2010年パソコン出荷台数より国内PC市場と今後の動向

2011年2月 7日

MM総研より2010年1月から12月までのPC出荷数が発表。

難しそうなタイトルですが私が書くため程度は知れています。各ニュースサイトではMM総研のプレスリリースをそのまんま、一部サイトはプラスアルファで流しておりますが、マイコミが良いグラフを作っていたので言及して参りましょう。

今回の記事は続編が有り、ノートパソコンの選び方や買い方の前座です。

2010年国内パソコン出荷概要(MM総研調べ)

途中経過として半年単位も過去に有りましたが、今回は2010年丸ごと1年。

2010年国内パソコン出荷概要(MM総研調べ)

出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ]

一目見て、前の発表と変わっていないな、と判る私は違う意味でパソコンマニアかも知れませんが、昨年やった試算では富士通が法人用としてNECよりプラス数千台出せば1位になりそうと書いた記憶が有りますが今回トップにはならず。

MM総研では数値化しないようにと有り、どの程度の差かは面積または角度から出せそうな気もしますがマイコミが出しております。

パソコン出荷数のグラフを数値化し比較

source:2010年国内PC市場-マイコミジャーナル

色が付いていないだけで右は今回発表のグラフと同様。

元の記事より要点を書き出すと。

  • 出荷台数で前年比17%増の1,527.1万台
  • 95年の統計開始以来、過去最高の出荷台数
  • 出荷金額はネットブックの出荷構成比が減少
  • 一体型デスクトップやA4ノートの構成比が上昇
  • 平均単価は8.9万円と前年並みに下げ止まり
  • 出荷金額の増加は2000年以来10年振り

MM総研の概要が上手過ぎて丸パクリ状態になっていますが、勝手に太字にした部分が見所でしょうか。

前年比17%増加や過去最高は Win7 vs Vista な1年の為

昨年は10月末までWindows7とVistaを比較するような推移になり上がって当然と思われ、深読みし過ぎまたは妄想に近くなりますが、過去最高数という辺りは2年前、2009年のWindowsがVistaだった反動も有るやも知れず。

メモリ(DDR3)が値下がりしまくった今ならVistaでも充分戦えそうですが、Windows7が出た直後に販売は消え失せ、現在でも売って良い物ですが見る事はございません。それほど7が良い(Vistaが悪かった)という。

ネットブック減少<ノートやモドキが上昇=iPadは?

この数値にタブレットPCが入っているか不明な為やはり妄想や勘になりますが、Appleのシェアが3.1から3.6%になっている数値から見るとiPadは入っていないと推測。

ノートが売れなくなる程に出ているらしく、価格は5万円前後と低価格なおもちゃ。これらを含めると安い物は数で勝負になる為、iPadが入っているならAppleの数値はもっと上がるはずと見ます。

iPadがネットブックを食っているというニュースが大量に出ましたが、ネットブックは元からXP目当てや安いからセカンド用として流行が終わり減少になったのみ。

タブレットPC調査ではパソコンの代用としては使えないという意見が圧倒的に多く、ニュースサイトは やり過ぎ。有名メーカーのノートやモドキ(一体型)は売れており、理由はパソコンやタブレットという物では無くWindowsが入っている端末を一般ユーザは購入したい為。

ネットブックは以前からASUSやAcer、その他小さいけれどBTOメーカーの取り扱い範囲で有り、どちらかと言えばマニア向けと考えるとタブレットPCを利用する属性とは競合していないと言えましょう。

出荷金額増加の要因はWindows7、単価維持はノートが売れたから

2010年は何が瞬発力になったかを箇条書くと。

  • Windows7が発売
  • 地デジ
  • 3D
  • インテル Core iシリーズ
  • ファイナル何とか14詐欺

この統計にBTOパソコンのようなセパレートPCが入っているかがこれまた不明ですが、新OSに併せてインテルもCore i入ってるモード。更に、誇大な地デジ騒ぎや早熟な3D機能を利用した販売も後押し。

何とかファンタジー14をやる為に性能の低いナショナルブランドPCを買う人間は居ないと思われ、この辺りは判りませんな。

その他、MM総研ではリーマンショックによる法人需要など深読みし過ぎなほど詳しく書かれている為、リンク先でどうぞ。

 

2010年と前年比でメーカーを適当に分析

推測では無く予想で要するに勘で有り私が良く外すやつですが、ハズレる前提で書いておくと。

DELLは2009から2010年ではシェア2割減少

マイコミでは前年と大差無いように書かれておりますが、DELLの12.5から10.2の減少は大きいでしょう。

全体の出荷台数は過去最高、前年比17%増と言うくらいなので他のメーカーがいつもより2割近く多く売ったとも取れますが、DELLはそこまで上がらず、他社程は売れていない事に。

DELLの売上8割は法人らしい為、NECや富士通、日本HPが頑張り、DELLは日本では弱かったのかも知れませんが、落ち続けて行くイメージが個人的に定着して参りました。

日本HPと0.5%差まで詰まっており、この調子で行くと2011年の途中経過で逆転しそうです。

レノボの売れ方が半端無いのかソニーと同等

さり気無く前回と同じ順のグラフになっていますが、レノボが大きく上がっておりソニーと同じく6.1%。前年と比較するのはおかしいけれど、レノボのシェアは2009年では4.5%の為1.35倍。

全体が15,271千台とするなら0.1%で15,271台。少数桁により誤差は大きくなりますが、単純計算でレノボジャパンは1年でおおよそ93万台くらい日本で出荷した事に。

レノボに平均単価を当てはめると高過ぎですが、1台89千円とすると約820億円。気になるので次で計算して見ます。

BTOパソコンは入っていない気がする件

BTOメーカーの試算、これまたおおよそですが過去の決算報告より。

  • ドスパラ・・300億円くらい(2009年) <グループ含む
  • ユニットコム・・411億円(2009年)
  • マウスコンピューター・・100億円以上※200億以上有りそう
  • フロンティア・・75億円(2008年)
  • クレバリー・・46億円(2007年)

マウスはユニットコムや液晶のiiyamaなど含めた連結の為、MCJ全体でしか判りませんが、知名度から考えるとユニットコム(PC工房、フェイス、TWOTOP、など)の1/3以上は余裕で有るだろうとして。

上記数社のみで900億円くらい行く計算になり、単価はナショナルブランドより格安になるため台数は上がります。しかし根拠が薄れ過ぎるため平均8.9万円とすると上記メーカーのみで約100万台のおおよそ6.5%。

残り2%の中にエプソンダイレクトやONKYOなどが入っているとは思えず、MM総研の統計が国内のパソコン出荷台数とは限らないと思われます。

 

2011年のPC出荷台数はどうなるか(まとめ)

私は業界とは無関係な為、どうなるも何も有りませんが、消費者+若干パソコン変態視点なら私でも可能。ここからは予想や勘で有り外れても知りません。

まだ2月ですが順を追って行くと。

  • 2月・・Intel6チップセットリコール、ナショナルブランド春モデル発表時期
  • 4月・・インテルのリコール機種が量産(新品)再開予定
  • 6月・・NECとLenovoの合弁会社が運営開始予定
  • 6~7月・・ナショナルブランド(有名メーカー)の夏モデル発表時期

2月に発表し販売間近となればノートPCは既に大量に製造している可能性が高く、それがリコールにより止められ4月まで売れなければ、夏モデル発表までの短期間に春モデルを売り切る事になりましょう。

苦しいのはノートまみれで法人比率が低いと思われる東芝。調子に乗って作り過ぎているとするなら、6月辺りからの在庫処分では相当の数が出る事に。

春モデル処分で値下げがひどくなれば他の製品も処分が競合し、夏モデル発売前にノート需要が多めに満たされる可能性。

インテルの再出荷の時期次第では有りますが、万一4月から更に遅くなりゴールデンウィークに近くなるなら、夏モデルが出ないかも知れませんが、それは考え過ぎでしょうな。

NECとLenovoの合弁は今年は無関係でしょう。何故、上に入れたのか自分でも良く解りません。

次回は新品ノートの買い方を初心者用に分り易く解説申し上げます。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>それほど7が良い(Vistaが悪かった)という
Microsoft的には黒歴史なんでしょうし、もうWindows7=Vista SP2ってことでいいと思うのですよ。
そう考えるとVistaもわるくないw

>ファイナル何とか14詐欺
>何とかファンタジー14をやる為に
ちょw、ぼかす気ないだろw

>レノボが大きく上がっておりソニーと同じく6.1%
関係ないかもしれんのですが、昨年から今年にかけてkakaku.comのノートPCカテゴリーのランキング上位がLenovo一色だった気がするのですよ。
売れていた理由は単純にスペックあたりの単価がやたら安いからだと思います。
スペックが読めて相場も知っており、メーカーには拘らないという人には良い選択肢だったのじゃないですかね。

>BTOパソコンは入っていない気がする件
入ってないでしょうね。どう考えてもドスパラやマウスが有ると無いとでは数に相当影響すると思うのですよ。
あの規模ですら統計に入っているのか微妙だとすれば、ましてやSycomに代表されるような小規模の数あるショップブランドはまず入っていないだろう的な。

>Intel6チップセットリコール
いやでもこれホントものすごく影響デカイw そして誰も得しないというw
Intelェ…

>それほど7が良い(Vistaが悪かった)という
出たタイミングが悪かっただけと思います。
7のタイミングでVistaが出ていれば評価は変わっていたかもしれません。
当時主流の
  シングルコアCPU+1GBメモリー+オンボードグラフィック
では7でもしんどかろうと思います。
>Intel6チップセットリコール
当方には全く関係ないです。
Bulldozer・・・・
前倒しで早く出せればチャンスなんですが、出す出す詐欺の遅れて当たり前AMDなんで期待薄かな。
しかし目玉が無くなって、ショップもつらいものがありますね。

>>ファイナル何とか14詐欺
( ^^) _旦~~HUITAwwwwwwwwwww

警告を出して、スパイウエァ-ソフトの詐欺かと勘違いしてしまった

あくまで国内ですから、例えiPadが入っても大してAppleの割合は増えなかったのでは?
例え販売台数が20万台でも1%強の増加ですし

>平均単価は8.9万円と前年並みに下げ止まり
当たり前ですけれど、コストパフォーマンスの高い価格帯が人気ですね。ネットブックの使いづらさに懲りた方が、もう少し高価で使いやすいPCを購入した(だろう)ことも少し影響があるかもしれませんが


ところでこの統計にPanasonicが入っていないのは陰謀ですか
まさか「その他」で一緒くた?

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。