀色で、どちらかと言えばMacのような感が有りましょう。Appleに失礼かも知れないけれど。

endeavor-pro-7500-front.jpg

source:http://shop.epson.jp/pc/pro7500/detail/

最大の特長と言える箇所は上部の持ち運び用ハンドル、では無く下部のHDDベイで、前面を開くとストレージの出し入れが出来る構造。

側面から内部の画像。

endeavor-pro-7500-inner.jpg

奥行きが長い為かマザーとドライブベイの空間に余裕が有り、高さも普通のミドルタワーよりやや高いので電源ユニット底面にも余裕有り。電源はデルタでしょうか。

2.サポートの評価や納期の早さ

エプソンダイレクトの自慢はサポートと納期の早さ。

epson-direct-nikke-.jpg

source:http://shop.epson.jp/pc/

ニッケーのランキングは投票に偏りが有り、おっさんばかりが入れている為におっさんならいかがでしょう。金さえ突っ込めばサポートや保証が充実。

無料でも納期が早く、修理返却も早い(らしい)ので、一般以外に法人でも売れている(らしい)ですな。

3.古いインターフェイスも選択可能

自前で増設出来ないなら有りかも知れない。カスタマイズページより。

endeavor-pro-7500-cstm3.jpg

古いプリンタやスキャナをどうしても使わざるを得ない状況ならRS-232ボードが増設可能。USB3.0で完全に終わった感の有るIEEE1394も同じくボードで増設可能。

法人では無く個人向けパソコンのカスタマイズに載っている辺りは嬉しい所、でしょうか。余計な事を書くと、光学ドライブが標準でコンボドライブ然り、在庫が余っていると推測。

4.金さえ出せば超高速+最高性能

上でチラリンクしたASCIIのレビューは盛りまくりの構成。

CPUは i7-3960X、メモリ16GB、グラボはGeForce GTX 580、SSDは120GBx2のRAID0で約45万円と超高額では有りますが、Win7のエクスペリエンスインデックスがぶっちぎりで優勝。

endeavor-pro7500-performance.png

source:ASCII.jp:Sandy Bridge-E搭載PCの決定版 Endeavor Pro7500|レビュー

CPUのオーバークロック(以下OC)で全て7.9の打ち止めになりそうです。

ちなみに45万円構成を自作すると軽く30万円を切れるレベルでは有りますが、CPUやグラボ、SSDのRAID0、何か一つぶっ壊れると他人やメーカー修理では10万円取られてもおかしくは無し。

エプダイで性能を盛るなら長期保証や保険も盛っておきましょう。

5.「エプソンダイレクト」というブランド

エプソン、Endeavorというブランドに魅力を感じるなら他社や自作と比較するまでも無くエプダイ一択。私には理解出来ないけれど、過去に2chを見た限りでは信者やファンが居ないとは言えない御様子。

 

エプソンダイレクト「Endeavor Pro 7500」を選ぶ人(まとめ)

エプダイEndeavorという選択は大きく分け3つと感じており

  1. 手軽にサポート有りの最高性能を求める
  2. 金銭感覚が私のような一般庶民とは違う
  3. 経費などで落とせる為、高額PCでも良い

1は先に書いた小見出し2と4番の通り、サポートを自慢しているくらいなので安心と信じ、自作出来ない(しない)ユーザが性能を求めて選ぶ物。

2は例として年収360万か1200万円か。月給30万円の会社員に最低でも22万円するパソコンはきつく100万円なら余裕という考え方。小学生の200円と500円は大きな違いでも、社会人になればどちらも数百円という感覚。

3は利益が出過ぎて困っている企業や個人事業。私の周辺の例では、個人事業のデザイナが税金に持って行かれるくらいなら設備投資すると言って高額な物を買ったりリースしまくる状態。

いずれにも当てはまらない私の目で見ている為、エプダイの高級PCは正当な評価が出来ていない。という事にしましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。