インテルのSSDがいきなり激安、大幅値下げ

2009年7月25日

7/22にTSUKUMOから妙な情報が来ました。
私が受信に使っているGoogleリーダーのSS。

TSUKUMOでSSD値下げ

インテルSSD、X25-Mが突然の値引き。
これを読んだ7/22の朝には完売でしたが、相場より5千円安い。

おそらく特価情報と思って誰かが購入したのだと思います。
価格コムには無かったので、他の比較サイトより。

SSD

これは、ツクモが完売した翌日(7/23)の夜。
2位のTSUKUMOは完売で、ドスパラが1位で25,000円。

これが何を意味しているのかは、同日7/23のEngadgetにて。

34nm版 インテル SSD 本日発売、最大6割安くIOPS向上
http://japanese.engadget.com/2009/07/21/32nm-ssd-6-iops/

シーケンシャルリード最大250MB/s・ライト最大70MB/sという数字もそのまま。変化したのはフラッシュメモリの製造プロセスが50nmから 34nmにシュリンクされたこと。これにより、一年前のX-25M初登場時と比較して最大で約60% 安価になっています。(80GBモデル 1000個ロット時の単価が595ドルから225ドルへ)。


シーケンシャルとは、最初から順番に読み書きすることで、逆のような意味でランダムがあります。こちらは名の通りランダム(ピンポイントのような)アクセス。速度は同じような意味です。

フラッシュメモリの製造プロセス「50nmから34nm」へシュリンク。これはCPUにも使われている表現で、シュリンクとは圧縮や小さくしたという意味。要するに技術が更に上がりましたよという意味です。

問題は最後の価格。何と62%オフです。
1000個単位、価格がドル表記なので、卸値としても輸送コストなどが積まれて日本では多少高くはなるでしょう。しかし、2TBのHDDが出た時にドスパラでは5%程度しか乗っていませんでした。この価格が上の画像にある25000円を意味しているのかも知れません。もう少し高くなるでしょうか。

Engadgetは原価なのだから、大して安くなっていないと思われるかも知れませんが、これはインテル様下げ過ぎです。1年経たず半値以下になるSSDはこれからどうなるのでしょうか。しかも市場価格の最安を5千円も下げる暴挙です。在庫をして未だに4万円などで売っているショップはきついでしょう。

補足すると、これはMLCでありSLCではありません。
私が右に貼っているインテルのSSDはSLC。高価な方です。

SSDの性能の違い(MLCとSLC) | BTOパソコン.com
https://btopc.jp/select/bto-pc-187.html

MLCの値下げを突然やってしまったインテル。
どう見てもやりすぎです。買う方として良いですが。

これは、ムーアの法則というより、マーケティングで言うキャズムを超えたのかも知れません。

ムーアの法則
ムーアの法則 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

ムーアの法則(Moore's Law,ムーアのほうそく)とは、最小部品コストに関連する集積回路におけるトランジスタの集積密度は、18~24か月ごとに倍になる、という経験則である[1]。インテルの共同創業者であるゴードン・ムーアが提唱した。


キャズム
キャズム - @IT情報マネジメント用語事典
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/chasm.html

ハイテク業界において新製品・新技術を市場に浸透させていく際に見られる、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝のこと。


ムーアの法則は引用の通り。ここでは、トランジスタの集積密度が1年半から2年で倍になると有り、市場価格とは直結はしませんが、そのくらいの進化をしているという意味です。

キャズム(深い溝)は、普及率が上の図にあるアーリーアダプタとアーリーマジョリティの間を指しており、今回のSSD値下げは、ムーアでは無くインテルが何かを恐れて損失を最小限にするため、とっとと出してしまえと発売したのでは無いかと思うのです。

普及率という点では、まだまだマニアのおもちゃのレベルで、キャズムは超えたとは言えません。しかし何かに押されていると考えると、普及せざるを得ないという妙な日本語になってしまう。

SSDはハードディスクに替わる記憶装置。

価格と容量次第で普及率や搭載比率が変わるのだと思いますが、今回型番同じでマイナーアップデートのあったX25-Mは昨年9月発売。その3ヶ月後の12月には東芝が512GBのSSDを発表し、春にはノートに搭載して発売しました。価格はノートPC丸ごとで50万円くらいだったと記憶しています。

長々と書きましたが、GIGAZINEの最後のフレーズが大変気になります。

安価なフラッシュメモリで高速なハイエンドSSDを作る技術が登場 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090708_iodrive_ssd/

なお、今後この技術を採用した160GBモデルと320GBモデルのSSDが発売される予定となっています。


いつとは書かれていませんでしたが、安い方(MLC)にとっては驚異なのでは無いかと。今まで開発して来た費用がフラッシュメモリに吹き飛ばされてしまうかも知れないのです。

ハードディスクが今すぐ無くなることはありませんし、数年は代替わりのようになるのだと思いますが、物理的に製造の難しいハードディスクは参入障壁が高いとすれば、SSDは結構どこでも作れてしまうものかも知れず、閃き次第で弱小メーカーが市場を掴む可能性も無いとは言えません。

速くて安いSSDと、大容量しか先の見えないHDD。
地デジの著作権やコピー、Blu-Rayまで絡んで来そうな気もしますが、起動はSSDで地デジの大問題がクリーンになれば、増設HDDを複数本が当然の構成になるのかも知れません。

BTOカスタマイズの「HDD」欄が普通にSSDになる日も近いでしょうね。


<7/27追記>
不具合が有り出荷停止のようです。ファームのアップデートを待ちましょう。
インテルの新型SSD X25-M G2に不具合、出荷停止
http://japanese.engadget.com/2009/07/27/ssd-x25-m-g2/

<8/12追記>
ファーム出たようです。
 Intel潤・SATA SSD ファームウェア・アップデート・ツール
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=17485&lang=jpn

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(7)

現状のBTOだとノートはともかく、デスクトップは基本的に
HDDがまだまだ標準で、オプションでSSDが付く所が
たまに見られるぐらいでした。

在庫抱えの店は、インテル様の値下げで
泣いているかもしれませんが、待つ身としては
記事のような競合や新技術で更に安くなってくれると
システムドライブにSSDを入れやすくなって助かりますね。

何やら不具合?

http://japanese.engadget.com/2009/07/27/ssd-x25-m-g2/

とりあえず修正来るまでBIOS HDDパスワードを使わないように
したほうが良さげの模様です

情報速いですね。今Engadget受信しました。
ファームさえアップデートすれば良いので公開待ちですね。
不具合情報が速いことは良いことです。

しかし、BIOSからHDDパスワードをかけるとは、どんな使い方をしているのか気になります。
こんなことを書くとBIOSマンセーな自作マニアが反論に来るでしょうか。
お待ちしています。

研究兼IT土方なもので、たまたま見かけました^^

ハードの方は、昔、初めて買った購入者組み立てのPCで
スペーサーを付けずに組み立て起動しないという失敗以来、
手を出していませんが、JUNSのPCやらこちらのHPを見て、
ちょっと興味が出てきました。(空冷の方は悪くないように思います)

個人的には、CUDAのようなCPUではなくGPUによる処理に
注目しています。

私もCPUを逆(水平90度間違え)で取り付けようとしてぶっ壊したことがあります。※修理に入る前です

見た目は私のような普通の人間には「ほう」と思う内容ですが、皆口を揃えて書かれていることが「サポートが悪い」こと。買う前は数時間後にメール返信や電話連絡は当然のようです。

故障すると1週間以上放置され、修理戻りまで1ヶ月以上、1年以内にも関わらず高額な有料修理。非公開コメントでも愚痴られる方は多いです。(月2ペース)

こだわるならば自作が良いかと。

水冷の場合の補償は、半年となっているようです。

http://www.juns.jp/hoshou.html

個人的には、OCされたPCは車検の通らない改造車のような
ものかなと思います。

定格のPC同様に扱って問題でないならば、それは定格が
甘すぎるように思ったりもします。

その辺のリスクを目立つように書いた方が、長期的には
商売につながるようにと思いますし、そこら辺は問題あると
思いますけれど、基本、自作同様に自己責任で扱うべき
品物のだと思います。(少なくとも温度くらいは見て使うべきかと)

逆に、安心が第一ならば定格が良いと思います。

その通り。車やバイクと同じく車検の通らないレベルに改造しているようなもの。
それを人に任せるヤバさを知っておきべきですね。

何かあっても自分で何とかできるならば良いですが、それならば自作すれば良い。
原価をざっと計算しましたが、4~6割は乗っています。
保証やサポートが無く、数十万の工賃はどうかと個人的には思います。

せめて1年は見て欲しいものです。
それほど自信が無い、または壊れやすいということでしょうか。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

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パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

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デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

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自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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