インターネット回線やLANの高速化に意味はあるか

2017年3月24日

インターネット(以下、WAN)とLANについて。

WANはワイド・エリア・ネットワーク。LANはローカル・エリア・ネットワークで主に室内のネットワーク。無線含め、これらが最近やたらと高速化されて来ているけれど意味はあるのだろうかという話。

適当に考えて参ります。

WANは最高2Gbps、LANは10Gbpsの時代へ

光回線で最大2Gbps登場。

SWIFT 

source:ASCII.jp:国内最速、下り2Gbpsを実現した光回線サービス開始

実験的には東京と神奈川辺りの一部で10Gbpsの光もあるらしいけれど、こちらはもう少し範囲が広めで関東の大半というか群馬以外の関東地方が対象。

au光が上下最大1Gbpsを提供しているその2倍、但し下り2Gでも上りは1Gなので同じ。同じといえばSo-net系のNURO(ニューロ)光がほぼ同じ条件なのでそのOEM、再販のような感じか。

普通の光は100Mとするなら1~2Gは充分速い、規格上では。

LANは10Gbps対応、CAT7Aなるケーブルが発売。

sanwa-cat7a

source:10GBASE-Tに対応するCAT7AのLANケーブル -INTERNET Watch

価格コムを見て来ると、5mで4千円くらいなので中々の割高感。Aの付いたカテゴリ7は初眼でありWikipediaより。

カテゴリー7A (Augmented Category 7) は、単一の線でCATV (862MHz) を含む様々な用途で使用できるよう、上限周波数を1000MHzまで引き上げた規格である。

source:カテゴリー7ケーブル - Wikipedia

良く解らないけれど6とか7の上位互換なのでしょう。

私がLANで使用しているケーブルは5eで最大1Gbpsなので10倍くらいの速度、になるかといえば、あくまで最大なのであり環境や接続する機器により低下するという、上限表記なので実測次第。

 

現実的な最大と実測による転送速度

カッコ内は左が実測上下おおよそ、右は最大で下り基準。以下、実測遅い順にて、私の環境や端末では、の話。

3G LTE対応SIMカード(5~20Mbps/225Mbps)

DMMのドコモSIMカード

source:DMM mobile回線で3G実測やテザリングを勝手に評価 - BTOパソコン.jp

基地局との距離などに影響されてしまうモバイル回線が最も遅い。

宣伝では最大3桁Mbps、4Gになると更に速いと言われるものの、基地局以外に混雑する時間帯でも固定の光回線より影響されやすい。特に私の所有SIMはドコモの卸した格安SIMなのでドコモ純正より低速化しやすいのだと思う。

SIMカードの種類以外に端末やOSにより速度差があるらしく、対応しているスピードも様々なので、スマホやタブレット用にSIM契約する際は仕様や個人のレビューを良く見ましょう。 

IEEE802.11b/g/n(20~45Mbps/75Mbps)

最近のノートPCやスマホ、タブレットで内蔵される事の多い無線LANの規格。

n対応なので本当は2本まとめてで最大150Mbpsなのだけれども、事情があり1本にしており、実測では75Mどころでは無く速度低め。

これは安物のノートPCで計測した実測であり、iPod touchはもう少し速く、同じノートでもインテルの無線LANカードへ差し替えると最大付近までスピードアップするので一概に遅いとは言い切れない。 

100BASE対応ノートPC(50~65Mbps/100Mbps)

lesance-s3538-2012-12.jpg

source:パソコン工房でレサンセの約3万円ノート購入 - BTOパソコン.jp

上でも書いた安物のノートがこれで、有線LAN端子が100BASEまでしか対応していないので100以上は出るわけが無し。

しかし減衰率とか何なのか知らないけれど、無線よりは安定して速度高めを維持可能な上、次で出るWANの速度とそう変わらないので、100Mの実測半分程度でも有線LANの方が無線よりラグ(遅延)とか電子レンジの影響など無いので安心。 

100M対応光回線(60~75Mbps/100Mbps)

もはや「昔ながら」と言って良さそうなADSLの次の光回線で、私の環境は昔ながらの100メガを利用。

但しベストエフォート、品質保証なし、簡単かつ具体的に言えば、最大100Mbpsだけれども下は何ら保証は無いというADSLと同じ状態ながら混雑時含め60Mは出ている感じ。

ADSLの4M、8M、12M・・・40Mなどで微妙に値上がりするけれど、居住地により4Mでも40Mでも実は3Mしか出ていなかったとか懐かしすぎる。光回線も同じベストエフォートがややクソ。 

1000BASE-T対応ハブ(300~400Mbps/1000Mbps)

ハブとは有線LANのタコ足のようなアダプタで、私が所有しているタコ足は1つのLAN端子が6~8個くらいになるやつ。

どうやらこいつのせいで速度がやや低下しているらしく、メインPCなど1000BASE-T対応の機器でもタコ足ハブを入れる事で半分くらいまで速度低下。

また、CAT5eという種類のLANケーブル、その長さも速度に関わっていそう。

1000BASE-T対応デスクトップPC&NAS(700Mbps前後/1000Mbps)

バッファロー、リンクステーションの箱

source:LinkStation (LS-WXL/R1)のレビュー・評判と口コミ - BTOパソコン.jp

ハブの仲介が無ければ、デスクトップPCのマザーボードからNASへ直で接続したなら1000BASE-Tで700Mくらいは出る。LANケーブル2mでの速度。

これが私の使用環境での最速な転送速度。 

おまけ:1Gbps超えの機器を所有していない

有線ならば10Gbps対応のマザーボード、ケーブル、ハブ、揃ってはいるもののいずれも高価で、マザーは5万とか、ケーブルはCAT5~6の3~4倍の価格、ハブが業務用で10万円くらいはさすがに買う気が起こらない。

無線もIEEE802.11「ac」対応ならば、短距離なら「最大」1Gbps超え製品もあるけれど、親機も端末も持っていないので不明。こちらは手頃な価格にはなって来ているけれど、なぜ導入しないかを次で。

 

WANやLANの高速化に意味はあるか?

ここまでに書いた通り、規格上で最大何ギガやメガbpsであろうとそれはあくまで「最大」であり、実際にはそこまで出ないし出せない、が現実。

自動車のスピードメーターが最大300km/h、リミッターが効いて本当に300km/h出るとしても、日本で公道を走行するならば表向き100km/hまで、ローカルをレース場とするなら超えるとしても常時300km/hで走るわけでもない感じ。

逆に考えると、WANが2GbpsだとかLANで10Gbps出る必要性があるのだろうかという疑問も。

WANの場合、通販とか2chまとめや当サイト、動画をストリーミングするならば下り10Mbpsあれば良いだろうし、Facebookへくだらない写真を沢山アップロードするにしても上り5Mbpsくらいでも支障無さそう。

LANは、頻繁にサーバーとデータ転送しまくるならまだしも、私のように自動バックアップ用にしているならば速度は割とどうでも良く、WANを超えるほどの転送速度は多くの人が今のところ用途が無いかと。

大した事に使わないなら、高性能CPUや超高速SSDを利用する意味が無い、言い換えると体感差が不明なように、100Mbpsを超える速度は普通要らないのでは?と疑い始めております。

大は小を兼ねるは結構、しかしそれは価格が同程度ならばであり、価格差が大きく体感差が皆無な速さに意味は無いと思う。

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コメント(4)

今実際に光の1G使ってますが、あんまり恩恵は感じないですね。
ラディッシュあたりで速度を測って実感するぐらいです。
100Mでも安定際していれば不満もないと思うし、実際に事務所のADSL
(実測12Mぐらい)でも問題はありません。
宅内Lanでもギガが必要な人は殆ど居ないでしょう。
家庭内のDLNAなら実質10Mでも問題無いぐらいですしね。

CPUが頭打ちの今
回線速度がムーアなのか?!

Wimaxの延命療法に耐えられなくなり光にした結果
「やっぱシューティングやらないと実感ないよねぇ~っ!」

という解に辿り着く。(実家はまだWimax→もう戻れない現実を突きつけられる

いま使っている回線の遅さが、契約プランに依るのか、ルータやハブ等の機器に依るのか、PCの性能に依るのかなど、原因を特定しないまま高速なプランに乗り換えるだけでは、払う金額に見合った速度が得られるとは思えず。


>最近やたらと高速化されて来ているけれど意味はあるのだろうか
CPUやGPUの高性能化しかり、必要な人には必要、不要な人には不要、でしょうね。高速化で誰もがあまねく恩恵を受ける訳では無い訳で。個人的には1Gbpsも要らないので、250Mbpsを最高速度とし、料金も75%オフになって欲しい限り。

>混雑時含め60Mは出ている感じ。
1ギガ契約で10Mbps前後しか出ない方もいますから、かなり良い状態ですね。100メガ契約だと20Mbpsも出れば良い方です。とはいえ、ネット閲覧の快適さは接続した側の環境に大きく依存しますから、訪問したサイトが貧弱なサーバを利用していたり、回線が細かったりすると、いくらコチラの環境が良くても無意味ですが。

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