メーカーPC販売台数2010上期とBTO企業の売上比較

2010年11月 8日

国内パソコン出荷台数、2010年上半期版がMM総研より公開。

一般向けに売れているパソコンや金額では無く、法人を含めた企業別出荷台数の比率となっております。今回はBTOメーカーの売上から会社規模も見て参りましょう。

売れているメーカーでBTOパソコンを選ぶ人も居るとして。

2010年上期(4月から9月)のパソコン出荷比率

出荷基準でメーカー毎の実台数は不明、総数は約706万5千台との事。

2010年度上期国内パソコン出荷概要

出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ]

前回は富士通とNECが僅差の為、法人への大量出荷で今期は富士通が1位かと思いきや変わらず。NECもただ待っているわけでは無いという事でしょう。国内では相変わらずの2強。

次が入れ替わっており、3番手に東芝、4位がDELLになっており、前回の半年分(2009年4月から21010年3月)とは変わっております。

2009年から2010年の国内パソコン出荷台数

出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ]

ソニーとレノボも入れ替わりSONYが6番目、Acerはレノボの下へ。ASUSは消えています。割合が減少し「その他」へ突っ込まれたという事でしょうか。

MM総研の記事冒頭に有る通り、この上期は過去最大の出荷台数になったらしく、ASUSなどの出荷数や売上が落ちたという意味にはならず、割合として他社の占有率が上がったという事でしょう。ネットブック熱が冷めてAcerとASUSが落ちた事も言えます。

東芝は知りませんが、右半分(NEC、富士通、DELL)と日本HPは法人に強く、1案件が数百や数千台になる事も有り国内のパソコン出荷台数として底上げ。例として、DELLは国内売上の約80%が法人用だとか。

東芝やソニーも法人をやっているのやも知れませんが、私ら一般家庭用でPC出荷台数を比較すると東芝はもっと上になる気がします。

MM総研より要点。

  • 前年同期比17.3%増の706.5万台
  • 95年度の統計開始以来、上期の出荷台数として過去最高
  • 個人系は、前年同期比14.2%増の352.2万台、3年連続増加
  • ビジネス系は、前年同期比20.5%増の354.3万台
  • ネットブックで台数を上げたエイサーは前年の6位から8位に下落
  • 10年度下期の個人市場は、前年度下期にWindows7の登場により急激に活性化した反動で、大幅な台数成長は期待できない

昨年からWindows7が発売された上に前年比がVistaと比較されてしまう為、次回の2010年10~3月が見所というか、MM総研も書いていますが下がるでしょうな。

主要メーカーでいう国内のPC出荷台数は年間約1400万台、個人用は700万台くらいと覚えておけば良いでしょう。覚えて何の役に立つかは知りません。

 

BTOメーカーの売上比較でおおよその規模を測る

何故今までやっていなかったかはもちろん面倒な為ですが、各社上場しているわけでは無いので最新の売上データを公開しているとは限らず。

だいたいこのくらい、として売上高を引かせてもらいます。

先に億単位にしたBTOメーカー企業毎の金額より。数値を取るタイミング(決算時期や年度)に差が有るため、時間軸がずれております。

単位は百万円なものの億未満を切り捨てているので、右2つ0を取って億円と見た方が解りやすいかも知れない。カッコ内は決算月で過去12ヶ月の売上、リンクはソースへ張っております。

上の数値をグラフ化。DELLとHPは桁違いなため波線にて中略。

BTOメーカーの企業別売上比較

いずれも売上はパソコンのみでは無く企業の規模として。更にMCJやサードウェーブなどパソコン以外のメーカーも抱えている企業も有ります。

DELLとHPはいずれも日本国内のみで法人含む。ハードウェア以外(ソリューション、ソフトウェア、リース料)も入っている事でしょう。HPはプリンタやデジタルビデオカメラなど手広く販売しております。

サードウェーブは主力ドスパラでは有るものの、周辺機器(特にSDカードなどのメディア)では激安で有名な上海問屋、その上海問屋を仕切っている企業は電源ユニットなど輸入しているエバーグリーン。全ての売上で昨年の数値。

MCJはその下のユニットコムが含まれている為、MCJ全部からユニットコムを引いた数値。MCJはBTOパソコン専門の企業としてマウスコンピュータを独立させており、その他は昔ながらモニタ製造で有名なiiyama、ASUSの日本代理店ユニティはMCJ以外のPCメーカーが仕入れ先としている事も。

ユニットコムは、パソコン工房とフェイスとツートップの3つでMCJ傘下。本体はパソコン工房でフェイスとツートップは数年前に買収されブランドとして残っている状態。パソコン工房はVHSなどビデオテープをデジタル化するメモリアーカイブも運営しております。パソコンやパーツの売上比率が高そうな企業。

ツクモが抜けていますが売上不明。2年前の今頃に民事再生法の適用を申請し、ヤマダ電機に買収され、株式会社Project Whiteへ。社長がヤマダ電機から天下りしているらしいです。

フロンティアもヤマダ電機の子会社になっておりツクモより早く買収済。年商75億円と有りますが2年前の数値で有り、ヤマダ電機やツクモの店頭で大量販売される恩恵でしょう。昔のようなBTOはフロンティアという印象は無く、最近は電球なども売っているようです。

サイコムは規模が他社と比較し小さいものの、信用出来る大きめBTOメーカーとして私も左枠からリンクしております。店頭販売無しの直販のみ。売上は年々増加しているらしく、内容はややマニア向けなものの需要は上がっているという事でしょう。

クレバリーは良く解りません。

 

BTOメーカーを選ぶ際の基準を広くして見る

ここからは主観ですが、メーカーから選ぶという変わった方法を採るならこういう見方も有るだろうとして。

大企業だから長期間の保証が安心

該当は、DELL、HP、MCJの外資系で、いずれも上場しており、現在の経営状況を見る限りでは倒産はまず無いという見方。

いくら長期保証に入っていても、その会社が無くなれば意味が無い、または吸収元が知らないと言えばそれまでになるかも知れません。

いずれも子会社を年々増やしており、DELLとHPは海外での話ですが買収祭りに参加しているのかハデに買いまくっております。それだけ資本有り体力が有るという証拠として。

パーツ単品を扱っており修理が安心

私が個人的にここが良いのではと思うメーカーは、サードウェーブ、ユニットコム、サイコム、クレバリー。

ユニットコム(パソコン工房)の例でいうと、あなたの街のパソコン修理屋さんを全国展開しており、修理費用がかなりと言えるほど良心的。修理PC販売当時の修理用保守パーツ代では無く、現在の価格で見積をしてくれるようです。

サイコムでは改造(増設、換装)した物でも、PC本体がサイコム製品なら修理してくれるという噂有り。ドスパラはセルフリペアという、パーツ単品を送ってくれて自分で交換する修理方法も有る模様。ややマニア向けですな。

子会社だから、ヤマダ電機だから心配

主観というより2ch汚染とでも言いましょうか、ヤマダ電機は関係者と思われる人間からの評判が悪く年に数回何かやらかしているようです。「ヤマダ電機 事件」「ヤマダ電機 不祥事」などでGoogle検索すると結構な検出数。

私から見ると、ツクモでは復活後に家電が増えておりBTOパソコンは減少。フロンティアは電球を宣伝したりパーツ(性能や価格)へのこだわりが感じられず。

悪い評判は知名度と比例し多くなるもので、家電業界で日本一の売上らしい企業の宿命かも知れませんが、自ら進んで買う程のメーカーでも無いような気がしております。気のせいかも知れません。


有名PCメーカーの出荷台数やBTOメーカーの売上高を引くという、いつもとは違う見方をしましたが、パソコン選びの基本は自分が納得する物を売っているメーカーが最良です。

良く、HPのノートは壊れ易い、DELLはすぐ故障するなど書かれていますが、それだけ質の悪い購入者も買える敷居の低さや認知度の高さで有り、分母が増えるなら必然的に阿呆混入率も増えます。

最近はドスパラやマウスの評判が悪いようですが、先のグラフに当てはめ(DELL、HPの)法人抜きでは、国内のBTOパソコンはドスパラがトップクラスでマウスもそれに並ぶ程かも知れません。子会社と連結なので実際は不明。

どこまで調べて購入すれば良いのかを考え始めるときりが無いため程々に。パソコンは運で故障し運で長持ちします。重要な事はクリーニング。デスクトップPCなら品質はどこもそう変わりません。

メーカーの知名度や規模は参考程度として納得出来る物を選びましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(6)

ふむふむ、東芝が伸びたのは私がセカンド用にノート買ったからだな(キリッ

1台だけだが。


ドスパラとTSUKUMOが好調なのは私が自作用パーツ買ったからなだな(キリッ

4万円に満たないが。


などと供述しており、クレーマーとは別属性のアホがいる模様です。

私のことだが。

売上、ネット上の評判・批判、色々参考にして購入するのでしょうが、

パソコンは壊れる物。
中身は殆どナショナルブランド以外が作っている。

以上の2点を考え、後は自分の満足するものを購入するのみ、と言うのが自分の考え。

ドスパラのセルフ修理は便利かも。パソコンの自作や分解をやった事があれば、出来るでしょうから。まあ故障箇所の特定が難しいと思うのならやめた方が無難ですが…。修理を頼んだ時とどれくらいの差額になるのかも問題かな。自分はやりません、メンドイ…半分嘘です、バックアップとってれば後はメーカーに渡した方が安心と言うのが本音です。自分のウデを信用していないだけw

売上には最近はあまり貢献してないですね、自分は。

クレバリーは週末更新のセール狙いで、よく利用します。特にサイトにログインしておくと表示価格が切り替わる、会員限定のセール品がなかなか安くお勧めです

ドスパラは構成を変えてからサイトもやけに軽くなりましたし、ラインナップが豊富な割に細かく項目が分けられているため、商品を探しやすいですね。逆に細かく分かれ過ぎていて、特にパーツは初心者お断りの雰囲気もありますが。送料無料のボーダーが、10,000円から5,000円に下がることを希望しています

私もあんまり幅広く利用しているわけではないのであれですが、庶民Aさんも言っておられるパーツ購入先有名所を送料視点でざっと並べてみると

※BTOPC本体の購入は除くパーツ購入に関してのみ

パソコン工房他ユニットコム系 → どんだけ買おうと送料アリ
上海問屋 → 基本アリ、ただし小物はメール便OK
DOSPARA、PC DEPOT、murauchi → 10000円以上で無料
TSUKUMO → 5000円以上で無料(ポイント付与アリ)
Sofmap → 3000円以上で無料(ポイント付与アリ)
NTT-X → 送料有りと無しが混在(価格によるのでは無いっぽい?)
楽天 → 店による(無料~20000円以上くらい?)
Amazon → すべて無料(マーケットプレイスは除く)

ちゃんと最新情報を調べたわけではなくて過去の利用記憶をたどって・・・な、感じですので、間違いなどありましたら修正、他ショップの情報などもございましたら、みなさま追加コメにてフォローよろしくお願いいたします。

ほら、やっぱりお得情報はみんなで共有しておかないとだからw

車はメーカーの規模で選ばれる方多いですがPCはな~、という感じですね。安心感が有るのは否めませんが。
ドスパラやマウスは良いと思いますよ?安いし安いしあと安いし。えマザボ?電源?・・・いや安いんだよ?
富士通とNECやっぱり売れてるんだなー。いろいろ法人なんかは大人の事情があるんでしょうけどあんなに高いのに不思議だ・・・。

TakaQリストを脳内で追加。
私は年に数回しか見ないクレバリーですが、BTOのカスタマイズ内容、OS有りが基準になっていたり、かなり見易くなっていないでしょうか。

以前はOS無し、複雑なサイト構成、良く判らない価格設定な為、PC初心者はカスタマイズまで行けるのだろうかと思っていたものの、サイコムとドスパラの中間辺りのように見えます。例:CPUクーラーなどパーツ型番選べる+見易く部品選択が簡単

本文に書き忘れましたが、Amazonの送料無料が拡大しており、100円のコネクタ1個でも無料で送ってくれるため最近良く利用します。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。