2014年もパソコン出荷台数は右肩上がりで好調(by.JEITA)

2014年3月11日

JEITAが2014年1月までのパソコン出荷台数を公開。

今回の当記事では、前回と比較し12~1月の2ヶ月分を更新。また、JEITAが10~11月の数値を修正したらしいので修正。内訳を確認すると、A4ノートが誤差と言える程度に変わっており気にしなくて良いレベル。

現状の最新データをグラフ化して解説や予想。

2014年1月のデスクトップ単体出荷数は過去最高

ソースはこちら。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2013/

JEITAの一覧表の数値をグラフ化。左右のデータはいずれも同じ数値なので見易い方をどうぞ。私には右の折れ線が分かり易いので右で解説。

国内パソコン出荷台数の推移2014年1月まで

年に4回ほど突出している箇所は新モデルが発売される時期にあたり、数値は販売では無く出荷台数なので、メーカーが倉庫から発射したデータが載る仕様。

前年と一昨年の赤&青と、2013年度の緑を比較すると、9月からの出荷数が過去の年度を上回り続けた状態で進捗している状況。

特に目立つ点は最新の2014年1月の緑で、過去の年度は1月が1年の中で最も出荷数が落ちているけれど、今年は新モデルが出荷したかの如き多さ。

JEITAの解説を引用。

1月単月としても、過去最高の実績となった。

どのくらいの過去からの最高かは、統計開始が1995年らしいので過去約20年間の1月の中で今年度が最高になったという事。考えられる主な原因を2つ。

  • XPサポート終了による買い替え
  • 消費税増税前の駆け込み需要

企業向けパソコンが多いと仮定するなら、国内で決算の多い3月を前にして大きな買い物は予定が狂うのでPC置換えとかやりたくないはず、とするなら増税よりXP終了の脅しが効いていると見るが妥当でしょう。

1月の出荷金額は台数より更に大きな差。

国内パソコン出荷金額の推移2014年1月まで

前年の2倍とまでは行かないものの、やはり金額も他の月、他の年度と比較し2014年1月は大きくなっており、更に前月の2013年12月も上のグラフ内では最高値になっている為、反動が出ておらず絶好調という意味になりますな。

巷でパソコンが売れないと騒いでいる理由はJEITAとは違い個人向けの販売数。JEITA統計は個人と法人含めたパソコン台数や金額で、この時期の法人向けPCはWndows7という選択肢がまだ残っている所が個人向け販売との大きな違い。

また、まともな企業なら安易にパソコンをタブレットにするなどという間抜けな事もしない為、タブレットの影響が無いのでしょうな。とでも言っておきましょうか一応。

 

前年のWindowsが「8」な事も前年比好調の底上げ

更に細かく、Windows 8発売の2011年10月より、最新の2014年1月までの15ヶ月間の推移。

8発売から現在までのパソコン出荷台数推移

ポイントは矢印を入れている部分。

  1. 8が出るまでは前年比100%割っていなかった
  2. 8が出た翌月から8ヶ月連続で前年比割れまくり
  3. ところが7月を境に何らかの理由で前年割れが解消
  4. 前年のWindowsが7から8になった辺りから更に伸びまくり

3番で書かなかった「理由」とは、6月辺りから富士通とNECが本気を出して法人向けPC出荷を増やしたという話が有り、しかしそれだけとは限らない気がするとして。

その法人需要で右上へ上がりまくっている事に加え、前年割れがスタートした8発売との前年比になる2013年11月からは更に盛り上がっております。

7が「10」出ていて8が「8」出ると仮定するなら、10対8(前年比マイナス)が8対8(プラマイ0)になる為。正確にはWindows 8対8.1だけれども、どちらも大して変わらない失敗Windowsなので8.1でも2でもどうでもよろしいかと。

また、グラフに入っていない左側にあたる2012年7月頃から、国内PC出荷台数は落ちて来ていたので、それも2013年7月から好調に見える原因の1つ。

全体ではなくカテゴリ別にした推移もグラフ化。

デスクトップPCが売れすぎて右肩上がり

デスクトップ単体が阿呆のように伸びまくっているけれど、これは法人向け。集計対象の富士通とNECで国内シェア5割以上、個人向けのデスクトップ単体は無いと言って良いほど少ない為。

それにしてもデスクトップ単体は凄まじい伸び方ですな。10月が200%近くまで伸びたなら、普通は前後の9月や11月に反動が出て100%割れてもおかしくないけれど、割るどころか120%とか150%クラス。

デスクトップ単体はほぼ法人として、他のカテゴリが主に個人とするなら、10~11月以降は前年比8の影響と考えられましょう。

しかしオールインワンまで160%はおかしい。前年比という見方の影響とするなら、おそらく前年が売れなさ過ぎて今年が普通とか、そういう感じと予想。

ラストはデスクトップ単体のみで前年比の率と出荷台数。

デスクトップ単体の出荷数推移

4月は約9.7万台で88%。10万台がどの程度の数か考えてみましょうか。

昨年解散したKOUZIRO(フロンティア)や一昨年破産したクレバリーが倒れる前の年間売上が30億円くらい。

BTOパソコンなのでPC単価を低めにしたいけれど、低くすると台数が盛られてしまうので7万円くらいとすると年間4.3万台くらい、月にすると3600台くらい。

ドスパラやパソコン工房の年商は300億円超えているので月産3万台以上。DELLやHPはドスパラなどとは更に桁違いに生産数は多く、いずれも法人向けPCがメイン=デスクトップ中心。

何が言いたいかは、JEITA統計にはパソコン工房は入っているけれど、それよりでかいマウス、ドスパラ、DELL、HPなどが入っておらず、いずれもデスクトップ単体が中心の販売なので、本当の国内PC出荷台数のデスクトップPCは10万とか20万台どころでは無いという意味。

JEITAの計算では、1月のノート型(A4、モバイル)比率はデスクトップ型(オールインワン、単体)と合計の内66.4%、2/3くらいを占めるとの事。

集計に入っていないDELLなどを考えると、本当のデスクトップPC出荷シェアは33.4%では無し。その他、普及台数なら自作や改造が有るので、所有率で言うならノートより多い可能性もございます。

「ノートが売れているらしい=自分もノートにする」という考え方は結構間違っているので別の考え方をしましょう。

 

マイクロソフトは二度と店頭で7を売れない(まとめ)

BCNの個人向けPC販売数と、半分強が法人向けなJEITAのPC出荷数の違い。

  • BCN「タブレットの影響で個人向けの家電店PC販売激減」
  • JEITA「PC売れまくり右肩上がり。特に法人デスクトップ単体」

別の分け方にすると、

  • 店頭「9割以上のPCがWindows 8」<昨年まで15%くらい前年割れ
  • 法人「Windows 7へ移行中」<爆売れ中
  • 通販「国内個人向けBTOは8と7半々、法人向けは7」<売れている

BCNは相変わらず「個人向けはパソコンよりタブレットを選ぶ傾向が有り~」という、冷蔵庫が売れるからテレビが売れないのような訳が判らない混ぜ方で公言しているけれど、試しに店頭で10月までの半年間、8と7を並行して販売してみると現実が判るはず。

しかしそれを許可してパソコンの販売数が半年間増えてしまうと、マイクロソフトが自ら8の失敗を裏付けてしまう事になり、タブレット信仰の厚いBCNとしては言い訳が出来なくなる為、7は二度と店頭販売は出来ないでしょうな。

この話が本当ならするわけが無いと思うけれど。

Windows 8: Microsoft社内では「New Vista」-BusinessNewsline
http://www.businessnewsline.com/biztech/201401200436290000.html

タブレットが必要な人もパソコンと併用している事は過去いくつかの調査で判明している事実で「タブレットの影響でパソコンが売れない」は嘘だと光の速さで分かってしまう子どもレベルの言い訳。 

XPから7への買い替え需要が落ち着いた後、前年比がWindows 8.1同士になりプラスマイナスが落ち着く頃。

パソコンが再び売れ始めたように見え、タブレット需要は落ち着くのだからBCNなどの集計方法では個人は今年から、法人は再来年辺りにパソコンvsタブレットの前年比対決が逆転するはず。タブレットはいつか必要な人へ行き渡る為。 

タブレット人気の影響でパソコンが売れないというなら、それ以前にスマホの方がよりタブレットに近いのだから、スマホの普及でタブレット需要は既に減って行っていなければおかしい。

なぜ減らないかは消費者は端末を場所と用途で使い分けている為。阿呆な有名サイトに騙されぬよう、端末が用途や環境に合っているかは自分で判断しましょう。 

ちなみに、私の職場で2年前の3月にdocomoで契約された7型タブレット(GALAXY Tab)は、2年縛り終了にて今月でお役御免となり、白ロム化して私個人の所有物と化しております。 

このタブ唯一の特長で有ったテザリングが出来なくなり、私はパソコンとiPod Touchを持っているのでタブレットの使い道がございません。

私のような人(PC+スマホ(もどき)所有者)はタブレット買っても意味が無い可能性が高いので、どこで何に使うか想像し、本当に必要か良く検討しましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>増税よりXP終了の脅しが効いていると見るが妥当
Microsoft「すいませんできたら8で換装してくれませんかね(震え声)」

>安易にパソコンをタブレットにするなどという間抜けな事もしない
Let's NOTE「トランスフォーム完全勝利!」

>ポイントは矢印を入れている部分
これは(久々に)分かりやすいグラフと解説w

>正確にはWindows 8対8.1だけれども、どちらも大して変わらない
グリプス戦役時のジム対ジムⅡみたいなもんか?(適当)

>しかしオールインワンまで160%はおかしい
たしかにコレはないな、今さら一体型とかベタな影響の出方w

>それよりでかいマウス、ドスパラ、DELL、HPなどが入っておらず
特に後ろ2つが入っとらんのは話にならんというか、普通にNEC、富士通よか多いだろうよと思うんですがソレはw

>「ノートが売れているらしい=自分もノートにする」
いくらどうでもさすがにそこまで安易じゃなかろうと思う、いや思いたいw

>冷蔵庫が売れるからテレビが売れないのような訳が判らない混ぜ方で公言
ソレ節電かなにかじゃないか(棒

>マイクロソフトが自ら8の失敗を裏付けてしまう
いや、さすがに(内心)既に認めてはいるよねw
やたらと(やっつけの)手直し施しつつあたふたしてますしw

>7は二度と店頭販売は出来ないでしょう
そら7入りPCは売らんのでしょうが、OS単体はパーツ縛りなしDSPがリテールパッケージよか安く売られててわたし的には面白く無いことは確か

>それ以前にスマホの方がよりタブレットに近いのだから
確かにそうだわ、なんか感心した! 言われてみたら大きさしか違いがねぇw

>端末が用途や環境に合っているかは自分で判断しましょう
そうだな、艦これできるか否かとかとても大事だからな(適当)

>タブレットの使い道がございません
無駄に持て余してる8入れれたら面白いのにw
PCみたく別プラットフォームにできないのも自由度を狭く感じますな

>どこで何に使うか想像し、本当に必要か良く検討しましょう
アカン、逆にタブレットカテゴリーにおいては窓+艦これを超える最適化が想像できないんですがソレはきっと気のせいに違いない(迫真)

>企業向けパソコンが多いと仮定するなら、国内で決算の多い3月を前にして大きな買い物は予定が狂うのでPC置換えとかやりたくないはず
3月末でリース切れっていう企業も多いそうですね。増税の値上がり分よりもリースの違約金のほうが大きいという判断なんでしょう。
例えば、2009年4月1日から5年間のリース契約していたら、2014年3月31日までになります。当時はまだまだ7も出ていなかったので、XPで契約した企業は多いと思います。
そういう企業は4月からXPから移行予定。XPサポート終了までに間に合うのかどうか…。
ちなみに私は更に古いXPパソコンを使っていますがw

>まともな企業なら安易にパソコンをタブレットにするなどという間抜けな事もしない為
まともじゃない企業ならするんでしょうなw

>しかしオールインワンまで160%はおかしい。
8のよさが周知されてきたんでしょう(棒)

>タブレットが必要な人もパソコンと併用している事は過去いくつかの調査で判明している事実で「タブレットの影響でパソコンが売れない」は嘘だと光の速さで分かってしまう子どもレベルの言い訳。
インターネットトラフィックのタブレットの占める割合もそれほど増えていませんし。

>タブレットはいつか必要な人へ行き渡る為。
IDCによると、2013年の前年比51.6%増だったのが、2014年には前年比19.4%増に減速するらしいですよ。

世界タブレット出荷、2014年は減速──IDC予測
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1403/10/news063.html

>阿呆な有名サイトに騙されぬよう、端末が用途や環境に合っているかは自分で判断しましょう。
マスコミが言っていることを鵜呑みにするなってことですねw

>タブレット買っても意味が無い可能性が高い
正直電子書籍ぐらいしか思いつきません…。スマホよりは画面が大きくて読みやすそうですが。電子書籍のためだけにタブレットを買うのは無駄すぎるw

どこぞのメディアがこの結果を見て 「やっとWin8の良さが浸透して来たようだ」 とか書いたら面白いのですがね。

12月の伸びが1月も続いている事を考えると、個人の方は少なからず冬のボーナスをXPからの移行へ使ったのでしょうかね。増税前の最後のボーナスですし、そこを狙って出荷を増やす狙いも多少はあるやも。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。