BTOなどの完成品PCより自作する方が安くなるか?

2018年3月31日

結論からいうとモノによる。

極端な話ではノートPCを自作すると完成品より遥かに高くなり、10万円を軽く切るデスクトップPCならば量産系BTOの方が安くなる事が多いけれど、10万超え普通なゲーミングPCは自作の方が安くなる感じ。

この類のネタは過去何度か握ったけれど現在版で。

パソコンは完成品を買うより自作の方が安くなる?

元ネタ。

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/26(月)

五万くらい節約できるのかな
そもそもデスクトップパソコンの相場知らないのだけれども

source:自作パソコンの方が安く済むって聞くけど実際いくらくらい安くなるの? : PCパーツまとめ

5万くらい節約したいなら50万円以上のゲーミングPCにするなら可能。

完成品は保守在庫という修理用パーツを保管するので、そのパーツ分の上乗せが高性能になるほど高くなる。なぜかは数が出ないビデオカード(以下、グラボ)を持ち続ける事になるため。

1のご希望と疑問。

  • PCでゲームしてみたい
  • 一から自作するなら価格そう変わらない?
  • 予算20万円くらい必要なのか

どのレベルのゲームをしたいのか不明なので何とも言えませんな。

過去延々とBTOパソコンの通販を眺めていた私に言わせると、これらレスが的確だと思った。

  • 3:低スペックだとBTOやメーカーの方が安くつく
  • 8:手持ちのパーツ流用しないと安くならない
  • 12:基本的に技術料は+2万円程度だぞ
  • 13:2台目以降は安い
  • 36:15万超えてくると自作

3と36が似た意味を持っており、私が見た限りでは14万円辺りから上になるとパーツ単位で購入し自作した方が安くなる。前述した通り、50万円級になると5万円くらい乗っていても普通。

8と13も似た意味というか同じ話で、私がなぜBTOおすすめと言いつつ自作し続けているかはパーツ流用するので新規購入する部品が少ないので結果安くなるというだけ。

12はサイコムのような自作代行系BTOパソコンが当てはまっており、なぜ私が過去サイコムでパソコン買っていたかは、他の自作代行より技術料が安く確か1~1.5万円くらいしか乗っていなかったため。

というわけで、ゲーム用PC、予算20万円以内、微妙な価格帯となる15万円くらいを基準としてBTOパソコンと自作をエア見積りしてみましょう。

 

BTOデスクトップと自作する場合の価格を比較

ゲーミングPCといえば外資系が気合入っているものの気合入りすぎてクソ高い機種ばかりなので、コスパ重視なマウスのG-Tuneより選定。

G-Tuneのトップページから10秒足らずでこちらを発見。

NEXTGEAR-i670SA2-e-sports

だいたい15万円くらいならばこの構成。

  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:Core i7-8700(3.20-4.60GHz、6コア/HT、12MB)
  • マザー:インテルZ370チップセット
  • グラボ:GeForce GTX 1060(VRAM:3GB
  • メモリ:16GB(PC4-19200、8GBx2)
  • SSD240GB(SATA3)
  • HDD2TB(SATA3、7200rpm)
  • 光学:※無し
  • 電源:500W(80PLUSR SILVER)

ゲーミングPC入門~やり込み用として文句無し。高精度な描画にこだわらければ大抵のゲームはぬるぬるに動くでしょう。

但し、自作PCユーザな私にはこう映った。※ここから下の文字を赤くしたところは自作ユーザ視点で語っております。

  • CPUは高クロックなCore i5に落として差額をグラボに出したい
  • せめて同じGTX 1060でもVRAMは6GBにしたい
  • メモリスロット4つなら増設も可能は安心 ※カスタマイズ画面見た
  • DVDドライブを滅多に使わないなら「無し」はコスパGJ
  • 電源は容量足りているのだろうからウルトラどうでもOK

こう考える人は自作するべきだけれども、今回は価格の点で完成品か自作かなので置いておきましょうか。

自作PCで「NEXTGEAR i670SA2-e-sports」同等品を試算

ソースはこちら。

【価格.com】パソコン| 通販・価格比較・製品情報
http://kakaku.com/pc/

の、2018年3月26日の深夜現在の最安より。

OS:Windows 10 Home 64bit・・・12,980円

NTT-X Storeが怪しいWindowsを販売しているわけが無いだろうから安心。

CPU:Core i7-8700・・・34,243円

同じi7-8700でもKが付けばオーバークロック遊びできる、と思いきや、Kが付くと約4万円になるらしいので6千円も高かった。OC遊びしない、ゲーム用ならば上等過ぎるCPUと思う。CPUクーラー付属。

最安ではない+1円ながら安定のAmazonが34,243円。

「CPUクーラーは付属で良いのか?」は、安さ重視なのだからせっかくタダで付いて来るインテル様の御クーラー使わない手は無いでしょう。

マザー:インテルZ370チップセット・・・13,802円

Z370のみを条件に検索すると、パソコン工房のASRockZ370 Pro4が最安。仕様?私ならこだわるけれど、完成品PCと自作比較してパソコン買おうと思っているような人がマザーボードの機能なぞ気にする必要はござらない。

論点は安いかどうか。

グラボ:GeForce GTX 1060(VRAM:3GB)・・・31,480円

ドスパラ御用達なPalit~製、NE51060015F9-1061Dが最安。

CPUをi5へ落としてせめてVRAMは6GBとしたいけれど、そういうのは自作PCしてしまう人の感覚だろうから今回は無しで。

メモリ:16GB(PC4-19200、8GBx2)・・・14,342円

8GB2枚セットの最安はツクモが販売しているCFDのW3N1333PS-8Gが該当。16GBならば1.6万円はしそうなところ、1.4万円は普通にコスパ優秀。

おそらく永久保証ならば、故障時の修理交換依頼はもちろんマウスでもツクモでもなく販売代理店のCFDへ直接の依頼になるのは知っておくべきでしょうな。

SSD:240GB(SATA3)・・・6,480円

これはスクリーンショットものの安さなので面倒だけれどもスクショ。

ASU650SS-2018-03

犯人は定番のNTT-X Storeであり、他店は送料含めると8千円オーバー。

A-DATAは嫌とか知った事ではございません。だいたいマウスの240GBもメーカー不明な上、SSDは即死前提なのでバックアップしておくもの。

性能もベンチマーク遊びしないなら体感で300MB/sも600も判らないだろうし、ランダムはSSDなので遅いわけは無い。

私なら少し値が張ろうともM.2 NVMeを挿して遊びたいのでマザーから選び直しになるかも知れないが、安さ重視なら関係無い。

HDD:2TB(SATA3、7200rpm)・・・5,904円

SeagateのST2000DM006(SATA3、7200rpm)が最安。私ならSeagateだけは選ばないけれど、安さ重視なら以下略。

光学:※無し

0円。必要ならカスタマイズでプラス3,800円の税別なので、私なら2千円くらいの安物を単品で買うか、外付DVDスーパーマルチ持っているので要らない。

電源:500W(80PLUSR SILVER)・・・6,935円

500Wのシルバーを条件に検索すると、玄人志向のKRPW-AK650W/88+が最安であり、パソコン工房にて送料無料。

ケース:ミドルタワー・・・3,798円

ATXケースも安くなりましたな。SAMAという聞き慣れないメーカーの黒透 JAX-02Wというやつが最安、送料込なら最安+1円のツクモが実質最安。

中身の構造とか材質は気にしないのだろうし、このケース、激安な割にレビュー10人で星の数4.35なので良いのでは。

 

完成品BTOパソコンと自作パーツ合計の価格比較

自作パーツ合計129,964円。だけれども、マウス、キーボード、カードリーダーを入れていなかったので3点合計で3千円くらいとするなら13.3万円(税込・送料込)になる。

マウスのゲーミングPCは見た目は約15万円だけれども、税込して送料も込にすると165,024円となり、自作パーツセットとの差額は3.2万円にもなってしまうため、BTOパソコンなのに全然安くならない(迫真)

というわけで、自作PCの方が安いと判ったならば自作すればOK。上記した最安パーツの構成で良いならならご自由に。

赤い文字見て、「PC変態とは住む世界が違うな」と思ったならまともな人だと思う。「マジかよヒツジ先輩サンガツ」とか思って真に受けて自作し後悔する人もまともだと思う。

自作PCとはそういう失敗から始まるものなので自然にナチュラル。

 

自作PCはハードウェアマニアとしてのこだわりが必要

具体的には以下のような。

  1. ケースはクーラーマスターにしたい
  2. 電源はコルセアが良さそうだと思う
  3. どこまで静音化できるかチャレンジ
  4. 裏配線にこだわりブログに上げる
  5. コスパ重視ながらマザーの機能性も重視し、「いつか使うかも知れない」という絶対に使わないフラグを立てつつ、故障にも備えてASRockのZ97 Extreme 6を新品で2枚購入

4と5は私だけかも知れないが、自作する人は完成品では納得できない何らかのこだわりがあるはずで、無いなら自作する人では無いのだから完成品でよろしいかと。

もし私が組立業者でパーツ代13.3万円ならば売価は最低でも+1.5万の14.8万円。1年保証もサポートも無い前提で、もし1年以内にマザー故障したなら交換作業代だけで最低でも1万円は欲しい。面倒すぎる。

CPUが10万でグラボ60万で組立失敗して壊れても知らないし、作業したのだから1.5万はくれなければ困る。

このレベルの作業費を自力でチャラにするのが自作。

価格重視で自作しようとするのは間違い

完成品と自作を安易に比較する人は、私ら自作PCユーザが予備の電源ユニットや合わなかったパーツの在庫をどのくらい持っているのか知らないのでしょう。

幸い私はこのブログやっているので合わないパーツはここ10年くらいは掴んだ事が無いものの、初歩的なところではDDR3と4を間違えたとか、簡易水冷買ったは良いがラジエーターがケースに付かず、合うケースに買い換えるハメになった、などは自作あるあると予想。

電源ユニットは必ず1台持っていなければ電源入らない時に何もできなくなる(不具合が電源かそうではないのか判らない)し、SSDやHDDの予備は1個どころか2~3歩も歩けば2~3台はすっ転がっていても自然。

そして自作PC変態していると他人にバレたなら、第三者から不具合時の相談を受けるのも普通にあるだろうから、そういう時に備えてなぜかノート用のDDR2メモリを持っていたりもする。

先日、1枚冗談でキーホルダーにする程度には在庫ある。

keychain-478-ram

source:CPUとメモリをキーホルダーする方法(Socket478編)

予備の電源ユニット無ければ、とりあえず電源買ってみる、しかしマザーボード故障だった、のような流れはPC自作以外に自修理にも必要になるため。

以上を前提とすると自作PC安いと思うのはおかしいと思う。

  • 完成品より安いなら自作したい<間違い
  • 自作できるので安くなるようパーツ流用<正しい
  • パソコン自作は趣味であり価格の問題ではない<超正しい

自作する人は他人へ聞かずにやっているもの。

他人へ、「自作した方が安い?」と聞いている時点で、「(外食よりも)自炊した方が安い?」と言っているようなものであり不毛なやり取りにしかならないのは元ネタのまとめブログの通り。

自炊に置き換えると大家族なら確かに外食より安いだろうけれども、自作PCに置き換えると1人分なのに無駄な在庫を手元に置かねばならないので、結果としていつかは腐ってしまうのはパーツも食材も同じ。その証拠にCPUやメモリがキーホルダーになっております。

パソコン自作は技術的には簡単。しかしパーツ選び、故障時の切り分け、散財覚悟でロマンを求める人にしか向いていないので、他人へ「自作(自炊)した方が良い?」と聞く人には最初から合っておりません。

私がBTOパソコンを勧めても自作勧めないのはそういう事で、自作する人は聞かないしいつの間にかやっているもの、という終わり方は過去何回かの記事の締めで書きましたな。

また2~3年後に似た記事やる事になりそう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>8:手持ちのパーツ流用しないと安くならない
一般的にはPCケースとビデオカードを流用する方が多いでしょうか。

少し気になる点としては、何をもって「PCを自作した」と称するかですかね。CPUを交換しただけで「新しいPCに新調した」とは言いづらい。CPUとマザーボードをセットで交換しても、OSを含め他パーツを全て流用なら「自作PCを組んだ」と言えるのか、判断が難しいところ。

>CPUは高クロックなCore i5に落として差額をグラボに出したい
GTX 1060ならCore i5でもCore i3でもボトルネックにはならないでしょうから、SSDをNVMeタイプに変えたい、HDDをもうひとつ追加したい、などあるならCPUはCore i3-8100まで落とす手もアリといえばアリです。OCで遊びたいならCore i3-8350Kでも。

>SSD:240GB(SATA3)・・・6,480円
売上げランキング9位なら、大外れのモデルでは無いはず。と思っていま確認したら2位にまで躍進。7mm厚ですからノートPCのアップグレードに良さそう。

>故障にも備えてASRockのZ97 Extreme 6を新品で2枚購入
故障に備えて容量40GBのSSDを確か2枚ほど購入した私、故障しなかったため既に8年くらい手元に置き続けている模様。

https://i.imgur.com/iQDQjik.jpg

ゲストブックに投下しようと思ってたけれど、コチラに
タイムリーと言うべきか?

自作PCシミュレータ
http://store.steampowered.com/app/621060/PC_Building_Simulator/

アーリーアクセスだけど完成度高めで評判は良いみたい。

ロードマップ見ると本格水冷、オーバークロック、ケーブルマネジメントやら日本語対応とか書いてある
https://www.pcbuildingsim.com/early-access-roadmap/

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。