XPからWindows 7や8へデータを移行する方法7つ

2013年6月14日

2014年4月9日にWindows XPがサポート終了。

それに備え新Windowsへ移行するPCユーザは私だけでは無く、中でも(自称)PC初心者の人もデータ移行をどうするか考えておられましょう。移行する方法を考えると7つひらめいたので紹介して参ります。

後半はやや難しい為、混乱したなら飛ばしましょう。

XPからWindows 7や8へデータを移行する方法7つ

以下、見出しのカッコ内は、費用、容易さ、お勧め度、を、良い=A~悪い=D、とし私の主観でランク付けしております。環境や性能、作業する人の違いにより必ずそうとは限らないので鵜呑みせず。

データ転送(移行)速度が「遅い」と思う順で参ります。

1.USBでPC同士を直接繋ぐ(費D:易A:勧B)

ASCIIの紹介か広告か知らないけれど、パソコンを直結するアダプタ。

uc-tv3.jpg

source:ASCII.jp:XPから7/8へのデータ移行は確実な有線ケーブルで

何がどう確実なのか知らないけれど、容易さで言えばマニュアルが有り、専用ソフトでの移行が簡単でしょう。

ドラッグして、7/8上にドロップするだけでデータの移行が完了する。

接続以外に視覚的に分り易くPC初心者向けと言えそう。しかしXPからWindowsを使っているPCユーザが初心者かは疑問。

問題はこの後で

USB2.0に準拠しているため、大容量のデータでも移行がスムーズだという。

ASCIIの記事内では控えめな表現になっているけれど、エレコムでは

高速データ転送が可能なUSB2.0に準拠し、大容量のデータをコピーする場合でもストレスなく移行可能です。

USB2.0の理論値は480Mbps。過去に私が見た実測は最速でも約50MB/s(1秒間50MB)で、確か海外で速度を競っていたサイトの数値。

実際には出て20MB/sが良い所と思われ、2013年現在では決して高速とは言えず、エレコムの説明はおかしい。

GB単位の転送はかなりストレスになるはずなので、寝る前に放置して朝正常に終わっていたならラッキーくらいに考えた方がよろしいかと。

しかし何故USB3.0にしなかったか。考えて見るとXPは2002年発売で2010年に販売終了。2010年でさえUSB3.0対応のマザーボードは少なかったと思われ、コストダウンのために2.0にしたのでしょうな。

高額、低速、しかし簡単。データが少ないなら良いかも知れないけれど、それならUSBメモリで移せば良いと思う。

2.HDDを取り外しUSB外付(費C:易C:勧B)

上海問屋に全部入りが有ったので参考まで。

sata-ide-usb30-donya.jpg

source:http://www.donya.jp/item/23034.html

特長は見ての通りUSB3.0に対応しており、移行先のPCがWindows 8なら余程の安物PCで無ければ最近はUSB3.0は標準で付いておりましょう。

問題はXP側で、HDD(ハードディスク~)がSATAIDE接続の違い。このアダプタなら両対応しておりどちらでも接続出来るけれど、5年以上前のPCなら古い接続方式(IDE)かも知れない為、一度HDDを取り出し確認が必要。

01-x58-extreme3-sata2.jpg

source:SMARTエラー検出のハードディスクからデータをコピー - BTOパソコン.jp

上の写真はマザーボード側なもののHDD側と形状は同じ。左の小さい6個がSATA、右の横長1つがIDE用のコネクタ。ピンが沢山付いているならIDE。

話を戻すと、画像の商品は約4千円+送料と高いけれど、SATAかIDEいずれかなら2千円以下。但しIDEは移行すると用無しになる可能性が高く、ケースが無い為にSATAでも丸出しが気に入らないなら移行専用になってしまう。

また、普通の人はHDDの取り出しとかやった事が無いと思われ、古いノートPCやネットブックは本格的な分解が必要になるなどで難しいかも知れない。 

3.LAN経由でデータ転送(費C:易A:勧D)

私の環境で言っている為3番目に低速としておりますが、無線LAN接続ならやめた方が良いと思うくらい低速なはず。

私の環境とは、メインPC(1Gbps対応)--LANケーブル(1Gbps対応)--ハブ(1Gbps対応)、このようになっている為、ハブに1Gbps対応のLANケーブル、そして1Gbps対応マザーボードのPCを接続すると最大1G(1000M)bpsとなり理論上はなかなか高速。

06-lsw3-gt-5ep-led.jpg

source:ギガ対応ハブ「LSW3-GT-5EP」で転送速度を比較 - BTOパソコン.jp

データ転送時は読み書きすると低速な書込側に合わせられる為、実測は出て300Mbps前後がいいところ。40MB/s出るかどうかなので、USB2.0の実測より速い程度かと。

利点は容易さで、LANケーブルを接続しネットワークに参加するだけ。後は必要なフォルダを共有に設定しコピー。

コピーはWindows標準の機能では無く、「高速コピー」などで検索しフリーソフトを探しましょう。ちなみに私が普段使っているコピーや移動用のフリーソフトはTeraCopy。大量のデータコピーならもっと速い国産フリーソフトが有るかも知れない。

無線LANは、規格値に惑わされず実際の速度を確認しましょう。最大48Mbpsとか300Mbpsとか表記されていても、実際には20Mbps行っていないとか一桁など超低速が現実。

4.クロスケーブル接続(費C:易B:勧D)

10年くらい前にやっただけなので、現在のようなギガLAN(1000BASE)対応のマザーでどうなるか判らないけれど、方法の一つとして。 

cross-cable-buffalo.gif

source:Q&A ストレートケーブルとクロスケーブルを見分ける方法

クロスケーブルとはパソコン同士を直接繋ぐ線で、画像のように配線の一部が入れ替わっている物。

XP側のPCと移行先PCがギガビットイーサネット対応なら理論上は1Gbps(125MB/s)になるけれど、実際にはハブ経由ほどでは無いとしても落ちるでしょうな。

利点は最初に出たUSBで直結する方法よりケーブル代が安く、1mなら400円くらい。これをやるならPC(マザーボード)側2台が1Gbps対応しているかを確認し、クロスケーブルはCAT5e以上(今なら6や7含む)を。CAT5以下は今や低速。

設定はマイクロソフト様の御公式ページが慈悲深いと思う。

クロス ケーブルを使用して、2 台のコンピュータを接続する
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-vista/connect-two-computers-using-a-crossover-cable

5.SATA接続で内蔵する(費D:易D:勧D)

デスクトップPCなら100円くらいのSATAケーブルを購入し、電源とSATAを接続するだけなので、費B:易B:勧A くらい。

haf912-adv-front-hdd.jpg

source:パソコンの組立と分解の手順を初心者用に解説(後編) - BTOパソコン.jp

問題はノートで、最近時々見かける2ストレージ(SSDやHDDが2台内蔵出来る)仕様のノートなら良いけれど普通内蔵は1つ。

どうしても内蔵し高速な転送をしたいなら、光学ドライブを分解して抜きHDDを内蔵する手が無くもございません。

DN-69810-05-hdd-set.jpg

source:ノートにHDDを増設するアダプタの評価を口コミ拡散 - BTOパソコン.jp

アダプタは3千円くらいで上海問屋やサンコーレアモノショップで販売しているはず。出ては消えるようなので現在は不明。

光学ドライブの厚みやHDD側がSATAかIDEかの違いも有る為、ノートをサクッと分解してしまう人用でしょうな。

アダプタ代が掛かる上に知識が必要。しかし内蔵出来てしまうと100MB/s前後、IDE接続の劣化したHDDでも50MB/sくらいは出るでしょう。

6.パーティション分割(費A:易D:勧D)

ここからはデータをコピーせず移行する方法で、移行先のWindows(7や8)をインストールする所から。メーカー製PCやWindowsでは厳しいかも知れない。

また、パーティション操作は意味が判らないならデータが消える可能性が有るのでご注意有れ。

パーティション操作はこちらのフリーソフトが優秀。私も使っております。

partition-wizard-forest.jpg

source:MiniTool Partition Wizard - 窓の杜ライブラリ

空き領域を縮め新しいパーティションを作成。またはそのまんま空き領域とし、そこへ新Windowsをインストール。 XPと新Windowsとのデュアルブートにしてもよろしいかと。

データはHDDに残っており、データ移行というよりそこへ新Windowsを突っ込むという形。但し当然ながらHDDは古く、劣化しているなら故障の可能性や速度が低下しているかも知れない。

PCに関する知識が有れば簡単で金の掛からない方法。但し良く分からないなら難易度は高いかと。

7.OSをアップグレード(費A:易C:勧C)

Windows XPを7や8へアップグレードするだけ。アップグレード版Windowsなら安く、8が1200円で叩き売られていた時に購入していたなら激安。

データを残してアップグレードインストールするとデータを移動する必要無し。しかし、個人的には古いWindowsが残っているという気持ち悪さからアップグレードはやった事がございません。

また、古いPCをそのまま使い続ける事になる上、XPパソコンがメーカー製ならアップグレードは改造になるので非推奨。

 

随時バックアップで移行の手間は無くなる(まとめ)

最も良いと思う移行方法は日頃からデータをバックアップしておく事で、ノートならPC内に保存しているデータを常に外(USB外付けやネットワークドライブ)へバックアップ。

デスクトップなら内蔵HDDなどへ移しておけば、そのストレージを新PCへ取り付けるだけでとりあえず移行は完了。データを新PCへコピーすればバックアップも完了。

データの移行は、簡単なら低速で高額、高速なら安く済む事も多いけれど難易度が上昇。どれが良いとは言えず、自分に合うと判断した方法でやるしかございません。

なお、メーカー製PC(OEMやDSP版Windows)は、HDD内にリカバリ領域が有りパーティション操作は危険とか、再インストールは全部データが消えるなど融通が効かない事も有るので、良く分からない場合は素直にコピーでのデータ移行をお勧め。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。