サイコムのダブル水冷なゲームPCが気合入りすぎ

2017年11月 4日

マウスとサイコムがダブル水冷で新製品。

どちらも以前からCPUとビデオカード(以下、グラボ)の水冷PCはあったところ、今回は新CPUのCoffe Lakeを載せたとの事でモデルチェンジ。私はサイコム贔屓なのでその辺りは話半分くらいでどうぞ。

マウスから参りましょう。

マウスよりCoffe Lake+GTX 1080 TiゲーミングPC

ラジエーターのファンがこの位置この向きは初めて見た。

ダブル水冷、Coffe Lake+GTX 1080 TiゲーミングPC - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1088715.html

マウスのダブル水冷

PCUはインテルが出して間もなくのCore i7-8700Kで最大6コア/12スレッドなやつとなっており、グラボはゲーム用としては最強といえるGTX 1080 Ti。MSIのロゴが見える。

CPUとグラボの時点で市販品ならば合計14~16万円くらい。

これら2つのパーツが一般的な空冷では無く水冷仕様。DELLとHPも出していた気がするけれど、国内メーカーでダブルな水冷はマウスとサイコム2メーカーだけのはず。

これを書いている現在は通販のダブル水冷モデルにはCoffe Lake仕様はまだ無く店頭のみなようなので、主な仕様が書かれている値札画像も拝借。

2機種

店頭販売でも3年保証があるとは知らなかった。

このクラスの価格帯になると何が故障しても7千円では利かないし、グラボが2~3年目に逝こうものならパーツ代のみで10万円級なので一発で元が取れてしまう。

やや割高に見える要素は高速なSSDが512GBな以外にメモリが盛られ、そして水冷が2つも搭載なためで、水冷クーラーだけで合計3万円くらいは行くはず。

良く分からないところは上と下のモデルとの価格が開き過ぎており、違いは高い方がLED付ファン、そしてメモリが16GB多い。これだけで5万円差は何か他のパーツが上と下で違うのか。

リンク元の記事によると他のパーツが違うとは書かれておらず。もし下の高い方がASUSのイルミネーションするやつ(Aura Sync)ならばマザーボードが自動的に高額になるのでそれだろうか。いや、全く根拠は無い。

マウスは私が勝手に定義している量産系BTOメーカーの方なので、この売り方が正しい。カスタマイズしない、しなくても良い、する必要の無いBTOパソコンもある。

 

サイコムのダブル水冷なゲームPCが気合入りすぎ

サイコムも以前からダブル水冷。言い方がデュアルなだけで同じ。

サイコム、デュアル水冷オプションにGTX 1070 Tiを追加 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1710/27/news103.html

G-Master-Hydro-Z370

「なぜ今更GTX 1070?」と思いきや、Tiは11月2日発売の新製品。

発売前に水冷化宣言とは気合が入っておりますな。グラボはデザインからしてファウンダーズエディションかと思ったけれど国内販売は無いらしいのでイメージか。

販売価格例は、G-Master Hydro Z370でCPUとしてCore i7-8700Kを、グラフィックスカードとしてGeForce GTX 1070 Tiを選択した場合で23万4120円だ(税別)

GTX 1070 Tiを選択した場合なのでマウスとは違うのが自作代行系BTO。

サイコムのカスタマイズ画面より。これを書いているのは11月1日の深夜、解禁は11月2日22時なので1070 Tiはまだ。

sycom-custom-1070

標準のGTX 1070搭載時は税別にすると209,380円。ということは、1070 Ti搭載時に234,120円ならば差額は24,740円。サイコムは税込表記なので税込にすると+26,720円

となると、1つ上にあたる事になるGTX 1080より8千円くらいも高くなってしまうのはおかしい。スペックシートを見ても1080より高性能になる箇所は無く、価格も現時点で当てはめると1070 Tiの方が少しだけ安い。

※ドスパラのPalit~製品基準にすると、1080が6.2万円、1070 Ti発売直後の価格が5.9万円、いずれも税込。

誰かが間違えているか、サイコムがカスタマイズの差額をいじる可能性があるのかも知れない。

ところで何が気合入っているかは動画っぽいプレゼンまで作っております。昔の泥臭い感じなサイコムのイメージがどんどん無くなって行く。

2分22秒、サクサク進むので再生出来るならどうぞ。

できない人用に見どころを4枚切り出しましょう。チップセットがZ170当時のものなのでそこには触れない。

デュアル水冷

カスタマイズページでは右のCPUクーラーがASETEK製品の550LCとしか分からなかったところ、この動画を見ると左のグラボ用もASETEK製品、型番740GN。

いずれもURLの中にoemの3文字が入っているのでOEM主力のメーカーなのでしょう。サイコムが市販品を使わなかったということは少量でもOEM(サイコム用)として安めに卸してくれているのか。

もう一つの特徴はカードキーパーなる、グラボ押さえカバー。 

カードキーパー

高性能なグラボは長いとか重いのでこのような脱落防止のギミックが有効なのかも知れない。サイコムオリジナルらしく検索しても市販品は発見できず。

高性能な割に超静音アピール。

騒音値

ベンチマークで負荷をかけた状態で37dB、暗騒音(計測物の動作を止めた場合の周囲の騒音値)は36dBなので、周囲が36dB前後の環境ならばパソコンの動作音聞こえないレベル。

そしてデュアル水冷最大の利点がこちら。

温度

いずれも50℃くらいまでしか上がらないという。

これはGTX 1080 TiやPascal版Titan Xで試していた人も40度台、60度以上までは行けないらしいほどの冷却性能が空冷とは違う。

最近はグラボもサーマルスロットリング(高温になると自動で性能を落とす機能)が付いているので、本気出すならダブルまたはデュアル水冷おすすめ。

 

完成品PCで簡易水冷のメンテナンスはどうするのか

簡易水冷はメンテナンスフリー。メンテしなくて良いというかする必要が無い点が本格水冷とは違う。

しかし中に液体が入っておりポンプで循環させていたり、物なのだから劣化や消耗しないわけでは無く、以前見たこの記事がどうしても気になる。

約2年使用した簡易水冷キットを分解展示中  - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/703413.html

tsukumo-2015-05

ツクモの店頭でやっている事なので買い替え促進のために大げさに脅している気はする。多少の劣化はあるとしても2年経過しぶっ壊れたのでは無く、「能力低下」が何を指しているのか分からない。

冷えが悪くなるのなら室温を合わせ2年前と今でどのくらい変化したのか、クーラントがほんのり濁るとかヒートパイプや水枕が汚れる事でどのような支障があるのか具体的な説明は無し。

気になるのは経年数。2年でこの程度なら4年でも使えそうとは思うものの、それが5年や6年となるとどのような劣化が起こり、どのような支障が考えられるのか。

完成品のゲームPCを5年も使い続けるとは思わないけれど、ゲーマー引退して故障しないから使い続けるパターンはあり得る。

また、自作PCは使えるパーツは流用するだろうから、マザーやCPUを買い替えても水冷クーラーは5年モノとか今後あるあるになるはず。

分解出来る簡易水冷も有るにはあるが高価。だいたい分解するくらいなら簡易とは言えないわけで。

一体いつが簡易水冷の換え時なのか、空冷以上に判断が難しい。

リンク用ソース

コメント(1)

>ラジエーターのファンがこの位置この向きは初めて見た
CPUとGPUを1種類のファンで冷やすなら、この位置は効率が良いですね。ファンが邪魔して光学ドライブの搭載が難しくなる気もしますが、そこは割り切るか、ケースデザインの工夫で乗り切ると。

>GeForce GTX 1070 Ti
適当にスペックを書くと

CUDAコア数
1080……2,560、1070Ti……2432、1070……1,920
コアクロック
1080……1,607~1,733、1070Ti……1607~1,683、1070……1506~1683
テクスチャユニット数
1080……160、1070Ti……152、1070……120
メモリクロック
1080……10GHz(GDDR5X)、1070Ti……8GHz(GDDR5)、1070……8GHz(GDDR5)
メモリ帯域
1080……320GB/s、1070……256GB/s、1070……256GB/s

性能差としては以上な感じ。性能としては、1080を100とすれば、1070Tiは90くらいな模様。ただしGPUクーラーの冷却が不十分なら、性能を十分に引き出せないのは他モデルと同じく。1070Tiの消費電力は1080より少しだけ低い程度ですから、あえて1070Tiを選ぶメリットはそう多くないのが現状。価格が1080より1万円くらいは安く、具体的には5万円台なら「GTX 1070より性能は高く、1080より安い」として需要が出てくるやも。

今のところ「どうせなら1080を買った方がマシ」という位置づけ。

>クーラントがほんのり濁るとかヒートパイプや水枕が汚れる
考えられる性能の低下項目としては、

・蒸発によりクーラントの液量が減る(空気が混じって水垢も発生)
・クーラントに汚れやゴミが混じる(ゴムパッキンやチューブのカスなど)
・ラジエータにゴミが詰まる

あたりでしょうか(水冷に詳しい訳ではないため、専門家ならもっと挙げられるはず)。ゴミが混じると必然的にクーラントの流れが悪くなりますから、冷却性能は悪くなりますね。

>一体いつが簡易水冷の換え時なのか
月に1回くらい冷やしているCPUやGPUの温度を見て、極端に上昇しているようなら寿命、という判断で良いのでは。見た目じゃ分かりませんし。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。