デスクトップは普通に4万円以下、大型モニタセットは6万円

2011年10月13日

BTOデスクトップPCの事。そしてローエンド。

性能と価格の低い廉価版とは言え、軽めの用途ではハイエンドPCを買えど意味の無い金の無駄遣い。約3年前は7万円、6年前は9万円くらいしていた性能のデスクトップが現在は4万円を切り販売中。

タイトルの価格はOS無しではなく標準でWindows7込。

タイトルの通り二種類、そして悪い例も同時に挙げて参ります。

一応前置くと、マウスから金を貰って書いていたり宣伝したいわけでは無く。私が勝手に記事にしているのみで、良いと思えば良しとし、駄目と思えば駄目出しするいつものやり方。

 

もちろんCeleron「Lm-i731E3」スリムorマイクロで33,600円

セレロンとは言え最近のインテル様はデュアルコアがお好き。かどうかは知らないけれど、シングルコアのPentium4でハイパースレッディングを自己満足していた私は何だったのか問い詰めたい。

Celeron搭載で3万円台を実現した低価格デスクトップ
http://www.mouse-jp.co.jp/company/news/2011/news_20110906_01.html

Lm-i731E3.jpg

今回のマウスが上手いと思う事はマイクロATXケースで出している事。

同時にスリムケースも同価格で出ており、電源容量やパーツの増設交換、修理する際の汎用性の優位さ捨ててどうしても少しだけ細い方が良いなら止めないけれど、それを気にしないならマイクロ一択。

電源はマイクロなら余程妙な電源ユニットを採用しない限り350W以上、スリムは無理をしなければ一般的に350W以下。

保証が切れ電源を自力で交換する際、普通のATX電源なら入手が容易で価格も安く種類も豊富。私がセカンドPCに突っ込んでいる電源は確か3千円。スリム用のTFXは逆に高価で種類が少なく、おおよそ5千円以上。容量を少しでも盛れば7千円以上。

増設や交換、修理の際の違いはケースの幅が関係し、ストレージ(HDDやSSD)の搭載可能台数、増設グラフィックを含むPCIがロープロファイルとなり電源同様に選択肢が少なめ。価格はロープロの方が(性能や機能が低い為に)安いかも知れず。

もう一つケチを付けると、スリムケースは設計が凝縮されている為にエアフロー(空気の流れ、冷却効率)が比較的悪くなる、詰め込んでいるのでパーツ交換の際に分解しづらい難点もございます。

主要構成。

  • OS:Windows7 Home Premium 32bit(セレクタブルメディア付属)
  • CPU:Celeron G530(2.40GHz、2MB、2C/2T)
  • チップセット:インテルH61 Express
  • グラフィック:インテルHD グラフィックス
  • メモリ:2GBx1 DDR3 PC3-10600 ※スロット空きx1、最大8GB
  • HDD:500GB シリアルATA II (7200rpm)
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • I/F:USB 3.0x2、USB 2.0x6、Gigabit Ethernet、DVI、D-Sub15ピン

上から。

OSは普通にHomePremium。マウスの利点としてはWindows7がOEM版と思われセレクタブルという再インストールで64bit版に出来る、要するに二種類がセットになっている事。不要なら価値は無いけれど、アプリケーションの対応が不安なら32/64bit選択は安心。

CPUはCeleron、しかしデュアルコア。動作クロックも2.4GHzとデスクトップならではの低くは無いと言える性能の安価なCPU。インテルHDグラフィックは2000とか3000では無い無印とでも言いましょうか、昔で言うオンボードのようなもの。

チップセットのH61とはSandyBridge対応の廉価版で、機能が削られたやはり安いマザーボード用。メモリスロットが2本と抑えられていたりなど拡張性の犠牲で仕入れが安いわけです。4GBメモリも暴落しているので足りなければメーカーサポート無視で4GBx2本の打ち止め交換も良さそうですな。何に使うかは知らないけれど。

HDDは500GBと少なめ、と見るは高性能マニアのや映像オタクの言い分で、この性能で動画編集や3D処理したファイルなどを保存する事は無いとするなら充分な容量。DVDスーパーマルチも標準搭載、安く付けるからとは言えエプダイやHPのように読み込み専用ドライブには落としてはおらず。

見間違いかと思った点がUSB3.0x2本が背面に有り、HDD内蔵が面倒なら速度を犠牲に外付けHDDという手も大有り。特に分解や改造したくない人用には最適でしょう。※カスタマイズから確認するとUSB3.0x2は拡張カードと表記(PCI-expressと思われる)

難点はHDMI出力が無い事、と言いたい所では有りますが、最近のモニタならDVI端子は付いており、テレビのHDMIに接続するならDVI-D->HDMI変換でも素人目には問題無し。昔のモニタを流用するならDVIとD-sub15pinでよろしいかと。

価格はOSがDSP版のHomePremiumとしても12千円くらい。セレクタブルを単純に2倍の価値とすると24千円。前者なら本体価格は2万円強、後者は1万円弱というわけの判らない価格となりましょう。

もちろんマウスはマイクロソフトから数千円でラベルで購入していると思われ、1~2万円で本体を構成し利益を出しているわけではございません。

フロンティアも4万円以下でG530搭載PC発売

マウスとは対称的に、いつも価格設定が高過ぎ、パソコンを良く判っていないと思われるメーカー、フロンティアからも似た構成が発売。

【PC Watch】 KOUZIRO、3万円台のスリムデスクトップ「DS」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111011_482910.html

frontier-ds-kouziro.jpg

マウスの安さがおかしいのかも知れないけれど、フロンティアの高さはいつも通り。マウスに合わせて来たのかと思える程に同じ仕様。

違う箇所は。

  • スリムケース(白)のみ
  • USB3.0無し
  • カードリーダー標準搭載
  • 価格がマウスより3千円くらい高い

カードリーダを高めに見積もり3千円として下2つを相殺すると、USB3.0無しが痛い。個人的にはスリムケース(電源250W)も無いと思う次第。どうしても白いスリムケースが良いという人も居そうなので、それはそれで止めはしません。

マウスはパソコン工房などと比較し送料と延長保証が高いものの、フロンティアも負けてはおらず送料はマウスと同じく3150円。3年保証はマウスが7350円、フロンティアは9450円。

フロンティアが嫌いなわけでは無く一応フォローしておくと、親会社のヤマダ電機が情弱ホイホイとして販売する用に構成している例かも知れませんな。フォローになっていないけれど。

マウスは9月6日発売、フロンティアは10月11日販売中の後出しジャンケンで負けるフロンティアはどうなのか。簡単なマーケティング問題、市場調査不足のような気もしますが、消費者をおちょくっている事には違い無いでしょう。

 

Core i3搭載「Lm-iS610E-P27L」は27型液晶付で59,850円

もう一つ、マウスからおかしい価格のモニタセットなデスクトップ。

5万円台からの大画面27型フルHD液晶ディスプレイセットモデル
http://www.mouse-jp.co.jp/company/news/2011/news_20110909_01.html

 

Lm-iS610E-P27L.jpg

ニュースリリースを見るとマイクロATXも有るものの、残念ながらこちらはケースの大小で性能を分けており、6万円ではスリムのみ。

特長はどう見てもiiyamaの27型モニタセット。27インチは2011年10月現在、未だ普及しているとは言えず、PCメーカーで宣伝を打ち売り出しているメーカーはDELLとAppleくらい。

私は23インチを使っており、購入当初は「これ以上でかいモニタは要らない、置き場所に困る(特に横幅)」と言っておりましたが、慣れて来るとフルHDで23インチはやや小さく感じて来ております。言い換えると23インチでフルHDの解像度が高過ぎ。

27インチ以上は普及による値下がり待ちとは言え、今回のマウスのモニタセットは安め。モニタの価値が軽く2万円以上、単品の価格コム最安は現在約25千円。

先の「Lm-i731E3」と違う箇所のみ太字。

  • OS:Windows7 Home Premium 64bit
  • CPU:Core i3-2100(3.10GHz、3MB、2C/4T)
  • チップセット:インテルH61 Express
  • グラフィック:インテルHD グラフィックス2000
  • メモリ:2GBx1 DDR3 PC3-10600 ※スロット空きx1、最大8GB
  • HDD:500GB シリアルATA II (7200rpm)
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • I/F:USB 3.0x2、USB 2.0x6、Gigabit Ethernet、DVI、D-Sub15ピン
  • モニタ:iiyama 27型フルHD液晶 PLE2773HDS-B1

こちらはOSがセレクタブルと書かれておらず、64bitのみと思われます。しかし先日マウスの通販へ電突した際は曖昧というか矛盾した回答。本当に購入するならセレクタブルの有無は電話では無く証拠の残るメールで問い合わせ回答を貰いましょう。

CPUはCore i3へ上がっており、自作用の単品価格ではCeleronと大差無いと言えるやも知れないものの、クロックは3GHzを超えキャッシュは1.5倍、そしてデュアルコアのハイパースレッディングにより4本処理となっております。長期間使う用として性能面で安心したいならこちらでしょうな。

他はモニタがセットになっている程度。

総額が約6万円。「Lm-i731E3」を約3.4万円とすると差額は2.6万円。モニタが2.5万円とすると、差額千円でCPUがCore i3になっている計算。

iiyamaはマウスの子会社なので単品販売とは違い、モニタの利益も載っている為に安く出来るのでしょう。

インターネットやメール、動画閲覧、画像整理、印刷など軽めの用途なら今から27インチの利点は大きめ。

しかし更におかしな安さのモニタセットを発見。

Lm-iS611E3-P20W.jpg

仕様はOSが64bit版と書かれている以外は初めに出た「Lm-i731E3」と同様。期間限定のようではありますが、引き算すると20型モニタが6300円。送料は除く。

いくら23型以下のモニタが値下がりしているとは言え、6300円では4:3の19インチ未満が良い所。ワイドの20型なので横は長いものの高さは4:3の17インチ程度となり小さめなので、本気でポチりそうならこの点は御注意有れ。

日本HPの罠PCが不定期の放流を開始

罠か否かは用途や個人の価値観により、仕様を見るに明らかに法人(事務)用なので一概にそうとは言えず。一般家庭用として見なければ良いわけですが、しょぼい。

compaq-6200-pro.jpg

右はオフィス付きでHDDも左と比較し大きいけれど、OSがPro~では無くHome~。モニタの種類で見ると個人的には左一択。私が三菱信者なだけでI/Oデータのモニタが悪いという意味ではございません。RAMディスク(RamPhantom)は悪いけれど。

特長は3年保証が標準、オンサイト(出張対応)が1年な程度。DVDは焼けずマウスコンピューターの構成よりやや劣る構成。何がしょぼいかは、どう見ても余り物処分な4:3モニタが抱き合わせにも関わらずな価格の高さ。

どうしても17インチの小型モニタが必要なら止めはしません。

 

マウスの格安デスクトップ、モニタセットのまとめ

なるほど、マウスコンピューターは安くてヒツジ先輩お勧めなのか、と思われたやも知れませんが、お勧めとは書いておらず。他のメーカーでも安く良い構成のデスクトップは多くございます。

私が当ブログを始めた約3年前からの間でオフライン(対面)で相談に乗り購入に至った数は、私の記憶が抜けていなければ5台。

以前はドスパラの保証が安かったものの現在は改悪されており、最安に近いパソコン工房を推奨。マウスは特殊なビデオカードが必要な為、ドスパラと比較しマウスに決定。エプダイは小型重視という妙な条件にて。

マウスは性能高めな1台。マウスコンピューターの安い構成がコンペの最終まで残らない理由は主にこれら3つが原因。

  • 延長保証が一律7350円なので14.7万円未満は割高
  • 送料が高いので総額で他社より高くなる
  • セレクタブルOSメディアが付くと面倒な予感がする

私が相談に乗ると100%の確率で相談者は保証を延長する為、マウスでの購入は送料と延長保証で必ずプラス10500円。ドスパラも1万円くらい、パソコン工房は6千円くらい。

店頭で買えば安いけれど保証の延長は家電店の良く判らない、PCは延長保証の対象外とか数万円の免責が有ったりなどのオリジナル仕様。

マウスは安いからという理由で幅広い層に選ばれる事が多いものの、それは延長保証を付けない初心者が多いという意味になりクレーマーが大量発生する流れ。

マウスに限らず安い=悪いと理不尽な理由を付けたがる初心者は、根拠無く質が悪いと結びつけたがるものですが、やはりマウスに限らずBTOメーカーのパーツは普通の部品。高級では無く悪い物でも無し。

なぜ安くなるかマウスを例にすると。

  • OSがOEM・・マイクロソフトからのラベル買いなので数千円(推定)
  • パーツもOEM・・マザーと電源は写真を見るだけでも判る
  • 当然ながらバルク・・CPU、メモリ、HDD、ODDなどの大人買い
  • ケースが自社製品・・中国で数千単位で製造しコンテナ船便
  • モニタは子会社製・・数年前にMCJが買収した老舗
  • 送料などが高い・・送料無料キャンペーンや保証値下げは無い

社員の給料が安いとか派遣が多いなど他にも有るかと思われますが、根拠の無い愚痴は大抵が自称被害者な公称タチの悪い初心者なのでスルーしましょう。

「◯◯は電源がクソだ」

このようなフレーズを良く見かけるけれど、以前修理現場に居た人間からすると、メーカーが不具合の出易い電源を取り付けると自分で自分の首を締めるだけなので経営として有り得ない。

話が逸れておりますが、安かろう悪かろうと思うのは勝手。しかし流言を鵜呑みして無駄な金を使わぬようにと私に相談して来る人間にはそう言っております。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。