電源ユニットの定格出力とピーク(最大定格)とは?

2009年11月 6日

電源を語り出すと軽く夜が明けてしまうような人間とは関わりたく無いものですが、パソコンで最も重要なパーツ。それが電源ユニット(装置)です。今、え?と思ったあなたは初心者。ハイハイと頷く君は自作変態ですね。わかります。

私はどちらかと言えば、どうでも良いのですが、タイトルに有る定格とピークの違いが各社揃っていないため、見方を解説いたします。12Vやアンペアを持ち出すと初心者の方にはきついため、選び方や考え方を交えましょう。

 

電源装置の「定格」と「最大(ピーク)」の違い

  • 定格:安定してその出力を保てるワット数
  • 最大:その電源ユニットの限界のワット数

最大は、最大定格出力やピーク値など書かれている事もあります。カスタマイズの際、どちらを指しているのかは、残念ながら各社いずれも表記がありません。今、全メーカー見て来ましたが、最近のほとんどは定格では無いかという程度で表記がありません。昔はピークで当然のような感もありました。

量産のBTOメーカーには触れて欲しく無い所かと思いますが、電源のメーカーが書かれていないカスタマイズPCは、KEIANなどでコンテナ買いをしたり、生産途中でメーカーが変わるため書けないという事情があります。いや、ありそうです。ということにしておきます。

KEIANが悪いという意味では無く、大手だからこそ大量生産に対応出来るという意味で、Seasonic(シーソニック)など量産メーカーは他にもあります。

例として定格で450Wのピーク500Wなら、表記は450Wの電源ユニットで500Wを超えると爆発や吹き飛んでも知らないよというラインが有り、450W前後で動作するという意味です。PCがアイドリング状態で低負荷なら、仕様の構成によりますが200~300Wで待機しており、常に電子レンジ並の電気代を食っているわけではありません。

 

電源にこだわるか、全体の予算で考えるか

自作マニアに言わせれば電源至上主義、CPUはオーバークロック当たり前かも知れませんが、どのような高級で高性能な電源を買えども、掃除をしなければ劣化以前の問題。

丁度、オウルテックがSeasonicのごつい電源装置を発売します。

owltech-seasonic-xseries.jpg

オウルテック、電源変換効率の高いATX電源、ケーブルはすべて着脱式
http://bcnranking.jp/news/0911/091104_15801.html

「80PLUS GOLD」認証を取得したSeasonic製のATX電源「Xseries(エックス・シリーズ)」として、定格出力750Wの「SS-750KM」と 650Wの「SS-650KM」を11月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「SS-750KM」が3万2800円前後、「SS-650KM」 が2万9800円前後の見込み。

ポイントは3点

  • 80PLUS認証のGOLD
  • 定格出力750Wと650W
  • 実勢価格が約3万円前後

3万円のミニノートやネットトップをご利用のお客様には意味の解らない値付けかと思いますが、80PLUSのしかもGOLDは現時点で数える程しか無く、80PLUSの最も高効率な規定をクリアしています。認証については80PLUSとは?で解説したのでどうぞ。

こだわりのケーブル着脱式でミッドレンジ(中クラス)からハイスペック寄りに合わせた容量(650~750W)となっており、この価格。自作改造マニアしか買いません。

普通に使うPCなら、6万円出せば液晶モニタ付きのフルセットが買える時代ですが、こだわる人は電源に3万でも5万でも突っ込むものです。それほど重要なパーツと言えましょう。

 

自作マニアに騙されるな「電源の価値観」がずれている

騙そうとはしていないはずですが、パソコンを組む、PCを作って貰う際にPCオタクはやたらとウンチクを並べてこだわろうとします。CPUは何以上でOCしてグラボは、などと言われても意味不明。言われた通りに見積もれば桁が一つずれてしまう。

それは言い過ぎですが、私が中途半端なためお聞き頂きたい所。電源は経年劣化しファンレス(羽根無し)でなければ少なからずホコリを吸い、クリーニングが困難。故障したらした時の事と考え、換装時に先の自作マニア系に交換して貰えば良いのです。

あくまで個人的な考えですが、私は電源に1万円以上出したくない。7千円前後の型落ちを取付け、不具合や故障した時に同価格帯の電源に交換します。やや長めの使い捨てです。

定格500W、80PLUSのゴールドだろうとプラチナだろうと(プラチナは有りません)、故障する時は数ヶ月で壊れ、しなければ1年でも3年保証でも5年10年使える運です。
 


自分に合った電源を選ぶには、人の意見を聞きつつ予算に合わせる。

しかし、他人より速いパソコンが欲しくなったり、他人より背の高いフルタワーに惚れたり、水冷でケース内を光らせてハァハァしたいなら、その時は勉強して自分で電源を選べるレベルにはなっておきたいものですね。

私はなりたくありませんが。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

今日は。
私も自作変態です。
従って電源についてはいろいろ考えるところがあります。
高価な物でも安価な物でも壊れるときは壊れます。
ただ、壊れる確率や寿命が違うと思います。
安物は安物なりの造りや部品を使用しています。
(ただし、高価な物が全て造りが良くて良質な部品を使用しているわけではありませんが)
オーバークロックするわけではありませんが電圧がふらついたりすると、思わぬ青画面が出ることもあります。
それに壊れるときは電源だけ壊れてくれればいいのですが、いろいろお供を連れて行く場合も多いようです。
そうなるとかえって高く付きますし。
まあ安心代を含めてそこそこの電源を選ぶのがよいと思います。
でわでわ

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

TSUKUMO

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。