パソコン工房がASUSのH97M-E搭載スリムPC発売

2014年8月 5日

パソコン工房よりASUSマザー搭載PC。

量産系BTOパソコンは薄利多売なのでマザーボードの型番は表記せず、チップセットのみ記載してマザーのメーカーや型番が変わる事が有るけれど、今回の製品はASUSのH97M-E決め打ちにて発売。

いつもと様子が違うので適当に見て参りましょう。

パソコン工房よりASUS H97M-E搭載パソコン発売

プレスリリースはユニットコムのサイトより。

プレスルーム - 株式会社ユニットコム
http://www.unitcom.co.jp/info/press.html

プレスリリース

色々と出ているけれど、目に止まった物が7月30日のデスクトップPCで、稀に出るマザーボードの型番表記有りな機種。

販売ページにはスリムPCが3種類。

PRO Advanced

最安の機種は約7.4万円でCore i5搭載。他の特徴はマザーがASUSのH97M-Eという程度で、グラボが何か凄いとかHDDやメモリが特盛りなわけでもございません。最下段のメモリ16GBは多いとは思うけれどあるある。

Z97では無くH97チップセットなので汎用品、要するに普通のマザーボードと思われ、何が言いたいのかこの状態では良く判らないのでASUSの公式へ。

 

H97M-Eの特徴と普段とはやや違う部品選択ページ

H97チップセット搭載Micro ATX「H97M-E」の特徴

ASUSの公式にPC変態向けの分かり易い画像が有ったので拝借。

asus-H97M-E

source:マザーボード - H97M-E - ASUS

文字の明るい部分が一押しなのでしょう。

左下のクリスタルサウンドは、本気で音にこだわるならDACやサウンドカードでやれという事でスルーし、インテル9シリーズから搭載されているM.2スロットが唯一の特徴でしょうな。

細かい事を言えば、USB3.0が結構多いとか前にも1本有り、PCI-Express3.0対応、UEFI BIOSはインテル5シリーズ以前のPCユーザには新しい所かも知れない。

M.2は画像にも書かれているけれど理論値最大10Gbpsの転送速度なのでSATA3(6Gbps)より速いPCI-Expressx2レーンにて接続するという物。

パソコン工房が書いている特徴では「世界シェアNO.1を誇るASUS製マザー採用」とか載っているけれど、マジでそれだけの理由なら「マザーなんかどこ製でもいい」派な私+量産系(安さ重視)BTOパソコンと矛盾。

要するにM.2にSSDが挿さるカスタマイズが無ければ本当にASUS自慢という訳の判らない状態になってしまうわけで、カスタマイズを見るとM.2対応SSDが有ったので次で。

いつもより選択肢が多く複雑なカスタマイズページ

3機種の紹介ページで「はあ?」と思った箇所はWindows 7標準構成の機種が1つも無い所。

マイクロソフトとの大人の事情で8推しに見える作文が多いのは判るけれど、実際に売れているのは7の方。パソコン工房も本当は7推しなので何故外しているのかと思いきや、カスタマイズで併売。

OSのカスタマイズ

以前は、とあるツクモのBTOパソコンのみこのように8と7を並べており、ドスパラやマウス、パソコン工房などは分かれておりました。マイクロソフトからお許しが出たのか契約が何か変わったのか。

一見するとWindowsは8.1に見えても中には7が有るという。また、OS無しも選択出来るようになっており、量産系らしからぬ販売方法。ちなみにOS無しマイナス5千円は割高。

CPUのカスタマイズはこちら。

CPUのカスタマイズ

通常は量産系BTOの場合、ある程度の組み合わせで検証していたり、買う側が混乱しないようにカスタマイズは2~3個、時には無しの場合も有るけれど今回は多め。

量産系はカスタマイズすればするほど価格が高くなる(コスパ悪くなる)点は平常運転。関係無いけれどHaswell RefreshのTB最大3.9~4.4GHzに驚いた。

次、メモリとM.2用SSD。

M.2用カスタマイズ

メモリなんてどこでもいいだろう派な私にはキングストンやセンチュリーマイクロだからどうした程度にしか思わないけれど、プラスする価値が有ると思うなら。メモリも種類が多めですな。

M.2用SSDは一応有るけれどぼったくり過ぎでしょう。いくら販売や保守在庫が怖いとしても市販2.6万円程度の物を3.7万円は盛り過ぎ。512GBは市販5万が7万円は笑ってしまうレベル。

パソコン工房の有料延長で3年保証にするより、単品の方が標準5年と長い為、M.2へ挿すだけの作業が出来るならここで入れるべきでは無いかと。

ラスト、SATA接続のストレージも一応。

ストレージのカスタマイズ

やはり多め。

金が有るならM.2 SSDを512GB盛り、2TB辺りのHDDを2本追加し、SSD->HDD->HDDでバックアップすると最強。しかしそこまでカスタマイズするなら、自作するか組立代行系の方が良いと思う。

 

量産系の利点が薄い上に価格盛り過ぎ(まとめ)

カスタマイズの価格がやたら高いのは量産系BTOメーカーなら普通。しかし、このシリーズは標準構成の段階で高いと思う。

最安73,980円のCore i5モデルで試算してみましょう。価格コムでの市販品の最安おおよそにて。

  • OS:Windows 8.1 64bit・・・1.1万円
  • CPU:Core i5-4590U(3.30GHz)・・・2.1万円
  • マザー:ASUSのH97M-E・・・0.9万円
  • メモリ:4GBx1(DDR3-1600)・・・0.4万円
  • グラフィック:Intel HD Graphics 4600(CPUに内蔵)・・・0円
  • ストレージ:500GB HDD・・・0.4万円
  • 光学:DVDスーパーマルチ・・・0.2万円

ここまで小計5.1万円。

残りは電源とケース。電源ユニットがいくら80PLUS GOLDとしても、電源付きスリムケースが2.3万円もするわけが無く、しかも上の価格コム最安は税込でパソコン工房の表記は税別。

税込なら約8万円になってしまう為、電源付ケースが2.9万円になってしまう。せいぜい1万円とするなら2万円近く乗っている事になり、それならサイコムのような組立代行の方が安くなるしカスタマイズも多いしパーツ変更も安いはず。

また、ASUSが良いとかM.2スロット付きが欲しい、メモリはセンチュリーマイクロ(旧エルピーダ)が好きというような人なら自作してスリムケースは選ばないはず。

円安、増税、クロネコ幕府など値上げする事情や気持ちは判るけれど、価格コムの市販パーツも円安や増税や送料問題は同じ事。

あまりにも罠構成が増えてしまうと、コスパ重視でハードウェア初心者な相談者へ「マウスかパソコン工房から見ると良い」が使えなくなってしまうので、素直に「プロ向けなので少し価格が高くなっています(キリッ」と正直に書いて欲しいと思ったけれど余計な世話ですな。

量産系BTOパソコンは安さが特長。それを打ち消すような構成が増えてしまうと、ただのエプソンダイレクトになってしまうのでやめた方が良いと思う。またはTWOTOPブランドとして明確にページを分けるべきかと。

スリムケースについては先日叩いたので省略。

スリムケースの完成品パソコンと自作キットの難点
https://btopc.jp/select/pc-koubou-slim-matx.html

リンク用ソース

コメント(7)

>ASUSのH97M-E決め打ちにて発売。
FaithがZ87-A決め打ちで発売していたのは見たことあります。普通に安かったけど。

>グラボが何か凄いとかHDDやメモリが特盛りなわけでもございません。
スリムだとグラボは搭載しにくい、とは思うのですが一番下の十万円とかGTX750とか入れていいと思います。ストレージはハイエンドモデルでなければ128GB SSD+1TB HDDくらいしか盛ってくれないイメージ。もう少しその辺重視してもいい気がします。

>クリスタルサウンド
痺れもしないし憧れないw

>パソコン工房も本当は7推しなので何故外しているのかと思いきや、カスタマイズで併売。
これは・・・正直windows8.1とか書いてあるだけでカスタマイズを見る気も失せる。という人もいるでしょうし、誤解を生みそう。

>SATA接続のストレージも一応。
ADATAのSP900 128GBで+5480円は高すぎ。HDD500GBも拔かれるので実質1万円とかになっちゃう。

>2万円近く乗っている事になり
この辺りはBTOパソコンが安い。・・・って信じてたのに、自作が2万安いとか。本当に罠ですね。

>エプソンダイレクト
ウーン、ソンナトコキイタコトナイナー

>販売ページにはスリムPCが3種類
お、スリム型PCとかコレは興味あるな コレはちゃんと見ないと(棒

>ASUSの公式にPC変態向けの分かり易い画像が有った
正直、デザインはなかなかカッケーな感じではないですかこのマザー!
色々びっしり配線繋いでフタするから意味無いんですけどw

>M.2は画像にも書かれているけれど理論値最大10Gbpsの転送速度
M6 Pro「きたか…!! ( ゚д゚) ガタッ」
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7674.html

>Windows 7標準構成の機種が1つも無い所
7が終了の10月が近いからな 仕方ないな(適当)

>ちなみにOS無しマイナス5千円は割高
OEMならまだしもDSP版で5Kは半値分しか引いとらんいうことかな

>Haswell RefreshのTB最大3.9~4.4GHzに驚いた
AMD「動作クロックなら負けてないで(性能で勝つとは言ってない)」

>キングストンやセンチュリーマイクロだからどうした程度
ブランドはどうでもいいとして、しっかしRAMはやたら高いままなのなw
一時は4GB×2の8GBが3Kで買えたのにw
コレはChromeが捗らんな(意味深)

>512GBは市販5万が7万円は笑ってしまうレベル
普通のSSDなMX100あたりの512GBを2つないし3つ買ったほうがエエわなw
http://kakaku.com/item/K0000660266/
むしろ512GBが普通に22Kなほうのが笑うしか無いわ(震え声)

>金が有るならM.2 SSDを512GB盛り、2TB辺りのHDDを2本追加
経済貢献の鏡のような消費者やな(白目)

>円安、増税、クロネコ幕府など値上げする事情や気持ちは判る
デフレ脱却に貢献する素晴らしい企業じゃないか(神の棒読)

>あまりにも罠構成が増えてしまうと、
>初心者な相談者へ「マウスかパソコン工房から見ると良い」が使えなく
政府「いや、ソコはむしろ是非とも購入を煽っていただきたい(迫真)」

>量産系BTOパソコンは安さが特長。
>それを打ち消すような構成が増えてしまう
政府「お、政策は順調なようだしコレは増税余裕だな(暗黒微笑)」

>今回の製品はASUSのH97M-E決め打ち
メーカー余剰品を大量発注の大人買いか?

>量産系BTOパソコンは安さが特長
安くあげるには、標準構成を買って自分で手を入れるのが王道でしょうな。

これ、今時珍しくPS/2端子が2個付いてますね。仕事場のPCはいまだにPS/2接続のキーボードとボールマウスなので、PC壊れたら選択肢の一つになりそうです。

>左下のクリスタルサウンドは、本気で音にこだわるならDACやサウンドカードでやれという事でスルー
オンボードのサウンドに期待できるかw

>メモリはセンチュリーマイクロ(旧エルピーダ)が好き
センチュリーマイクロはメモリーモジュールメーカーで、エルピーダはメモリーチップメーカーなのでエルピーダは関係ないのではw
エルピーダが吸収されたのは同じくメモリーチップメーカーのマイクロンですw

>円安、増税、クロネコ幕府など値上げする事情や気持ちは判るけれど、価格コムの市販パーツも円安や増税や送料問題は同じ事。
それに加えて7終了でPCが売れなくなるかもしれないってこともあるんでしょうなw

>H97M-E
デザインが良いですね。最も良さそうな点は、コメントで太郎さんも仰っているように、バックパネルにPS/2が2つ独立して搭載してあることでしょうか。電源が4フェーズですからゲーマー向けでは無いとしても、レガシーなデバイスを愛用している方には嬉しい仕様。


価格だけで見ると高いですけれど、ASUS信者でどうしてもスリムケースが欲しい、という決してにわか知識でないこだわりがあってしかし自作できない方なら、需要は少なそうですけれどマッチするモデルですね。

私はもうスリムケースには懲りたため購入する気はゼロです。

パソコン工房のサイト内のタブで、左から7個目の「プロスペックパソコン」の所に有るんですね
パソコン工房(エアBTO用)ユーザーの私も辿り着くのに結構苦労する位なので、一般的な利用の方は見ないトコロかと思いますw
ぇ?モデル名かパーツの名前で検索しちゃう?
そういう機能もサイトさんについてましたね~(すっとぼけ

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。