停電や節電用ノートAMD E350搭載PCで価格と性能を比較

2011年4月 6日

計画停電のみならず節電用にE-350搭載ノートを提案。

先日、AMDのE-350が凄いとしてパーツ評価を1本やりましたが、今回はノートで比較。この発想は普通に有るかと思いきや、BTOメーカーではベアボーンが入らないのか日本HPとDELLのみ。ナショナルブランドはソニーと富士通が発売中。

いずれも停電や節電用として発売されたわけではございません。

AMD E350搭載ノートPCで価格と性能を比較

比較するメーカーと機種はこちら。

  • SONY・・VAIO Y(YB) VPCYB19KJ/G
  • 富士通・・LIFEBOOK PH50/C
  • 日本HP・・HP Pavilion dm1-3000 Notebook PC
  • DELL・・Inspiron M102z ベーシックパッケージ

他にも有るかも知れませんが、検索に掛からなかった、または日本で発売されていない、もしくは2~4重価格をやらかす某レノボなので除外。

レノボ(G475)は約5万円で14インチ、光学ドライブ付きという良い構成と価格では有りますが、バッテリー駆動が最大5.6時間の表記でJEITA測定法なので実測は短いと予想。停電用としてはどうかと。

では上記4機種を比較。価格は直販サイトより。

AMD E-350ノートの価格と性能を比較

オレンジの濃い部分が他機種と比較した大きめな利点、薄いやつは同じく比較として少し良いかも知れない程度。

価格は富士通とHPを基準にすると、ソニーは1万円高額でDELLは2万円安価。その理由は性能や付属に有り。上から順に参ります。

考え方は私が選ぶならとし、分り難い所は例を入れて行きます。

Windows7はHomePremium、問題は何bit版か?

いずれも無難にHomePremiumが標準。DELLやHPはカスタマイズ出来ますが、Professional以上の機能が必要な場合のみで、普通に使う分には気にしなくて良いでしょう。

Pro~以上の機能とは、私の例では稀にリモートアクセスで他人様のPCに接続したり、仕事ではドメインへの参加が必要などやや特殊。

問題は32/64bitの選択ですが、珍しくVAIOが32bit版。ナショナルブランドは64bit全盛で、どういう目的か不明。どちらを選ぶかは個人の環境や資産(ソフトウェア)、用途によるでしょうな。

私ならこの程度の性能ではオンライン目的に限定し、使えないアプリケーションは諦める前提で32/64bitどちらでも良いと考えます。メインPCでは無い為。

CPUはグラフィック統合のAPU「AMDのE-350」

全てE-350ですが冒頭でリンクした記事に有る通り、TDP18Wという省電力でRadeon HD6310相当のグラフィック機能が統合されており低価格。

インテルで言うとCore i3のM付が同程度のCPUになるかと思いますが、問題はグラフィック機能ではE-350が上。将来性を考えます。

このノートを3年以上使うと考え、用途はオンライン(Webブラウジング)を目的とするなら、今後はHTML5やCSS3(Webページ書くソースの新規格)のようなグラフィカルで動的なデザインや、Flashも益々使われて行くとして。

それらの採用具合はブラウザの対応と普及、回線速度が関係しますが、偽インテル様信者として省電力の旬はAMDさんのE-350。

メモリ2GBは貧弱かも知れない

いずれも2GBx1枚が標準で、もう1枚挿せば物理的に4GBにはなりますが、VAIOではOSが32bitなので認識は3.2~3.6GBくらい。自己増設はメモリ同士やマザーの相性博打ゲームが待っております。

日本HPとDELLはカスタマイズ出来るものの、2GBx1枚から4GBx1枚への変更はDELLでは+約2万円と茶を吹くレベル。

dell-e350-note-ram-4gb.jpg

日本HPはDELLよりは安く約7千円。

hp-e350-note-ram-4gb.jpg

DDR3のSODIMMで4GB1枚の相場が5千円くらいなので、マザーとの相性博打で丸ごと替えた方が良い気がします。

日本HPの詳細によると、E-350の仕様ではグラフィック用(VRAMとして)メモリ2GBなら最大1GB、4GBなら2GBまで食ってくれるそうな。

カスタマイズは高額なので、2GBで使用し重いようなら増設ギャンブルをした方が良いかも知れませんが、もちろんお勧めはしません。

ちなみに比較用一覧のDELLは最も安いベーシックというタイプで、プラス1万円でメモリが4GBのHDD増量モデルも有り。VAIOはメモリ4GB標準で実売9万円の同型番も家電店に有りましたが理由は分かりません。

ストレージは日本HPのSSD標準が素晴らしい

メーカー不明では有りますが、日本HPは富士通程度の価格ながらSSDのしかも128GBが搭載。128という数値からインテルでは無し。

SSDは高速という以外に省電力も凄まじく、HDDがアイドル時(何もしていない状態)で10W前後食うと比較しSSDは1W以下。0.数ワットなど普通のようです。

各機種バッテリーの駆動時間は長いものの、HPの最大で約10時間な理由はSSDが大きく関わっているでしょう。

HDDの容量はやはり用途から考え、私の例ではネットブックもどきで100GB以上必要にはならず。320GBも500GBも変らないと判断し、気休めで回転数は低くて良いと考えます。

光学ドライブ、オフィスの有無は使い方次第

用途が絡みまくりますが、これまた私を例にすると、サブPCとして使うなら光学メディア(CDやDVD)はイメージにしてマウントすれば良く、省電力を目的とするなら不要。

MSオフィスはどうしても仕事をするなら要りますが、テンキー無しのキーピッチ小さめパソコンでExcelを使う気にはならないとして不要。

ちなみにPersonalはExcel、Word、Outlook。Home and Businessは更にPowerPointとOneNoteが付きます。

有線LANはDELL以外Gigabit、無線は全てb/g/系のn付

今時なぜ100/10Mbps仕様か判らないDELLノート以外は全てギガLAN対応。普通の家庭用なら1000BASEなど要らないかも知れませんが、光回線がいつまでも最大100Mbpsとは限らず。

NTTやNEC、海外ではGoogleなど高速な回線を開発している為、それらが近い将来導入されるやも知れません。されないかも知れません。私の場合はギガLAN不要なのでどちらでも結構。

無線LANは全てn付きで文句無し。停電中に使えるかは別として。

BluetoothのバージョンはVAIOのみ2.1、他は3.0

興味が無く違いが判らない為、WikipediaのBluetoothを参照。

  • 2.1・・ペアリングを簡略化しスリープに入る機器のバッテリ長持ち
  • 3.0・・通信速度が大幅に向上、更に省電力化

省電力目的なら3.0の方が良さそうですが、バッテリ駆動時にBluetoothを使う意味が解らないので切っておきましょう。

標準バッテリーは全機種で実測5時間以上の駆動

今回のノートはいずれもJEITA測定以外で動作確認されており、日本HPは海外の市販ソフトウェア、DELLは知りませんが実測。

問題はソニーと富士通ですが、いずれもPCwatchで実測が有り5時間以上の駆動を確認。ラストでまとめてリンクします。

JEITA測定法に限らず、バッテリのベンチは軽めの負荷で計測される事が多い為、使い方により時間の長短は有るものです。

DELLのカスタマイズが良心的。

dell-e350-note-9cell-battery.jpg

6セルが9セルという事は大きさが単純に1.5倍。持ち歩かないほぼ固定なら、自称9時間が15時間まで伸びるとしてプラス2千円程度は行っておくべきかと。

停電時は光沢ディスプレイでも良いけれど

全機種共に液晶は光沢。私の場合は通常では無しと判断するものの、停電中に使うと考えるなら問題無し。周囲が暗いなら反射する光源が無い為。

電灯の下、広めの部屋では反射して鬱陶しい可能性は有りますが、部屋が狭かったり直射日光が来ないなら光沢でも有りとしましょう。

個人的には、光沢=眼精疲労=肩こりのコンボが来るので避けたい所。

VAIOは標準で3年保証、他社の延長保証は高額

今回、VAIOを高く評価したい所は、ソニーにも関わらず他社と張り合える価格で標準3年保証が付いている事。

DELLは3年にすると約1万円、日本HPは約13千円。3年保証を前提にすると、DELLは7万円、HPは9万円を超え、VAIO一択とも思えます。

仮に3年保証に1万円の価値が有るとするなら、VAIO代から1万円安い富士通は選択肢に入らない事に。

以上より、個人的にはVAIOを選ぶと言いたい所ですが、この性能の用途では安い方が良い為、どうしても省電力ノートを購入するなら、使い捨てるつもりでHPを選びます。

SSDに何を使っているか気になる事も有りますが、1年を超えてノート本体(マザーや液晶)が故障したならSSDのみ取り出せば価値は有るとして。

 

停電や節電用ノートAMD E350搭載PCまとめ

今回もデスクトップでやれ。で終わりたい所ですが、この調子では2011年夏も計画停電は続き範囲も広まる可能性有り。

東電が事故後に原発増設計画提出|福島民報
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9817365&newsMode=article

政治関係の事は書きたく無いけれど、民主党と東電が仕切っている限り日本はネタ化されてしまう為、本気で節電ノートを考えた次第。

朝一で上記のニュースを見て不謹慎だと思いつつ、声を出して笑った私は更に不謹慎でしょうな。今に始まった事では無いけれど。

本気で停電や節電でノートを購入しようと思うなら、今回比較したノートも入れてご検討有れ。ソニーと富士通のノートはPCwatchが検証しており参考になります。

興味が無ければ、以前の記事で節電や停電用に書いたこれらもどうぞ。

西日本は無関係なので全スルー推奨。

デスクトップで8万も出せばディスプレイはフルHDで面積4倍、性能は数ランク上になり、性能を落とせばSSDが載ったりバックアップ用の2TB HDDも内蔵出来ます。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

>DDR3のSODIMMで4GB1枚の相場が5千円くらいなので
実際は3.5Kくらいで買えるので増設はしたほうがいいと思いますよ。
http://kakaku.com/pc/pc-memory/ma_0/p1001/s1=4000/s3=3/s4=2/
相性が気になるなら相性保証付のとこで買えばいいだけですし。

>SSDのしかも128GBが搭載。128という数値からインテルでは無し
どこ製でしょうね。cruciaか東芝製ならネ申。今熱い噂のモアイとかw
ナニこのおみくじ仕様w SSDは地雷多いのにw 多いのにw

>Home and Businessは更にPowerPointとOneNoteが付きます
さすがMS、相変わらず要らないのと使うのとの抱き合わせっぷりが絶妙ですw

>今時なぜ100/10Mbps仕様か判らないDELLノート以外は全てギガLAN対応
ウチのこたつトップ用東芝も100でワロタ。いや、泣いた。
ネットはいいんですよ。結局インフラがまだGigaまでいってないので。
問題はLAN内でNASに接続して使う時がのろ過ぎて泣けます。

>自称9時間が15時間まで伸びるとしてプラス2千円程度は行っておくべきかと
良心的というかむしろDELLに言いたい。
2千円でやるならはじめから標準で9セル盛っとけよw

>全機種共に液晶は光沢
そういえば液晶モニタ吟味する時は気にするのですけど、ノートPC買う時には気にしたことなかった件w
てか、今時のノートPCは非光沢ほとんど無い気がします。

>ソニーにも関わらず他社と張り合える価格で標準3年保証が付いている事
つまりそれは3年と1ヶ月目でこわr うわなにをするやめr

>東電が事故後に原発増設計画提出
ワロタ いや、ワロエナイわ
真面目な話、電気は要るわけだから、とりあえず東京湾に作れっていうw
やっぱ使うところにリスクと責任は持っt  おや、誰か来たようd

そもそも基本的な考えとして、E-350は動作周波数が1.6GHzという鈍足さですから、例え節電のためとはいえ、メインで使用するのは辛いと考えています。ネットブックに近いスペックのPCでは重いソフトは使用しないでしょうから、結果的に1コアの負荷が大きいソフトを多く使用する=動作周波数の高さがモノを言う、な結果になりそうで

>インテルで言うとCore i3のM付が同程度のCPUになるかと
これはかなり持ち上げすぎではないでしょうか。CPU単体で見るなら、Celeron E1200より遅いくらいだと思います(E1200は動作周波数1.6GHzのデュアルコア)。E-350はグラフィック性能が高いだけで、CPU性能はAtomの525と同程度か少し低いくらいですから、ブラウジングではやや重いサイト、例えば価格コムくらいでも引っ掛かりを感じる程度に遅くてイライラするのでは。ただ、ネットブックに慣れた方には問題ないと思います。グラフィック強化で動画サイトも快適に閲覧できて良いですね

>Bluetooth
こちら、前々から気になってUSB接続の受信機だけ購入してありますが、肝心のBluetooth対応機器が無い状態で早半年です。対応マウスやらキーボードやらは、あまり良い品とは思えないのにやたら高価なのですよね

>原発増設
個人的には今回の地震で良い経験になったでしょうし、教訓として改善するなら増設しても構わんと思いますが、どこに建てるのかが問題ですね。ラピュタの様に宙に浮いた島があると便利なのですが。いやそれだと漏れた際に拡散が酷いですね

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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