BTO超初心者用の解説とパーツや仕様の選び方

2009年12月13日

超の付く初心者にカスタマイズは無理かと言えばそうでも無く。

質問掲示板などで構成についての質問で良く見られるものは、CPUは何が良いでしょうかなど用途を書かず問われる事。性能で価格は上下するため、予算次第としか言いようがありません。

CPUって何?状態からでも分かるよう解説してみます。以下、お品書き。

 

CPUとは?(プロセッサナンバーや種類の見方と選び方)

CPUは高速で計算する「脳」の部品

シーピーユーは、人間で言う脳の考える部分にあたり、高性能なほど処理速度が早くなります。電卓で1+1=と押せば瞬時に2と出ますが、パソコンは桁違いの計算を一瞬で沢山やっていると思えば良いかと。

最近のCPUはデュアル(2つの)コアやクアッド(4つの)コアという、頭の中に脳が複数ある状態にもなっており、更に4つのコアが2つの処理をする理論的に8コアも有りますが、普通にメールやインターネットをするなら必要無し。

CPUの種類の見方と選び方

インテル社のCPUでは現在、Core-i7とCore-i5が最新で、Core2シリーズは1年後に無くなる予定の規格。今選ぶなら、アイセブンかアイファイブのどちらかでよろしいかと。

これは高性能なデスクトップに搭載されているCPUで、動画編集やゲームをしないならCPUは気にせず全体の価格を見て予算に合わせる方が重要。CPUの性能に比例して値段も上下するものですが、最新かつ最高性能に近いほど割に合わず高額になるものです。

 

メモリとは?(容量の目安と最低必要な大きさ)

メモリ(RAM)は、寝たら忘れる高速な記憶領域

反射神経というとちょいと違いますが、一瞬で覚えてCPUに記憶を返したり入れたりします。データの転送速度はUSB接続の周辺機器やハードディスクとは比較にならない速さですが、パソコンの電源を切ると全て消える一時的な記憶領域。

メモリ容量の目安と最低必要な大きさ

Windows7なら最低1GB(ギガバイト)、価格も数千円しか変わらないため2GBがお勧めです。Windows7の32bit(ビット)なら2GBが標準とし、やや性能が高めなら4GBで充分。

Windows7が64bitでは、やはり2GBが標準で4GB以上有っても困りませんが価格が急に高くなるため余程特殊な事をしなければそんなに要らない。

メモリ容量が3の倍数になっていたら、Core-i7でも種類の違うハイエンド変態向けなので避けましょう。金が有るなら結構ですが、3GBや6GB載っていればあちらの世界と思ってよろしいかと。

 

ハードディスクとは?(HDDの価格動向から最適な容量を選ぶ)

HDD(ハードディスク)はメモ用紙と鉛筆

メモリは一時的な記憶でしたが、HDDは寝ても忘れない巨大なノート。500GBや2TB(テラバイト)はページ数とし、大きいほどページ数が多い。1000GBが1TBになります。厳密には1024GBですが計算方法で更に変わるため気にせず。

鉛筆なので消せば白紙になり書けば消えない。時々、突然水に落としてしまう事が有り、防ぐことは出来ないためバックアップというコピー機で複写しておきましょう。目隠しで水たまりを踏んでしまうように運で文字が見えなくなります。

HDDの価格動向から最適な容量を選ぶ

2009年12月現在、1GBあたりの単価が最も安いHDD容量は1TBから1.5TB。現時点では最大2TBまで有りますが、出て数ヶ月のためまだ高い。下はどんぐりの背比べで、160GBや250GBが数百円の差という矛盾も出ています。

大きければ良いというものでは有りますが、普通にインターネットやオフィスソフトの用途なら1年使って100GB行けば凄い仕事量と言える程で、高画質な画像や動画を沢山保存しなければ1TBなぞ要りません。しかし価格差が無いため台は小を兼ねるという事になります。

 

ビデオカードとは?(グラボはPCの用途で必要になる事も有り)

ビデオカード(VGA)は超高性能な映写機

メーカーによりまちまちですが、グラフィックアクセラレータやビデオ機能などと書かれており、安いパソコンは「オンボード」と有るかと思います。オンボードとはマザーボード(メインの基板)に搭載されているという意味で、中クラス以上のPCでは別の専用基板で映像処理をしています。

その別の基板にグラフィック専用のCPUのようなもの(GPU)が有り、画像専用のメモリも載っておりCPUの邪魔をせず独自で働く黒子のような存在。これが有ると無いではCPUやメモリの負担が大きく変わります。

グラボはPCの用途で必要になる事も有り

やはりインターネットやメール、ブログがメインなら要らずオンボードで充分。動かないデジカメ画像でも描画が早くなるかも知れませんが主に動く画像用のパーツです。

安いものは5千円以下でも有りますが、多くはオンボードと大差無い性能。逆に10万円する最新のビデオカードは2ランク下の型番と比較しコストパフォーマンスが大変悪い新しい物好きの自己満足仕様。パーツの中で最も電源を食う事にもなります。

予算で変わるため具体的にはこれと言えませんが、普通に選ぶなら1.5万~3万円の範囲が最も費用対効果の高い良い買い物になるかと、私は思います。

 

電源ユニットとは?(表記のワット数を最大に使うわけではない)

電源は血液を安定して流す心臓

電気が無ければパソコンは動かない。マニアは電源にこだわりますが、理由は品質次第で全体の寿命や故障率が変わると言われるため。電圧の違うコードが沢山出ており、パーツによって安定した血圧を提供。

表記のワット数を常に最大に使うわけではない

電源には500W(ワット)や800Wなど容量が書かれていますが、500W=家庭用電子レンジ並かと言えばそうでは無く、電子レンジの500Wは本当に500W近く使うもののパソコンの電源は耐えられる大きさや持っている力が表記されています。

パーツの構成や性能が表記のワット数以内で変動しており、大は小を兼ねますが800~1000Wを超えたあたりから、これまたコストパフォーマンスが悪くなる。普通に使うなら500W程度で充分。容量を気にするなら自作まで突っ走りましょう。

 

ケースと液晶モニタの選び方

ケースはマニアに言わせればエアフローや増設目的と言えそうですが、設置場所や見た目でよろしいかと。特にデスクトップは奥行きが重要で、壁から10cm以上離した方が良いとカタログなどに書かれています。ミドルタワーなら50cm以上の奥行が必要と考えましょう。

液晶モニタも同様、こちらは設置には幅が重要。画面の縦横比でテレビのインチ数とは若干変わる事もあり、横幅が何cmかを見る事です。最近は地デジの影響で大画面が流行っていますが、モニタまでの距離を考えましょう。50cmの距離で23インチを超えると首を横に振らねば全体を見渡せなくなります。

 

BTOパソコンを選ぶ理由

仕様を変更するカスタマイズでは、性能を上下させるのみでは無く不要なパーツを取っ払う事で安くも出来ます。そして最も重要な事は、性能が1つ上まで有るという事。

ナショナルブランド(ソニーのVAIOや富士通のFMVなど)は、今見た所Core-i5やi7はまだ販売していません。左のリンクに有るBTOメーカーでは、性能が中クラス以上のデスクトップはCore-i5や7が載っておりこれが普通。ソニーは未だにCore2 Quadの9000番台が最高。

BTOとナショナルブランドを最も高性能なモデル同士で価格比較すると、やはりナショナルブランドの方が格段に高くなりますが、性能はBTOが1つ上。来年にはCore-iシリーズになるかと思われますが、常にBTOは安く性能が高いPCを販売しています。

性能も低くて良いならナショナルブランドかと言えばそれも無くBTOの方が安い。

違いはブランドの知名度とデザイン、安心感であって中身はどこも同じ物。

今回の説明を読んでもまだカスタマイズに自信が無ければ、BTOメーカーが始めから設定している標準構成そのままを選んでも良いかと思います。

但し、「OS無し」にはご注意を。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

BTO初心者が悩みに悩んで、ようやく購入しました。
当初の予定とガラッと変わって以下の構成になりました。
CPU:Corei7-860
CPU-FAN:Scythe KATANA3[SCKTN-3000]
MOTHER:GIGABYTE GA-P55A-UD3R[Intel P55chipset]
MEMORY:4GB[2GB×2]
FDD:カードリーダー
HDD:Seagate ST31000528AS[1TB 7200rpm 32MB S-ATA2]
OPTDRIVE:DVD-RAM/±R/RW:PIONEER DVR-217JBK/MP+ソフト[S-ATA接続]
VGA:GeForce9800GT 512MB省電力版ECS製AcceleroL2ファン
サウンド:オンボード
LAN:オンボード
CASE:ANTEC SOLO BLACK電源なし+前面ファン2個
POWER:Corsair CMPSU-650TXJP[650W]
OS:WINDOWS7 Ultimate64bit
OFFICE:なし(手持ちの2003を再活用)

バックアップに入ったときは少しうるさいけれど、ふだんは静かで期待以上です。
二度ほど、ネットが突然切れたのが心配の種、書き込みをしていたときだったのですが、原因不明です。

そのとおりです。メーカーはサイコムでモニター(三菱23インチワイド)も合わせて、154千円でした。

ネットが切れたのは二度だけでその後再現しないので様子見です。プロバイダーも変えたので、そのせいかどうかはわかりません。以前ノートPCも繋いでいたハブが古くなったのかもしれませんが、屋外から引いているランコードの長さが微妙に足りず直接PCに接続できません。

ウインドウズ764bitで使えないソフトがひとつ。auの携帯付属ソフトで音楽を携帯に転送するものです。しばらくウィーンと悩んだ様子でしたがインストールもできず、固まってしまいました。

Corei7(860)の連載楽しみにしています。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。