DELLのパソコン販売は色々な意味でPC初心者向け

2014年7月17日

デルが在庫一掃セールを開始。

もちろんそんな事はどうでも良く、Windows 7 Home Premium搭載モデル販売終了間近というキャッチに釣られてみる事に。今でもそれなりに有名なメーカーなので、年に数回はネタにしておこうと思った次第。

自称PC初心者の人はもちろん、自称パソコンに詳しい人も是非。

DELLのWin7Home~仕様は販売終了間近らしい

個人向けのトップページより。

Windows7HomePremium販売終了間近

現在は2014年7月。Windows 7 Home~の出荷終了予定は10月末なのでまだ3ヶ月有るけれどDELL的には間近なのでしょう。

在庫が多すぎて3ヶ月では掃けないほどやばいのかと思ったけれど、7の在庫数はプロダクトキー。コアシールは数十円なので8系を入れ直せば良い、とかそういう意味では無いのでしょうな。販促用の煽り。

8が出た後はDELLに限らずHPやLenovoなど揃って7を減らしていたものの、ここに来て7復活は、先日HPがやらかしていた7販売開始を思い出すところ。

 ↓ここに注目 

Windows7販売開始?

最近気付いた事は、2つの画像共通して右上あたり、「~がおすすめする Windows.」という感じで「8」の文字が消えている点。

この表記はマイクロソフトが決めており、OEMやDSP版をパソコンに入れて売るなら書くお約束的な文字。要するにマイクロソフトがどう書くか決めているわけで、「8」の文字が消えたのはPCメーカーの苦境をお察ししたのでしょう。知らないけれど。

 

DELLのPC販売で見える5つの特徴(2014年7月)

久々にデルの通販ページを見て気付いた事を5つ。

1.国内BTOメーカーとは逆の表記、実は安い

4月の消費税アップにより、現在の国内量産系BTO PCメーカーは揃って税別表記へ。ほぼ同時にマウスコンピューターとパソコン工房系(どちらも同じ会社)が送料を2千円へと統一。

一見すると10万円のパソコンでも、税込したり送料を足せば総額は11万円を超えてしまい、個人的には見づらくて仕方ないと感じておりました。

しかしDELLは従来通り税込表記、送料込。 

デルは税込、送料込

左下に税込・配送料込と有る通り。

送料が2千円税別として消費税8%で逆算すると50,389円。更にこのInspiron 14はオフィスも付いているので2万円の価値が有るとするなら、本体価格は30,389円。

オフィスが必要ならが前提になるものの、国内BTOパソコンのノートより本当は安いという事になるかも知れない。 

2.カスタマイズの激減は難点では無く利点

デルと言えばBTOパソコン。BTOは受注生産。理由は仕様変更出来る為。しかし、ハードウェアのカスタマイズが無くなっております。

 ハードウェアのカスタマイズ無し

CPU固定ならまだしも、メモリやHDD容量などまで変更不可。

選択出来る箇所は、オフィスやセキュリティソフトのように後から入れるソフト、モニタやスピーカーなど後付するハードとなっており、構成をパーツ単位では選択出来なくなっております。

全部は見ていないけれど、個人向けのデスクトップやノート全体を抜き出して見るも変更出来る機種は無く、初心者に優しいカスタマイズページになっております。 

3.種類は多いが仕様の違いが微妙かつ分かり難い

Windows 7処分ページの上部を撮影。

機種は少ない 

一行あたり4機種が並び、撮影時の機種数は全部で11(4+4+3)

上の画像は全てケースやベアボーンが違う画像なので全て違う物と判るけれど、右端のデスクトップPCの型番(XPS8700)とレビュー数25にご注目有れ。

最下行の3機種がこちら。 

 仕様違いがみづらい

両端はXPS8700。1つ前の画像の右端もXPS8700となっており、国内メーカーなら分かり易く横か縦並びにするとか、ページを分けるところが分散しております。

上の画像の両端は、レビュー数が1つ前の画像のXPS8700と同じく25件。仕様が違うけれど同じ物としてレビューされており、しかし別物。

2枚の画像は7処分のページなので同じなのかと思いきや、通常のデスクトップPC販売ページでもXPS8700は同じなので、ハードウェアの違い以外にWindows 8か7かの違いさえ無視された作り。

初心者向けに用途や価格で分けているのでしょう。性能から見てしまった私は何がどうなっているのか訳が解らなかった。 

4.性能を良く知らない人にはギャンブル性が高い

目に付いた物がこちら。

dell-xps11 

約12万円のタブレット兼ノートPC。

11型の割にやけに高額な原因は、タブレットとしても使える以外、もちろんタッチ操作にも対応したWindows 8系仕様となっているもののこれはどうなのか。

  • OS:Windows 8.1 64ビット
  • CPU:Core i3-4020Y(1.5GHz、3M)
  • メモリ:4GB(デュアルチャネル DDR3L-RS 1600MHz)
  • SSD:80GB mSATA
  • モニタ:11.6型タッチパネル(LED、2560x1440
  • 重量:1.13 kg
  • 厚み:11~15mm

小型で軽量、省電力を重視しつつも性能は悪くないとしましょう。しかし、SSDが載っているけれど今更感がひどい80GB。11.6型で2560x1440は、拡大表示に対応していないアプリケーションは使い物にならないはず。

小さくて軽い、タブレットにもなる省電力モバイルWindows端末としてご利用なら是非お求めになれば良いのでしょう。 

5.レビューが何かとまぎらわしい気がする

上で書いたXPS8700のレビュー25件は、どのXPS8700、もしくはいつの仕様のXPS8700の事を言っているのか不明。

1つ上のXPS11のレビューには「Core i5だから」とか書かれていたけれど、私が見たXPS11はCore i3なので別の機種。その辺りも気にしない人には参考になるレビューとしましょうか。

別の視点で気になる事は下のような不自然な気がする書込。 

レビューが不自然 

上から行くと、

スモールサイズなので、デスク周りがスッキリすると期待しています。

日本でスモールサイズという表現は、海外メーカーの説明以外では初見。

もう一つは下の書込。

今回は省スペースタイプと言う事でデスク周りがスッキリする事も期待しております。

デスク周りがスッキリ、期待という表現が偶然にもかぶっております。

だいたい下の人は購入して1ヶ月未満となっており納品後の感想文にも関わらず期待とはどういう事なのか。

このような妙なレビューが随所で見られるものの、嘘を嘘と見抜こうとしたり最初から疑ってかかったり、「メーカーが書く説明に似ている」などと先入観を持ってしまう私には素直に参考には出来ないと思った。

普通の人は参考にしているのでしょう。

おまけ:プロ仕様でGT 720搭載?

どうしても気になったので6個目。XPS8700共通の説明文。

このパワー、プロ仕様。Dell 史上人気No.1動画・写真編集向け高性能XPSデスクトップ。デジタル一眼デジカメユーザーに最適なアドビ写真・ビデオ編集ソフトが標準搭載!

Core i5からi7まで全て同じ解説。そしてグラボはいずれもGT 720搭載。

プロ仕様というからには最低でもCore i7が適当、高性能デスクトップを名乗るならGT 720のような数千円程度の性能のグラボはどうなのか。

ちなみにGT 720はPassMarkによるとスコア907。私が今これを書いている「映像出力がマザーに無いので適当な安物として選んだHD 6670」はスコア1044。

HD 6670もプロ仕様なのかも知れない。

 

DELLパソコンは色々な意味でPC初心者向け(まとめ)

デルも一時期は柔軟にカスタマイズ出来た時期が有ったけれど、現在は完成品に近くBTOパソコンとは言えないほど仕様変更が出来なくなっております。

ソースが見当たらないけれど、この話は3~4年前にデルが言っていた事で、先に法人モデルからカスタマイズが激減。現在は個人にまで適用されたと見るが妥当でしょう。今後どうなるかは知らないけれど。

BTOパソコンと言えばカスタマイズ、自分仕様で、何百万通りの組み合わせ。それは結構、しかしカスタマイズさえ良く解らない人もデルのようなパソコンを通販でも買う時代。

段階にしてみましょう。PC変態順にて。

  • 自作パソコン・・・パーツ単位でハードウェアの仕様に詳しい暇人
  • 組立代行BTO(サイコム系)・・・仕様は判るが組立はしない金持ち
  • 量産系BTO(パソコン工房系)・・・性能などだいたい判る一般用
  • ほぼ完成品(今回のDELL)・・・仕様がよく解らず不安な人用

書き換えると、上から

  • 変態
  • マニア
  • 一般人
  • 初心者

というわけで、ほぼ完成品がパソコン単位で選べるDELLは初心者向け。バランスが良くても悪くとも気付かないと思う意味でも初心者用。平気で罠が仕掛けられていても売れてしまう(買ってしまう)人が居る意味でも初心者用。

少しでもハードウェア性能や価格相場を知っている人なら、今のデルは選択肢の段階でパソコン選びに入らない。

別の言い方をすると、法人用に大量購入の有料サポート重視したりリースでも無い割に個人としてDELLパソコンを選んだ時点で初心者なので、匿名や質問掲示板で暴れても痛いだけなので気を付けましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>「8」の文字が消えたのはPCメーカーの苦境をお察ししたのでしょう
まさかMicrosoftがそんな殊勝なことするワケ無いわい
単に8はなかったことにする方へ方針変えたからだろw

>国内BTOパソコンのノートより本当は安いという事になるかも
底辺構成ならどこもだいたいこんなもんじゃないの

>デルと言えばBTOパソコン。BTOは受注生産。理由は仕様変更出来る為。
>しかし、ハードウェアのカスタマイズが無くなっております
ソレもうBTOちゃうな

>ハードウェアの違い以外にWindows 8か7かの違いさえ無視された作り
>初心者向けに用途や価格で分けているのでしょう
カオス仕様は情弱向けだからいうことかな

>SSDが載っているけれど今更感がひどい80GB
でもほら、縛りプレーが好きな人とかもいるしさ(適当)

>日本でスモールサイズという表現は、海外メーカーの説明以外では初見
スリムタワーのことかいな?
もっとも、情弱属性の方が書いてると想定するなら、業界の一般呼称とか気にすることなく造語すら発生させつつ適当に書くからな気もする

>だいたい下の人は購入して1ヶ月未満となっており
>納品後の感想文にも関わらず期待とはどういう事なのか
「未満」なんだから0日だろうとマイナス日(到着前)だろうと含むでw

>そしてグラボはいずれもGT 720搭載
ちな、コレ中身はKeplerな

>先に法人モデルからカスタマイズが激減。現在は個人にまで適用された
個人は元からやる気が無いのでこれまで放置していただけで、ソコにようやく手を付けたという印象

>バランスが良くても悪くとも気付かないと思う意味でも初心者用
>罠が仕掛けられていても売れてしまう(買ってしまう)人が居る意味でも
>個人としてDELLパソコンを選んだ時点で初心者
結論としてDELLの個人向けは情弱用ってことなんだろうけれども、そらもう個人向けはやる気なくて形だけ置いてあるようなモンなのに買ってくれるなら、DELLからしたら美味しいお客様というか、食虫植物的に考えて自分から養分乙なことは確かよねw


Dellは昔はよく新聞広告とか出してた記憶があるんですけど、今はどうなんでしょうかね?
新聞とってないのでわからんw

ウチのDellのスリムC2D機、電源、SSD増設、メモリ、カードスロット増設、グラボ増設、モニタ増設してますが、マザボがなかなか壊れないまま、もう5年くらい使ってる年代物ですわ。

明日壊れる可能性は十分ありますなw
たぶん次はDell買わないと思いますけど、わりと悪くない買い物でした。

DELLのPC。弊社のデスクにも1台だけ生き残っていました。特殊なソフトを使用するためのオフライン仕様XPですし、あと1ヶ月以内に買い換える予定ですから、風前の灯火ではありますが。


>8」の文字が消えたのはPCメーカーの苦境をお察ししたのでしょう
DELLのOS選択に関する注意書きを読むと、かなり的確で面白いですよ。Win8の用途で「仕事」の文字が出てこない点は、やはり海外メーカは違うな、という割り切りが感じられます。

DELL:OSの選択ガイド
http://www.dell.com/learn/jp/ja/jpdhs1/help-me-choose/hmc-operating-system-consumer

>DELLは従来通り税込表記、送料込
モニタも消費税送料は込みの価格で表記していますね。比較する時にいちいち計算する必要がなく楽なため、この表記は有難いです。

>Inspiron 14
該当機に限らずですけれど、最近のDELL機には実売8,000円くらいの「マカフィー リブセーフ」なるセキュリティソフト(利用期間12ヶ月)がバンドルされていますから、これも計算に入れるなら30,389マイナス8,000円で2.2万円くらいと格安になりますね。

ちなみにこのリブセーフなるセキュリティソフト、マルウェア対策やファイアウォール、迷惑メール対策やフィッシング対策機能は当たり前にあり。更に生体認証やらパスワード管理ができる上、1ライセンスに対する利用台数が無制限ですので、10台だろうが20台だろうが、PCやらタブレットやらスマートフォンやらの区別なくインストールできて便利ではあります。マカフィーが好きなら。


>約12万円のタブレット兼ノートPC
12万円でCore i3とはケチですね。確か4020YはSurface Pro3にも搭載されているモデルがあったと思いますから、性能に不足はなさそうではありますけれど。

>GT 720
いつの間にかGT740の下位ができていたのですか。末尾20だとGT220とかGT620とか、2Dのゲームなら充分な性能程度のGPUに与えられる型番ですけれど、写真や動画の加工ならCPUが重要な役割を果たしますから、GPUは重視しなくとも良いのでは。
確かにGPUに編集処理を振り分けるソフトもありますけれど、CADを動かすような用途でなければ、GT720だろうがTITANだろうが、写真や動画の編集速度に影響はほとんど出ないはずですよ。


DELLのPCは、ケースのツールレス化が凄まじいですね。掃除のために前記したDELL機を開けましたが、CPU交換まで素手でできるレベルのツールレスでした。BTOメーカだとケースを開ける時点でドライバーが必要なことも多いですから、確かにDELL機は初心者向けだと思います。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。