パソコン工房のAmphis BTO MN522iCi5 TYPE-SR レビュー

2012年4月 4日

パソコン工房のマイクロタワー デスクトップを勝手に評価。

病院で宿泊中に来た買い替え相談でデスクトップをご希望。ノートで安い物が有ると勧めるもデスクトップが良いという、女性にしては珍しいかも知れない選択。条件は安くて長く使える静かなPC。予算は見当付かないとの事で用途から提案。

一旦、私が預かったので写真も撮らせて貰っております。

※当記事は2011年10月に書いており現在と違うかも知れないので脳内補完を

記事が前後するかも知れないので前置き。

「誰にも「自作PCを勧めない理由」by.ヒツジ先輩」という暴れ記事が上がるので、その中に有る会話形式が今回の買い替えの件。

用途はインターネットやオフィス程度

予算が決まっていない場合は用途から。ゲームをするPCで5万円はどうかと思われ、メール用に10万円以上はオーバースペックにも程が有る。

用途は私が1月に作ってしまった自作PCと似たようなもの

  • インターネット閲覧、ブログ編集
  • MSオフィス2003(Outlook、Excel、Word)
  • デジカメの画像ファイル整理、年賀状印刷など
  • 動画編集(ムービーメーカーで切って繋げる程度)

地デジ、ブルーレイ、3Dはもちろん必要無くとにかく安く。

というわけで、2011年現在で安さ優先ならパソコン工房。私に相談すると100%の確率で3年保証が追加オーダーになる為。

以下、相談者をAさんとします。

 

Amphis BTO MN522iCi5 TYPE-SRをカスタマイズ

パソコン工房のデスクトップ一覧へ。上から安い順になっており、言い換えると性能の低い順で掲載されております。

さすがにCeleronやAMDのFusion APUは何か違うと思う上、スリムケースは個人的に強くお勧めしない為、構成のバランスが良く安いマイクロタワーへ。

Amphis-BTO-MN522iCi5-TYPE-SR.jpg

標準構成より主要パーツ一覧。並びはカスタマイズのページ通り。

  • OS:Windows7 Home Premium SP1 [64ビット] (DSP)
  • オフィス:なし
  • CPU:Core i5 2300(2.8-3.1GHz、4C/4T、L3:6MB)
  • グリス:標準
  • メモリ:DDR3 1333 2GB×2 (計4GB)
  • HDD:500GB Serial-ATAII
  • パーティション:分割なし
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • グラフィック:Intel HD Graphics 2000(CPU統合)
  • 電源:450W
  • カードリーダー:なし
  • マザー:H61 Express チップセット(H61MU-S01)
  • ケース:ミニタワー型ケース IW-Z583
  • 静音ファン:なし (ケース標準ファン/背面)
  • セキュリティ:なし(ノートン~2011 90日間試用版プリインストール)
  • 保証:1年間無償保証

早速ですが画像を見ると購入時より3千円安くなっております。Aさん運が悪い。と思いきや、構成を見て行くとHDDが500GBに下がっております。普通は気付かない。

購入当時の標準構成は約46千円。各パーツの説明。私が推奨した変更は赤、Aさん希望や変更部分は青。

  • OS:Win7 Home 64bitで変更せず
  • オフィス:パッケージをお持ちなので不要
  • CPU:1ランク下の機種なCore i3と千円差なのでi5で
  • グリス:夏場に温度が上がるなら私が塗り直す
  • メモリ:用途から見て4GB有れば充分
  • HDD:500GBでも良いと思うけれど購入時は標準1TB
  • パーティション:今時マニア以外は切る必要無し
  • DVD:スーパーマルチで読み書き可
  • グラフィック:用途から内蔵GPUでOK
  • 電源:グラボ無しでi5-2300なら450W有れば充分
  • カードリーダー:規格が増えまくるので外付け推奨
  • マザー:マニアックなインターフェイスや拡張性は不要
  • ケース:スリムはスルー、ミドルは予算の都合で無し
  • 背面ファン:三洋の静音ファンへ変更
  • セキュリティ:ISPより有料提供のマカフィーを使用
  • 保証:3年へ変更

OSは私の提案では32bitでProfessiona以上。Aさんは少なくともパソコン使用歴7年以上で過去の資産(ソフトウェア)有り。安全に32bit、XPモード有り、サポート長めと伝えるも本人の調査で何となく64bitの方が良さそうと思ったとの事。それならそれで良しとして。

静音ファンも大して変わらないと想像し3千円強は高いと思うけれど、変更せずにうるさいと言われても困り、変更してうるさいなら後悔はしないと思った為に止めず。

保証はパーツが1つでも3年以内に故障しない運が有ると思うなら付けなくて良いけれど、修理代はパーツ代以外に結構かかると一応脅してプラス2年。

逆に無責任に勧めるならこの構成。

  • OS:Windows7 Prfessional 32bit・・安全に、大は小を兼ねる
  • オフィス:有り・・新しいオフィスに慣れた方が良い
  • CPU:Core i7 2600くらい・・高い方が良い
  • グリス:シルバーグリス・・銀の方が熱伝導率が良い
  • メモリ:8~16GBくらい・・多い方が良い
  • HDD:2TBx2またはSSD+HDD・・速い、容量大きい方が良い
  • パーティション:分割無し
  • ODD:ブルーレイ・・必要になった時に困る
  • グラフィック:GTX云々・・無いより有った方が良い
  • 電源:600W以上・・大きい方が良い
  • カードリーダー:有り・・無いより(略
  • マザー:Z68・・大は小を(略
  • ケース:ミドルタワー・・大は(略
  • 静音パーツ:満載・・同上
  • セキュリティ:無し
  • 保証:1年・・故障しなかった時に金がもったいない

予算はCPU、グラボ、電源、ケース、チップセット、が原因で8万円くらいへ。SSDやHDDを盛ると10万円超えるくらいになりますがゲームしたり設定をいじりまくらない限り要らないと思う。

余談はこれくらいにして現物を拝見。

 

パソコン工房「MN522iCi5 TYPE-SR」ハードウェア詳細

今回購入された物は量産系メーカーのBTOパソコンという事で、常に同じ物が載っているとは限らないので御注意有れ。その為に量産系のカスタマイズのページには詳細が書かれておりません。

また、自作ユーザとしてでは無く、とあるBTOメーカーの修理現場に居た人間の視点で見て行くのでやや偏っているかも知れない事も前提に。

では、PCケースを開けた全体より。

Amphis BTO MN522iCi5 TYPE-SR ケース内部全体

Aさん曰く「やけにごちゃごちゃしてますね」との事。しかし私から見ると上手く整理されており、自作PCとの大きな違いは養生テープが貼りまくられている事。

何故かは生産工程でそう決まっているからと思われるものの、修理現場から見るとこうしておいてくれなければ「動かない」と故障と称し入って来た新品PCが、運送の衝撃と思われるケーブルが外れていただけが原因とかあるあるな話。確かに故障(不具合)には違いございません。

結束が多過ぎると思える程にしっかりと固定。ごちゃごちゃしていると言われるとそうかも知れないけれど、掃除のし易さで言うと上出来と言えましょう。

下部を違う角度でやや拡大。

02-Amphis-BTO-btm.jpg

私が自作するなら吊り下がっているケーブルをまとめて5インチシャドウ(右上のDVDドライブが入っている空き)に突っ込むけれど、考え方によってはそれはおかしい。

電源ケーブルに妙なテンション(負荷)が掛かり、組立する人間によりバラ付きが出る為。好き勝手にできる自作とメーカーの違い。

上部を別の角度から、やや拡大。

03-Amphis-BTO-top.jpg

きれいにまとまっている御様子。

ケチを付ける箇所は特に無し。障子の枠のホコリを指で拭く姑の如くケチを付けるなら、CPUファンの電源ケーブルにも結束バンドが欲しかった。

気になる電源ユニットはInWin製、ケースに付属しているおまけですな。 

04-Amphis-BTO-psu.jpg

同じ型番かは不明なものの、このラベルの電源はTWOTOPのジャンク品として大量に980円で売られていた記憶有り。400Wだったかも知れない。

それを考えると、カスタマイズで外された電源ユニットやケースのみ単品で売られている物から取り外した物が並んでいるのでしょう。(補足:パソコン工房とTWOTOPは同じ会社=ユニットコム)

このケースの型番違いな市販品は電源無しで販売中。これはパソコン工房のOEMケースと思われ電源が付属しているのか、別のInWinケースからの流用かは不明。

SATAケーブルが上手いのでズーム。

05-Amphis-BTO-sata.jpg

自作ではまずやらないであろうSATAケーブルの根元付近で束ねるやり方。

なぜここで止めているかは、上の状態でSATAを1本抜く状況を考えてみましょう。もう1本が挿さっている為に抜けにくいという運送対策と推測。佐川急便がいつも通りぶん投げても外れる可能性が低いと思われます。

また、SATAケーブルを無理矢理曲げてもおらず、1枚目の写真の通りゆるいカーブ。IDEの如く折りまくり過ぎると断線の原因。

1TBのハードディスクはSeagate製。

06-Amphis-BTO-hdd.jpg

写真右がケース前面になるわけですが、ファンを増設すると塞(ふさ)いてしまう構造。塞がると見るか、HDDを直接冷やすと解釈するか。HDDを冷やしてどうするの?派な私には、エアフローの邪魔にしか見えず。

ちなみに写真下部に見える黄緑色のプラスチックを横にずらすとフロントベゼル(ケース前面パネル)がばかっと外れる仕組。かなり外し易く、InWinケースの特長。私が先代で使っていたサイコムケースも同じ仕様でクリーニングが楽。

ODD(DVDドライブ)と電源の隙間。

07-Amphis-BTO-odd.jpg

やはり電源ケーブルと共にSATAケーブルが固定されており、佐川急便が放り投げても少々の事では外れないでしょう。

背面を上下で2分割。左が上部、右が下部。

08-Amphis-BTO-rea.jpg

左のキーボード用PS/2端子は有れどマウスは無し。最近のマザーボードはマウスのUSB前提が多め。以前見たドスパラPCでは紫と緑の半々になっており、いずれか1本挿せる仕様もございます。

右端に見える黄緑色の半円は、1枚目の写真左下でチラ見えしているPCIボードの留め具。ネジ無しでも一応固定可能なので、頻繁にボードを取り替える変態には嬉しい仕様。

逆側面も開いて撮影。ケース向かって右側の事。

09-Amphis-BTO-lef.jpg

写真左がケース前面、何が言いたいかは左上のネジ2本で、見えない逆側からもODDが固定されております。

下の写真に有るボタン式の固定具で留まる為、自作ならこちら側のみで固定する人が多いと思われ、万一自分でODDを交換する際はぶっ壊さないよう御注意有れ。

そしてメモリはキングストン、チップはエルピーダでございます。東1-6665、震災後から暴落中。それは関係無く、良いメーカー。

10-Amphis-BTO-ram.jpg

メモリの基板が横に長かったり写真が歪んでいるわけでは無く、通常のメモリより高さが低め。チップとパターンさえ載れば良いのだから高さは変わる物なのでしょう。製造時のコストダウンが目的でしょうか。

ラストはマニュアル類。

11-Amphis-BTO-manual.jpg

マニュアルや紙の書類は見ての通りなのでスルーし、付属品は

  • 右上:CDらしき物・・おそらくPDF形式の電子マニュアル
  • 左下:Windows7な物・・Windows7 DSP版のDVD
  • その右:SATAケーブル、ソケットカバー、電源変換、5インチベイふた
  • 右端:マザーボードのマニュアル

右上はCPUのマニュアルなので、この製品ではバルクでは無くBOXのCPUが載っていると思われ、CPUクーラーがインテル純正なので付属品と思われます。

以上、これが普通のBTOパソコンで私の自作PCとそう変わらず。

カスタマイズは敢えて触れなかったケース背面ファン程度で、パーツやチップのメーカーにこだわりや理由が有るなら金と労力を積み自作しましょう。修理もセルフサービスなので楽しめるなら。

 

なぜ今回はパソコン工房なのか?選択の理由まとめ

以前はまずドスパラから。私が直接勧めた物が2台、間接的に1台。しかし現在は+2年保証が約1万円になり約5千円の値上げをしておりスルー。特に低スペックPCでは割高になる仕組。

パソコン工房から提案した理由はAさんの条件や環境から。

  • 長期保証有りで安いデスクトップが良い・・安物はPC工房が有利
  • 修理や構成は本人には良く判らない・・PC工房店舗が近くにある
  • 自分でもカスタマイズをしてみたい・・パーツ詳細は無い方が見易い

約15万円を超えるようなゲームPCやクリエイター用ならマウスコンピューターの延長保証が割安になり、それ以下ならサイコムやクレバリーやパソコン工房の保証が劣化せず安め。劣化とはツクモの事。

サイコムのカスタマイズはハードウェア初心者には無理が有り、クレバリーはまだ何とか解るかも知れないけれど、規模の違いからかパソコン工房などの量産系の方が同じ構成でも安い。その理由は大量生産なOEMやバルクが多い為。

私が個人的に決め手となった事は、Aさん宅からパソコン工房の実店舗まで行ける距離であること。車で30~40分が近いとは言えないけれど、私を頼られたくない為。

冷たいようですが万一の事を考えた安全策。

  • パソコン工房で買えば何か有れどもショップで相談し易い
  • 3年保証が切れた後も更に3~4年くらいは修理してくれる
  • 私が恒久的にAさんの近くに居て生きているとは限らない

私が明日死なないとは限らないし、来年も近所に居るとは限らない。当初は自作(他作)して欲しいと言われたけれど断った理由が3つ目。

私はプロや商売ではないので有料で相談や修理は受けず、無料でそれらをやるものの、ぶっちゃけ時間の無駄なので本当はやりたくない。ブログのネタになるからやっているだけ。

数年前からドスパラやパソコン工房の実店舗で自作PCも修理してくれるサービスが有るけれど割高。Aさんが私の自作PCを使う利点が今回購入した工房のBTO程無いわけです。

というわけでパソコン工房のハードウェア編は終了。

実はこのPC、私の自宅で1週間ほど預かっており、返却が遅くなった理由は私の仕事やプライベートな都合以外にデータの移行に苦労した為。

S.M.A.R.T.エラー(壊れかけ)が出たHDDのデータからどのようにしてデータを移したか、近い内にネタにします。

あきらめようとしたけれど、データは無事です。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。