PC通販の個人情報抜き取りサイトを見抜く8つのポイント

2016年4月20日

またもやインチキ通販を発見。

以前も画像パクりサイト楽天ショップ丸パクりが有り警告したけれど、どうやらテンプレが出回っているようで多数の偽ネットショップが乱立しており、PC通販に限らず日本人を釣ろうとしている模様。

改めて妙なポイントをまとめたので御案内。

元ネタはこちら。行くなら自己責任にて。

アキバ・日本橋に店舗を構える創業15年の中古PC白ロムのShinseibankです:中古パソコンと白ロムのShinseibank[トップページ]
http://www.shinseibank.top/

インチキサイト

タイトルとドメインを見た瞬間に茶を吹き出せる仕様。こちらのショップもどきをサンプルとして見て参りましょう。

 

通販風の個人情報抜き取りサイトを見抜く8つのポイント

1.ドメインや登録者が怪しい

いきなりこれ shinseibank.top は無いでしょう。新生銀行のフィッシングで使われていたドメインの流用と予想出来てしまうお笑い状態。

また、怪しいサイトに共通する点はTLD(トップレベルドメイン)に見慣れない文字が使われているところ。

日本国内の通販サイトならば信頼度で言うと、~co.jp、~.jp が普通。老舗ならば、~.com、~.ne.jp、~.org も有るかも知れないけれど、~.topとか珍妙極まりなし。

Whoisで所有者を見るとこれ。

  • Registrant Name: Ma Lin Yue
  • Registrant Street: Xue Tian Wan Zheng Jie 2Hao Re
  • Registrant City: Chong QingShi
  • Registrant State/Province: CQ
  • Registrant Postal Code: 430019
  • Registrant Country: CN

最下行のCNはチャイナ、中国を指しており郵便番号は湖北省。中国だからと100%詐欺とは言えないけれど怪し過ぎる。

2.デザインが全体的に不自然

最初の画像をもう一度。

インチキサイト

まず左上の中古パソコンの意味が解らない。中古パソコンを売っているのだろうけれども普通は社名や屋号、ショップの名前を入れる場所に中古パソコン。

その右、本州送料500円も何か変ですな。一般的には北海道と沖縄と離島は別途、そうでは無い場合は本州で一律500円という変な区切りにはならないはず。 

3.商品の画像が他店のパクり

こちらも前回紹介と同じ、「くじらや」さん人気ですな。

くじらやの画像パクり

他店の画像を堂々と利用している理由は「くじらや」の意味を知らないと見ており、上の例では日本語でLenovoのこのノートが「くじらや」と呼ばれていると勘違いしていそう。ショップ名とは判らないのだろうと予想。

これが楽天のアフィリエイトのリンクだったならば問題ございません。しかし何故か他店の商品をカートへ入れてしまえる謎。

4.リンクの間違いが目に付く

再び同じ画像で。

インチキサイト

この画面内、上部の横長メニューと右下のランキング以外は全てトップページへのリンクとなっているという意味不明な構成。しかも別ページで開くとかおかし過ぎる手抜きさ加減。

確実に他のページへ飛ぶはずの左下のロイ急便、詳細はこちらからを押してもトップページが開いてしまう。個人の趣味サイトならまだしも、商品と金を取り扱う通販サイトでこれはひどい。

5.会社概要の住所がおかしい

会社概要のページより。実在する人物の名前をパクっている可能性が有るので氏名は省略。

会社概要

  • 株式会社 中古パソコン
  • 〒520-3024 滋賀県栗東市小柿
  • 店舗運営責任者:****
  • 店舗セキュリティ責任者:****
  • 店舗連絡先:sale@shinseibank.top

サイトトップのタイトルをもう一度。

  • アキバ・日本橋に店舗を構える創業15年の中古PC白ロムのShinseibankです:中古パソコンと白ロムのShinseibank[トップページ]

会社と店舗所在地が違う事は普通に有るので良いとして、アキバと日本橋に店舗が有るけれど会社は滋賀県な所はやや不自然。

何より住所が途中で切れているところはおかしい。滋賀県栗東市小柿の後には何丁目、何番地、場所により何号まであるはず。

また、日本国内でネット通販サイトを運営する際は特定商取引法に基づく表記が必要にも関わらず、住所が切れている上に電話番号無しは違反しております。もし実在するとしてもまともな会社では無い事が判る。

6.日本語が何かと不自由すぎ

小学生でもここまで間違えないと思うレベル。赤の下線は私が引いた。

日本語おかしい

商品ページなどは他のサイトからコピペしていたり、画像の中に文字が有るのでパクれば普通の日本語にて掲載可能。

しかしこのテンプレが元からおかしいのか、今のところ100%の確率で偽ショップは決済までの説明文の日本語が何かと崩壊しております。当ブログより日本語ひどいとかあり得ない。

しかもあらゆるボタン素材の日本語フォントが汚くベースラインのズレた明朝体のような文字、日本では使わない漢字などが含まれている事も。

これを含め6~8番の3つは最近の中国系怪しいサイト共通。

7.個人情報の入力に国名選択

普通は聞かないだろうと。

国名選択

Amazonのような外資系ならば有れども不自然では無いけれど、海外でも無く大企業でも無いネット通販で国名選択はおかしい。

通販のシステムが海外製でテンプレートも外国産ならあり得るけれど、2016年現在でその辺りをカスタマイズ出来ないようなテンプレはまず無いはず。

8.支払い方法が銀行振込のみ

この画像が目に入ったなら要注意。

銀行振込の画像

縦書き画像のパターンも有りフォントと色は共通。特徴は全体的に明朝体にしては下手な感じで崩れており、全ての文字の右下付近のバランスがおかしい。

それ以前に今時カード決済が無いようなネット通販は不自然過ぎる。カードやコンビニ決済のロゴが有れども最終的に銀行振込になってしまう雑なサイトもございます。

 

偽サイトは詐欺では無く個人情報の収集が目的?(まとめ)

過去に2度、詐欺と思われるインチキ通販で実在しそうな嘘の住所や名前で中古PCを購入申し込みし、メールは受信出来るよう待っていたものの受付完了のメールは来るもその後連絡無し。

IPアドレスは国内サーバのプロキシを経由しているので疑われるとは思えず、しかし電話番号も嘘なのでそちらへ連絡し偽発注とバレたのだろうかと予想していたところ、検索し質問掲示板を参考にすると詐欺では無く個人情報の収集が目的では無いかとの事で言われてみると納得。

注文受付完了メールはメールアドレスが実在するか、間違えて入力していないかを確認しており、エラーが返って来なければ本物として氏名や住所などもフルセットで収集し売られている可能性。

詐欺ならば銀行口座の情報を発注者へ送る事になり、凍結される可能性を考えると割に合わない。

ニセ口座の売買相場を知らないので仮に1口座5万円だとしたなら、振込額が5万円を超えるまで待ちつつ、犯罪者としてしょっ引かれる可能性まで含めると単なる阿呆。かと言えども日本国外の銀行口座ではさすがに怪し過ぎる。

悪用する方法をひらめいたので、もし私と同じ事を思い付いた気がしてもコメント欄には書かれぬように。

冒頭で書いた通り、この形の詐欺臭い個人情報抜き取り疑惑サイトはパソコン通販以外にも確認しており、例として値引きは一切しないはずのブランドの商品が全品20%引きという怪しいショップも存在。

そのサイトも銀行振込やボタン素材の画像、日本語フォントがおかしいなど共通していた為、おそらく中国で日本人釣り向けのテンプレートが流通しているのだと思う。

自分だけは大丈夫と思い込まぬよう、身内や友人などがネット通販好きなら教えてあげましょう。

ちなみに私は自分は大丈夫と思った事はございません。逆に、いつ騙されるか分からないと常にビビっているので騙された事が無い。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>多数の偽ネットショップ

こういうのを類似(画像orテキスト)検索みたいなので
いっぱい見つけてほしいよねw

オリンピックのエンブレムとかは
正直どうでもええわと思っている
※招致のときの旗の方がよかったけど

最近は論文の類似検索もできるみたいで
学生さん大変やなと思うw

>いつ騙されるか分からないと常にビビっているので騙された事が無い。

本家を知っていたらたぶん大丈夫だけど
知らなければなんとなく引っかかる可能性は高いなと思う。

初めてのサイトは結構心配で調べてから基本的に使うなと思う。

初めてのサイトを調べるときは
ドメインや登録者の調べ方はわからないものの
会社概要の住所らへんは詳しく見るなと思う。

>中古パソコンと白ロムのShinseibank
ショップ名が「Shinseibank」なのですかね。その割に、トップページのどこにも「Shinseibank」の文字が見えませんが。

「会社概要」には「株式会社 中古パソコン」とありますけれど、類似商号の規制が無くなったおかげで、そんなありふれた会社名でも商号として登記できるのですかね。

「そのパソコンどこで買ったの?」
「中古パソコンだよ」
「だからどこの中古ショップ?」
「中古パソコンだよ」

という会話ができて面白そう。間違いなく商標登録は無理。

>確実に他のページへ飛ぶはずの左下のロイ急便
ちなみに「ロイ急便」や「ロイ配達」はダイワハウスグループの「ロイヤルホームセンター」が提供する配達サービスですね。全国発送のロイ急便でも、5,000円以上の買い物なら、25kg以下の場合に限り沖縄でも送料無料なのは魅力。
※ロイヤルホームセンターで買い物をした場合の配送サービスです。

配送・納期・送料について | ロイヤルホームセンター公式ロイモール
http://www3.roymall.jp/shop/pages/aboutdelivery.aspx

>個人情報の入力に国名選択
ちなみにロイ配達もロイ急便も、海外発送には対応していないため注意が必要です。

>支払い方法が銀行振込のみ
>明朝体にしては下手な感じで崩れており
この「銀行振込」画像は使い回しなのですかね。警鐘サイトに同じ画像が使われた決済例がありました。

詐欺サイト、口座まとめ5 - Rusifa HiRo Cafe
http://blog.goo.ne.jp/yhvhiro/e/dce93fe3cda7b4eb45d23dbf3dd74d1e
※ページ内で「詐欺サイトの画像」を検索すると早期発見できます。


騙すなら、騙した相手が騙されたことに気付かない、上手い騙し方をして欲しいもの。または、騙されても笑い話で済む程度の騙し方でも可。騙されたと騒ぐ方を見るのは、いろいろな意味で辛いですから。

>ロイ急便
なんで大和ハウスグループのホームセンターの配達サービスwwww
>株式会社中古パソコン
適当過ぎて困った。そんな名前でも会社できるのかね?
>アキバ・日本橋に店舗を構える創業15年の中古PC白ロムのShinseibankです
新生銀行wwww
まあドメインが新生銀行のフィッシングな時点でどうかしてるかwwww

>株式会社 中古パソコン
そのものですねw
ちなみに「日本郵便」はかつて「郵便局株式会社」と「郵便事業株式会社」でしたw
他にも「電源開発株式会社」という会社もありますw
また、東京メトロの正式社名「東京地下鉄株式会社」もある意味そのものの社名かもしれませんw

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。