エプソンダイレクトの Endeavor Pro 5000 が凄い

2011年5月19日

一応BTOパソコンのエプソンダイレクト。

過去にカスタマイズが高額過ぎるとしてBTOパソコンの特徴、高性能で安くてダサいに合わず、個人的にこれは何か違うだろうと思い外したメーカー。新製品、Endeavor Pro 5000がリリースされたので見て参りましょう。

どこが凄いかは価格と性能。

高機能デスクトップPCらしいEndeavor Pro 5000の仕様

ITmediaのリリース記事より、タイトルそのまんまで引かせてもらいます。

Intel 510×2のSSD RAID 0を選択可能:エプソンダイレクト、高機能デスクトップPC「Endeavor Pro5000」発表 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1105/17/news016.html

endeavor pro 5000

高速かつ高級品なSSDはインテルの510シリーズ。それをRAID0でストライピングし更に高速化。但し、選択可能と有り要するにカスタマイズ。

基本構成では10万6680円(税込)

106,680円と見た瞬間に今ならこう来るか、と思う私の脳内BTOパソコンでの主要な構成。ドスパラやパソコン工房がベース。

  • OS:Windows7 HomePremium
  • CPU:Intel Core i7 2600
  • メモリ:4GB(2GBx2)
  • マザー:インテル P67 Express チップセット
  • ストレージ:1~1.5TB
  • グラボ:GeForce GTX560Ti(VRAM1024MB)
  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
  • 電源:600W以上くらい
  • ケース:見た目は考えていない普通のミドルタワー

CPUは良いとしてもグラボが少々やり過ぎでしょうか。107千円で無理が有りそうならGTX460に落としましょうか。それは落とし過ぎか。

結構な高性能というか、普通に3Dゲームまで難無くこなせる内容。ゲームをしないなら全体のスペックを落としてストレージにSSD、保証を3年へ延長するとか。

10万円以上有るならこの程度は行けるだろうと言う事で、エプダイのEndeavor Pro 5000の標準構成と比較。

もう一度書きますが106,680円です。

  • OS:Windows7 HomePremium
  • CPU:Intel Core i3 2100
  • メモリ:2GB(1GBx2
  • マザー:インテル P67 Express チップセット
  • ストレージ:250GB
  • グラボ:Radeon HD 5450(512MB)
  • 光学ドライブ:DVD-ROM
  • 電源:670W
  • ケース:エプダイのオリジナルなミドルタワー

私は個人的にエプダイは好きな方で、リコール情報の速さと量と精細さ、そして長期保証などの安さは他社に無い特長として見ておりますが、凄すぎて焼酎の氷を散弾する所でした。

以前からカスタマイズは高いとは思っておりましたが、標準構成まで高額過ぎ、更にこの仕様はパソコンを知っている人間が考えたのかと。

機種名にProと付いている以上は何かこだわりが有ると思われますが、それがRAID0という事なら妙な構成。

Core i3とP67の組合せは普通やらず、マザーボードに映像出力が無いが為、無駄にHD5450を搭載。この価格ならZ68でも良さそうな値付け。

メモリが1GBx2枚という不良在庫を処分しているように見える辺りと合わせて考えるとP67も在庫処分かと疑えます。

HDDはデスクトップにしては少なめで、今更感大有りの小容量。同じくDVDドライブも未だにコンボドライブが標準。

どのくらいエプダイが高いか分り易く行きましょう。

パソコン工房のCore i3 2100を適当に拝借。

pc-koubou-i3-2100.jpg

CPUはEndeavor Pro 5000と同様。その他ほぼ全て性能や容量は上。

工房PC側が劣る箇所はケースがマイクロATXでチップセットがH61の辺りですが、Core i3という性能が低めなパソコンで拡張性を求めるユーザが少ないのか多くのメーカーでミドルタワーケースが無し。

チップセットはSandyBridge用の低価格(低拡張性)マザーでは有るものの、エプダイ側はP67の機能はカスタマイズで選べるRAID以外に生かされていない意味の無い仕様。

低性能グラボの増設は無駄に電圧を食い、CPU内蔵のグラフィック(インテルHD~2000)を切り捨てている、やはり意味の無いとまでは言わないとしても薄い仕様。

約5万円の差額をエプソンダイレクトのケースに価値有りと思えるなら良いでしょうか。しかしITmediaの書いている高機能デスクトップにするには標準構成では無くカスタマイズが必要。

エプダイの標準仕様は一般的に言う汎用低価格モデルです。

 

エプソンダイレクト曰く「RAIDは信頼性が向上」?

特長とされているRAID0のカスタマイズは結構安め。

raid-epsondirect.jpg

510シリーズの120GBは単品の最安(2011年5月現在)でも25千円なので2本で5万円とすると差額は17200円。この価格でエプダイがRAIDカードを載せるとは思えぬ為、まずオンボードでしょう。

ここで気付く事は、ITmediaでは510シリーズと書かれていますが、エプダイのカスタマイズでは詳細は書かれておらず、SSD 120GBx2本という表記のみ。600MB/s対応と有るので510と信じたい所ですが、違っていても文句は言えない。

気になる所はRAIDキットの下の文章。

「HDD複数の組合せで大容量化と高速化」は、RAID1では容量は半減し高速化もせず。10ならHDDでも若干高速化出来るけれど容量は半減するのでおかしい。

その後に付く「信頼性が向上」はSSDのRAID0とは矛盾しておりRAID1の事。しかもRAID1のミラーリングが成功し残っているなら良いけれど、RAID自体が壊れてしまえば普通のHDDよりデータ復旧は困難。

RAIDはカスタマイズでちょいとやるような物ではございません。

ちなみにマウスコンピューターでも510の120GBでRAID0が有ったので参考まで。エプダイより安め、但し間違い無くオンボードでしょう。下から2段目。

mouse-raid0-510.jpg

マウスも表記や選択の理由がおかしく、RAID0で高速化と大容量化をするけれど接続はSATA2(HDD)と書かれております。

エプダイにしろマウスにしても、ページを作っている人間にはRAIDが何なのか解っていないように見えます。

ついでにマウス側をRAID0のみ追加しカスタマイズすると。

  • OS:Windows7 HomePremium
  • CPU:Intel Core i7 2600
  • メモリ:8GB(4GBx2)
  • マザー:インテル P67 Express チップセット
  • ストレージ1:SSD インテル510 120GBx2(RAID0)
  • ストレージ2:HDD 1TB※外せない
  • グラボ:GeForce GTX550Ti(VRAM1024MB)
  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
  • 電源:500W
  • ケース:見た目は考えていない普通のミドルタワー

総額143,010円

エプダイは先の構成にSSDのRAID0付(HDD無し)で170,205円。先の構成とは、Core i3と2GBメモリの低性能なEndeavor Pro 5000の事。

 

エプソンダイレクトの Endeavor Pro 5000 まとめ

エプソンダイレクトはカスタマイズのみでは無く標準構成でも通常の2倍近いの価格。在庫処分のようなアンバランスな仕様でRAID0を勧めるニュースリリースは専門知識有るメーカーとは思えぬやり方。

エプダイはニッケーの偏ったランキングでサポート自慢をしており、事実ならそれはそれで結構ですが、サポート自慢を盾に金持ち情弱ホイホイをしているのなら汚いやり方。

RAID0とは、ハードウェアマニアが速度と容量を追求し、データを飛ばす覚悟またはバックアップや同期を前提としてやる遊びで、普通のユーザがやるものでは有りません。本気でRAIDをやるならコントローラ次第なので、RAIDカードも金を掛けるべきとして更に2~7万円くらい。

エプソンダイレクトの良い所を主観で挙げると。

  • 部品保証が標準3年は良い
  • 長期保証が他社と比較し安い
  • リコール情報の発信が速く細かく広い
  • サポートや納期が早い(らしい)
  • ケースの良さは認める

悪い所を挙げると。

  • 標準構成が高過ぎる
  • カスタマイズも高過ぎる
  • バランスが取れていなさ過ぎる
  • 中の人が良く解っていない(と思う)
  • 送料が高い

貧乏人の僻(ひが)みと言われるならその通りですが、それにしてもコストパフォーマンスが悪過ぎましょう。

本当に情弱ホイホイをしているなら騙される人が居られそうなので、勝手に評価しタイトルに型番を入れて誘導を狙っておきます。

余計な世話ですが、エプダイはこの機種(Pro 5000)をとっとと終息させるか値下げ、または構成を変えた方が良いでしょうな。イメージが悪過ぎる。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(9)

構成は嫌いじゃない(標準光学ドライブがDVD-ROMってのはいただけないけど)
しケースもフロントからHDDをガチャガチャ入れ替えられるのでイイんだけど、お値段もう少し何とかなりませんが…と言いたい。
P67も生かせてないし、カスタマイズもHDDの1TBが10,500円は高すぎる。

もうヒツジ先輩が突っ込みまくってるので書くことも無いですね。

こういうデスクトップ上級機種の新製品は、数年後に中古市場に出てきた時に備えてリリース時に調査します。どこを見るかというとパーツの換装やケース改造が容易かどうかです。

まず電源ユニットを見ます。この機種の場合、620Wということなので容量は大丈夫ですが、実際には新品交換した方が無難です。仕様写真を見る限りはATX電源のショートタイプと思われますが、果たしてそうか。市販の電源ユニットで代用可能なら中古市場で買いますね。

あと冷却ファンの交換です。ライバル機種の DELL Optiplex だとここが泣き所です。純正でないとBIOSに弾かれて起動が一時停止します。F1を打鍵して起動させることになります。

ここまでが注意箇所ですが、グラフィック・ボードがボード長312mmまで対応可というのはいいですね。

今、DELL Optiplex760ミニタワー を中古購入して電源ユニットほかに手を入れて使っていますが、Optiplexミニタワーでは、ここまでの寸法はとれません。

いずれにしても、こういう機種は「街乗りの高級乗用車」のようなものなので、そこそこに速くかつ静音性というところがウリなので、間違っても「バリバリ3Dゲームをする」ための物ではありません。

確かに衝撃だったので久々にヨハネスコピペふうでw

・エプダイの高機能ってどんだけ凄いのかと思っていたらCore i3 2100だった。
・メモリ2GBとか何かの間違いだろうと思っていたらさらに1GB×2だった。
・内蔵グラ搭載Core i3なので当然Z68かH67だろうと思っていたらP67だった。
・それならせめてUEFI仕様なんだろうと思っていたらAMI BIOSだった。
・SSDが250GBなのかそれは凄い!とか思っていたらHDDの250GBだった。
・VGAカードがi3-2100内蔵グラであるHD2000と同性能なラデHD5450だった。
・今時、さすがにマルチドライブだろうと思っていたら普通にDVD-ROMだった。
・HDMI接続以外では音声出力されないと思うが本体スピーカー無しだった。
・「まさかあのエプダイがそんはずはない」と言って確認に向かった人が
  5分後抜け殻になって戻ってきた。
・「カスタマイズしなければ高くなるはずがない」と言ってサイトを見に
  行った人が標準構成の画面のままフリーズして冷たくなっていた。
・Endeavor Pro 5000の購入時のボったくられ率は150%。
  標準構成の時点でボられ、その後カスタマイズでボられる確率が50%の意。
・Pro 5000を購入してしまう富裕層の情弱と思われる被害者は1日平均12人。
  うち約12人が日経〇〇の読者。

反省はしていない。異論は認めるw

羽振りの良い企業が一括購入するモデルでしょう。
でなけりゃ、いまどきDVD-ROMなんか・・・。
購入担当が、やんごとなき方のために、特別に
SSD・RAID0仕様を献上し、サクっと立ち上がる
パソコンにご満悦いただく姿が目に浮かびます。
それなりの企業だったら、定期的にハードディスクの
丸ごとバックアップ、増分バックアップもしてるだろうし。
よろしいんじゃないですか。

エプダイは、確か本体のみならば3万切る価格から
出してるはずなので、小市民はそっちを買えということで。

250GB HDDでDVD-ROMとか今どきのネットブックにすらない低構成w

マウスもだけど、中の人は全くもって何を考えてるのかさっぱりわからんです。はい。

驚いたこと

・RadeonHD5450を含むグラボの詳細「3Dクリエイター/ゲーム」用途に
・本体上部に付いている取っ手はオプション(標準で付属。2,100円)
・本体下部にBTOでキャスターを付けられる(ただし価格は8,400円)
・Office 2010 アカデミック版が29,400円(Amazonでは22,940円)
・OpenOfficeの導入&サポートで1,470円(問合せはメールのみで1年間限定)
・ウェブフィルタリングソフトが標準で付属(試用版だが外せない)
・同時購入できるディスプレイ10製品中、HDMI入力対応品は2つだけ
・同時購入できるディスプレイは10製品だが、詳細説明には14製品が掲載

相変わらず、エンデバーはケースが格好良いですね。1.5万円くらいまでなら出しますから、ケースだけ販売してくれると嬉しいのですが

DVD-ROMは法人向けとしてはデータの持ち出しを防ぐ上での選択だと思いますが・・・

でも、仰るようにドライブのDVD-ROMが法人向けとしての選択だというのであれば、OSの標準に選択されているのがHome Premiumというのはないでしょうに
って思うのですが…

ただ単にもっとも安価なものが標準設定とされているだけと解釈するほうが自然だと思いますがいかがです?

このPC、PCIバスが3本あるらしいんですよ。
第二世代Core-iのチップセットからは削られてしまったので、
それがあるだけで有り難いというか・・・

工業用PCだとボッタくられ率400%位ですから・・・

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。