BTOパソコンをカスタマイズしない良さとは?

2010年2月18日

BTOは受注後の生産、カスタマイズは部品が選べるという意味。

2つの良さを切り捨て、BTOメーカーが即納や在庫有りと書いている完成品を買ってしまうという考え方。本末転倒とも思えますが、BTOで販売しているメーカーで良く見られる方法です。

BTOパソコンをカスタマイズしない良さとは何か。

 

完成しているから普通に納期が短かくなる

通常、BTOで注文をすると文頭に書いたようにケースにマザーボードや電源を組み込む所から始まり。中にはデスクトップもベアボーンとして、ケースとマザーと電源がセットになっている生産方法も有ります。

受注して入金(決済)を確認し工場のラインなど順番待ちに流れ、ハードウェアの組立が完了した後にOSをインストールしドライバをセットアップして点検。出荷前に最終検査などして宅配業者へ。土日を挟むと2日程度プラスになる事が多く、だいたい出荷まで3~5営業日(3~7日)程度かかるものです。

その点、完成品なら入金確認後に宅配業者へ渡すのみとなり、モニタまでセットで販売されていれば映してチェックする工程まで省けます。目に付く短納期はやはりドスパラで、最短で翌営業日出荷出来る理由は完成品だから。

逆に最近のDELLはひどいようで、購入者が書かれた日記ブログによると、1ヶ月待ちは当然でキャンセルも出来ず。詳しい情報や根拠が無いためリンクしませんが嘘とは思えず。

別でネタにしようと思っていましたが、HPが2月上旬から中旬にかけて納期が伸びるというアナウンス有り。台湾や中国付近が旧正月だからでしょう。東京品質で組立はしていても、それ以前は海外という事です。

完成品は納期が短い、出荷までが早いという利点。

 

仕様が良く解らないならメーカーのお勧め構成で買える

どういう意味でメーカーのおすすめかは2種類有り。

  • 新製品の競合対策として需要有る仕様にして価格を落とす
  • 在庫が余っており、安さで勝負出来る仕様で処分する

最近ではWindows7の発売が記憶に新しく、これを機にドスパラが大攻勢。HPもインテルを抱き込んでイベントを打っておりましたが、10万以上の購入でプレステ3が500人に当たるなど、情報発信の質と良ではドスパラがダントツでした。

しょぼくれているメーカーはBTOは自社しか無いと思っているかの如く静か。

消費者が新製品を買いたいタイミングで上手いキャンペーンを打ちまくるのは波に乗るというか流れを作るため。私は販売のプロでも営業経験も無い元修理担当ですが、選ぶ側から見ると競合を意識した新製品しかも完成品の威力は賢い戦略。

CPUの新製品が出てもマニアやオタクにしか解りませんが、Windows7は一般的なニュースのため、パソコンに詳しく無い人間が多く買うタイミングかと。

処分はマウスコンピュータやフロンティアのアウトレット、BTOではありませんがネットブックで大ブレイクし続けているAcer(エイサー)が雪崩のように値崩れしてくれています。

やや脱線しましたが、完成品はタイミングのおかげで安い可能性が高い。

 

多く販売される事が前提だから同じ仕様のユーザが多い

カスタマイズ済の中古や返品リフレッシュのアウトレットは該当しませんが、100台や300台限定などと書かれている完成品は、同じ型番が大量に出荷される事になるため、質問掲示板や2chで聞く際に同じ物を持っているユーザに出会う確率が上ります。

これはナショナルブランドに多く、故障したVALUESTARの何々を修理してみた などというブログ記事さえピンポイントで引く事も可能。過去にDELLのDimensionやVAIOの何だったか忘れましたが、型番で検索すると参考になる記事が良く有ります。

また、同型番が多く出るイコール同じパーツが大量に出ているという事で、利用者からのフィードバックの量や確率も上がる為、不具合情報などが出易いという利点も有り。

完成品の在庫は命取り、早く売りさばきたいから安くなるという事です。

 

元からカスタマイズがほとんど出来ないパソコンも有る

ネットブックやネットトップ、薄型のノートで特にCULVなんかがそうだと思いますが、ベアボーンの時点でCPUがオンボード(基板に溶接)になっていたり、メモリや無線LAN、Bluetoothも半田付けされているPCも有ります。

カスタマイズ出来るものは

  • OS(Windowsの有無やエディション)
  • オフィスソフト(有無、バージョンの選択)
  • ハードディスク

BTOメーカーでは分解してはならない契約なら、ハードディスクさえカスタマイズにならない事も有ります。当然、こうなると完成品に近いため納期は早くなるはずですが、OSの違いやオフィスのプリインストール具合により通常の生産ラインに乗ることも有り、必ず早いとは言えず。

余談ですが、最初の段で書いたDELLの1ヶ月待ちはネットブックです。中国や台湾から船で輸送する場合、だいたい2~3週間かかります。関係有るかは知りません。

カスタマイズが少ないなら標準構成が判明しているようなもので、保証切れで分解修理する際ヤフオクなどでのジャンク出品狙いで部品取りに有利と言えます。

 

仕様にこだわらないなら完成品パソコンお勧め

長々と書きましたが、用途不明で性能も良く判らないし理解する気も無い自称初心者には特にお勧めです。BTOパソコンは有名メーカーより元から安く、完成品は更に安い。

納期も(一応DELL以外は)短く、購入者も多そうで購入後の情報収集もカスタマイズや自作するよりは容易。良い事づくめのように思えますが、私が気に入らない点はただひとつ。

なぜ延長保証までカスタマイズ出来ないのか?

保証書なぞ張り替えれば同じとは思うものの、箱から付属品まで管理された完成品なら無理と言う事も分かりますが、ソニーや富士通まで3年保証を付けてくる時代。

長期保証の完成品が有ればナショナルブランドに対抗出来ると妄想しますが、何か面倒だからやらないっぽい考え方はやめませんか?>BTOメーカー社員殿

パソコンに求められるものは、性能や価格以外にサポートという初心者は大変多い。無料修理サポートという事で、長期保証がセットが良かろうと。

修理担当者が見積発行しなくて良いため効率も上りましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。