プロゲーマー推奨などBTO PC新製品(2018年5月下)

2018年6月14日

最近発売のBTOパソコン5月下旬分。

BTOパソコンというモノは季節ごとにモデルチェンジするわけではなく、新CPUなど新たなパーツが出た時、それ以外にメーカー側の在庫やサジ加減でいつでも新製品として発売されるためいつでも新発売。

今回はドスパラなし。

最近発売のBTOパソコン(2018年5月下)

パソコン工房3、マウス3、フロンティア3、サイコム1の計10種。

パソコン工房

Core i7-8700搭載でSSD+HDD構成のスリムPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123388.html

STYLE-S037-i7-UHR

10万円をギリで切るように組合せたと思われるが税込10万円オーバー。

金が有り余っているならこれでも良いだろうけれども、コスパとバランスを重視するとCPU性能の高さがまず謎、そしてBTOは無改造前提とするならチップセットのZシリーズも謎。

スリムケースの割にSSD+HDDの2ストレージ構成は良いとしても、誰に向けて何に使うよう考えられたのか私にはわからない。

CPUが下のモデルはすでにあるので上も標準構成を作ってみた、標準構成の多さで勝負なパソコン工房らしいといえばらしいが謎すぎる構成には違いない。

18コアCPUやOptane SSD搭載動画編集向けハイエンド - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123035.html

SENSE-R42A-LCi9SX

前回も見たシルバーストーン製ケース、これを使っている時のパソコン工房は中身が高性能になるやつで、価格は約80万円から上は140万円くらいまで。

映像に詳しくない私には何を言っているのかわからないレベル。

放送向けHDR「HLG」に対応するため、Blackmagic Design製のキャプチャカード「DeckLink 4K Extreme 12G」を標準で搭載。HLG形式のHDR映像出力のリアルタイムプレビューが可能で、12G SDIでの入出力など、放送向け機器との接続もサポート

業務用なのかな?としか。

このクラスの価格帯になるとBTOパソコンのような完成品よりも自作としてパーツを集めた方が安くなるもの。しかし80万円PCを自作するか?と問われたなら、私ならいくら安くなろうともやりたくない。特に他人のパソコンはなおさら。

3年くらいで故障して同等か上位の交換可能なパーツが市場にあるなら良いけれど、という意味にて。

NVMe SSD搭載の低価格タワー型PC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1124670.html

SOLUTION-T037-i3-UHVI

このバランスの取り方は初めて見た、税込8.6万円の軽作業用。

CPUがCore i3と控えめながらメモリは8GBなので充分と思われる容量、そして超高速なNVMeのSSD、に加えてHDDも一応搭載しているミドルタワー。なぜマイクロにしなかったのかは謎。

NVMe仕様はゲーミングPCなど高性能で高価格なデスクトップPCでは標準として採用しているモノは見たことあるが、Core i3でグラボなし仕様では初、かも知れない。SSDに超高速を求めたく予算盛れるならアリかと。

マウス

LTE対応の耐落下/防塵2in1と13.3型モバイルノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123391.html

MousePro-2in1

以前も見た気がするのでマイナーチェンジか、11.6型と13.3型の法人向け。

LTE通信対応なので、法人向けの中でも営業向けを狙っていると思われ、ドスパラはそれをタブレットでやろうとしているところマウスはモバイルノートで攻めている感じ。LTEバンド1/3/19/21はドコモでどうぞ。

なぜペンがぶら下がっているかの理由は手袋を着用していても使えるように、らしいので、こちらは営業用というより作業現場向けとしたのでしょう。使われる環境を想像しつつな提案がマウスらしい。

画像左の11.6型は税別7万円台、13.3型は11.5万円もするのでゲーム用でもないノートにしては、BTOメーカー品としては高価な印象。しかし国内大手PCブランドよりは圧倒的に安くコスパ良好。

SSDとHDD両搭載の14型低価格ノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123524.html

わかっている人向け。

税別価格は47,800円から。 Gemini Lake世代のCeleron N4100(4コア、1.1GHz)を搭載したノートPC。M.2スロットの搭載で、デュアルストレージ構成に対応した。

安さにひかれて飛びついてはいけない、いくら4コアだろうとクロック1.1GHzのノート用Celeronではできることが限られてしまうため、たとえ子どもや親用だろうともメインPCとしては性能的に厳しい。

CPU以外の点ではメモリ4GB、SSD 120GB搭載なので一見すると使えそうな構成。確かにHDDよりは速い、メモリ2GBよりは良い、しかし全てにおいてCPUが足を引くバランスだとわかっている人向け。

約10万円の6コアCPU/GeForce MX150搭載ノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123849.html

久々に見たGeForce MX150搭載パソコン。

CPUが第7世代から第8世代となりコアとスレッド数が1.5倍の6コア/12スレッドは確かに凄い。下位の約10万円ノートは標準でHDDな以外は見た目が中々豪華。

CPUにCore i7-8750H、メモリ8GB、Intel HM370チップセット、500GB HDD、1,920×1,080ドット表示対応15.6型非光沢、OSにWindow 10 Home

6コアCPU搭載、グラボも標準装備なゲーミングノートが10万円ならお得、と思ったなら価格なりな性能なのでご注意あれ。

問題はグラボで、MX 150はゲーム用というよりVRAMを2GB搭載しているというだけな認識がよろしく、性能はデスクトップ用GeForce GT 1030とほぼ同じでありゲーム用と言うにはやや難あり。

ドラクエ10やモンハン程度の国内3Dゲームなら充分何とかなるとしても、PUBGのような本格的なTPSとか洋ゲーのFPSでは画質落としても厳しいはず。

フロンティア

6万円を切る第8世代Core搭載のマイクロタワーPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1121818.html

低価格帯のミニタワーで税別5.5万円くらい。安い。

マザーボードにECSの「H310H5-M4」を採用し、コストパフォーマンスを追求。

余計なことを書かなければよいものを、なぜECSの名前を出したのか謎すぎる文章。「チップセットにH310シリーズを採用し、コスト~」で良いはず。

なぜECSの文字がダメかは自作PCユーザに嫌われてしまうOEM向けが主力なメーカーなためで、別にモノが悪いわけではなくパソコン工房も採用していたり、同種のメーカーならドスパラはペガトロンを採用していたり。

自作PCユーザは自作パーツには詳しいけれどOEMメーカーはそうでもなく、安い=悪いと印象を持っているのでしょう。聞いたことがないのはOEMだから、なぜ安いかは同型番をメーカー向けに大量製造&卸すためムダがないから安い。

3.6GHzのCore i3、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチ、もちろんWindows 10仕様は今どきな安さ重視の軽作業用として良いバランス。

第8世代Core搭載のスリムデスクトップ - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1122189.html

BSH-series

逐一ケチを付けてアレながら、せっかく見た目がクールなケースの割になぜトップにロゴを入れたのか再び謎。

せめてDELLとかLenovoならば知っている人多めだろうし、NECとかFMVなど書かれていたならドヤれるかも知れないものの、FRONTIERはいただけない。知らないメーカーのパソコンと認識されてしまうアピール。

しかし構成はいつものフロンティアらしからぬ上手さ。言い方が悪く失礼。

下位モデルは、CPUにCeleron G4900(3.1GHz、同)、メモリ4GB、500GB HDDを搭載し、税別価格は44,800円。

デスクトップPCのCeleronはバカにできない。1コア状態で3.1GHz動作するなら大抵のソフトがストレス無く使えるはず。ちなみにデュアルコア。

ノートのCeleronで4コア1GHz台とは比較にならないほどの高性能。TDP 54WとCeleronの割に高めなものの、この程度ならばスリムケースでも騒音は大した問題にならないと予想。

コンパクト筐体GeForce GTX 1060搭載ゲーミングPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123856.html

GC-series

価格は税別で約16万円。

CPUのCore i7-8700、メモリ8GB、SSD 320GBまでは良いとしても、GTX 1060搭載で税込17万円オーバーはどうなのか。小型に対し割高でもOKな需要でも発見したのか、話題作りか。

と言えるほど小型ゲーミングPCは種類が少なく、多くは台湾のメーカーがやっている程度なので、小ささが必要と思う人が多いなら選択肢としてアリ、なのだろうか。

サイコム

プロゲーミングチームDeToNator推奨エントリーモデル-CNET
https://japan.cnet.com/release/30249262/

G-Master-Spear-B360AS-Mini-DTN

特設らしきページを上から下まで見たところ、あらゆるところでポイントを抑えまくっており、さすがサイコムと言える構成。

  • 15万円でGTX 1060標準としたエントリー(入門)PC
  • プロゲーミングチームとASUS前面推しによる説得力
  • 見た目にもこだわるFractal Design Define製ケース

リリース文も上手い。

Fortnite」や「PUBG」等の最新ゲームにおけるプレイ性能を重視した、コストパフォーマンスの高いMicro-ATX規格のミニタワー

Steamで空前絶後の大ヒットとなったPUBGに加え、PUBGはチート(インチキ)がひどいらしいのでフォートナイト移行組もターゲットとしており、コスパ重視な仕様ならミニタワーでも良いだろうという。

サイコムは量産系BTOメーカーではないためカスタマイズしても割高にならない。しかし見たところGTX 1060の1つ上は1070 Tiとなっており+3万円オーバーはハードル高め。フォートナイトは高画質の60fpsがギリで1070で足りる感じなため。

 

サイコムのゲーミングPCの売り方が上手い

いつも通り私の独断と偏見で勝手に評価。

  1. 用途次第で大アリ・・・サイコムのゲームPC
  2. 納得の構成・・・フロンティアのCeleron搭載スリムPC
  3. ワケガワカラナイヨ・・・パソコン工房のCore i7搭載スリムPC

スリムではなくミニタワーの方が良いと思うけれど、それは私個人の感覚として、一般PCユーザにはスリムの方がウケが良さそう。

今まで何となく見ていたので気づかなかったことは、サイコムのようにプロゲームチーム推奨としてしまえば、ゲームの種類に関係なく何でもアリになってしまうところ。

わかりやすく逆のパターンで説明してみましょうか。

例としてFF14推奨にしたいならスクウェア・エニックスへ構成を伝えて最終的に推奨という名のお墨付きをもらうことになりFF14推奨PCが爆誕。

これがフォートナイトになるとエピックゲーム、PUPGは知らないけれど韓国のゲームメーカーへ聞くことになるのかと思えば、何種類もの企業へ問い合わせる手間と時間を要する。

ところがサイコムのようにDeToNator監修や推奨としてしまえばDeToNatorがOKと言えばゲーム屋関係なくプロゲーマー推奨ゲーミングPCになれるので話が早い。

私がDeToNatorの中の人なら「サイコムが構成するなら勝手に名前使ってOK」くらい言うだろうから、もしかするとそうだとしたなら手間も時間もナシ。

ゲームのメーカーが推奨しようとゲーマーだろうと、極端な話私が推奨しようとユーザや購入者が納得できる要素ならば良いわけですな。さすがに私が推奨しても「誰それ?」になるだろうけれども。

eスポーツが競技として認められ、プロゲーマーが職業としても通用し始めた今からならこういう推奨は大アリ、サイコム頭いい。

リンク用ソース

コメント(3)

>BTOは無改造前提とするならチップセットのZシリーズも謎。
むしろチップセットがネイティブでUSB3.1のGen2をサポートしていませんから、USBスロット数が少なくなりがちなスリムケースなら、なおさらH370やB360で良かった気が。

H370・B360・H310チップセットの機能をスペックから徹底比較! | パソコン工房 NEXMAG
https://www.pc-koubou.jp/magazine/2974

>映像に詳しくない私には何を言っているのかわからないレベル
ざっくり言うと「4K画質で素人が生中継するのに耐えられる性能で、かつ無圧縮での映像音声の転送が可能な機材がセットになったパソコン」とでも思えば良いかと。

>このバランスの取り方は初めて見た、税込8.6万円の軽作業用。
カテゴリが「ビジネス向けミドルタワー」ですから、あえて大きなケースを採用しているのでしょうか。スペックに対して電源容量「450W」もアンバランスに大きい。USBに2.0が無い。映像出力がDPとDVIとD-subでHDMIが無い。などビジネス向けっぽいといえばぽい仕様ですが、私は好きな構成。グラボにGTX 1050でも搭載して、税込み10万円をギリギリ切るくらいの「ライトゲーマー用PC」として出せば人気沸騰となるやも。

>LTE対応の耐落下/防塵2in1
スペックはスティックPCレベルですが、5級の防塵性能(IP5X)は嬉しい。一般人に需要はほぼ無いでしょうが。

>マザーボードにECSの「H310H5-M4」を採用し、コストパフォーマンスを追求。
私はCore i5-750のメインPC時代にECS製マザーを使用していた経験から、ECS製マザーの印象は良いです。なぜかターボブーストが働かなかったとかどうでも良いレベル。

>プロゲーミングチームDeToNator推奨エントリーモデル
ゲーミングPCでありながら、標準仕様で15万円はかなりお求めやすいですね。と思うのはPCにある程度は詳しい者の感想で、一般人目線だと15万円は立派な高額PC。とはいえ具体的にゲーム名を挙げて用途を示すのは良い販売手法。そのゲームがプレイできるならこのゲームもプレイできるだろう、と見当がつきます。

ゲーマーは光るPCが好き、という勘違い 「NEXTGEAR-MICRO」が新ケースに - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1806/14/news092.html
大抵のゲーマーはオーバークロックや光り物はしないんですよw

>大抵のゲーマーはオーバークロックや光り物はしないんですよw
ほんとにそれ。
うちにも光物は多いけど、性能で選んだら光るものしかないというね。

このサイトにゲーマーがどのくらいいるかあれながら割とアンケートいいのでは。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。