2013年国内「通信利用動向調査」の結果へ考察とか突っ込み

2013年6月27日

総務省が通信利用動向調査を2013年1~3月に実施し発表。

ここ数年でインターネットに関わる機器はパソコン以外にスマートフォンやタブレットPCも大きく関わる現状。調査は家庭と企業で分かれておりますが、ここでは家庭のみを対象として絡みつつ微妙に暴れるネタ切れ補完記事。

勝手な解説以外、突っ込みも入れて参ります。

平成24年通信利用動向調査の結果

元のデータはこちらのページからリンクされているPDFファイル2つ。

総務省|平成24年通信利用動向調査の結果
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000058.html

別添1がポイントとされており、別添2が全部と思われる結果発表。2の方は相変わらず見づらい為、1のファイルから一部抜き出して参ります。 

主利用のオンライン用端末の普及状況

左は端末別の保有率推移、右はネット利用する機器の複数回答。

mic-research-1.jpg

左のグラフの要点はパソコンの減少とスマホの増加と思われ、ついでにタブレット端末も一応増えている、という事かと。

パソコンは最大になっている平成21年が87.2%、そこから落ち続け今年は75.8%なので4年で11.4%の減少。

並行して固定電話の保有率も減っているご様子。回線速度が向上して来た為か小型端末でも充分と考える人が微増しているのでしょう。

ふと考えると固定設置の光回線は月額6千円くらい。とは言え、電話の基本料金や光電話、ナンバーディスプレイとか付けて行くと7~8千円。スマートフォンやWiMaxなどで良いなら結構な無駄金。

しかしこちらは世帯普及率なので、家の中に1つ固定電話が有るか、家の中の誰か1人でもスマホを持っているか、になると思われ、そういう意味では固定と携帯の比較はおかしいかも知れない。 

速度さえ求めないなら、マニアックなもののテザリングという機能を使う手も有る為、速度以外に転送量の制限が有ったりするけれど、スマホさえ有ればそれにパソコンやゲーム機などを接続し節約に。

左のグラフで凄まじい伸びがスマートフォン。右上45度のような勢いで伸びており2年で40%も増加。という事は3年後には100%、になるわけは無く来年はここまで伸びないでしょう。

このグラフは複数回答かつ個人。約6割の人がパソコンでネットを利用。良く分からないものが「自宅以外のパソコン」で、これが何を指しているのか不明。ネカフェの事か学校や職場の事なのか、モバイルとして公園にでも行っているのか、他人の家のPC利用でも指しているのか。

これに限らないけれど、役人の皆様は大変頭がよろしい割に自分が分かれば他人も分かるはずという見せ方をしてくれますな。右の赤い文字が縦書なのに左から右なのかも意味不明。

それは良いとして、全体のインターネット利用率は79.1%。約8割の人がインターネット回線を使っており、と言おうと思ったけれど、良く見ると1年間にインターネットを利用した事のある人になっております。

これでは日常的では無く、少し見せてくれレベルでも利用している事になってしまう。説明が下手なのか、質問がおかしいのか。

まあ、約8割ということにしておきましょう。 

インターネット利用の世代別での前年比

左が前年、右が最新の年代別。

mic-research-2.jpg

過去に見た別の調査では、2012年9月のスマホ普及率は10~20代で40~50%という数値が出ているけれど、総務省様の御調査によると、その3~6ヶ月後で50~70%

それは良いとして、驚けると思う箇所は10代の伸び。13~19歳と言えば中高生。23年末の約2割なら「ああ、高校生が持っているのだな」で終わるけれど、53%ともなれば半数。

中学生の率が低いとするなら、最近の高校生は贅沢になっております。しかしスマホも学生用プランは安めな設定が多く、親とくっつけて所有しているのでしょう。

20代になると7割。30代は55%なので、20代前半の所有率は高そう。

総務省は10と20代を赤丸で囲んでいるけれど、私がもうひとつ驚いた数値は30代の伸び方で、28.9%が1年で54.8%と2倍近い増加。20代の普及率は天井に近いとし、今後の伸びは少ないとするなら、新機種は30~40代狙いになるでしょう。

このグラフの見どころはスマホの伸び以外にパソコンの利用率で、若い世代はパソコンを使わずスマホやタブレットへ移行しているのかと思っていたけれど、PC利用率の高さは若い世代ほど高い

10代は自分で自由に使える金が少なく、20代以上は普通に何でも購入出来るとするなら、パソコンはやはり若い人の利用度が高い。10代でも1日8時間働き日給1万円もらえるならパソコンを買っているかも知れない。そう思えるPC率。

40代を過ぎるとITリテラシ(パソコンの知識など)より、既婚率が高まり学生レベルに自由な金を使えなくなる事も原因かも知れず。

そう考えると、パソコンという物は意識して購入する機器で、スマホは日常利用という違いが有りましょう。

バジルやオレガノは意識して購入するけれど、塩や醤油は誰もが必要で誰(どの世帯)もが持っている調味料、のような。

鬼嫁のレベルにもよると思うけれど、「5~10万円もするパソコンを自分の趣味用に買う」と「月数千円の連絡目的な携帯電話をスマホにする」というハードルは大きく違うはず。

話を戻し、タブレットの普及率は全体的に低いので何とも言えないけれど、30~40代が微妙に多い。

高額かつパソコンより小さいスマホよりでかい趣味端末なので、やはり予算的な問題が有るのでしょう。

室内外での利用機器割合と無線LAN利用率

左は主としてインターネット利用する端末の割合。右は無線LAN普及率。

mic-research-3.jpg

家の中で最も使われている機器はパソコン。普及率が成熟期または衰退期まで来ているのだから当たり前の結果。

しかし家の中でもスマホを使う人は増えており、元の数値が小さいけれど6が17.4%になったという事は約3倍。

但しパソコンは9%くらいしか減っておらず、従来の携帯電話(ガラケー)でインターネット利用していた人がスマホのフルブラウザにした率も少々。

左下のグラフ、家の外では当然ながらスマホ含む携帯電話の利用率が高く、個人的にはパソコンを外で(?)使う人が4割くらいも居るのかと驚く数値。

上でも書いたけれど、家庭外がどこを指しているのか不明。屋内か屋外かという意味も有り、何を指しているのか知りたいなら総務省へ問合せましょう。

もう一つ気になる意味不明点は「その他」の存在。パソコン、スマホ、ガラケー、タブレット以外に何が有るのか。また、その正体不明機が家庭内では2%程度に対し、家庭外は14%くらいと約7倍に増加。

自分が主利用する端末が何になるか分からず「その他」としているなら家庭内外の差は7倍にはならないはず。

グダグダになって来た気がするので、右の無線LANへ。

無線LAN利用率はパソコン保有世帯が前年から9%くらい増加。スマホはわずか2%、タブレットは5%も伸びておりません。

スマホやタブレットPC保有世帯の伸びの少なさは、スマホで6割以上、タブレットは8割行きそうな勢いで割合として既に高い為と思われ、パソコン保有世帯の伸びは元の数値が低めでパソコンとスマホと、のように複数所有している世帯が無線LANを入れたと推測。

有線LAN端子を搭載しないウルトラブックやタッチ対応ノートも今後増えると思われ、IEEE~acが普及し価格が下がり高速化するなら今後は益々無線化が進むでしょう。

タブレットPC利用者の7~8割はWiFi(無線LAN)専用機器と確かMM総研の調査結果で出ていたと記憶しており、現状のモバイル回線と比較し高速なので無線LANは必須と言えましょう。

良く解らない所は「全体」の無線LAN利用率が最も低いところ。パソコン以外で有線LANで良い端末は何が有るのか不思議。

世代別インターネット普及率

ラストは年代別。

mic-research-4.jpg

10代から40代までは95%以上、20人中19人はインターネットを利用しているようで、50代から下がっております。

またもや驚いた数値は6~12歳なので小学生のインターネット利用率の高さ。13~19歳が95%を超えているのだから、12歳も95%に近い割合になるのでしょう。12歳は小学6年生。

今気付いたけれど、先ほど私が正体不明機と言っていた「その他」は携帯ゲーム機の事なのか?それなら小学生のインターネット利用率は高くなる。しかし、そうなら家庭内のその他率が2%で外14%以上がやはり意味不明。

話を戻し、小学生のインターネット利用率は70%くらい。5年分で見ると伸びてはいないけれど、60代前半と同じくらいの利用率は凄い時代になったものと感じております。

無線LANの普及にともない、配線工事が不要、手軽にどこからでも無線LANで接続出来る影響も有るのでしょう。

「全体」を除きインターネット利用が増加している年代は60代以上。特に60代後半から後ろの年代が4年前(白の棒)より大きく上がっており、65~79歳の増え方が凄まじい。

富士通がぼったくり価格でらくらくパソコンを出し続けているけれど、このような調査結果を元に企画したのかと。過疎地でも繋がるドコモと組んだ所も上手い。

解像度は高くなれど画面の小さいスマホやタブレットPCより、大画面なパソコンが合っているのは高齢者。

分母を見ると今後70代は増えて行く傾向。

stat-research-2012-10-01.gif

source:統計局ホームページ/人口推計/人口推計(平成23年10月1日現在)

未来のパソコンはマニアと専門職、ゲーマー、そして高齢者向けの端末になるかも知れない。いや、知らないけれど。

関係無いけれど、第一次ベビーブームの子どもが38歳前後とするなら一時ベビブ世代の出産時の親の年齢は25歳くらい。38歳付近の世代が同じように25歳で子どもを産んでいるなら13歳。

しかし13歳付近に盛り上がりは全く無く、晩婚化を考えても第二次世代は既に高齢出産の年代なので少子化が深刻。

日本の人口など私の知った事では無いけれど、年金がこれ以上増額されても困る。40歳を超えると社保や国保などで介護保険料という名の搾取も始まるので年金以外でも何かと困ったものと考えると酔いが回るのでここまで。

 

通信利用動向調査の結果で考察へ突っ込み(まとめ)

この調査は有効回収率が個人で約51.2%、企業に至っては46.4%という低さなので、日本政府や総務省が大好きとか、回答して自己満足できる相当な暇人の回答結果。私なら見て2秒で捨てる。

サンプル数や回答数よりも回収率が大事な理由 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/05/16/3080

概要(別添2)を見ると判るけれど、目的や意味の分からない「とりあえずこんな質問もしてみようか」的な設問も有る上に質問数は多めと思われ、何か粗品をくれるとか税金が安くなるわけでも無し。

しかしこの規模の世帯数での調査はさすが公的機関様と言えましょう。このような資料を見る際に注意することは3つ。

  • 絶対では無く過去の年などと相対的に見る
  • 分母不明の割合や単一回答の「%」に惑わされない
  • 学歴エリートが作業で作った説明を鵜呑みせず自分で考える

定期的かつ継続は素晴らしいと思うので、来年どうなっているか楽しみにしておきましょうか。タブレットやスマホ祭りより、パソコンでWindows 8の影響がどう出るか見もの。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。