同じメーカーでも量販店と通販のパソコン価格はどちらが安いか-

2008年10月25日

昨日書いた、パソコン買うなら店頭展示が良いか、それとも通販か?
パソコンの価格について詳しく書いていませんでした。

結論から言うと、BTOメーカーならどっちも安いのですが、欲しいタイプによって変わります。


量販店はその名の通り量産パソコン

パソコンの部品を安く仕入れるには、MOQ(ミニマムオーダー何とか)という最低発注数というものがあり、最低○個単位で買うことになります。

ナショナルブランドと呼ばれるNECやSONYなどほど規模は大きくありませんが、例えばマザーボードなら1,000、大規模な製造ラインがいらない場合は数十、時には1とかありますが基板系はだいたい数百単位以上です。

製造はまず海外(中国、台湾が多い)なので空か海を使うことになりますが安くするため船で運びます。この場合コンテナで○フィートとか言う単位です。

ケースも似たような感じで、国内に代理店が無いメーカーは上のパターン。カードリーダーや光学ドライブは国内代理店があったり、製造は海外でも日立のように在庫やパッケージが国内だったりします。

上記は全部bulk(バルク)品なので、箱や説明書や付属ケーブルが付いておらず更に安くなるのです。ケーブルも別でまとめ買いし、説明書は組立後不要になるのでいらない。しかも保証が無い場合もあり更に更に安くなります。

こんな感じで買うので、工場のラインで数千単位で組立て、BTOメーカーと量販店が契約し、数千単位で流通して行きます。


通販は直販なので仲介料無し

仲介料ってのはちょっと違う気がしますが、当然ながら店舗通らないのでその分安くなります。利益や輸送料、その他カタログ、ポップなども不要。BTO(BuildToOrder)は注文来てから組み立てるので、構成の自由度が高くその代わり納期が数日かかります。

また、ラインで製造はするものの、注文の品によって部品が違うのでラインを使えない部分が多く出るためコストもかかります。部品は展示PCと同じくMOQがあって大量に仕入れるので安いです。展示PCと同じ部品を使うため、一緒に仕入れたらいいわけですね。


こうなると、
問屋から直接買ってる状態の通販が有利
となりますが、実はそうでもないのです。


その理由は、


1.量販店の展示パソコンは宣伝する必要がない

  勝手に広告に載ったり特価にしたり叩き売ったりしてくれるので、自社の
  宣伝費がゼロに近いのです。買取ではなく返品可能な委託状態では
  話が別ですが、買い取るからこそ安く大量に卸します。


2.「必ず1社で大量に売れる」か「1台売れるかも知れない」の違い

  お客さん1人に1台売れるかも知れないなら、計画的に長期間かけて宣伝
  しなければ売れません。何台売れるか判らないので資金繰りも難しい。
  量販店と契約すれば、確定してから大量に仕入れたら良いので、在庫せず
  売れます。同じ1でも、対応する人の数やライン、時間も差が出ます。


もうお分かりかと思いますが、仲介があっても量産なら利益率を下げるので、直販とそう変わらなくなるのです。例えばこんな感じです。


通販) BTOメーカーの利益率30%

量販) BTOメーカーの利益率15%、量販店の利益率20%

これが成り立つので「1万円値引き!更にポイント還元10%!」ができます。
「ブロードバンド付きなら3万円値引き」は、プロバイダが量販に金払ってます。

まてまて、そうなると量販の儲けが10%以下、ヘタすりゃ1%とかなるじゃん となりますが、量販ですから会社全体で一桁%あれば良いのです。BTOメーカー側の利益率も減っていますが、利益額で言えば御の字です。

そして、何と言っても「パソコン」の「部品」ですから、価値の減り方がハンパじゃないでしょう。最新のマザーボードをもし1年在庫したらそれはゴミです。賞味期限が短すぎるため、大量に買い切ってくれるのは安全なのです。


長くなりましたが、パソコンのタイプがどう違うのかと言うと


通販=競合他社と性能を合わせて可能な限り製造メーカーのパーツを多く仕入れる

量販=性能を低めに抑えてオリジナルでパーツを大量に作って安くする

お客さんの求めるものが売り場によって違うので、こうなります。

「とりあえずインターネットとメール、できればオフィスも」は量販用。
「自分の用途に合ったパソコン、ゲームもするかも」が通販用。

使う方向が違うのですね。

インターネットとか言ってる入門者は、インテリアとして考えてることもあり
自分の用途が決まってる中毒者(こらこら)は、外観はできれば良い方がイイ

あなたはどっちですか?

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

TSUKUMO

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
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格安SIMなb-mobileを勝手に評価
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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。