BTOメーカー比較「パーツ詳細やカスタマイズの種類」

2010年4月28日

BTOパソコンを選ぶ際の基準は何でしょうか。

適当に考えていくつか挙げると

  • メーカーの知名度や評判(口コミや購入者の評価)
  • 全体的な価格、目的のPCの価格(特典や値引キャンペーン)
  • デザインや見た目(セットで買える液晶モニタも含む)

その他、用途に対する提案や性能の比較を掲載しているなど有るかと思いますが、今回はなぜ今までやっていなかったのか不思議ですが、カスタマイズの詳細や型番が表記されているかという、自作流れのBTO購入に欠かせないと思われる比較を一覧にしました。

2010年4月現在、10万円前後のデスクトップを中心に調べております。

 

ほぼ全てのBTOメーカーでマザーボードとケースは選べない

先日、自称初心者の方用にマザーやケースにこだわれとかこだわるなと書きましたが、リストにして見るとケースやマザーは選択出来ない。こだわり以前の話です。

BTOメーカーのカスタマイズ比較

Sycom(サイコム)は例外として、全てのメーカーでマザーボードとケースは選択出来ない固定。DELLとHPは電源さえ選べず、容量の指定が出来ません。

7万円を切る中程度のデスクトップやケースが特殊なスリムやキューブでは、他のメーカーでも電源は選択出来ず、場合によっては電源容量の都合からグラボも選択出来なかったりCPUも固定になる事が有ります。

DELLとHPが電源を選択出来ない理由は、する必要が無い為。メーカーが指定した容量で有ればカスタマイズに有るパーツは全て選択可能で、600Wで充分動くものを800Wや1000Wの選択を追加し、選び方が解らないユーザを逃がす事も無いためです。

ケースとマザーボードが選べないワケは、全てのメーカーでシリーズ名や型番という考え方が有り、販売の際にベースモデルで掲載する為です。

以下例。メーカー・・・シリーズ(型番)

  • マウス・・・LUV MACHINES(Lm-i720X2)
  • パソコン工房・・・Amphis BTO(MD8000iCi7 TYPE-SR )
  • フロンティア・・・GA(FRGA9371/21CST)

いずれもシリーズ名でケースが決まり、型番でマザー(正確には上記の場合チップセット)が決められております。同じケースやマザーを使った違うシリーズ名や型番も有りますが、ケースやチップセットが変わる事は無いため、いずれもベースモデルの時点で既にカスタマイズしていると言えましょう。だから変更、カスタマイズ出来ない。

 

パーツの型番や製造メーカーが表記されているか

おそらく自作の派生や多少詳しい人間、自称詳しい知ったかぶりもここにこだわる事でしょう。BTOメーカーでは大手になる程、パーツの詳細が判らず選択出来ない。

パーツの型番や製造元で選択できるか比較

 

型番まで判るとは、こういう基準です。以下マザーボード。

  • ×インテル X58 Express チップセット
  • ○P6T WS ProfessionalX(58 Express)
  • ○GA-EX58-EXTREME

以下HDD

  • ×250GB SATA2 7200rpm
  • ○250GB(HDS721025CLA382)

掲示板で質問した際、ググれカスと言われてもチップセットのみでは性能は判っても詳細までは判らない。DELLなどは自社の生産工場周辺に数十のパーツ製造メーカーを配置させ、製造の時点で自社ロゴをプリントしたりも有るため、元のメーカーが不明な事が有り。

ドスパラやマウスコンピュータのような大手では、OEMという市販のマザーボードから機能を省いた原価を抑えた基板などを作らせて大量に仕入れるため、型番を書く意味が無かったり、部品の変更により途中で仕様変更も有るため表記出来ないわけです。

また、OEMに限らず、メモリをキングストンからSAMUSUNGに変更やハードディスクをSeagateからWesternDigitalに変えるなど、仕入や原価の都合で表記出来ない事も有ります。

その他、悪く考えれば簡単に原価計算出来ないよう隠している事も有るかと。

 

パーツの型番までカスタマイズで選択できるか否か

もう一つの特徴を出すために、OS無しが選択可能か、CPUクーラーが型番指定でカスタマイズ出来るかに変更。左の二列です。

フルカスタマイズ

OS無しが選べるかで線を引いておりますが、FRONTIERから上はマイクロソフトのOEMのみ、パソコン工房から下はDSP版を含む何でも有りの状態。

DELLもOS無しやLinuxが選べる事も有りますが、その場合はWindowsが同じ画面に載っていないと思います。知らずに書きますが、おそらくマイクロソフト様のご規制が有りOEMの縛りなど有るのでは無かろうかと。

その他はドスパラが好かれる理由として、標準仕様ではHDDや電源ユニットの型番が判らないものの、カスタマイズで高級なパーツへ変更する際は型番が書かれていました。これは、標準の構成なら大量仕入しており、一段上で書いた変更や表記出来ない理由が当てはまると考えられ、型番が書かれた高額パーツは単品販売しているものを載せており販売数が少ないため表記出来るものと思われます。

サイコムの下にSブランドの追加はショップブランドで、テイクワンやワンズPC、レインのようなメーカーとは言えない秋葉原などのショップ運営。サイコムはショップブランドのようなカスタマイズが可能で有りながら、他のBTOメーカーと張り合えるほど安く有名なわけです。

サイコムの宣伝のように見えますが、事実を書いているのみ。

 

BTOメーカー比較「パーツ詳細やカスタマイズの種類」

質問板や匿名掲示板では多くの自作PC先輩が「マザーが選べないBTOは駄目だ」など書きますが、以上のようにマザーやケースはモデルを選んだ時点でカスタマイズ(自分で選択)されており変更するなら別のモデルにするという事。

パーツの型番や製造メーカーは、安くする為の薄利多売と他社への牽制も有り、大量仕入になるという小回りが利かず明記出来ないわけです。

これらをまとめると、パーツの仕様詳細まで選ぶならサイコムまたはショップブランド。そこまで要らないなら普通のBTOメーカーというラインが出来ます。

ドスパラ、フェイス、ツクモのようにHDDなど詳細有るメーカーも有りますが、どこを選ぶかは自分が決めたメーカーで。他人や私の書いた記事に惑わされる事の無いよう、集めた情報を元に財布と相談して後悔しない買い物をしましょう。

次回はメーカーごとの特徴から中分類などしてみます。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。