Acerがタッチ操作対応15.6型ノートを7万円前後で発売

2013年2月16日

Acer(エイサー)から新製品が3種類。

タッチパネル不足と言われる中で3機種全てでタッチパネルを搭載しており、目を引く所は比較的価格が安いところ。マルチタッチに対応すると軽く10万円を超えたり、無しより3~4万円高額になるもの。

どのような物か適当に見て参りましょう。

Acerのタッチ操作対応ノートPCは実売6.5~8.4万円

ニュースリリースはこちら。

日本エイサー、タッチ対応ノートパソコン3機種を発売 - 日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20130213o-10.html

Aspire-V5-V5-531P-H14CSF.jpg

特徴とされる部分を引用。機種により違う項目も有り。

  1. Windows 8対応
  2. タッチ対応の最新Office搭載
  3. 10点マルチタッチでクールに操作
  4. 強化ガラスパネル
  5. トップクラスのプロセッサー
  6. 動画も音楽もサラウンドの迫力
  7. スマートに使えるAcer独自の新機能
  8. 8GBの大容量メモリ

上から4つはWindows8でタッチ操作出来るなら当然のような事。

5から下は最上位機種の事が多く、ノートで迫力のサラウンドと言えどたかが知れているでしょう。

Acerの良さは価格の安さで、完成品ノートならLenovoかAcer、時々ASUSというほど人気ランキング上位の常連メーカー。

ランキングは価格コムの事を言っているのでややマニア向けの順位では有るけれど、NECや富士通のような余計なソフトや盛られた機能が不要なら一般PCユーザでも使用には問題ございません。

リリース記事では性能や価格が分からないので、価格コムより条件をAcerのマルチタッチ対応ノートとして検索。  

acer-multi-touch-note-pc-2013-02.jpg

source:価格.com - Windows 8 対応タッチパネル Acer(エイサー)のノートパソコン 製品一覧

上3機種が今回発売の新製品。 CPUの違いを安い機種順にて。

  • Celeron Dual Core 1007U(1.5GHz、2コア、2MB、17W)
  • Core i5 3337U(1.8-2.7GHz、2コア/HT、3MB、17W)
  • Core i7 3537U(2.0-3.1GHz、2コア/HT、4MB、17W)

最近のインテルの省電力化は凄まじいですな。

価格はもちろんCPUの違いだけでは無く、他の構成も一部書き出すと以下。機種名にすると分かり難いので搭載CPU別にて。カッコ内差額はCeleronノート基準。

  • Celeron・・HDD:320GB、メモリ:4GB・・約6.5万円
  • Core i5・・HDD:500GB、メモリ:4GB・・約7.0万円(+0.5万)
  • Core i7・・HDD:750GB、メモリ:8GB・・約8.4万円(+1.9万)

他にはCPU内蔵グラフィックがCeleronのみ無印のIntel HDという程度で、他の構成は全く同じ。

  • OS:Windows8 64bit
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • 有線:ギガLAN対応、USB3.0
  • 無線:IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
  • モニタ:15.6型(解像度:1366x768)マルチタッチ対応
  • バッテリ駆動:5時間
  • 重量:2.5kg

なぜかは知らないけれど、Acerは無線LANに「a」が付く事が多く、企業向けとしているのか余っているのか、原価に差が無い為か。

タッチ操作対応で安めなノートはASUSも出しているけれど、あれは11.6型と小さく用途が限られましょう。15.6型のHD解像度、マルチタッチ対応のWindows8仕様は今まで発売された中で最安と言えるレベル。

妙なところがバッテリ駆動で、価格コムでは全て5時間と表記。ミスだろうと思いAcerの公式へ行くとやはり全部5時間。同じバッテリでクロック周波数は変化するのだから、TDPが同じだからとは言え、Acerがてきとう過ぎる可能性が有りあてにならない。

重量の2.5kgはもはやモバイルとは言えない重さ。タッチ操作用に強化ガラスを付けた代償と推測。半固定設置ノートですな。

 

タッチパネル無しの同等品のノートPCと価格を比較

上から、Core i7から合わせて行きましょうか。

価格コムの売れ筋を見ても同等品を探すには困難な状態になっていたので、BTOパソコンのマウスコンピューターより。 

mouse-LB-F314X.jpg

CPU性能やHDD容量などがやや違うけれど、約6.6万円なのでAcerのCore i7モデルより1.8万円くらい安価。

冒頭でも書いたようにタッチパネルを搭載すると他のメーカーでは3~4万円価格上昇が現在の相場。かなり頑張っていると言えましょう。ASUS同様、自社製造出来る強みかと。

次はCore i5。Acerのi5モデルは約7万円。

Lenovo-IdeaPad-S300-98037GJ-kakaku.jpg

Lenovoの方が2.7万円くらい安価。

しかしLenovoのこの機種はやたら安く、最安は3.7万円まで下がっていた時期もあったので、それを考えると 3.3万円ほど安いと言えるやも知れず。これもCPU以外に画面サイズなどが違うので一概に差額が正しいとは言えないけれど差は大きめ。

問題はCeleronモデル、Acerは6.5万円くらい。

mouse-LB-F313E.jpg

マウスの方が2.5万円安い。

同時期にAcerのタッチパネル無しノートも出ているのでこちらも見ましょうか。

日本エイサー、実売42,000円からの15.6型ノート - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130213_587465.html

E1-531-H14C.jpg

やはり微妙に性能が違うけれどほぼ同等。タッチパネル有りのV5シリーズCeleronモデルと比較すると2.3万円くらい安め。

作為的にここまで書かなかったけれど、実はCeleronモデルにはMSオフィス2013 Personalが標準で付属(プリインストール)。i5やi7モデルには無し。

acer-V5-531P-H14C-SF-spec.gif

source:http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/model-datasheet/NX.M7XSJ.001

BTOパソコンのカスタマイズ差額は2万円くらい。という事はタッチパネルの有無で5千円程度しか変わらないという事になり、かなり安いと言えましょう。

もちろん、MSオフィスを使わないなら価値は無く差額は2万円以上になるけれど、これと同等のタッチ有りを国内有名メーカーがやると価格で勝てないはず。

Acerの特長が安さとするなら、Celeronモデルが本命。日本の有名メーカーに対する刺客のような感がございます。

 

価格コムのノートPC売れ筋ランキングが異様(まとめ)

タッチパネルはその高額さ以前に供給が追いついておらず、例としてNECは春モデル全機種タッチパネル無しというやけくそのような状態。

LenovoやAcer、BTOパソコンは随時モデルチェンジして行くけれど、NECなどの場合は次のモデルチェンジは夏モデルなので発表や発売は5~6月以降。5月までタッチ無しノートが延々売られ続けるというカオス。

Windows8に切り替わった翌月からPC出荷台数は減少傾向。価格コムも困っているのか、ランキングがかなり不自然になっております。  

kakaku-com-note-ranking-2013-02.jpg

source:価格.com - ノートパソコン 人気売れ筋ランキング

どこが妙かは1位のデルのノートで、これは広告枠として1位を売ったと見られてもおかしくない。 口コミの少なさ(9件でも3スレッド)、誰もレビューしておらず2位以下と比較すると異様な光景。

以前までは3~5位あたりに少し控えめに載っていたけれど、これはやりすぎでしょう。ランキングそのものが信用できなくなってしまう。

しかしDELLのノートは発売が2月6日と日が浅く、これは週間ランキングなので、爆発的に売れていないとは言えないので私の妄想やも知れず。

必死なのは価格コムかDELLなのか。最近、盛大に広告や安売りを打っている所を見るにおそらくデルだろうとは思うけれど、やりすぎ。

今後の注目は今回のAcerのタッチ操作対応ノートがどこまで伸びるか。

ASUSのVivoBookが5位に位置している理由は、レビューを見る限りではまず安さ、そして低いとは言えないそこそこの性能が要因と推測。

Acerは15.6型HDでASUS製品ほどでは無いけれど比較的安め。この機種が上位に来るようならタッチパネルを求められており、来ないなら無しでも良いユーザが多いのかも知れない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。