新製品で見るBTOパソコンの特徴の今後(2016年12月)

2016年12月24日

量産系BTOのノートとデスクトップが続々投入。

ノート4種類とデスクトップ2種類がプレスリリースにてお知らせされており、メーカーはドスパラとパソコン工房とツクモの3種類。売る側の構成を見ていると需要も判る気がする、最後で感想文するいつものスタイル。

適当に見て参りましょう。

量産系BTOメーカーの新製品4種類(ノートPC)

安いところから行きましょう。全部12月中旬の発売。

パソコン工房の11.6型モバイルなノートPC

Stl-11HP012-C-CE

source:ユニットコム、Apollo Lake搭載の11.6型モバイルノート - PC Watch

最安は税別で4万円弱であり、3万円台言いたかっただけ風な仕様。

Apollo Lake世代のクアッドコアCPU、Celeron N3450を搭載。ベースクロック1.1GHz、バーストクロック2.2GHzで動作。また、実行ユニットが12基、動作クロックが最大700MHzのIntel HD Graphics 500を内蔵する。

Apollo Lake言いたかっただけちゃわなさそうなN付Celeron搭載。

私が所有している同社の税込3万円なレサンセシリーズよりほんのり性能が上がった構成。パソコンという物は時間の経過で性能は上がり価格は下ると言いたいけれど、為替相場でそうもいかなかった感がありのまま。

最安構成では税込み4.1万円くらいで500GBのHDDを搭載。プラス5千円くらいで240GBのSSDが標準らしいけれど差額が開きすぎている印象。プラス2~3千円でSSDにしろよと思った。

11.6型HD解像度、メモリ4GBでUSB3.0もあるので3万円レサンセよりは価値は高い。しかし個人的には11.6型という小さすぎるモニタで何をすれば良いのか良く解らないので大きさ注意。

メールチェックとかSNSで遊ぶ、動画垂れ流して音楽鑑賞用か。

パソコン工房、税込約8万円の15.6型ノート

Stl-15HP042-i3-HM

source:ユニットコム、Office標準搭載の15.6型ノート - PC Watch

これはこれでデカ過ぎると思う15型ノートもHD解像度。

特徴はMSオフィスが標準なので2万円くらいの価値があるとするなら、価格の約8万円の内の2万円はマイクロソフト様へのお布施として、オフィス抜き6万円くらい。

性能は11.6型より上。実用的と思われるCore i3シリーズ採用、メモリは8GB。ところがストレージは500GBのHDDという、なぜそこでSSDも標準にしなかったのか小一時間問い詰めるべき仕様。

私はなぜか11型、13型、15型の3種類のノートPCを所有しており、11型は仕事にならない、15型はモバイルではない、13型くらいがちょうど良いと感じております。

本体サイズは約374×259×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.15kg

幅はフルサイズのデスクトップ用キーボードに近い大きさ。重量2kg超えは持ち続けると筋肉痛余裕。半固定設置の業務用でしょうな。

ドスパラは9万円台の13.3型モバイルノート

Altair-F-13

source:ドスパラ、9万円台のKaby Lake搭載13.3型モバイルノート - PC Watch

久々にドスパラのノートが的を射たか?と思えたノート。

13.3型はモバイルとしても作業面積としても悪く言えば中途半端、私に言わせると最適と感じているサイズで、残念なところは税込9万円を突破しているので、それなら富士通とかの型落ちで良いのでは?と言えそうな点。

しかしストレージはSSD 256GB、メモリはしっかり8GB、解像度はフルHDまで上げる事が可能で、BTOメーカー品としてバッテリ7時間超えは優秀かも知れない。

光っている箇所がここ。

USB 3.1×3(1基はType-C)

Type-C端子は将来性あり、いずれこれに統一されると思うUSBコネクタ。

ひとつ残念な箇所はCore i5を搭載しており価格に反映されていると思われるところで、インテル公式大人買い価格は281ドルというクソ設定。3万円レベルならCore i3へ落として価格を下げるか、Core-Mにしてバッテリ駆動時間伸ばした方が良いと思う。

ツクモはGTX 1070搭載ノートでヤケクソ感

N1584J

source:GeForce GTX 1070を搭載したVR対応のゲーミングPC、ツクモ - AKIBA PC Hotline!

ノートのラストはツクモ、GTX 1070を搭載したやけくそテクニック。

「すごく・・・高いです・・・」と言えそうな価格は画像を見ての通り17万円オーバーとなっており、GTX 1070代が10万円近いのでしょう、と言いたいけれど、価格は一般消費者な私には不明。多分そのくらい。

税抜17.5万と18.5万の差はメモリが8GBか16GBの違い。ここまで高価なノートを買うなら、現物を見てこっそりメモリを換装可能か見るべきでしょうな。8GB差で1万円差は割高。

VRの動作要件を満たした「GeForce GTX VR Readyプログラム」認定モデルである

VR言いたかっただけちゃわなさそう。

やや脱線するけれど、フロンティア同様にヤマダ電機傘下となったツクモは昔とは違う。昔のツクモの良し悪しを語るほどツクモ知らないけれど、GTX 1070搭載のノートのベア(本体部分)を少量仕入れるとか意味が解らないよである。

 

クリエイター向けの新製品2種類(デスクトップPC)

デスクトップは2つで、いずれもクリエイター向け。

ドスパラ、Adobe CC向けと称したデスクトップ

XK-E-4K

source:ドスパラ、Adobe CCユーザー向けのクリエイターデスクトップPC - PC Watch

どの辺りがクリエイターなのかはこちら。

参考までに、最上位モデル「raytrek-V Adobe CC推奨モデル XK-E 4K」の仕様は、

  • Core i7-6850K(3.6GHz)
  • TITAN X(GDDR5 12GB)
  • DDR4-2133 8GB×8
  • 3TB HDD、1.2TB NVMe SSD(Intel 750)
  • BDドライブ
  • 電源に80 PLUS PLATINUM認証取得860W ATX電源(Seasonic SS-860XP2)
  • OSにWindows 10 Proを搭載。

税別価格は629,980円という、典型的な「作ってみた」であり、久々の売る気あるのか無いだろう?と感じるツクモのノート風なヤケクソ構成。

なぜTitax Xが必要になるのか小一時間説明して欲しい上、メモリ64GBは何を意図しているのか、ここでSSDにインテルの750とか、上を目指しただけだろうと言いたくなるコンセプトパソコン。

ドスパラも売れるとは思っていないだろうから買おうと思わない方がよろしそう。

パソコン工房、CGWORLDとコラボらしいPC

sense_infinity

プレスリリースがどこか忘れたのでリンクは省略。

クリエイター向けと言えばBTOパソコンか自作。BTOでクリエイター用ならばマウスかドスパラの2択になるところ、そこへ殴り込みしたかったのかパソコン工房が参戦したように見える。

現在は2機種。いずれもGTX 1050 Tiという中途半端なグラボを搭載した理由は価格を抑えたかったのか、税別約12万と15万円の2つ。

CGWORLDが何か良く解らない上、どうしてELSAにこだわるのかはもっと意味不明ながら選択肢が増えるのは良い事。

ゲーマー向けPCが多いならクリエイターやトレーダー向けももっと有れば良さそうなところ、需要が無さ過ぎるのか提案も無さすぎるので期待。

 

新製品で見るBTOパソコンの特徴の今後(まとめ)

既にそうなっているかも知れない、もしくはそうなりつつあると感じる今後のBTO、というかパソコンの特徴。

  • デスクトップ・・・グラボが挿さったやつが主力
  • ノートPC・・・グラボが要らない用途はノートで

一概にそうとは言えず、私を例にするとモニタ3画面が手放せないし、17型以下のモニタは嫌、キーボードはリアフォか赤軸でなければならず、使い捨ても嫌なのでノートPCメインは無理。

しかし周囲を見ていると、ゲーム(MMO)引退してデスクトップPC要らくなったのでノート1本で行くとか、スマホがあればパソコン使わなくなった人も実在しており、現代の環境というか状況が変わっている実感がございます。

パソコンはスマホやタブレットでは代替えにならない、これは正論。しかし、端末という物は用途が最初に来るわけで、MMOせずメールの返信と時々動画見る程度ならばノートPCがあれば足りる。

最近多いと感じる属性は、SNSに興じる時間が長く、占める割合が大きくなりすぎたのでパソコンを使っている時間が減ったという人。特に女性に多く、30代以下で増えたと思う。10代は付き合い無いので知らないけれど。

ようやくそういう時代が来たのかと思えば、NECと富士通のPC事業レノボへ丸投げ、ソニーのVAIO切り捨て、逃げ遅れた感が凄い東芝、辺りに納得。

過去の一般PCユーザがスマホで充分になった、というより、スマホで済ませられるSNSに割く時間が多くなったからこそスマホやタブレットで事足りるのでしょう。

  • HP、DELL、パナソニック・・・業務用
  • 国内BTOメーカー・・・ゲーマー、職人向け
  • ASUS、Acer、Lenovo・・・サブPC用、マニア向け

国内大手メーカーの凋落は必然。人は端末があるから使うのでは無く、用途があるから端末を使うのだから、用途が移り変わればパソコン不要になるも自然。

自家用車的マルチメディアはモバイル端末へ、今後のパソコンはダンプカーとか牽引トラックのような大型特殊状態なのかも知れない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>11.6型モバイルなノートPC
・DSP版のOSメディアが付属する、ディスクリカバリ仕様
・無線に ac あり
・有線は1000BASE-T
・バッテリ駆動時間は3.6時間(JEITA ver.2.0)
・光学ドライブは無し

特徴としてはコレくらいでしょうか。モバイルノートを名乗っている割に、バッテリ駆動時間が「3.6時間」は短すぎとは思いますが、割り切って使えばそうでも無いのですかね。

>重量2kg超えは持ち続けると筋肉痛余裕
私が業務で使っている15.6型のノート、確か重さは2.5kgありましたけれど、持ち運ぶのはもう慣れました。片手で掴んで持つならともかく、PCバッグに入れて運べば、重さはさして気になりませんよ。

>ドスパラは9万円台の13.3型モバイルノート
・液晶が光沢
・有線LANは無し
の2点がやや気になりますが、性能は必要十分ですね。高すぎかもしれん、と思えるくらい。

>デスクトップPC要らくなったのでノート1本で行く
私は「快適なキーボードで打鍵したい」がけっこう大きなウエイトを占めているため、ノート1本に絞ることは無さそうです。パンタグラフも好きな方ですけれど、快適性の順位としては

1.静電容量式
2.メカニカルの赤軸
3.メカニカルの青軸
4.パンタグラフ
5.メカニカルの茶軸

くらい。メンブレンは機種により打鍵感が大きく変わるため、一括りに「メンブレンは~」と決めつけるのは無理。例えば3,000円で買った、エレコムのゲーミングキーボード(メンブレン)、Majestouchより打ちやすくて困るレベル。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。