BTOパソコンと自作PCの見積もり2種類で価格など比較

2011年10月28日

BTOパソコンと自作の価格を比較するテスト。

今回は趣向を変え、私が個人的に今必要な性能で先にBTOパソコンを見積もり、それを自作PCにすると性能と予算がどの程度変わるか。更にそれを自作マニアが納得しそうな構成を予算を抑えて見積して参ります。

自作の方が高く付くと言われるけれど、どの程度かご覧有れ。

条件を一覧。

  • 私が今必要な構成で見積もり(予算は決めない)
  • 主な用途は、Webブラウジング、MSオフィス、MHF
  • BTOは敢えてパーツの詳細が一部不明なパソコン工房
  • 自作PC「私が自作するなら」と「マニア納得構成」の2種類
  • 自作PCのパーツはOSを除き価格コム最安(百円単位四捨五入)

MHFはモンスターハンターフロンティア、MMO(オンラインゲーム)の事で、高性能グラボなら綺麗に表示され、それなりのグラボでも何とか動くという代物。ストレス解消用。

 

BTOパソコンで自分用のデスクトップPCを見積もり

性能高めなミドルタワーがメモリ増量キャンペーン中。もちろん偶然。

koubou-gtx560-77908.jpg

左のでかいやつが限定10台、と言いつつパソコン工房はどう考えてももう売れているだろうと思える数量でも売り続けるので「10台」は煽りでしょうな。過去に完売表記を見た事が無し。P67マザーの処分でしょうか。

構成を箇条書き。

  • O/S:Windows7 Home Premium SP1 64bit(DSP)
  • CPU:Core i7 2600(3.4-3.8GHz、8MB、4C/8T)
  • FAN:標準クーラー ※Intel純正かバルクかは不明
  • M/B:P67 Express(MSI P67A-S40
  • RAM:DDR3 1333 2GB×4
  • HDD1TB Serial-ATAII
  • ODD:24倍速スーパーマルチドライブ
  • VGA:GeForce GTX 560 1GB
  • Cha:ブラック/シルバー タワーケース IW-PE663
  • PSU600W電源

総額は送料を除き約7.8万円の標準構成。3年保証を入れたい所ですが、自作PCに合わせる為に入れずに計算。ちなみに延長すると+5250円なので約8.3万円。

構成の上から行くと、OSはHomePremiumの64bit版。仕事用としてはPro~の32bitにしたい所では有りますが、既にセカンドの事務用PC(Core i3)が有るので気にしない。

CPUは標準でSandyBridge上位品なので問題無し。用途としてここまでの性能は要らないけれど、私は毎回「5年後も普通に使える性能」で検討するので良しとしましょう。

クーラーは正体不明。現に今これを書いているPCとセカンドPCいずれもインテル純正クーラー。バルクでも最近のクーラーは(Pen4と比較し)静音。問題無しと見ております。

マザーはそのまんまP67チップセット。パソコン工房はマザーボードの写真が有るのでMSIのOEM品という事が判っております。メモリスロット、端子など特に文句無し。

メモリは「厳選メモリモジュール」とか書かれていたけれど、パソコン工房の厳選がNanyaだったりすると個人的に意味が無いのでスルー。どう厳選なのか不明な基準に意味は無し。

HDDも標準1TBで充分。SSDはまだ容量の割に高過ぎ、自分用のパソコンで1GBあたり100円以上出す気が起こらず。ちなみにセカンドPCはインテルSSD(X25-M)なので速さは体感で知っております。

ODD(光学ドライブ)は年に数回しか使わないけれど、無いよりは有った方が良い程度。性能など気にしない。ブルーレイは用途が無く不要。

VGAとしているビデオカードはモンハンする程度なら充分な性能。ちなみにGT430でも普通に動いております。

PCケースは写真に有った通りのややダサめなInWin製品。内部の設計や構造が個人的に好きなメーカー。問題と思う事は見た目だけ。

最後の電源は容量以外に何も書かれていない600ワット。自作マニアが嫌う箇所と思われるけれど、私は普通の電源で良く気にしない。

ちょっとしたゲーム用には充分な内容と思われます。

上の一覧で青文字にしている箇所がBTOメーカーで良く言われる「パーツの詳細が判らない」項目。自作にすると当然ながら全部詳細付。

 

パソコン工房のデスクトップを自作用で置き換え「その1」

今回は同じ構成、最安を目指す目的では無い為、私ならこう置き換えるというやや趣味の入った構成。しかし予算を可能な限り抑えております。

  • O/S:Windows7 Home Premium SP1 64bit(DSP)・・12K
  • CPU:Core i7 2600K(3.4-3.8GHz、4C/8T、8MB)・・24K
  • FAN:BOX付属クーラー・・0
  • M/B:ASRock Z68 Pro3・・11K
  • RAM:CFD販売 W3U1333Q-4G[4GB 2枚組]x2・・7K
  • HDD:HDS721010CLA332 (1TB SATA300 7200)・・4K
  • ODD:適当なDVDスーパーマルチ・・2K
  • VGA:MSI N560GTX Twin Frozr II OC[1GB]・・17K
  • Cha:ZALMAN Z9 Plus [ブラック]・・5K
  • PSU:玄人志向 KRPW-SS600W/85+・・6K

総額は同じく送料別で約8.8万円となりました。

メモリをノーブランドなどの最安品、マザーをECSのP67にすると5千円くらい安くなるけれど、CFDメモリは相性問題が出にくいという実績と口コミ数、チップセットは数千円の差額ならZ68としております。

OS、CPU、光学ドライブにこだわり始めると方向性が変わってしまうため固定。これらはBTOパソコンでも市販品も同様とし、ここからは触れない事に。

青文字上から。

CPUクーラーにこだわっていない理由は、換装前提なので始めから凝(こ)ったクーラーを付けたく無く、インテル様の性能を見たい為。うるさければすぐに交換するけれど、Core iシリーズから純正ファンでも静音なので気にしない。

マザーボードは今これを書いているPCでも使っているASRock、そしてZ68へ。ASRock先生は昔のような変態マザーでは無く現在は安く高機能。Z68はSSDが安くなった時にインテルSRTを試そうとしている事も有るけれど、P67と価格差が無くなっていたのでP67を選ぶ理由無し。

メモリは前述の通りCFDで。HDDも特にこだわりは無く視界に有った日立でBTOパソコンに合わせ容量1TBとしております。グラボもBTOに合わせて560GTX。

そしてケースが嬉しい誤算。価格だけでは難の有りそうな安物に見えるけれど、メンテナンス性の高い構造で側板はアクリルで中身のホコリが丸見えな仕様。本当はここで1万円以上行くつもりがかなり安く付いております。

ラストの電源はやはりBTOパソコンに合わせて600W。600Wの売れ筋が玄人志向だったというだけで、やはりこだわりはございません。6千円という価格は私が電源ユニットに出せる限界。

以上、BTOパソコンより1万円ほど高くなる計算。

大して良いパーツは使っておらず、こだわりもケース以外はほぼ無し。私が本当に今この構成(性能)で買うなら、パソコン工房に3年保証を突っ込んで購入します。

 

自作その1を一般的な自作PC構成に置き換え「その2」

さて、自作その1で納得行かないのが構成相談などで親切なアドバイスをしてくれる自作PCマニア。

自称を含む上級者の言い分として、私の構成にケチを付けるとするなら青文字にしている部分でしょうな。

彼らの声を妄想して一人突っ込みすると。

  • FAN:BOX付属クーラー・・自作で純正クーラーってどんだけ
  • M/B:ASRock Z68 Pro3・・ASRock(笑)、安全にASUSにしとけ
  • RAM:CFD[4GB 2枚組]x2・・安物良くない、コルセアとかお勧め
  • HDD:1TB SATA300 7200・・今時HDDは無い、せめて120GBのSSD
  • VGA:MSI N560GTX・・ゲーム用なら将来性を考えろ、後ゲフォやめろ
  • Cha:ZALMAN Z9 Plus・・ケースにはこだわれ
  • PSU:玄人志向 600W・・電源だけはケチるな

仰せの通りに。

  • O/S:Windows7 Home Premium SP1 64(DSP)・・12K
  • CPU:Core i7 2600K(3.4-3.8GHz、4C/8T、8MB)・・24K
  • FAN:ZALMAN CNPS9900 MAX [ブルーLED]・・6K
  • M/B:ASUS P8Z68-V PRO・・17K
  • RAM:Corsair CMZ8GX3M2A1600C9[4GB 2枚組]x2・・9K
  • SSD:Crucial m4 CT128M4SSD21・・15K
  • ODD:適当なDVDスーパーマルチ・・2K
  • VGA:MSI R6950 Twin Frozr II OC {2GB]・・27K
  • Cha:ANTEC P183 V3・・14K
  • PSU:ENERMAX Platimax EPM750AWT・・27K

総額は送料別で15.3万円。凄いですな。

「電源だけは良い物を積んでおけ」だけを真に受け、自作その1の電源のみ置き換えると+1.1万円で約9.9万円。それだけの価値がパソコンに有るかはその人次第ではありますが、私はこれは要らない。

太字部分を上から行くと。

CPUクーラーはサイドフローでZALMANの人気ナンバー1製品。価格コムの売れ筋1位から取って参りました。

マザーはメーカーも自作ユーザも認めると思う有名所でASUS。更に上を目指すと3~4万行くけれど自重。

メモリはコルセア製品。ヒートスプレッダ(放熱フィン)が付いており、定格でメモリをそこまで冷やしてどうするのか疑問では有りますが、これなら後々の事を考えても納得されるでしょう。

SSDはやはり人気No.1の高速SSD。128GBが現実的な価格という事でHDDより高速な作業をお楽しみいただけます。これもRAID0や大容量化するときりが無いので自重。

グラボはRadeon、自作その1とシリーズを合わせてファン2個のOC品としております。FF14やTeraをやるなら更に高性能が安心なものの、モンハンなので上は目指さず。

ケースは見た目にもこだわりアンテックの安めな良い品。

電源はケチるな、これだけは良い物を使えという意見が良く有る為、80PLUSプラチナをクリアしている750Wで増設やOCしても安心かと。

一応こだわったつもりでは有りますが、CPU、マザー、SSD、グラボはもっと高性能な方が安心かも知れませんな。

 

BTOパソコンと自作PC2種類で価格など比較まとめ

一部の自作マニアは金に糸目を付けず青天井かと思う程に金を掛け、自分好みのハードウェアに仕上げる人も居られますが、そうではないと思われるやや安目なマニアが何かに付けて電源の重要性を強調し過ぎ。

何が言いたいかは、これらに根拠が無い事。

  • BTOパソコンはパーツの詳細が判らないから駄目
  • 電源ユニットに粗悪品が使われているから駄目
  • 電源ユニットだけは良い物を使いケチらない

詳しそうな人間がそう言っているからそうなんだろうと、BTO駄目、電源削るな、予算盛れ、と言っておけば間違い無いと思い込んでいるてきとうな上級者。それを真に受けた相談者が更に回答者になる派生。

高級な電源でも故障する時はする物。検証して本当にマザーやCPUなどを巻き込んだというなら良いけれど、私が修理現場での経験から言えば、電源が原因でマザー以上(メモリ>CPU>HDD>ODD)が巻き込まれた例は落雷のサージが数件。正確には電源ユニットが原因では無く、初めに通過したというだけ。

稀に電圧が下がりHDDに影響、挙句の果てにクラッシュする事は有るけれど、そこまで故障しているなら、時々電源が入らない、入っても一瞬(0.数秒)で切れる、突然シャットダウンなどの不具合が出ている可能性大。

BTOメーカーは一部を除きパーツこだわっているとは言えず、特に電源ユニットはどこまで価格を落とせるか、他社と比較され難い美味いパーツ。

しかし本当に粗悪品を使い歩留まり(不良率の逆)が下がれば作業工程にも支障が出る上、まともなメーカーなら甘くても不良率1.0%以下などの基準が有るもの。これを放置し保証期間内の修理品が増えると利益が吹き飛ぶでしょう。営利目的の経営としておかしい。

そこでBTOに限らずメーカーの3年保証。私も全メーカーを根拠無く一律信頼してはおらず、延長保証が安いメーカー(工房、サイコムなど)ほど知っていて故障し易いパーツを使うと自分で自分の首を締める事になりましょう。

また、自作で2万円する電源を使ったとして故障した際。3年保証だろうと初期不良以外は交換では無く「修理」になる為、戻って来るまで1週間などざら。日本に代理店が無い、交換してくれないなら2週間以上。本気で台湾や中国まで行くなら6週間とか。

その間はパソコンを使えず、私なら修理に出す出さない以前に電源を買い替え。その買い替える電源は安物ですが、電源だけはケチるなというユーザは1万円や2万円以上の電源という消耗品を2個も常に所有しているのでしょうか。

メーカー修理でも保証が切れた後に高額な電源ユニットが故障すると自腹になるという罠。電源に限らず、極端な例では10万円のグラボが4年目に故障し、その時の相場が中古で1万円でもメーカー修理では10万円以上も普通。当時の新品を修理用保守在庫としている為。

電源がマザーなどを巻き添えにする事例は少なくとも私はBTOメーカーの修理現場で体験しておらず、サンプルは数台や数十台では無く。巻き添えが本当なら、電源ユニット以外に原因が有るのでは無かろうかと。無理なOC、掃除していない、接続が間違っている、自作だから、とか。

個人的には自作PCで電源に1万も出す予算が有るなら5千円の電源を2つ購入し1つは予備にした方が良いと考え、予備の安物電源が既に有るなら普通の安物1個で充分。

BTOなら3年保証で良く、カスタマイズの電源変更は馬鹿高い事が良く有るので益々お勧めは致しません。

高い電源を買う理由は

  • 他のパーツが高級品ばかりなので合わせたい
  • ワット数が高くなると自動的に高額な電源になる
  • 12Vの容量やグラボ補用の端子が必要で高い物になる
  • 自他共に認めるハードウェアオタクなので3万円でも惜しくない
  • 安物が故障すると安かったから、高級品が故障すると運が悪かった
  • 自己満足

自作PCを他人に勧める良く解らない人も居りますが、その属性と同様。電源ユニットも自己満足なので自分が良いと思うならそれで良く、他人に勧める理由はございません。

以上。私も過去の記事で電源は重要と書いておりますが、最近あまりにも電源電源うるさいのでネタにしただけで好きにすればいいと思う。本当にそれが良いと思い込めるなら後悔はしないでしょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。