NECと富士通と東芝より2016年夏モデルPC発表&発売

2016年5月19日

5月は大手PCメーカーの夏モデル発表時期。

昨年はWindows 10リリース直前の為か出し控え感が有ったものの今年は平常運転へと戻った模様。発売直後の実売価格は相変わらず一桁違い馬鹿高く設定されている点もいつも通り。

適当に見て参りましょう。

NECと富士通と東芝より2016年夏モデルPC発表&発売

NEC:ノート、2in1、オールインワン3種類で全30機種

毎度の事ながら機種数の多いNEC。

LAVIE 2016年夏モデル全30モデルを発表 : NECパーソナルコンピュータ
http://www.necp.co.jp/press/ja/1605/1001.html

NEC

型番のNSはノートスタンダード、TWはタブW、DAはデスクトップオールインワンの短縮。価格は見て驚けないNEC様の御祝儀価格、実売予想の税別おおよそ。

  • NS・・・12万円~
  • TW・・・8.5万円~(タブレットのみ7万)
  • DA・・・13万円~

どうしても買う気ならば0.6を乗算した辺りまで値下がりを待つが賢い。おそらく3ヶ月もすれば通販でもそのくらいまで値下がりするはず。

NECにしてはタブレットがやたら安い、良心的な価格設定と思ったかも知れない。しかしこいつ動くのは当たり前としてもAtom搭載。いくら最新のCherry Trail最上位(x7-Z8750)とは言えしょせんはAtom。

但し見方次第ではタブレット用としては高性能とも言えそう。ノート用としては低性能なので、Excelでマクロフル稼働とかしたいならやめておくが無難。

ノートが凄いですな。どう凄いかはこれで約12万円とか焼酎吹ける。

  • 15.6型ワイドスーパーシャインビュー LED液晶
  • インテル Celeronプロセッサー 3855U
  • 4GB(DDR4)
  • ハードディスク約500GB
  • DVDスーパーマルチドライブ

オフィスの価値を入れても7~8万が妥当では無かろうか。しかし私は性能のみ見て語るのでそう思うのでしょう、日本電気様万歳なオッサン達は散財大好きですな。

一体型デスクトップはCPUがモバイル用のパターン。録画だけならCeleronでも良いだろうけれども、編集や変換までやるならばそれなりの性能の機種を推奨。

富士通:春モデルをマイナーチェンジで2シリーズ3機種

富士通はまさかの3種類。

個人向けパソコン「FMV」の新製品を発売 : 富士通
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/05/16.html

富士通

2in1はあきらめたのか一体型と普通のノートのみ。以下、実売予想。

  • ESPRIMO・・・17万円
  • AH77/Y・・・22万円
  • AH42/Y・・・14万円

富士通様の御PCがこの価格とは絶対買い(

冗談はApple Watchだけにして貰うとして、同列の国内メーカーといえるNECと比較し微妙に高いかは、標準で性能高めなパーツが盛られている為。こちらも0.6掛けたくらいまで値下がり待ちを推奨。

下から行くと、AH42はCeleron搭載でNECのノートとやや似たような性能。上位となるAH72はCore i7-6700HQ、メモリ8GB、ハイブリッドHDD 1TB、15.6型フルHDでタッチ操作対応、BDXLドライブという山盛り状態。

一体型も盛られているかと思えばそうでも無く、CPUは実売6千円くらいのCeleronからスタートという有る意味強気な仕様。さすが富士通さm(もういい

東芝:dynabookシリーズ8機種21モデル

東芝はダイナデスクとか無いのでノート型のみ。

2016年PC夏モデル8機種21モデルの発売について­ | ダイナブック(東芝)
https://dynabook.com/press-release/20160414.html

東芝

4月頃から売られているので価格コムの最安を見て来た。

  • T95/V・・・22万円
  • RX73V・・・17万円
  • N72/VGQ・・・12万円

dynabookらしからぬ高級路線な価格設定。私が勝手に東芝=安いと思っているだけかも知れないけれど。

T95はCPUがCore i7とかメモリ8GBなど高性能&大容量で固められており、液晶パネル15.6型ながら4Kという超高解像度。光学ドライブがブルーレイなのでそれ用なのでしょう。

RX73は13.3型フルHD。CPUはCore i5、メモリ4GBなどT95と比較すると全体的に何かと落とされてはいるもののSSD 256GBを搭載しております。T95は1TBのハイブリッドHDD。

dynaPadがやや変わり種で、一見すると有りがちな外れる2in1だけれども、ストレージが32~64GBでは無く128GBのフラッシュメモリを搭載。SSDとは言っていないのでeMMCなのかも知れない。

モニタ部分は12型でフルHDというサイズの割に高解像度。そして最大の特徴と思う箇所はdynaPad N72/VGPという型番がLTEに対応しており、ノート兼タブレットとしてはモバイル無双。

dynabookはNECや富士通のようなマルチメディアな感じなので、そういう事しないなら個人でもSatelliteの方をお勧め。

余談:VAIOと富士通と東芝の合体計画は頓挫

東芝のPC事業尻尾切りはあれからどうなったのか。

株式会社東芝は21日、PC事業について、2016年4月1日を目処に、社内カンパニーであるパーソナル&クライアントソリューション社を東芝の100%子会社である東芝情報機器株式会社に、会社分割により継承させることを決定したと発表した。

source:東芝、PC事業を分社化。法人向け主軸にし、拠点数は7割、人員は3割削減 ~国内はコンシューマ向けを継続 - PC Watch

この後、東芝情報機器は東芝クライアントソリューションへと商号を変更。運営は東クラになったけれどPCの生産については富士通とVAIO含む3社でやろうという話が出ておりました。

しかし頓挫。

東芝と富士通、ソニーから独立したVAIO(バイオ)の3社がパソコン事業の統合を目指して続けてきた交渉で、合意の見通しが立たず打ち切りの公算が大きくなっていることが15日、わかった。

source:東芝、富士通など3社のPC事業統合が暗礁に 頓挫なら東芝は改革見直しも (1/2ページ) - 産経ニュース

富士通とVAIOは国内に工場を持っているけれど東芝は中国の杭州。見直しが中途半端で終わるようなら別の手を考えるか、または売り飛ばしてしまう可能性も有るでしょうな。

 

ひっそりと氷河期へ突入するWindows PC販売(まとめ)

機種の多さやモデル数では無く出荷台数の規模にもよるけれど、今回の夏モデルで上手いと感じたメーカーは富士通。いずれも春モデルのマイナーチェンジばかりで全くやる気が感じらず頭良いと思う。

今は様子見が正解という意味で、8月以降のWindowsパソコンがどの程度売れるのかまだ予想出来ないはず。

問題はもちろんWindows 10の無償アップグレード終了の件。

2016年7月29日で無償は終了。必要と思う人はそれまでに7/8.1から10へ移行しているはずなのでOSが古いからという言い訳での買い替えは今後数年減少するでしょう。

メーカー的にマズいのはそちらの属性では無く、意図的に10へ移行せず7/8.1で止めた人。私含む彼らは7ならば延長サポート終了前の2019年末頃、8.1なら2022年末頃まで移行したくないので今後最低でも3年半は買い替えの意思が薄い。

という事は、仮にWindows 10がシェア5割行くとして7/8.1が4割くらいになったとすると、3年半は販売ターゲットとしての市場規模は半分くらいになってしまう。

10にした人と7/8.1ユーザ共通で新たにパソコンを購入する理由は故障くらいしか無く、故障しない限り買い替えない。OSが古くてソフトや周辺機器が~など他の購入動機が失せる状態へ。

話を戻すと、BTOパソコンの場合はパーツを在庫し組み合わせて随時製品化するところ、大手の場合は販売数や売り場の規模がデカいので完成品の在庫が必要。

富士通のように機種が少ないなら家電店などの店頭展スペースも小さくなり、自然と在庫(出荷)台数を抑える事が可能。本気を出すなら秋冬、怖いならば春モデルまで待ちが正解かと。

などと予想してみたものの大手メーカーPCには全然興味が無く、普通の人は普通にBTOパソコンをおすすめ。同じ料理にも関わらず、皿や盛り付け方が違うだけで価格が2倍とか意味が解らない。

どうしてもこの時期に大手国内メーカーのPCが良いなら、叩き売られているであろう春モデルをお勧め。

リンク用ソース

コメント(1)

>NEC
いつぞや阿呆な事で騒がれた、日本電気株式会社さんですか。デザインは好みですけれど、相変わらずPCの価格は高いですね。個人的にはオールインワンのデザインが実用的で好印象。液晶のスタンド部分が後方に引っ込んでいるため、キーボードをより机の奥へ置けますから、省スペース化を追求でき(る気がし)ます。

>一体型デスクトップはCPUがモバイル用のパターン
一応「DA970」の方はCore i7-6567Uですから、そこそこ性能は高いですがね。動作クロックは 3.3~3.6GHz、2コア4スレッド、GPUはIris Graphics 550ですし。

>ESPRIMO
そんな単語あったっけ、と思ったら造語だそうで。ESPRIT+EXPRESS+PRIME=ESPRIMO なんだとか。Oはどこから来た。

価格.com - [PR企画] 新シリーズ「ESPRIMO」「LIFEBOOK」全ラインアップ紹介
http://kakaku.com/article/pr/10/fujitsu06/p01.html

>意図的に10へ移行せず7/8.1で止めた人
私的には使い勝手の面からWin7で止めるなら分かりますけれど、Win10とほとんど変化の無いWin8.1でわざわざ止める意図がよく分かりません。
あえてアップグレードせずMSの様子を見るための実験用、または業務用途や個人の趣味で特殊なソフトを使っていて移行できない、辺りならよくよく分かりますが。

>新たにパソコンを購入する理由
スティック型PCやタブレットのように、安い買い物ではありませんから、踏ん切りをつけるには壊れるしかありませんね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。