ノートPCの設計が上手い日本HPのEliteBook Folio G1

2016年10月26日

HPのやや新製品が9月に発売。

ITmediaの明らかな宣伝記事で知ったビジネス向けノートPC、EliteBook Folio G1。当記事も結果として宣伝になっているけれど、HPから依頼されたわけでも金を貰い書いているわけでもございません。

ネタ切れ補完ともいう。

ノートPCの設計が上手い日本HPのEliteBook Folio G1

ITmediaへリンクしても意味ないので直接公式より。

HP EliteBook Folio G1

価格の税抜約10万円は2千台限定らしく、本来は約15万円なので5万円引きという見せ方であり、仕様を見ると15万は無い、10万が適正と思われる製品。

左2つと右2つは同じ物。

4種類に見えて実は2種類

左2つの約10万に対する約17万の機種の違いは以下の通り。

  • CPUが2~3ランク高性能
  • 解像度が4Kな上にタッチ操作可
  • ウェブカメラがWindows Helloに対応
  • 100g重く、バッテリ駆動時間が4.5時間短い

CPUのCore Mシリーズはモバイル特化、高性能なWindowsタブレットに搭載される事もある超省電力な割に性能高めなCPUで、TDPはAtom並な4.5Wという驚異的な低さ。

その為かどうやらこのノート、ファンレス(CPUクーラーにファンが付いていない)仕様のようで、DVDドライブなど内蔵しておらず、HDDでは無くSSDなので完全な無音設計。凄い時代になりましたな。

解像度の4Kは4K対応の動画や静止画を見るなら良いだろうけれども、12.5型という小さなモニタでは通常の操作が厳しそう。

Windows Helloは自分の顔を登録しておけばログイン時にパスワード入力する事無く、カメラへ顔を向けると1秒くらいでログイン出来る機能に対応。他の用途もあるのかも知れないけれど不明。

4点目の重くなりバッテリ短いところは難点。仕様の違いから見るにCPUの消費電力は同じなので単純に解像度が高い、フルHD4枚分の液晶なので消費電力も高くなるのでしょう。

豆知識的にノートPC3大電気使う機能を書いておくと、仕様によるけれど多くは、無線LAN通信、液晶モニタ、CPUの負荷。このノートのCPUは超省電力なので液晶モニタと無線LANの比重がデカくなるのだろうと予想。

このサイズと重さならばモバイル、移動する際に使うノートと思うので、飛行機の中で長時間超高解像度で映画を見るなど特殊な用途では無いなら安い方、フルHDの方をおすすめ。7万円差の価値が見い出せない。

 

仕事用ならばどこをカスタマイズするべきか?

金があるならもりもり盛れば良いけれど、予算を抑えたい、しかし標準で良いか迷うならば、ここだけは考えた方が良さそうと感じる箇所をいくつか挙げてみましょう。

まず、CPUが+1万円でCore M3からCore M5-6Y54へ変更できるけれど、体感で差が判るかは微妙。

CPUカスタマイズ

10万のノートなのだから1万くらい良いか、とかやって行くといつの間にか上位モデルの価格に近付いてしまうもの。200~500MHzの差は大きい気がするけれど、精神的に悪いと思うなら変更しても良い程度で、1万円の価値は無いと思う。

特徴的な部分がストレージの選択。全てSSD、全体的にノンスピンドル(回転するパーツが無い)、無音にこだわったのでしょう。

SSDカスタマイズ

変更する意味は容量128GBで足りないなら。

OSが20GBくらい占めており、HPが最初から何かソフトをバンドルしているなら空きは100GB少々と思えばよろしいかと。

それぞれの特徴を挙げましょう。256GBのSED自己暗号化~はこちらの記事が詳しい。HDDはSSDへ置き換えを。

SEDはHDDに書き込む際に暗号化を行う仕組みです。

source:SED(自己暗号化ディスク)のメカニズムとは:オルタナティブ・ブログ

暗号化されて安心は良いのだけれども、もし起動しなくなった場合に分解して別PCへ取り付けてデータ取り出すなどが困難になるやも知れない難点もございます。

PCIe~は超高速なSSDの接続方式、HPに比較グラフがあるので拝借。上の2つの読み書き比較の部分。

SSD比較

SATAの書き込み(左の黒)が過小評価されているので2倍くらいに脳内変換した方が良いと思う。SSDで200MB/s切りはおかしい、それでは最近のHDD並。

NVMeはグラフの通りと思われ、4倍以上高速。ならば良いかと言えば体感での差があるかは微妙なところで、Windowsの起動が速くなった程度にしか感じられないと思う。とりあえず256GBは暗号化か超高速かの2択。

512GBは普通のSATA接続と思われ、容量足りないならここまで盛るべし。但し、512GBで税込約3万円はコスパ結構悪い。128GBを抜いて512GBが3万円という事は、もしかするとNVMe接続なのだろうかと思えるほど。

最後に1つ、ここが良く解らない。

オフィス

ビジネスユースにも関わらず、なぜかマイクロソフトのオフィスが選べない。しかもキングソフト~は有るという罠まで展開。いや、ダメとは言わないけれど。

必要ならば別途単体で買えという事なのか、会社のボリュームライセンスのようなものを使えという事なのか、解せない部分。

 

10万円を超えても良いなら日本HPも選択肢へ(まとめ)

一般的な家庭用や仕事用のノートPCならば6万円前後、10万円も出さなくて良いと思うのは私個人の感覚であり、家電量販店などで10~20万円のノートを買う人が多いはず。

その価格帯ならば日本HPも選択肢へ入れるべき。

一般家庭向けとしては馴染みが薄いかも知れないけれど、HPの国内の法人向け2015年度のPC出荷シェアは4位となっており、役場や学校ではNECや富士通が目立つところ、病院のような医療機関では日本HP製品の採用が多い印象。

国内のNECや富士通との違いは、NECなどが余計な機能を満載し、要らないソフトをぶち込んで高くなるところ、HP製品は純粋にPC本体のハードウェア、その基礎部分に金が掛かっている感じ。

具体的には、カメラだとかTVチューナ、ブルーレイのように人により使うのか判らない物でコストをかけて付加価値としているメーカーが国内。それに対し、HPは軽量化や堅牢性、見た目、使い勝手に金を掛けている印象。

メーカーがどこであろうとパソコンの中身のパーツは100%近くが海外製、どこのメーカーもそう変わらない部品が使われているのだからメーカーやブランドにこだわる意味は薄い。

特にビジネス向けとして商談などで使用するなら、NECや富士通よりHP製品の方がよりドヤる事が出来るでしょう。

10万円超えるようなノートならHPも選択肢へ。10万切りたいなら国内の量産系BTOメーカーもおすすめ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

Folioは二つ折りの意だとか。エリートな二つ折りノートですか。

>本来は約15万円なので5万円引き
100万から5万なら分かりますけれど、15万から5万は決算セールでもない限り無い値引き。という事は10万が適正価格との指摘は正しい訳で。

>12.5型という小さなモニタでは通常の操作が厳しそう
A4用紙より小さい画面で4Kですか。ドットピッチがえらく小さいですから高画質な映像や画像を表示できますけれど、日常使用ではスケーリング非対応なソフトが使いにくい印象。右クリック→プロパティから「高 DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」へチェックが必須。

>ビジネスユースにも関わらず、なぜかマイクロソフトのオフィスが選べない
PC廃棄と共に使えなくなるのはコストパフォーマンスが悪いという事で、MS Officeは選べない仕様なのですかね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。