CULV(ネットノート)の選び方5つのポイント

2009年10月14日

ネットノートとは東芝のCULVの呼び名です。

シーユーエルブイでは言い難いのでネットノートで良いのでは無いかと。嘘かも知れませんが確かネットブックをミニノートと初めに書いたのはHP(ヒューレットパッカード)だったような気がします。

Windows7まで後10日。各社一斉に発射準備をしていますが、タイミングとしてはここでCULVでしょう。フライングしたアレなメーカーも一応挙げておきます。いずれも内部リンク、このブログ内の記事です。

DELLが、CULVの出荷は不調、思った程出ないなどと1ヶ月程前にぼやいていたニュースを見掛けましたが、そりゃCULVでは無くWindowsがVistaだからだろうと。

ではAcerから。

 

ascii-acer-culv-note.jpg

ASCII.jp:Acer、CULV採用の11.6型Windows 7ノートが5万9800円
http://ascii.jp/elem/000/000/467/467758/

Aspire Timeline(AS1410シリーズ)

CPU:Celeron SU2300(1.2GHz)
RAM:DDR2-667 2GB
チップセット:Intel GS45 Expressチップセット内蔵
モニタ:11.6型 1366×768ドット
HDD:250GB
バッテリ:約7時間
OS:Windows 7 Home Premium(64bit)
 

Vistaかよ。

失礼。CPUはCeleronですがメモリは2GBでHDDも250GB有れば充分かと。バッテリ駆動時間は長めですが、おそらくJEITA方式なので実際には半分かそれ以下と見ます。

関係有りませんが、ミニノート市場は今年の初めにAcerがASUSを抜いてトップでしたが東芝が更に抜いたようですね。東芝、やたらと元気です。では東芝。

 

toshiba-culv-laptop.jpg

東芝からもCULV「ネットノート」dynabook MX、11.6型と13.3型で9万円から
http://japanese.engadget.com/2009/10/13/culv-dynabook-mx-11-6-13-3-9/

MX/33

CPU:Core 2 Duo SU9400
RAM:2GB
モニタ:11.6型 1366×768ドット
HDD:250GB
バッテリ:不明
OS:Windows 7 Home Premium 32bit
 

CPUがCore2の超省電力になった程度で他の主要構成は先のAcerと大差有りません。これがナショナルブランドの高さですね。それでもAcerより選ばれる理由は純粋な日本ブランドという事とサザエさんファンが関係しているのでしょう。

 

fujitsu-culv-laptop.jpg

富士通からCULVノートLOOX C、11.6型画面で約9.2時間駆動
http://japanese.engadget.com/2009/10/13/culv-loox-c-11-6-9-2/

C/E50

CPU:Celeron SU2300
RAM:2GB
モニタ:11.6型 1366×768ドット
HDD:320GB
バッテリ:6.2時間
OS:Windows 7 Home Premium

 富士通様、これで市場予想価格8万円らしいです。FUJITSUという名前とデザインで選ばれてしまうのでしょうか。私はデザインを全くと言える程気にしないため、どう考えてもBTOメーカーの8万円で釣りが来る普通のCore2を選びたくなります。というわけでドスパラ。

 

dospara-culv-laptop.jpg

サードウェーブ 【プレスリリース】
http://www.dospara.co.jp/press/091006.html

Prime Note Rigel DC ¥59800

CPU:Celeron SU2300
RAM:2GB
モニタ:11.6型 1366×768ドット
HDD:320GB
バッテリ:3時間
OS:別売り【Windows XP / Windows Vista 選択可能】
 

ね。(何がだ)

バッテリがゴミのようですが、次にOS無しに目が行きます。Vistaが今必要なわけが無く、当然の如くWindows7が載って出るはずです。

Acerは本場台湾の大量生産かつ、液晶も自社生産(10年くらい前にUMCグループの液晶部門を買収)なので安くて当然。ドスパラなどはそこから仕入れているようなものです。

どこで何を買おうと私の知った事では有りませんが、初心者の方用に抑えつつ考えるべきポイントを5つ伝授いたします。鵜呑みにしてはいけません。

 

バッテリ駆動時間が短い

ミニノートに搭載されているAtomが5W前後ならCULVは10W前後。デスクトップに積まれるCore2Duoなどは普通に60Wのため、そう考えると電圧は相当低い。

CULVと言えば超省電力(低電圧)ですが、それはCPUの話。ハードディスクならまだしも、光学ドライブ(DVDなど)を積めば10Vは軽く超えます。ネットブックは携帯性を重視するため小さく、1スピンドルが多く有りますが、CULVに携帯性は必要かと言えば重量は1.5kgなど普通のノートPC並です。

#1スピンドルとは、1ドライブの意味。HDD搭載1スピンドルなら光学ドライブは無し。2スピンドルと言えば普通はHDDと光学ドライブをセットで指します。

また、売りになる部分が超低電圧というのみなので、デザインを何とかせねば目を引きません。そうなるとカラーバリエーション以外に薄さに走ってしまうもの。薄くなればバッテリも小さくなり、普通のノートが6セルの所が4セルになってしまうものでしょう。

なぜ薄くできるかはCPUがオンボード(マザーボード、メイン基盤に直接溶接してある)、かつCPUそのものが薄く、熱が低いためファンレスとなりヒートシンクを薄くすれば良いという罠です。

バッテリ駆動時間の表記に関しては以前書いたのでこちらをどうぞ。  

ノートのバッテリー「JEITA動作時間測定法(Ver.1.0)」とは?

 

カスタマイズできるパーツが少ない

 CPUはオンボードですが、メモリなどは増設スロット空き1などと有り、普通のノートに見えます。しかし、光学ドライブが無かったり、有っても外付けを勝手にどうぞのパターンも出ます。

ハードディスクが通常のノート同様2.5インチならばまだしも、ネットブックのように1.8インチと来ればベアボーン+アルファ状態で仕入れており、メーカー修理で分解できない可能性が有ります。バラすとBTOメーカー側でも契約違反となるかも知れないという意味。

ハードディスクがカスタマイズに複数有れば交換可能と見て間違い無く、選択肢が無く標準仕様1択ならスペックの詳細一覧を見ておきましょう。良く見ると2.5インチでは無いかも知れず、そうなるとSSDにも換装できない事も意味します。

 

保証が切れた後の修理費用が高額

上とやや被りますが、販売しているPCメーカーがどこまでのベアボーンで仕入れているかによります。CPUは先に書いた通りオンボードのため交換不可。HDDが外から出し入れ出来なければ内蔵と考えて良いでしょう。

メモリは普通のDDR2のSO-DIMM、スロットの空きや最大枚数、容量も書かれていれば良いですが、この表記が無い時にやたらと薄ければオンボードの可能性も有ります。

光学ドライブが非搭載ならば、カスタマイズできないどころかCPU、メモリ、HDD、何かが故障してもベアボーン丸ごと交換となり、保証が切れた後の修理費用は買い替えた方が安いという使い捨てになるやも知れません。

 

Core2Duoで良くないか?

まだVistaまみれなので、これ とは言いませんが、適当にBTOメーカーのVistaPC処分祭りを見ていれば、Core2のT7xxxやP8xxx辺りが7~10万円で叩き売られています。

CULVの売りは薄さ では無く超低電圧で有り、AMDを殺すための5万円前後を維持する程度の性能。バッテリーがもたず価格もまだ安くはない。こうして漏斗のように買う人間を絞って行くと、普通のノートで良いのでは無いかという結論になります。

 

年末から年明けに在庫処分が大量に出る

いくつも書いたように、CULVの良さで有る省電力(なのか?)が生かされないままで年末を迎えます。パソコンの出荷台数が上がる時期は時計の上下左右、3月、6月、9月、12月の4箇所。ここで各社処分をする理由は翌月に春夏秋冬モデルがリリースされるため。

特に12月は歳末大売り出しのボーナス争奪激戦状態になり、春のリリースに向けて激しい処分が始まります。私が各メーカー予想より売れないと見ている為です。

パソコンメーカーはDELLに限らず、インテルのロードマップより1年程度の販売予定を描き、最低でも3ヶ月先までのフォーキャスト(大人買い予定の生産予約)をせねばなりません。

12月には3月までのフォーキャストが入っており断れない。更に2月には中国は旧正月が2週間程有るため、ここで仕事が嫌になった工場作業員が田舎へとんずらする事もあります。繰り上げ生産は苦しい、かと言って先延ばしは怖い。

まだ言えば、3月と言えば多くの日本企業が決算を迎えます。ここで在庫を掃かしておかねば現金が回らず見た目がよろしくない。ただでさえ無関係に近い人間が不況だと煽って辛気臭い景気となっており、年末からが勝負所。

ボーナス商戦で処分しないわけが無いのです。


以上。力説しましたが、欲しい時に買うのが正解。
私の作文に騙されてはいけません。

リンク用ソース

コメント(2)

お久しぶりです。
記事中に気になる箇所があります。
「バッテリ駆動時間が短い」
で電圧(V)とあるのは電力(W)ではないでしょうか。
私の思い違いかもしれませんが。

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

期間限定の特集など


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

カテゴリと更新通知

広告

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。