BTOパソコンメーカーの違いと選び方

2009年8月 5日

ネタ探しや確認のため、各メーカーのカスタマイズフォームや仕様を見ることが良くあるのですが、何となく頭に入って来たので大きく分けた各社の違いをご紹介します。今回も初心者用です。

左の並びは、保証の長さと安さを評価した順です。
今、このようにランダムな配置になっています。

エプソンダイレクト
ドスパラ
クレバリー
パソコン工房
TSUKUMO
TwoTop
Faith
HP
NECダイレクト
マウスコンピュータ
DELL
SOTEC
フロンティア
サイコム


これを並び替え、というより無理矢理グループ分けしました。
BTOカスタマイズ変態な皆様にはハイハイと言って頂けるかと。

DELL
HP

NECダイレクト
エプソンダイレクト

SOTEC
フロンティア
マウスコンピュータ

TSUKUMO
クレバリー
TwoTop
Faith
パソコン工房
ドスパラ

サイコム


パーツまで自社製造するDELLとHP


世界的な大御所、というイメージがあります。
事実、世界シェアはHPがトップ、DELLが2位です。

パソコン世界シェア
IDC、2009年Q1のPC世界シェア発表 - 全体で7.1%減、メーカーの明暗くっきり | 経営 | マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/04/16/044/index.html

どちらも共通してカスタマイズ画面や仕様が見づらいことが特徴です。これは世界共通でフォームが作られており、翻訳されているだけだからでしょう。とにかく文字がバラバラしています。

それは良いとして、いずれもケースや電源など、自社製造に近いアウトソーシングになっています。
大量生産とコスト重視の結果だと思われますが、DELLの場合は、組み立て工場の周辺数マイル以内にインテル倉庫まで持つ気合いの入りっぷりです。

自作マニアがカスタマイズを勧める際の選択肢に入っていません。

パーツ単体が出回らないため、評価がしづらく、本体単位になるためです。修理や改造、増設にも独自の構造で作られていることが有り、簡単には行かないことも特徴です。日本のシェアはそこそこですが、有名なメーカーが良ければ安いので適当に選べば良いと思います。

安くて有名、用途に合うと思えば有りでしょう。


やはり高価なNECとエプソンダイレクト


どちらも驚くほどの高さです。

BTOというより、NECブランドのカスタマイズが可能ということ。
これがBTOと言ってしまえば、VAIOもBTOですが、NECはギリギリでしょう。

エプソンダイレクトは、サポートメインに売っており、やはり高いです。プリンタでの知名度やセイコーエプソンなどイメージが良いので、パソコン初心者や年輩のセレブにはうけるのでしょうか。

いずれもサポートが要らない人の選択肢には無いでしょう。
私も屋久杉パソコン事件以来、エプソンには20回程度しか行っていません。

どうしてもサポートが必要ならエプソンダイレクト。
NECの電話サポートは期待してはいけません。


一応は老舗メーカーなソーテック、フロンティア、マウス


ソーテックは激安BTOの斬り込み隊長。
フロンティアは神代で知られる創業30年近い老舗。
マウスコンピュータはMCJという巨大組織のメーカーです。

BTOパソコンメーカー相関図っぽい図
BTOパソコンのメーカー相関図(のようなもの) | BTOパソコン.com
https://btopc.jp/select/bto-pc-236.html

いずれも、メーカー単独で家電店などで販売されていた(いる)BTOメーカーで、一般にもそこそこ有名と思われます。フロンティアはヤマダ電機、マウスはエディオングループの店頭、ソーテックは今どこで売っているのか知りませんが昔は電器屋にありました。

特徴は、電源やケースが選べず、マザーボードのメーカーや型番が不明、HDD無しなどが選べない。結局どこのパーツを使っているのかさっぱり判らないことです。

中国や台湾から大量に仕入れたり製造させたケースや電源を使っており、普通の人は聞いたことも無い製造メーカーのマザーボードを大量に買い付けます。それを船で運ぶため、フットワーク悪し。やや遅めに新製品などが発売される理由はこれです。

ケース、電源、マザー(チップセット)、HDD、などの製造元など気にならない、または良く判らないならば良いかも知れません。その分、機種によっては安くなっていたりします。


ここからが本当のBTO、サードウェーブとユニットコム(ついでにツクモ)


TSUKUMOもこちらへ入れました。
一応、電源が選べたり、パーツのベンダーまで表記してあるためです。

サードウェーブはドスパラ、ユニットコムはパソコン工房、TwoTop、Faithです。
いずれも、電源が選べたりCPUファンも選択可能。
カスタマイズでこだわれば、それなりに良い構成になります。

各社共通してパーツ単体も販売しているので、ポイントカードを作ったり、会員登録をしておけば、何か買い足す時に便利です。パーツ単品と言えば、Faithが激安品の掘り出し物が多く、ドスパラは種類が多いイメージがあります。ちなみにドスパラの本体はサードウェーブ。サードウェーブ>エバーグリーン>上海問屋です。

選び易く、こだわり易いことから、この辺りを好まれるカスタマイザーは多いのでは無いでしょうか。どこも良いメーカーだと思います。


サイコム


他にも、アークやテイクワン、レインなどと並べて評価されることが多いですが、分類としてその中に入っています。私がサイコムしか載せていない理由は個人的に信頼しており、規模が他社とは違うためです。

こう見えても年商12億あるそうで。

090400_sycom_img03.gif

月平均2億円とすると、ノートは無いので単価6~7万円として月産3千台。(訂正)
月平均1億円とすると、ノートは無いので単価6~7万円として月産1500台。
個人のカスタマイズ屋レベルではありません。

前置きが長くなりましたが、サイコムはほぼ全ての融通が利きます。

電源、ケース、マザーボードを選ぶことができ、CPUファンも変更可能、OSやHDD無しも選ぶことができるので、ケース+電源+マザー+CPUだけの構成も有り得ます。

秋葉原や日本橋へ電車で行けるならば良いですが、自作せずサイコムの通販で買う理由は、パーツ単体で買い集めると送料が高くなる、または一つの店(例えばドスパラ)で単品を買うよりも安く付くためです。

改造や増設前提ならばサイコム良いと思います。
但し、保証は選べず1年のみなので、それだけは忘れずに。

以上
私から見たBTOメーカーの違いと選び方でした。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

経験上、NECのサポートはPC屋だったら参考にすべきサービスがあります。
例えば、なかなか繋がらないサポート電話に対して、指定した時間に電話を掛けてきてくれるサービスは、非常に有り難いサービスです。
この他、各種の設定状況を特定できるプログラムや自動設定のプログラムなど、サポート体制は充実しています。
故障修理の場合に、オーバースペック気味に直してしまうところが、前のエントリで書かれていて、それが嫌われているのかもしれませんが、「トラブルのほとんどが修理が必要のものではない」という前提からすれば、NECのサポートは優れていると考えるべきだと認識しています。少なくともEPSONより。
NECの肩を持ちすぎかもしれませんけども。少なくとも販売に携わっていた経験からはNECならばサポートに任せておいても、お客様も満足して貰える、と。

私はNECは電話が繋がらず、修理もされずに返って来た事があります。私の所有では無いのですが、突然再起動する症状で修理依頼3回転した後に私が分解してHDDを外付けにしました。

時間を取るので腰が重いのですが、左のリストにあるBTOメーカーへ上から順にコールして、その時の結果をネタにしたいと思っているのですが、延々と思っているだけで進みません。

可能な限り同条件にしたいため、数時間以内に全て問い合わせをしたいのです。何か良い方法は無いでしょうか。アロハさんも手伝ってくれるとか(笑)

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。