DELLがビジネス向けノートVostroシリーズの新製品発売

2016年10月 1日

噂をすれば何とやら。

昨日の記事で個人向けPCはマウス、法人向けはDELLが気合入っていると書いた直後にDELLがビジネス向けと称したノートPC、Vostroシリーズの新製品を発表。2016年9月28日発売。

特徴の無いノートの良さを解説。

DELLがビジネス向けノートVostroシリーズの新製品発売

プレスリリースをマイナビより。

デル、生まれ変わった14型/15.6型ノートPC「New Vostro」 | マイナビ
http://news.mynavi.jp/news/2016/09/28/353/

dell-vostro-2016-09

法人向けの事務用では無く、バッテリ駆動時間の長さとやや軽い辺りからして少し大きめなモバイル仕様なのでビジネス向けとしているのでしょう。

大きく分けて性能の上下で2種類、画面サイズ2種類の4機種となっており、カスタマイズ以外に標準構成も多彩。

例として上位5000シリーズの14型は4種類。

vostro 14 5000

これに色選択まで加わるのだから何十種類かになるわけですな。

価格は5000シリーズが約7万円から、3000シリーズは4.5万円から。何が違うかはCPUがCeleronかCore i3か、そして安い方は高いVostroより重量アップ。

珍しいと思う設定は14インチと15インチで価格差が無く、5000シリーズ15インチ上位機種の液晶モニタは解像度がHDでは無くフルHDに上がるという違い。

国内BTOメーカーの場合はベアボーン(ノート本体部分)を1種類仕入れてパーツを組み込み売るに対し、DELLは自社製造しているので自由度が高く、販売も日本国内のみでは無い世界規模なので、種類を絞らなくとも設計を少し変えた物を大量生産できる強みがあるのかと。

 

ビジネス用として構成されたシンプルなノートの良さとは?

構成を見ると何も面白い箇所は無く、どこにでもありそうな仕様ばかり。だがそれがいい、というやつで、何が良いかひねり出して参ります。

ベアボーンの色が選べる

NECや富士通のノートを使用している人には当たり前かも知れないけれど、BTOやASUSなどの安いノートは色選択は出来ず、黒だけとか1色の機種がほとんど。

上で貼り付けた画像は3000シリーズの方で、5000シリーズはおっさん臭いカラーも選択可能なのがVostroシリーズ。

色選択可能

これもDELLの強みで、色が変わるという事はベアボーンの一部も仕様が変わることになる為、1色単位で大量生産する必要があるところ、大量生産出来るからこそのなせる技。 

モニタの大きさが選べる

価格が同じなので選びやすい。簡略して14型と15型と書いたけれど、正確には14.0型と15.6型。1.6インチしか差が無いものの、実際にどちらも使ってみると結構違うと感じる人は少なくは無いかと。

14.0型は-0.4インチで13.6型に近づき、私が持っている富士通のノートがそれ。以前は15.6型でモバイルという無茶をしていたものの、13.6型を使い始めてからは15.6型は外へ持ち出さなくなった経緯がございます。

では14.0の方が良いかと言えば画面サイズが小さいので作業効率は画面大きい方が良く、+0.4インチで16型に近くなる15.6の方が同じ解像度ならばデカい方がよろしい。

会議室で使う機会が多くデカさが気にならないなら15.6、出張など外で使う事が多いなら14.0をおすすめ。個人差あるので同じ大きさの現物を家電店などで触れてみましょう。

モニタが非光沢液晶パネル

数年前からの流行りなのか、やたら光沢液晶が多い中でのノングレアはビジネス向けとして考えられているところ。

デスクトップPCのモニタはほぼ垂直だけれども、ノートPCはモニタ斜めにして見下ろす形になるので事務所の蛍光灯やホテルの電球が反射し易い。

映画を見たりで使う物では無いのだから、光が反射しづらく指紋や汚れの目立ちにくい非光沢液晶は仕事向け。

バッテリ駆動時間が長め

レッツノートなどの高級品ならば12時間とか当たり前かも知れないけれど、安物なBTOのノートの場合は3時間半とか、バッテリの意味あるのか、ただの無停電電源装置では無いのかというしょぼいやつが普通。

Vostroは11時間以上、最大12時間らしく、DELLのような外資系メーカーはJEITA基準では無く実測しているので本当の駆動時間に近いはず。

私は過去、出張先で15.6型ノートに有線LAN接続しACアダプタで電源を取っていたけれど、13.6型ノートをテザリングで無線接続しバッテリ駆動でベッドの上やナイトテーブルなど場所を選ばない便利さを実感しております。

HDMI以外にVGA出力も装備

HDMIは割とどうでも良く、VGA出力は大きめな企業でプレゼンするなどには必須とも言えるコネクタ。プロジェクター用。

自社のプロジェクターがHDMIなどに対応しているとしても、出先で借りる際にデジタル入力付きのプロジェクターとは限らない。

プロジェクターに詳しいわけでは無いけれど、数年前までHDMIやDVI接続可能な物は10万円を超えるような高級品ばかりで、解像度低めな数万円程度の古めな機種はVGA(D-sub15pin)が普通。

USBが1本PowerShareに対応

これはDELLの独自な呼び名だと思う、USB PowerShareとは電源オフ給電が出来るという意味。スマホとかの充電に便利なわけですな。PC電源入れないので全力で携帯電話を充電可能。

今時スマホ所有で携帯バッテリ持たない人は居るのかといえばここに存在しており、また、モバイルバッテリを持っていたとしても、このノートが有ればそれは不要なので荷物が減る。

以上、ややこじつけ感があるものの、どこにでもありそうな普通のシンプルなノートこそスマートと言いたかった。変な物をごちゃごちゃ付けて価格を上げないところが良い。

おまけ:このVostroの弱いところは?

良いばかりでは提灯記事に見えてしまうので、悪いと感じたところも書いておきましょう。実際、提灯ではござらない。

  • 標準で入っているマカフィー12ヶ月版がうざい
  • 軽いと言いつつ1.6~2.2kgは普通に重い
  • 一部モデルのRadeonが意味解らない
  • DELLにしては価格設定が高い

今時、セキュリティソフト持っていない人とか少ないだろうから、デルの小遣い稼ぎ用のマカフィーは邪魔。

軽量化して軽いモデルでも1.59kgでさえ普通過ぎ、2kgを超えてしまうなら全然重いと言えるレベル。

ビジネス向けと称しつつ、なぜ中途半端なビデオカードと言えそうなRadeon R5 M420X(VRAM 2GB)が搭載されているのか、故障率を上げるだけでは。

そして価格設定、約4.5万と7万円が納得行かない。この仕様でDELLならば、税込の4.5と7万、または税別なら4万切りと6万切り出来ると思う。

以上。価格に納得するとか、色選びたいなら有りかも知れない。私なら色どうでも良いので他のメーカーも見て回る。

 

DELLはダメとかドスパラ最悪の時代は終わり?(まとめ)

ほんの数年前まで、メーカーを名指しで批判する情弱な人が多かったけれど、私の目につかないだけなのか、2chまとめを読んでいても、「DELL安くて良いよね」のようなまろやかなコメントが目立つこの頃。まとめサイト管理者の編集次第かも知れないけれど。

私が昔から言っている、書いていることは、中身同じなのだからメーカー関係無いであり、DELLやドスパラが良いとか悪いという感覚がおかしい。良いとは言わないし悪いとも言えない。

中には明らかにおかしいだろうと感じる設計のデスクトップPCやノートは時々あるけれど、本気でダメなパソコンを出せば、まずはハードウェアに詳しめな人が発売直後から叩きまくるわけで、メーカーもそれは避けたいはず。

今回のDELLのノートを見ても、ゲーマーは性能低すぎと言うだろうし、DELLだから嫌だという人も居るかと思うけれど、元からゲーム用では無いし、DELLのロゴがNECなら良いのか?という話。

今ならNECはレノボに丸投げ一歩手前まで来ているので、組立は米沢工場とはいえどもそこでThinkPadも製造されているのだから部品は中国の大企業であるレノボが調達していると見るが妥当。

過去にはソニーのVAIOが良い例で、日本のソニー、一流ブランドと思っていそうだけれども、VAIOのベアボーンは当時Quantaなどの台湾メーカーが製造しており、ソニーが設計しているのはデザイン程度という事実。

CPUは海外のインテルかAMD、メモリはエルピーダ消滅で国産は無し、HDDはWDかSeagateまたは東芝。マザーボードは富士通が国内で製造しているけれど部品の多くは国内製造では無いし、台湾メーカーのマザーでも日本製コンデンサを採用していたり。

東芝のHDDなら故障しないわけでも無く、台湾のパーツでも10年故障しないパソコンもあるわけで。

どうしてもNECが良いというファンはそれはそれで良いとして、どのメーカーがダメと決め付ける思考は選択肢を狭めているだけ。パソコンは数年でどこか故障する率が高い精密機器なのでメーカー問わず故障する時はする。

しかし最近のパソコンは買い替え期間が長くなった資料にもとづき故障率が下がったとするなら、ハードウェア詳しくない人もDELLも良いと思い始めているのかも知れないと思った。

パソコンの故障率を下げたいなら、内部をクリーニングする、高温多湿を避ける、喫煙などの環境を避ける程度で後は運。

万一に備えバックアップは必須。これさえしておけばPC故障は怖く無い。

HDD故障してデータ吹き飛んで後悔し、メーカーのせいにして八つ当たりしているならお門違い、バックアップしないユーザが悪い。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

イタリア語には疎いのですが、Vostroの読みはそのまま「ボストロ」か「ボストゥロ」辺りで良いのですかね。直訳だと「your」が該当するらしく、日本人向けにイタリア語で煙に巻くのは上手いやり方。

>安い方は高いVostroより重量アップ
確かに400gくらい増えますね。ハイエンドの方が軽いという事は、単純に冷却を強化しただけでなく、肉抜きでもして削ったのでしょうか。HDD→SSDへの変更でも、重量に変化はありませんし。

>同じ大きさの現物を家電店などで触れてみましょう
14.0型とか15.6型とかはあくまで画面の大きさですから、画面縁が広い設計ならば天板も大きくなる訳で、ワンサイズ上のノートと同じ大きさになってしまいます。私も実物を見た方が良いと思いますね。

>事務所の蛍光灯やホテルの電球が反射し易い
私が使っている事務用ノートは光沢液晶ですが、かなり反射はきついです。卓上のスタンドライトも併用する方なら、画面がほぼ見えなくなること請け合い。

>今時スマホ所有で携帯バッテリ持たない人
私の知り合いは誰も持ち歩いていませんが、ヒツジ先輩の周囲に居る方は皆さん、持ち歩いているのですか。1日に12時間くらいポケモンGOでもプレイしているならともかく、普通人だと朝100%なら夕方60%を切る事は無いでしょうし、モバイルバッテリなんぞ不要では。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。