CPUクーラーの人気や価格やメンテに関する調査結果

2018年9月27日

先日実施したアンケートの結果発表。

全10問の択一式で、全てCPUクーラーやファンについて回答してもらうというマニア寄りな質問であり、よくぞ皆さんついて来られたものだと感心しきり、ながらいつもより回答数はやや少なめ。

投票数420件、ご協力ありがとうございました。

CPUクーラーの人気や価格やメンテに関する調査結果

私の感想文が不要なら結果はこちらからどうぞ。 

CPUクーラーに関するアンケート
https://docs.google.com/forms/d/1xm5V9IzJ8QARr6QrPGJaea1VPBgD6qOhWggMEgKvreo/viewanalytics

回答者は当サイトの常連率が高く100%近いため、ITリテラシは世間一般よりかなり高めな点はご留意を。だいたいこのくらい。

  • 自作PC率・・・約6割
  • ゲーマー率・・・約6割
  • 40代以上率・・・約6割
  • 当サイト常連率・・・約10割

1.トップフローとサイドフローは半々

cpucooling-01-rype

トップとサイドフローが半々、きれいに分かれましたな。

数値表記のない簡易水冷は10.5%、極小ながら本格水冷とファンレスが各1%なので、10人中8人が空冷、内トップとサイドフローが各4人、1人が簡易水冷、100人中1人の割合で本格水冷とファンレスのPCが存在。

簡易水冷もラジエーターにファンは1~3個ある上にポンプもあるのだから静音とは限らず、用途は空冷では間に合わないレベルの高性能CPU向け。永久的にメンテナンスフリーなわけでもないし割高なので使う人を選ぶのでしょう。

2.価格は3~5千円前後が多め

cpucooling-02-price

最多は4人中1人の割合でBOX付属のリテールとなっております。

有料で多い価格帯は3千円、次に5千円、1万円以上と続いた後、8千円、2千円の順に多い。完成品PCとリテールを合わせると不明4割になるため、有料で別途CPUクーラーを買うとは限らない模様。

最近とはいえもう8年くらい前になるのか、Core iシリーズ登場以降はTDP低下によりインテルのリテールクーラーでも静音となり、安く高性能な空冷クーラーも色々出たので、クーラー周りいじる人は選択肢が増えましたな。

3.人気のクーラーファンは12cm

cpucooling-03-fsize

最多は120mmファンが多く3人中1人以上。

次いで90mmが11%、140mmが8%くらいとなっており、昔よりCPUクーラーのファンの直径は大きくなっている印象。簡易水冷はラジエーターファンの120mmが多く、稀に140mmかと推測。

4.今時のCPUクーラーは静音性高め

cpucooling-04-quietness

良い時代になりましたな。

多くの人がCPUクーラーのファンは静かだと感じており、気にならない程度と合わせると9割くらいの人が「うるさい」とは思われていないご様子。

これもCore iシリーズ辺りからだろうと思われ、それまではCore 2シリーズが爆熱、もっと前のPentium 4時代はPrescottが騒音性高く、PentiumやCeleronでもDが付くと凶悪な発熱を思い出した。

その辺りの年代のCPUはメーカーで現役の修理担当をしていたので良く存じております。TDP100W超え当たり前、アイドル時なのにCPUの温度80度とか行っていた時代。

5.グリス塗り替え頻度は数年に一度

cpucooling-05-grease1

最多は「塗り替えない」であり、気にしない人が4割近い。

次いで数年に一度が多く、意識して1年以内のペースで塗り替える率は2割満たず、まあそんなものなのでしょう。

私も今では掃除の都度塗り直したりはせず、余程汚れがひどいとか、クーラー交換するか、一式組み立て直す時くらい。今はファン取り払ったファンレス状態なので、ホコリがうっすら付く程度のほぼクリーニングレス仕様。

考え方としては「クーラー外した時に塗り直す」が多く、「グリス塗り直すために外す」は少ないのでしょう。

6.グリスの価格は千円前後が最多

cpucooling-06-grease

多い順に、1,000円>0円>2千円以上>=500円前後。

種類を推測すると、シルバー系>付属品>シルバーより高性能なやつ>=シリコン系、になるはず。

ちなみに私は300円くらいのシリコンを愛用しており、千円くらいしそうなクーラーに付属していたシルバーはもったいないので使っておらず、一生シルバーとは縁がなさそうな予感しかしない。 

7.CPUのファンは8割以上が光らない

cpucooling-07-led

見事に光りませんな。光る率は1色6.9%、2色以上3.6%、計10.5%。

しかし1割がCPUクーラーのファンが光るほどの割合ならば、ケースファンにするともっと多くなりそう。CPUファンのLEDは側板が透明でなければ無意味なためで、私のケースのファンはムダに真っ赤に光っております。好きでやっているわけではなく最初から、またはネタ的に。

電飾の意味では性能や機能とは関係ないものの、LEDの光によりホコリが見えやすいならばクリーニングの目安としてわかりやすそう。 

8.ヒートパイプ搭載率が過半数

cpucooling-08-hp

ヒートパイプ付率5割少々。

アンケート説明ページで画像を貼れば良かったと反省。 

dosv-heat-425

source:DOS/V POWER REPORT | Impress Japan

ヒートパイプはコアプレートとヒートシンクを接続し、フィン(ヒートシンクの羽部分)への熱伝導を促進する設計。

サイドフローとトップフロー半々かつ簡易水冷とリテールにヒートパイプは普通付いていないため、そう考えるとトップフローでもヒートパイプ付の空冷が結構あるという意味に。

ヒートパイプはサイドフロー用と思っていたけれど、価格コムの人気ランキング上位40を見るとトップフローでもヒートパイプある設計が多かった。

9.CPUクーラー冷却万全度7割以上

cpucooling-09-db

冷却性能は73.3%が納得されております。

夏場に力不足を感じるならば、私のように逆転の発想としてCPUをアンダークロックする手もアリかと。いや、無いか。

CPUクーラーは見た目や価格では実際の性能まではわからない点では、価格コムなどでのレビューは参考になりありがたいですな。

10.掃除頻度は半年~1年に一度

cpucooling-10-clean

ラスト、掃除頻度は半年~1年に一度が計5割くらい、次いで1年以上が2割くらい、3ヶ月に一度が1割ほど。 

自力でCPUクーラー掃除できない、完成品PCでメーカー修理できる環境ならば、不具合の症状を「騒音が大きくなりうるさい」として修理依頼してしまう手もございます。

注意点は、通常は送料が必要、梱包も普通は自力、無意味にデータ消されたり見積もり提示される可能性、という感じで考えると割に合わないと思ったので自力でのクリーニングを推奨。半年~1年に一度はした方がよろしいかと。

トップフローなら、羽を押さえて回らないようにしつつ、羽の隙間に掃除機の先端を押し当てて吸う。エアダスターの吹き出しではヒートシンク内部へホコリを押し込んでしまうし、掃除機のパワーにはかなわない。

サイドフローはファンの逆側からエアダスターで吹くか、ファン側をトップフローのように羽押さえつつ掃除機で。

クーラーの根本4つあるピンには触れないように。もし外れて取り付けできないなら、YouTubeでプッシュピンの押し方を学ぶか、自作慣れしている人を召喚しましょう。回して引かなければ普通は外れない。 


以上。この手の調査結果は発表日をスルーしてしまえども独自調査結果のページからリンクするので見逃した際はこちらからどうぞ

ご協力ありがとうございました。

今月のオススメBTOパソコン
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リンク用ソース

コメント(4)

>TDP低下によりインテルのリテールクーラーでも静音となり
AMDも同様です。
Ryzenになってインテル様並みになりました。
FXの時はクラマスのサイドフローを使ってましたが、R7に換えてからはリテールのトップフローで十分です。静かですしね。
今までのクーラーがリテンションへの引っ掛けだったんですが、今回はバックプレートへのビス止めに変わったのもポイントが高いです。
リテールクーラーの固定方法としては、インテル様のプッシュピンより良いと思いますよ。

>簡易水冷
10.5%はけっこう多いですね。街中で該当調査したら、ノートPC込みで0.5%くらいになりそう。

ちなみに一般的に言われる「空冷より簡易水冷は冷える」の理由は

1.気体より液体の方が熱を蓄えられるため、熱輸送には液体を用いる方が高効率
2.空冷は放熱部が熱源と隣接している。対して簡易水冷は放熱部を熱源から離すことができる。そのため冷却効率が良い

あたりが大きいようで。ソースはいろいろな簡易水冷に関する記事。本当かどうかは知らず。

>ファンのサイズ
CPUファンレスが1.4%で6人。さすが自作率6割のアンケートは違う。

>グリス塗り替え頻度
私は年に1回くらいですね。特に時期は定めておらず。気が向いたら塗り替え。しかし気になったグリスは買ってしまい盛大に余る。おかげで手元にはCPUクーラーに付属のグリスでさえ余らせている状況。

Core i5 4690 + リテールクーラー

X3: Terran Conflict
https://store.steampowered.com/app/2820/X3_Terran_Conflict/

これだとCPUファンの音はかなり五月蠅かったですね。
動画見たりネットサーフィンしてるだけの時は騒音は気になりませんでした。
その後リテールクーラーからHyper TX3 EVO(RR-TX3E-28PK-J1)に交換すると
かなり静かになりこのゲームを遊んでも気にならなくなりました。

言葉で表現するのは難しいのですが、唸るような音がしていたのがほとんど気にならなくなった。
という感じでしょうか。

また、昔からヘッドホンもスピーカーも使いますが、
密着度の高いヘッドホンで音量大き目にしてる人はCPUクーラーの音は気にならないかもしれませんし、
スピーカーのみの人はCPUファンの音は結構気になる率が高くなると思います。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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