構成バランス試されるBTO PC新製品(2019年7月上旬)

2019年7月18日

最近発売のBTOパソコン7月上旬分。

今月の上旬は新Ryzen、X570マザー、Radeon RX 5700とXT、RTX 2060と2070のSuperが発売され、特に注目したいところは数ある新Ryzenに対してグラボとマザーをどう組み合わせるか、BTOメーカーの腕の見せどころ。

適当に見て参りましょう。

最近発売のBTOパソコン(2019年7月上旬)

3メーカー7記事分。画像は特徴的なモノや意味のある部分だけ。

パソコン工房(3)

GeForce GTX 1650搭載の15.6型ゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1193935.html

主な仕様。

Core i7-9750H(6コア/12スレッド、2.6~4.6GHz)、GeForce GTX 1650(GDDR5 4GB)、DDR4-2666 8GB、SATA SSD 240GB

後で出るツクモのノートの下位モデルとほぼ同じ構成で税別12万円くらい。ツクモの上位も12万円くらいでメモリ16GBのSSD 512GBになるので、メーカーこだわらないならツクモでしょう。

このプレスリリースのよくわからないところは、下位モデルは税別119,980円なのに中位が税込145,778円(税別129,980円)とか、上位も税込145,778円(別134,980円)と統一されていない点。

どうでも良いですな。 

第3世代Ryzen搭載のゲーミング/クリエイター向けPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1195073.html

koubou-ryzen-201907h1

考えることは他社BTOメーカーも自作ユーザも似たようなものか。

CPUとグラボのバランスが考えられており、左の低価格な構成は税別10万円を切れるために作られた仕様でマザーボードがB450。

よくわからないところが右2つで、なぜそこでX570マザーボードを採用したのか。おそらくPCI-ExpressがGen4(第4世代)と言いたいのだろうけれども、グラボの性能が追い付いていないので意味皆無。

SSDがGen4を活かしたVNMeなわけでもなく、だいたいどこがクリエイター向けなのかもよくわからない。左2つは素直にゲーミングPCで良さそうな印象、ながら、真ん中の機種はRadeon RX 570 XTのVRAM 8GBが利点か。

GeForce RTX 2060搭載の16.1型ゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1196359.html

16.1型のリフレッシュレート144HzノートにRTX 2060版投入。価格差ある3種類の違いはストレージとメモリ。税別表記にて。

  1. 169,980円・・・SATA 240GB
  2. 176,980円・・・NVMe 256GB + HDD 1TB
  3. 178,980円・・・NVMe 500GB ~ メモリ16GB

どういう意図でこうしたのか、よくわからない3種類。

1番を基本とすると、+7千円の2番はSSDが高速になりつつHDDおかわり。3番はSSD高速&倍増でメモリ容量も倍増しながらもHDDなし。

その辺りに需要があり、ピンポイントしたのだろうか。

最近の私は特にPC初心者目線で見ることが多いため、マウスコンピューターのような刻み方が普通と感じてしまっている予感。マウスならこうすると思う。

  1. 169,800円・・・NVMe 256GB
  2. 189,800円・・・NVMe 500GB + HDD 2TB
  3. 209,800円・・・NVMe 1TB + HDD 2TB ~ メモリ16GB

価格差が狭すぎると何がどう違うのか見入ってしまい迷って疲れてまた今度にしようになりそうなため、この価格帯ならば1割くらいの差を付けた方がどう違うのかわかりやすく選びやすい。

売り方として少々意味不明な価格と性能差な印象しかございません。

マウスコンピューター(1)

第3世代Ryzen搭載のBTO対応デスクトップPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1196200.html

mouse-lm-201907h1.png 

安定のバランス感覚。

左の下位モデルはCPUが7nm最安のRyzen 5な3600、かつグラボはGTX 1650で止めており余裕で10万円を切る割に最低限このくらいならゲーミングPC名乗れそうな構成。メモリもSSDも盛りすぎないコスパ重視。

個人的に気になるモノはグラボで、どうしてもGTXの1650の50部分に抵抗がございます。PassMark見て来るとGTX 1060と1050 Tiのちょうど間くらいなので可もなく不可もなくだけれども、60未満が引っかかる。

右のRyzen 7 3700Xの採用も良く考えられており、1ランク上の3800Xにすると性能差がたいしたことない割にTDPが一気に105W、なぜか+40Wも上がり価格も上がる。

1つ下のRyzen 5 3600Xにすると、コア数が減りベースクロック0.2GHzしか変わらない割になぜかTDPが95Wへと上がる。価格は1万くらい下がるものの、コスパ考えると一覧の構成が正しいと感じる。

そして、そう来るかと感心したところは全モデル共通してマザーボードにB450を採用していることで、何も考えず同時に新発売なX570を採用しなかった点はさすがとしか。

どういうことかは、X570とB450マザーの価格差は最低でも1万円はあるだろうからムダにPC本体が高くなってしまうだけ。完成品PCで自作のようないじり方しないならば完全な無駄金になってしまう。

量産系BTOメーカーのプロの構成、お見事。 

ツクモ(3)

第3世代RyzenとRX 5700XT搭載のゲーミングPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1194477.html

GA7A-X193XT.jpg

クーラーマスターのバッタモンのようなケースですな。

ケースの下部にあるロゴはG-Gearの新ロゴで、右のモニタに合成されているロゴがそれ。縁取りや白黒反転なぞせず、そのまんま丸ごとG-GEARの文字まで入れた方が良かったのでは?と思うもアフターフェスティバル。

オリジナルのケースとなるとその数は数百単位ではないと思われ、2千とかそのくらいの単位で発注するはず。もしそうなら何年分の在庫になるのだろうか。

価格は税別18万円くらいで、こちらはマウスとは逆な素直に、悪く言えば何も考えず組み合わせてしまったような仕様。

Ryzen 7 3700X(8コア/3.6GHz)とRX 5700XT(GDDR6 8GB)を備えたゲーミングPC。マザーボードにはASRock製「X570 Steel Legend」

マザーボードがオーバースペックとか聞いたことがないけれど、そうとしか表現できず、CPUもグラボが5700XT程度ならもう2ランク下げてRyzen 5 3600でも良かったのでは感。

考えようでは、マウスでパソコン買う人はPC初心者が多いとしても、ツクモは昔の流れが今でもあるなら完成品PCでも中身いじる人が居る、そう思えばまあ納得か。

GeForce GTX 1650搭載のノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1195955.html

G-GEAR-N1546K

ゲーミングノートにしては安い、2機種あり税別11万と12万円、高い方はメモリとSSDが倍増の16GBと512GB。どちらもCore i7-9750H搭載でこの価格はツクモらしい良心的な価格設定。

注意するところは、グラフィックがGeForce GTX 1650としか書かれていないところで、デスクトップPC用が入っているわけはないとしても、モバイルとMax-Qでこれほどスコアが違う。PassMarkより。

  • デスクトップ用・・・7594
  • モバイル用・・・7308
  • Max-Q・・・5537

Max-QデザインはNVIDIAがオーパーツでも探しあてたのか、ノートPCを薄いまんまで搭載できてしまうグラフィックカード。

本体の厚みは折りたたみ時25mmくらいは薄いとは言えないものの、ゲーミングノートとしては厚いとも言えず。

買う人はいないと思うけれど、もしポチってしまうならばツクモへメールで聞いてみましょう。電話ではすぐにはわからないだろうから、かなり待たされると思うため。 

4K60pノンリニア編集向けのワークステーション - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1196324.html

価格は税込にすると約88万と130万円のワークステーション。

CPUは前者がCore i9-9900X、後者i9-9980XE搭載であり、9月発売予定とされるRyzen 9 3950X(16コア/32スレ、3.5-4.7GHz、72MBキャッシュ)に備えた在庫処分か。

それにしては売る気を感じない部分がここ。

1TB SSD+1TB SSD×4 RAID 0+4TB HDD

私が4K60p動画のノンリニア編集とかしないので意味がわからないのだろうか。RAID0知らない人向けに書き直すとこういうストレージ構成。

  • SSD:1TB(起動用、システム)
  • SSD:4TB(想像つかないくらい爆速)
  • HDD:4TB(データ保管用)

ツクモは時々こういうワークステーションを出すけれど、実は需要があるのか、それともドヤっていたり作ってみたしているだけなのか。

この手の超高額PCは昔ドスパラがじゃぶじゃぶ出していたけれど、最近見かけませんな。

 

初音ミク病なツクモのオリジナルノート

独断と偏見で勝手に評価。

  • 用途次第で大アリ・・・マウスのゲーミング下位モデル
  • 納得の構成・・・マウスのゲーミング上位モデル
  • ワケガワカラナイヨ・・・ツクモのWS

マウスの安い方は、学生など10万円オーバーとか出せないけれどゲームしたい人用として。大人の趣味ならもう少し上を目指すとして上位モデルがおすすめ。

B450採用が本当にキモで、自作PCユーザ思考ならばBは無いと言うかも知れないところ、完成品なのだから、ハードウェアいじって遊ぶ趣味は無い人が買うのならばコスパ的にB450が正しい。本当に量産系BTOのプロの仕事。

ツクモのワークステーションは、カネさえ出せるならば本物の職人用としては文句ない現在の最高性能、ながら私にはわからんというだけ。

今回のオマケはツクモのみっくみくにされたノート。

Dell×HATSUNE MIKUノートパソコンが発売 - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1194623.html

dell-tsukumo-miku1.jpg

販売ページを見るとInspiron 13 5370の亜種のようで、DELL公式で探すとすでに後継が販売中で5370は消滅。Amazonなどで価格を見ると、Core i5版は税込で10万円を切れるくらい。

ミク仕様は116,640円なのでミク代が約2万円といったところか、コレクター用アイテムの1つとしてアリなのだろうか。どこでドヤるつもりなのか想像つかない、自己満足用か。

初音ミク爆誕から約10年。もう原型をとどめていない気がしてならない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>B450
B450上位品とX470下位品では価格がほぼ同じです。
ですからR5はB450、R7はX470と言う棲み分けをすれば、あまり価格差なしで差別化が出来るのでは無いかと。
X570は結構熱いチップセットみたいですが、X470はそんな話は無いです。

>TDP
私に言わせると105Wなんぞ冷たすぎて暖房に使えないヘタレです。
もちろん冗談ですが、FX Piledriver に比べれば、
 エアコンなんぞ要らん。団扇で十分。
ですから。

>今回のオマケはツクモのみっくみくにされたノート。>今回のオマケはツクモのみっくみくにされたノート。
初音ミクコラボの「Acer×HATSUNE MIKUノートパソコン」が発売 - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1195427.html
Acerからも販売されていますよw

>下位モデルは税別119,980円なのに中位が税込145,778円(税別129,980円)
いちおう訂正しておくと、ミドルクラスである中位モデルは税込140,378円です。

ゲーミングPCですからどうでも良いのでしょうけれど、販売ページのトップに「パソコン工房のBTOノートパソコンにおけるバッテリー持続時間は、お客様が実際にご利用頂く環境を想定し~」とわざわざ説明書きを入れているうえ、仕様一覧の真下にも「バッテリー持続時間について」の断り書きまで入れているにも関わらず、仕様一覧には駆動時間を載せない時点でこのモデルに対する信用度はゼロに近いです。

>第3世代Ryzen搭載のBTO対応デスクトップPC
ゲーミングPCだと地味にPS/2端子が2つ揃っている場合が多いのは感心。

>ケースの下部にあるロゴはG-Gearの新ロゴで
ゲーマーを引き込むつもりか。

NAVER まとめ|FC版 ウィザードリィⅢ ダイヤモンドの騎士 画像いろいろ
https://matome.naver.jp/odai/2144566658267623201

>今回のオマケはツクモのみっくみくにされたノート。
絵だけでは誰のイラストかは分かりませんが、初音ミクと言われれば初音ミクなのかな、と思う程度。とはいえそれが悪いとは思いません。楽しみ方が増えた、ファンの裾野が広がったと思えば良し。

私はボイスロイドの結月ゆかりしか持っていませんけれど。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

TSUKUMO

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。