初心者用BTOパソコンのメーカーの選び方(2011年現在)

2011年8月20日

BTOパソコンの選び方、メーカー編、2011年8月版。

パソコンはメーカーで選ぶ物では無く、用途と予算からが基本では有りますが、どのようなメーカーや通販サイトが有るか判らない、いきなり難しいショップへ行ってしまいドン引きした、など自称BTO初心者用に勝手に解説。

各社の方針により随時内容が変更される為、2011年現在として。

今回は5段階でレベル分けしており、下に行くほどカスタマイズ(パーツ変更メニューの選択肢)の難易度が上昇。

難しい方が良いというものでは無く、私が参考として挙げる利点と難点を読み「それは譲れない」「そんな事はどうでも良い」などの判断をどうぞ。

 

Level-1 安くカスタマイズが簡単、完成品有り

  • DELL

利点

  1. 標準構成や完成品の価格が安い、送料無料
  2. 完成品(特急便)の納期が短い
  3. リースなど法人向けPCが多い

難点

  1. カスタマイズや延長保証、サポートが高額
  2. 自社(下請け)製造の為パーツ詳細不明
  3. カスタマイズ(BTO)パソコンは納期が長い

敢えてHP(ヒューレット・パッカード)を入れずDELLのみ。

カスタマイズしない標準構成の本体は安く、送料は全機種で無料というか込価格。独特のカスタマイズはマニアックな変更が排除されており、電源ユニットの変更を省略しているなどの簡単仕様。カラーバリエーションやオプションは多数有り。

最大の特徴は、私も過去3回利用したDELLチャットなるもので、判らない事は文字や音声チャットで24時間直接オペレータに聞ける事。日本人では無い事が多いけれど日本語は私より上手いのでご安心有れ。

半年くらい前まで納期が長く1ヶ月以上かかる事も有ったけれど、最近は法人以外でも「特急便」と称したほぼ完成品が有り3~5日くらいとの事。カスタマイズしないなら特急便で良さそうな構成が多めになっております。

 

Level-2 量産で安く、モニタセットが選び易い

  • ドスパラ
  • マウスコンピューター
  • 日本HP

利点

  1. 最近はDELLと変わらないくらい安い
  2. モニタが子会社や自社製品の為かセットが多い
  3. 新製品の販売が早く高性能PCの幅が広い

難点

  1. 延長保証が比較的高額
  2. OEMや量産パーツが多く詳細不明が多い
  3. カスタマイズの価格が高め

ドスパラは、延長保証が値上がり、OS無しが混在、サイト構成が分かり難くなった、これら3点を除けば安定して安く高性能で有名な量産系BTOメーカー。送料は延々と無料キャンペーン中。個人的には昨年末まで、他人にパソコン選びを相談された際はまずドスパラを見ておりました。

マウスコンピューターは延長(計3年)保証が7350円固定なので15万円を超えるハイスペック構成になりそうなら他社で良く有る5%より安くなる計算。昨年11月にクリエイター用PCを購入相談されマウスで決定。送料が高いので(3150円)総額注意。

日本HPは、サイト構成が本格的に分かり難く、カスタマイズも丸ごと翻訳なのか分かり難い。HP最大の特長は高性能ノートが安くデザインも悪く無い事。以前、dv6-6000(改)を借りたので参考まで。デスクトップは時々型遅れの激安罠PCが有るので注意。

共通してデスクトップPCはモニタが自社ブランド(マウスは子会社のiiyama製品)になっており、カスタマイズ画面に入っていたり初めからモニタセットが多い事。

モニタは解像度や端子、地デジならDHCP対応可否など、調べなければ難しい事も有るのでセットは初心者用には分り易いかと。逆に言うと、ここから下のメーカーはモニタ選びが難しい=こだわれる。 

 

Level-3 モデル数が多く標準構成から選び易い

  • パソコン工房
  • faith
  • TWOTOP

利点

  1. 延長保証が安め
  2. マザーボードなど一部パーツは型番や画像有り
  3. 標準構成の種類が多く、AMDなども有り選び易い

難点

  1. 看板モデルのような宣伝目的の高額PCが罠
  2. ノート、デスクトップ全般的にデザインがダサい
  3. 標準構成が多過ぎて逆に選び難い(決定回避の法則)

全部ユニットコムという企業のブランドで、TWOTOPはパソコン工房とかぶっており、faithも以前とは違いほぼパソコン工房な状態。どこもほぼ同じなので、サイトデザインが見易い所をどうぞ。個人的には見慣れている白ベースなパソコン工房一択。

市販パーツに似た物が多い割にケースやマザーボードの型番で検索しても出ない事が多い理由はOEM(製造元がPCメーカー用に製造や改造している物)の為で、その恩恵か一つ上のドスパラなどと同じくらい安くなっております。

延長保証が安く(5250円、126千円以上は5%)、送料も安い(630円)ので、総額で見るとマウスコンピューターより安くなる事も。安いと言えばAMD構成の低価格(低性能)PCの種類が多く、インテル入ってるにこだわらないなら選択肢に入るブランド。

個人気には安いデスクトップが欲しいと相談が来たなら、まずパソコン工房を入れて他社と比較検討する次第。

 

Level-4 パーツ型番表記やメーカーのこだわり

  • クレバリー
  • TSUKUMO

利点

  1. グリス(クレバリー)、ファンの有無や種類が選べる
  2. マザーボードなどに市販品が載っており詳細が判る
  3. カスタマイズが分り易い割に、パーツにこだわり易い

難点

  1. 延長保証が劣化 ※クレバリーは8月より改善
  2. マニアック過ぎ一般的では無いPCも有り
  3. パーツ詳細にこだわれない割にやや高め

おそらくここがマニアと一般の分かれ目になる、悪くいうと中途半端なBTOメーカー。自分がどちらなのか見分ける方法は、クレバリーとツクモのカスタマイズ画面を見て分かり難いと思えば一般。ほう、と唸(うな)れたならマニア。

ケースファンやクレバリーではグリス(CPUとクーラーの密着溶剤)の種類が選べたり、ツクモはケースがオリジナルで、一見すると窒息ケース(吸気が無い)ように見えるものの、こだわっている(キリッ という、私には良く判らない設計をしていたり。

クレバリーはキューブやネットトップ、ホームサーバーなどが普通に置いて有り、普通のデスクトップと見分けが付かないなら危険かも知れません。 

隙間を突き過ぎており需要が少なく知名度が上がらない印象。

 

Level-5 部品マイナス可能な自作PCの組立代行

  • Sycom
  • レイン
  • テイクワン
  • PCワンズ

利点

  1. カスタマイズの差額が安め
  2. パーツを外しまくるカスタマイズが可能
  3. パーツが市販品、詳細が自作に近いほど判る

難点

  1. 標準構成の価格が高め
  2. パーツが多くカスタマイズが難しい
  3. 中小企業が多く、いつ廃業してもおかしくない

自作パーツ+組立代行手数料=このカテゴリ。

量産系BTOパソコンは、安く仕上げる為に自社製造やOEMを多く採用し、改造しない前提で拡張を落とし電源容量も絞るが普通。その逆に、自作ユーザでも納得出来るほどに初めからこだわっているメーカーがサイコムやショップブランド。

カスタマイズ画面ではパーツの種類が多過ぎてPC初心者には選択が困難。HDDやメモリ無しも普通に選択出来てしまう為、意味が判らずマイナスし過ぎると動かない半完成品が納品される危険。それを承知で理解している人間が選択するメーカーやショップと言えましょう。

長期保証は安いショップが多いものの、冗談のように難点の最後へ入れた「いつ廃業するか怖い」が当たれば無効。パソコンは薄利多売に傾きまくっており、在庫すると数ヶ月で陳腐化。ごめん、もう無理と言われた瞬間、保証以外に修理もセルフサービス。妄想し過ぎです。

サイコムやレインのようなレベルならユニットコムやサードウェーブ(ドスパラ)が買収してくれるやも知れませんな。個人的にはサイコムは潰れると思えない。

 

個人的にお勧めしないBTOメーカー

  • オンキヨー
  • フロンティア
  • エプソンダイレクト
  • Lenovo直販ストア

利点※以下3点はエプソンダイレクトのみ

  1. サポートが良く、修理返却が早い(らしい)
  2. 長い延長保証有り、標準で部品は3年保証も有る
  3. デスクトップの一部オリジナルケースは良く考えられている

難点

  1. 標準価格が高額、カスタマイズの差額はぼったくり
  2. 妙な構成やバランスのおかしい機種が多め
  3. キャンペーン、クーポン、値下げ、しても他社より高い

エプソンダイレクトのサポートは自称やニッケー基準なのでスルーし、保証は延長が長い設定が有り安めで、標準1年保証でも部品は3年の機種も有り。デスクトップのミドルタワー(の該当機種)はケース側板(サイドパネル)を外さずHDD換装出来たり、内部の固定ギミックも上手い設計。

難点は価格で、NECや富士通、ソニー並とまでは行かないものの高額。その割に性能が低めでカスタマイズしようと選択肢を見ると茶を吹く程のぼったくり価格。価格と言えば、レノボはショップ在庫の完成品は安いけれど、直販はデタラメなので要注意。

構成(性能、機能)に対する値付けが意味不明に高く、その構成も例としてハイスペックでグラボが安物やメモリが小容量など罠も有り。

個人的にお勧めしないだけなので、良いと思うなら有りでしょう。

 

初心者用BTOパソコンのメーカーの選び方

以上の「レベル」と称した部分を別のカテゴリに変えると。

  • Level 低・・標準構成が安い、初心者向け、知名度が高い
  • Level 高・・標準構成が高い、マニア向け、知名度が低い

レベルが低い、カスタマイズが簡単で安く有名なメーカーほどPC初心者が多く、その数に比例して悪評も多くなっております。

逆に初心者が手を出せず、なぜ高いのか判らないメーカーはマニア向けなので知名度が低く評判そのものが少ない。

レベル分けした高低のどちら寄りが良いとは言えず、自分に合った物を予算や知識の面で無理せず選びましょうという考え方が、私の言うBTOパソコンの選び方。

ケースにこだわれど掃除をしなければ冷却は落ち、高級電源を載せても掃除をしなければ故障率は上がる消耗品。改造前提で無ければ高額ケースの恩恵は少なく、高級電源は故障した時の修理費用も高額。

自分で修理(パーツ交換)しないなら延長保証をお勧めします。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。