Sycom(サイコム)らしくない激安Core-i7を勝手に評価

2009年5月25日

私がサイコムを悪く書く記事は珍しいと思います。

特にお勧めしたこともありませんが、押し売りしない姿勢、自作ユーザのことを解っている、納期を必ず守るというか予定より早い、そんなところが一部の自作は面倒だというBTO変態に人気なのかも知れません。

気合いの入った限定400台情報がマイコミから舞い込みました。
・・・・大変失礼いたしました。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/22/012/index.html

サイコム、10万円を切るCore i7/Corsair電源搭載BTO PC - 400台限定 価格はCore i7-920モデルが91,800円から、Core i7-940モデルが123,800円から。同社直販サイトにて5月22日より発売し、400台の台数限定。


他社が10万をギリで切っている99,980円などやっている頃に、サイコムが更にそれを切ってしかも宣伝するとは驚きです。OS(Windows)が付かないので行けているのだと思いますが、構成を見れば他のBTOメーカーとの違いが判ります。

ここがサイコム人気の秘訣かと。

サイコムのCore-i7(920)
※リンク切れると面倒なので検索するか左から飛んでください


>標準構成(91,800円+送料1,500円)

CPU:Core i7-920(2.66GHz) ○
マザー:GIGABYTE GA-EX58-UD3R ×
メモリ:3GB PC3-8500 DDR3 SDRAM(1GB×3) ○
グラボ:Leadtek GeForce 9600 GT 512MB △
HDD:320GB SATAII(Western Digital WD3200AAKS) ×
DVD:スーパーマルチ
OS:無し
ケース:Antec ThreeHundred ○
電源:Corsair CMPSU-550VXJP ◎

OSを持っているならばこのまんま買ってもよろしいかと。
○×は私が勝手に付けた評価です。

CPUは良し、940以上が必要な変態は自作してください。
マザーのGIGABYTEは個人的に有り得ません。MSIもダメ。ASUSへ変更。
RAMはDDR3などというニュータイプは持っていないので付属で。

他のパーツを無しや落としビデオカードを9800以上にしたいところ。
HDDのウエデジは要りません。Seagateが安ければそちらへ。
光学ドライブは使い回すので不要。買い替えならばOSも使い回せます。

ケースと電源が他の多くのメーカーと違うところ。
サイコムの場合は自社で大量製造していないので、AntecやCoolerMasterなどを簡単に取り入れてしまいます。アンテック、シャーシがやや弱い気もしますが、エアフローは改造次第でしょう。

電源のコルセアは自作ユーザーの評価が高い、もちろん80PLUS。Enhanceや恵安(KEIAN)などのコンテナ丸ごとドル買いでコンデンサが吹き飛んだりコイルが燃えたりはしないのでしょう。


サイコムが好かれるポイントは大きく分けて2つ

・ マザーやケース、電源など、量産BTOメーカーには無い選択ができる
・ 標準構成の時点でおかしなパーツは入れていない

ウエスタンデジタルやGIGABYTEは私が個人的に嫌っているだけです。
落とそうと思えば、電源をKEIAN、ケースを無名や自作で安くできる。
それをしない、自作ユーザの目まで見ているBTOがサイコムです。


では「Radiant E918i7」を自分仕様にカスタマイズしてみます。
CPUは920で結構。

090500_sycom-cpufan.jpg

出端を挫かれました。CPUファンがIntel純正しかありません。他の機種では選べるものがなぜ。この時点でやる気が無くなりましたが続けます。純正ファンの爆音には耐えられません。


サイコムでカスタマイズ開始

マザーボードはASUSありましたのでP6Tで。
サウンドブラスターがあるのでオンボードのサラウンドなどは不要。他に機能の違いは大してありませんが、基板に載っているパーツが明らかに違います。

ASUSのP6Tシリーズ
ASUSTeK Computer Inc.
http://www.asus.co.jp/search.aspx?searchitem=1&searchkey=P6T

ヒートパイプやフィンがDELUXE-V2と比較するとP6Tはおもちゃのように見えます。PCI-Express(x16)の間隔もデラックスになっており、SLIなぞしようとするならV2でしょう。私はそのようなセレブ仕様は要りません。+14Kの価値があるとは思えないのでP6Tでファイナルアンサー。


090500_sycom-hdd.jpg

HDD、ウエデジのみです。要りません。
Seaggateの250GB~があれば選択しましたが残念。他の機種では選択できるものが、なぜWesternDigitalのみなのか。負の妄想が膨らみます。


090500_sycom-odd.jpg

光学ドライブは現役なので不要。
しかし、無しにしても価格コム最安レベルなので、近々買い替える予定があるならここは載せておいても良いかも知れず。私は要りません。


090500_sycom-vga.jpg

HDDを無しにしたので、ここは1ランク上げました。
2,560円で9600が9800になるならこれは有りでしょう。Leadtecが気になりますが、無しにしてELSAなどへ変えても良いかも知れず。面倒なのでこれで結構。

090500_sycom-case.jpg

私はHDDを軽く4本載せるはずなので鎌12cmを2個付きへ。
夏の厳しい暑さに日立のHDDは耐えられそうもありません。

書いていて気づいたのですが、本気で12cm1枚買わなければいけません。Inwinの5年くらい前のケースで1枚ならば付きます。何かの時にでも。


090500_sycom-ps.jpg

電源は標準でも良いとは思いますが、GF9800では600Wをサイコムが推奨しているので素直に上げました。HDD4本も結構馬鹿にならないと思いますし、Corei7の負荷によっては550Wではやや心配です。

1行上のCMPSU-650TXJPでも良いのですが、違いを調べるとCMPSU-620HXJPでは12Vが3系統も有り、心臓には妥協せず620を選択しました。電源は全てのパーツの寿命に関わります。


090500_sycom-customize.jpg

総額、送料込で98,950円となりました。
クレジットカードで支払えば、おそらく今週中には届くでしょう。
もちろん注文はしません。920など要りませんので。

サイコムは7営業日(9日間)と書いていますが、だいたい4日前後で届けてくれます。これは何も無かった場合なので、電源を落としていたり、組み立てて動作させ何らかの支障があった場合は連絡があり時間を取られるということです。

価格コムの最安では(K=千円)

Core-i7-920・・・24K
ASUS P6T・・・29K
1GB-DDR3x3・・・6K
Leadtec GF9800GT(512)・・・14K
Antec Threehundred・・・9K
CMPSU-620HX・・・15K
鎌12cmx2・・・2K

総額は約102,500円となり、サイコムBTOとの差は+3,550円。中には取り寄せや納期数週間など有り、保証はパーツの製品保証のみなので自分でRMA申請などしたく無く。送料は別途かかります。組み立て工賃、動作確認、相性や故障時の対応を考えると、ここは自作せずBTOということです。

しかし今回のサイコムPCはCPUファンが残念です。
HDDも入れるならばSeagateが無いことも不満。

ビルのようなヒートシンクに鎌2枚をサンドイッチするような自作マニアならば、純正ファンを予備として保管し交換しても良いとは思いますが、合計5.3万もするマザーとCPUをヘタにいじりたくありません。

元々安いサイコムですが、ここまでカスタマイズの選択が少ないことは稀(まれ)です。在庫処分などで400台限定の格安状態になっているのでしょうか。ハードディスクに限らず、他のパーツも過剰在庫を掲載しているのだと予想します。

Corei7ではありませんが、CPUファンの相談を受けたので次回記事にします。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

興味深く拝見させていただいています。

>買い替えならばOSも使い回せます。

という記載がありますが、BTOパソコンのDSP版OSを使い回す場合、いずれかのパーツを使用すれば規約を満たしていると考えてよいのでしょうか。

単品とバンドルされている、DSP版OSの使い回しはセットで使えばよいのでしょうが。

大変、不躾な質問で申し訳ありません。

OEM、DSP、製品パッケージ、判りにくいものです。
この3種類の違いを下書きしているので、近々アップします。

DSPの場合は、パーツに付属しているWindowsという考え方になり、そのパーツ(FDDやメモリなど)を取り付けたPCでなければDSPのOSは使ってはならないという規約があります。外していても動作はしますが規約違反ということです。FDDは買ってすぐ捨てたなど書いている人がいますが、アレはライセンス違反です。

バレなければOKという考えはいけませんが、データを送信したりは無いのでバレません。
しかしやってはいけません。

お忙しい中、お手数をおかけいたします。

よろしくお願いいたします。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

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部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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